袁春望が瓔珞への恨みから皇后の味方につきました。乳母・温淑夫人の文を利用して乾隆帝と皇太后の親子関係まで壊そうとします。皇太后への疑いを深めた乾隆帝ですが、瓔珞や慶貴人の助けで真相を知って母に謝罪することになりました。
ところが皇太后は紫禁城へ戻らず瓔珞を連れて円明園へ。そこで3年を過ごした瓔珞がようやく帰宮を決意するきっかけになったのが、新たな寵妃・沈璧の存在でした。
瓔珞 56~59話の内容
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56話
袁春望が皇后側につき、温淑夫人の文によって乾隆帝の生母が銭氏だったという疑惑が生まれます。
57話
皇后が乾隆帝の疑念を利用しますが、瓔珞と慶貴人の働きで銭氏の死の事情が判明し、乾隆帝は皇太后に謝罪します。
58話
瓔珞は皇太后と円明園で三年を過ごした後、沈璧が乾隆帝の寵愛を受けていると知って紫禁城へ戻ります。
59話
瓔珞は乾隆帝に避妊薬を飲んでいた理由を明かし、沈璧への嫉妬を見せながらも皇后による沈璧排除を阻止します。
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瓔珞 56話 乳母の文
袁春望が皇后の味方になる
瓔珞は承乾宮を訪れ、袁春望に自分を裏切った理由を問いただします。
袁春望は、円明園で一緒に暮らすという約束を瓔珞に破られたことを恨み、その復讐のためだったと認めました。さらに皇后からは、呉書来に代わる地位を与えると約束されていました。
乾隆帝が延禧宮を訪れなくなって、すでに二カ月。寵愛を受けるようになった舒嬪は、内務府へ向かう明玉を見つけると侮辱し、侍女にわざと転ばせます。そのうえ、明玉の頬まで傷つけました。
そこへ海蘭察が現れ、明玉を助けます。海蘭察は乾隆帝に延禧宮の苦しい状況を訴えますが、後宮のことに口を出したとして、一年間の減俸を命じられてしまいました。
瓔珞が血書で皇太后の支持を得る
明玉が傷つけられたと知った瓔珞は、皇太后のために自分の血で『華厳経』を書くことを決めます。そして、八十巻すべてを書き上げると約束しました。
その覚悟を見た皇太后は瓔珞を高く評価します。一方、高価な紙を使って写経していた舒嬪にはぜいたくが過ぎると注意するのでした。
皇太后もまた、皇后の権限が大きくなりすぎていることを警戒していました。そのため、皇后をけん制する意味でも瓔珞を支えることにします。
乳母の文が乾隆帝に届く
そのころ袁春望は失脚した呉書来から乾隆帝の乳母・温淑夫人が残した文を手に入れていました。皇后はその文を弘昼の母の遺品に紛れ込ませ、弘昼の手から乾隆帝へ渡るよう仕向けます。
そこに書かれていたのは乾隆帝の生母は嘉興の銭氏だったという衝撃的な内容でした。
乾隆帝は皇族の記録を調べたうえで、皇太后本人に自分の出生について問いただします。追及された皇太后は銭氏が乾隆帝を産み、自分が幼い弘暦を引き取って育てたのだと明かすのでした。
乾隆帝の本当の生母は銭氏だった?
第56話では温淑夫人の文によって、乾隆帝の生母は漢人の銭氏だったという疑惑が生まれます。劇中の皇太后も最終的には銭氏が乾隆帝を産んだと話しています。
でも銭氏が生母というのは事実ではありません。『清史稿』は孝聖憲皇后を鈕祜禄氏・凌柱の娘と書いていますし、2016年に『清史研究』へ掲載された杜家驥の研究でも、乾隆帝の生母を漢人の銭氏とする説は否定されています。雍正期の一部文書に「銭氏」と読める文書があるとされますが、鈕祜禄氏の姓を書き間違えた可能性が高いとされています。なので銭氏が生母で鈕祜禄氏が皇子を引き取ったというのは史実どおりとはいえません。
瓔珞 57話 新たな友情
皇后が乾隆帝に皇太后を疑わせる
乾隆帝は皇太后から生母とされる銭氏が弘暦を産んだ後に自分へ託したと聞かされました。
しかし温淑夫人の遺書には皇太后が銭氏を殺した書かれていて乾隆帝は納得できません。相談を受けた皇后は皇太后が銭氏から子を奪った可能性をちらつかせました。乾隆帝は銭氏の兄・銭正源を呼びますが、皇后は銭正源を事故に見せかけて殺害。皇太后への疑いはさらに強まりました。
瓔珞と慶貴人が皇太后を助ける
皇后は病床の皇太后を訪ねて自分の父を死なせた恨みをぶつけます。皇太后は発作を起こして瓔珞は葉天士に薬を用意させます。そこへ慶貴人が皇太后のための処方箋を持参します。慶貴人は父が納蘭家の配下なので舒嬪に従っているものの、自分なりに皇太后を助けようとしていました。瓔珞は慶貴人と協力することにします。
乾隆帝が皇太后に謝罪する
瓔珞は慶貴人から乾隆帝へ銭氏の過去を伝えさせました。さらに元侍衛の王天一が銭氏は雍正帝を助けたため雍正帝から死を命じられたと証言しました。皇太后が子を奪うために殺したわけではなかったと知った乾隆帝は円明園へ向かう皇太后を追いかけて謝罪します。それでも皇太后は皇宮へ戻らず、瓔珞を伴って円明園へ向かうのでした。
なぜドラマの乾隆帝は生母が漢人の話が多いの?
『瓔珞』では乾隆帝の生母は鈕祜禄氏ではなく銭氏でした。『如懿伝』では生母は李金桂でしたよね。いずれも乾隆帝は満洲人ではなく漢人女性から生まれたというのが中国ドラマでは人気です。もちろん史実では乾隆帝の母は孝聖憲皇后・鈕祜禄氏です。
それでもドラマで漢人の生母がよく登場するのは、乾隆帝には昔から出生をめぐる伝説が多いのです。銭氏説のほか、熱河の漢人女性説、さらに海寧の陳家の男児と雍正帝の娘を取り替えたという説までありました。こうした話は清の末期から民国時代にかけて広まりました。
もともと伝説があるのでドラマでも使いやすいというのはありますが。なぜそんな伝説が多いのかと言うと。乾隆帝は清朝の最盛期の皇帝ですし。中国歴代皇帝でもトップクラスの業績をもっています。そんな凄い皇帝が征服民族の満洲人というのは、漢人にとっては面白くありません。乾隆帝自信も漢人文化が非常に好きな皇帝でした。
そのためあの皇帝が漢人だったらいいなという願望が昔からありましたし。そういう皇室のスキャンダルは庶民にとっても面白かったのです。
詳しくはこちらの記事を覧ください。
瓔珞 58話 長すぎた骨休め
皇太后と瓔珞が円明園で3年暮らす
皇太后の中風は皇后を油断させて紫禁城を離れるための芝居でした。瓔珞も皇太后に同行して円明園へ移り、皇太后の代筆として毎月乾隆帝へ手紙を送ります。
やがて乾隆帝から返事が届くようになりますが、やがて返事が途絶えました。
瓔珞は皇太后から帰宮を勧められても帰らずに3年が過ぎました。その間に皇后は二人の皇子を産んでいました。
沈璧が入宮
戦地から帰還した傅恒が円明園を訪れました。瓔珞は爾晴を死なせた件を責められるのかと思いましたが、傅恒は新しい寵妃の情報を盛ってきました。沈璧と側室が乾隆帝から寵愛されているというのです。沈璧が現れた時期と乾隆帝からの返事が途絶えた時期が一致すると知って瓔珞はようやく紫禁城へ帰ることにします。
沈璧を見た瓔珞が皇后と手を組む
帰宮した瓔珞に皇后は順嬪 沈璧へ対抗するため協力しようと持ちかけます。瓔珞はいったん断りますが乾隆帝と一緒にいる沈璧を実際に見ると考えを変更。沈璧の美しさと人から好かれそうな姿を見て、自分の顔とは大違いだと明玉にこぼします。明玉はその反応から瓔珞が乾隆帝を本当に好きになったのではないかと指摘するのでした。
順嬪は実在する?
第58話から登場した沈璧は瓔珞がいない間に、あっというまに乾隆帝の心をつかみました。
沈璧には順嬪の称号が与えられます。乾隆帝の後宮には実際に順嬪の称号を持った女性がいました。順嬪 鈕祜禄氏は総督・愛必達の娘で最初は貴人となり、乾隆33年に順嬪、乾隆41年に順妃に昇進しました。
ドラマの沈璧も湖広総督・愛必達の娘で、出生は史実の順嬪に近い設定にしています。でも乾隆帝を虜にする側室やこの後、彼女が起こす事件を考えると沈璧のモデルは他にもいそうです。
瓔珞 59話 妖魔か転生の公主か
避妊薬を飲んだ理由を乾隆帝に話す
延禧宮を訪れた乾隆帝は瓔珞が血で写経して体調を崩していると知ります。瓔珞は皇太后との約束だから続けると答え、さらに皇帝が宿泊せず帰れば後宮での立場を失うと訴えました。乾隆帝は一夜を過ごすことにします。瓔珞は3年前に避妊薬を飲んだのは、母が出産で亡くなったため自分も妊娠を不安に思っていたからだと告白。乾隆帝は事情を受け入れますが。翌朝には順嬪・沈璧のいる麗景軒へ行っていました。
乾隆帝が作った玉佩に瓔珞が嫉妬
皇后と妃嬪たちは乾隆帝の寵愛を独占する沈璧を排除するため協力することになりました。瓔珞も表面上は加わりました。一方、乾隆帝から沈璧の教育を任された瓔珞は、延禧宮で宮中の礼儀を教えます。そこで沈璧が乾隆帝自ら彫った玉佩を持っていると知って不機嫌になって帰らせました。
瓔珞が沈璧を和安公主の転生に見せる
皇后は皇太后が愛した和安公主の法要を利用して沈璧を処罰させようとします。法要で異変が起こると皇太后は沈璧を捕らえようとしますが、瓔珞は殺害にまでつながる方法には賛成できません。
3年間皇太后と暮らして知った和安公主の話を利用し、沈璧に公主と同じ印を付けて生まれ変わりだと思わせます。皇太后は沈璧を保護し、皇后の企ては失敗。皇后は瓔珞の行動を裏切りと受け取りました。
主な登場人物
- 魏瓔珞:乾隆帝の側室・令妃
明玉への仕打ちに対抗するため皇太后の後ろ盾を得ます。その後は皇太后と円明園で三年間暮らしますが、沈璧の入宮を知って帰宮。沈璧が乾隆帝から贈られた玉佩を持っていると知り、自分でも隠しきれない嫉妬を見せます。 - 乾隆帝:清の第6代皇帝
温淑夫人の文から自分の生母が銭氏だったと知り、皇太后への疑いを強めます。しかし銭氏の死の事情を知って皇太后に謝罪。その後、入宮した沈璧を寵愛し、自ら玉佩まで作って贈ります。 - 皇太后:乾隆帝の母
銭氏が弘暦を産み、自分が引き取ったと乾隆帝に明かします。乾隆帝から疑われた後は紫禁城を離れて円明園へ移り、瓔珞をそばに置いて三年間暮らします。 - 皇后:乾隆帝の正室・
袁春望を味方に加え、温淑夫人の文を利用して乾隆帝と皇太后の間に疑念を生じさせます。沈璧の入宮後は瓔珞にも協力を求めますが、沈璧を陥れようとしたところを瓔珞に阻まれます。 - 袁春望:皇后に仕える太監
瓔珞が円明園で一緒に暮らす約束を破ったことを恨み、復讐のため皇后に従います。失脚した呉書来から温淑夫人の文を手に入れ、皇后による乾隆帝の出生疑惑に利用されます。 - 明玉:瓔珞に仕える侍女
舒嬪から侮辱され、顔に傷を負わされます。瓔珞が乾隆帝の作った玉佩を見て機嫌を悪くしたことから、瓔珞が乾隆帝を本当に好きになったのではないかと気づきます。 - 沈璧:湖広総督・愛必達の娘、乾隆帝の順嬪
入宮すると乾隆帝から強く寵愛されます。瓔珞に宮中の作法を教わりますが、乾隆帝手作りの玉佩を持っていたことで瓔珞の嫉妬を誘います。皇后に狙われた際には、瓔珞によって和安公主の生まれ変わりと思わせる形で助けられます。 - 傅恒:乾隆帝の重臣
戦地から戻って円明園を訪れ、瓔珞に沈璧が新たな寵妃になったことを知らせます。この知らせが瓔珞の帰宮を決めるきっかけになります。
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- 前回までのあらすじ
瓔珞 52話・53話・54話・55話 爾晴の最後 - 登場人物とキャストの紹介。
瓔珞(エイラク) キャスト・登場人物紹介 - 1話から最終話までをまとめてみたいときはこちら。
瓔珞 あらすじ ネタバレ一覧

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