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瓔珞 60話・61話・62話・63話 明玉の死と順嬪の正体

瓔珞 第60話~第63話では、順嬪は親しげに瓔珞へ近づきながら、皇太后や乾隆帝に嘘を吹き込み、ついには傅恒との駆け落ちまで勧めました。しかし、瓔珞と傅恒は順嬪の企みに気づいていて順嬪の計画は失敗します。

それにしても、明玉があんなに悲しい最期を迎えるとは思いませんでした。海蘭察を傷つけまいと結婚を断ったのに、結局は海蘭察を悲しませることになってしまいましたね。

 

瓔珞 60~63話の内容

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60話 
瓔珞は順嬪を救いますが、順嬪は乾隆帝の寵愛を利用して瓔珞に近づき、明玉の結婚にも口を出します。

61話 
明玉は銀針による苦痛を抱え、花嫁衣裳を着たまま自害。順嬪は瓔珞と傅恒が会うように仕向け、乾隆帝の嫉妬を誘います。

62話 
明玉の死を問いただした瓔珞は順嬪を傷つけたと疑われ、延禧宮で謹慎となり、袁春望から食事や水を制限されます。

63話 
順嬪は瓔珞と傅恒を駆け落ちの罠にはめますが失敗し、夫と子供を残して入宮させられた過去と傅恒への恨みが明らかになります。

 

他のエピソードを見たい方は
瓔珞 あらすじ ネタバレ一覧をご覧ください。

ネタバレ要素もあるのでご注意下さい

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瓔珞 60話 二人を救った嘘

順嬪の告白と皇后への反論

順嬪は乾隆帝に、法要で処罰を免れたのは瓔珞のおかげだと話します。さらに、乾隆帝が自分を寵愛して瓔珞の気持ちを試していると指摘し、協力を申し出ました。一方、皇后に救出を責められた瓔珞は、順嬪を死なせるのは行きすぎだと反論。皇太后が順嬪を殺せば、乾隆帝の怒りが自分に向けられることも承知していました。

皇太后を納得させた公主の思い出

皇后は寺の住職を利用し、順嬪が和安公主の生まれ変わりだという話に疑いを抱かせます。皇太后は二人を呼んで問いただしますが、順嬪は乾隆帝から教わった公主の思い出を語り、疑いを解きました。瓔珞も助かったものの、乾隆帝が順嬪を大切にしていると受け取ります。

明玉の縁談拒否と順嬪の接近

瓔珞は、奉公を終える明玉と海蘭察の婚礼を準備します。海蘭察の求婚を喜んで受け入れた明玉でしたが、体内に残る銀針による胸の痛みが悪化。海蘭察に自分の死を見届けさせたくないと考え、瓔珞には病状を隠して結婚を断ります。
事情を知った順嬪は、皇帝にも報告した縁談を断れば海蘭察が面目を失うと告げました。その夜、順嬪は瓔珞の寝床を訪ね、自分たちは友になれると話します。しかし瓔珞が明玉を頼りにしていると答えると、身分が対等でなければ本当の友にはなれないと主張しました。

明玉が待つ25歳での出宮

明玉と海蘭察は明玉が宮中での奉公を終える時期に結婚しようとしています。

清朝では、宮女が一定の年齢に達して宮殿を出て、その後に結婚する制度が実際にありました。宮女の主な対象は皇室の家政を担当する内務府に属する包衣の家の娘です。入宮後は皇帝や皇后、妃嬪などに仕え、出宮には宮中の手続きが必要でした。25歳から30歳ほどで出宮する事ができましたが、皇帝や皇后に必要とされて長く勤める女性もいました。

 

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瓔珞 61話 悲しみの花嫁衣裳

 

皇太后の拒絶と明玉の縁談

順嬪は皇太后に瓔珞の体を心配するような言葉で血の写経をやめさせるよう頼みます。ところが皇太后は瓔珞が嫌々写経していたと受け取り、挨拶に来ても会おうとしなくなりました。

一方、明玉は銀針による病状を隠し、海蘭察に結納品を返します。海蘭察に問いただされても、情報を得るために親しくしていただけだと答え、結婚を拒みました。

明玉の花嫁衣裳と突然の別れ

瓔珞は明玉に花嫁衣裳を用意して自分にはかなわなかった結婚を明玉には実現してほしいと話します。傅恒も海蘭察に皇宮近くの屋敷を贈り、順嬪からは金製のハサミなどが届きました。

しかし出宮の日、明玉は花嫁衣裳を着たまま自害します。海蘭察は延禧宮で事情を求めて取り乱し、乾隆帝に拘束されました。葉天士から銀針の病状を聞いた海蘭察は、婚礼を急がせた自分を責めます。

長春宮の対面と同じ柄の刺繍

瓔珞は長春宮で掃除をしながら明玉を失った悲しみに耐えていました。順嬪から知らせを受けた傅恒が訪ねると、瓔珞は自分の願いを明玉に押しつけたと悔やみます。そこへ順嬪の手配で乾隆帝も現れ、二人を見て立ち去るのでした。

順嬪はさらに瓔珞の手巾と傅恒の香り袋に同じ刺繍があると乾隆帝に言って二人への疑いを強めさせるのでした。

 

海蘭察は実在した?

明玉は架空の人物ですが、海蘭察は乾隆帝に仕えた実在の武将です。多拉爾氏の出身で、黒竜江に暮らすソロンの騎兵として、1755年のジュンガル遠征に参加しました。敵将を生け捕りにするなどの戦功を挙げ、一等侍衛に任命されています。その後もビルマ遠征や金川の戦いに従軍し、皇帝の護衛を統括する領侍衛内大臣となりました。台湾やネパール方面の戦いでも功績を挙げ、最終的に一等超勇公の爵位を授けられています。

ドラマでは傅恒の友人として恋愛や宮中の事件に関わりますが、史実では各地の戦場で兵を率いた武将でした。明玉との恋や婚礼直前の悲劇はドラマの創作です。実際の海蘭察には、公爵位を継いだ息子・安禄がいました。

 

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瓔珞 62話 落ちぶれた妃

明玉のハサミと順嬪の負傷

瓔珞は明玉の遺品を調べ、命を絶った金製のハサミが順嬪からの贈り物だと知ります。乾隆帝に説明しようとしても会えず、麗景軒で順嬪を問いただしました。順嬪は明玉の病状を隠したと認めながら、死によって苦しみから救われたと主張します。

口論の末、順嬪はハサミを自分の胸へ向けました。瓔珞が取り上げようとしてもみ合ううちに順嬪が負傷し、現れた皇太后は瓔珞が襲ったと思い込みます。

延禧宮の取り調べと乏しい食事

順嬪は皇后に協力を持ちかけ、瓔珞は延禧宮で謹慎となります。皇后は使用人たちを取り調べ、小全子は瓔珞が順嬪を排除したがっていたと証言。使用人たちが連行され、瓔珞は病気になっても十分な世話を受けられません。

袁春望は小全子に世話を任せ、食事を一日一杯の薄い粥に制限します。陸晚晚が順嬪に瓔珞を見逃すよう頼んでも、聞き入れられませんでした。

傅恒への挑発と袁春望の命令

傅恒は高斌への処分について進言しますが、乾隆帝は瓔珞への未練を疑います。順嬪も傅恒に近づき、瓔珞が衰弱していると伝え、彼女を苦しめたのは傅恒だと責めました。

一方、瓔珞は水を求めても袁春望に妨げられます。許しを求めることを拒んだ瓔珞に腹を立てた袁春望は、粥も与えないよう小全子に命じました。

 

皇太后には事情を聞いてほしかった

皇太后は順嬪が傷ついたところを見ただけで、処罰を求めました。順嬪を心配するのは分かりますが、瓔珞の説明も聞いてほしかったですね。順嬪と遺珠の話ばかり信じるのは、一方的ですよね。

乾隆帝から順嬪は和安公主ではないと言われても、皇太后は自分にとっては娘なのだと譲りません。それほど娘を忘れられないのだとしても、瓔珞を罰するかどうかは、実際に何が起きたかを確かめてから判断するべきでしょう。順嬪を守りたい気持ちばかりが強くて、瓔珞にも言い分があるとは考えてくれないのが残念です。

もともと順嬪を助けるために転生の話を利用したのは瓔珞ですから、その嘘が自分を苦しめる結果になったのは皮肉です。それでも、これまで自分に尽くしてきた瓔珞に対して、処罰しようとする皇太后を見ていると、3年間一緒に過ごした日々は何だったのかと思ってしまいます。

 

瓔珞 63話  水桶の中身

順嬪が持ちかけた紫禁城からの逃亡

皇后は、瓔珞を死なせようとする袁春望に、自分の関与を疑われるような行動を慎むよう命じます。乾隆帝は瓔珞の病状を気にしていますが、傷んで戻ってきた贈り物の古琴を見て、焼くよう指示しました。

順嬪は瓔珞を訪ね、傅恒と駆け落ちするよう勧めます。傅恒への恩返しだと説明し、皇太后の外出で警備が手薄になる日に、水桶へ隠れて出宮する計画を伝えました。小全子は人目を避けて食べ物を届け、瓔珞を助けます。

水桶から出てきた小全子

順嬪は傅恒にも瓔珞が承諾したと伝えた一方、乾隆帝には二人の駆け落ちを密告します。乾隆帝は門を封鎖させ、玉泉山へ向かう水車を取り押さえました。
しかし、桶から現れたのは小全子です。続いて瓔珞と傅恒も現れ、順嬪に逃亡を勧められたと証言。傅恒は証拠を得るため、応じるふりをしていたと説明します。

順嬪の結婚歴と傅恒への恨み

言い逃れを続ける順嬪に、乾隆帝は海蘭察の調査結果を突きつけます。順嬪には入宮前に夫と子供がいましたが、実父の愛必達によって皇帝に差し出されていました。

順嬪は死のうとした自分を救った傅恒を恨んでいたと告白。望まない入宮を避けられなくなったため傅恒とその想い人である瓔珞を陥れようとしていたのです。

順嬪は実在する?

乾隆帝の側室に順嬪・録祜禄氏はいました。父も高官の愛必達(アイビダ)でドラマと同じです。史実では順妃にまでなりましたが、皇太后の死後、乾隆53年に順妃から順嬪に降格、さらに貴人に降格になっています。なぜ降格したかは謎です。

ドラマでは香妃伝説も取り込んで乾隆帝を暗殺しようとしたという設定にしています。

主な登場人物

  • 魏瓔珞:乾隆帝の側室・令妃
    親しく仕えてくれた明玉を失い、順嬪を傷つけた疑いで謹慎処分を受けます。しかし順嬪の駆け落ち計画には応じるふりをして、乾隆帝の前で彼女の嘘を明らかにします。
  • 順嬪(じゅんひん)/沉璧(ちんへき):乾隆帝の寵愛を受ける妃。瓔珞と親しくなろうとしますが、実際には傅恒への恨みから二人を陥れようとしていました。入宮前には夫と子供がおり、父親の愛必達によって皇帝に差し出されていました。
  • 明玉(めいぎょく):瓔珞に仕える宮女。海蘭察との結婚を楽しみにしていましたが、体内に残る銀針による苦痛が悪化。海蘭察に病状を知られないまま、自ら命を絶ちます。
  • 海蘭察(ハイランチャ):乾隆帝に仕える侍衛で傅恒の友人。明玉との婚礼を楽しみにしていましたが、突然の死によって婚約者を失います。明玉の病状を知り、結婚を急がせた自分を責めます。
  • 富察傅恒(フチャ・ふこう):乾隆帝に仕える重臣で瓔珞のかつての恋人。海蘭察の結婚を支援していましたが、明玉の死後は順嬪によって瓔珞との関係を疑われます。駆け落ちを承諾したふりをして、順嬪の企みを暴きます。
  • 乾隆帝(けんりゅうてい):清朝第6代皇帝。瓔珞を気にかけていますが、傅恒との関係を疑い、順嬪を寵愛します。駆け落ちの密告を受けて二人を捕らえようとしますが、順嬪の嘘を知ることになります。
  • 皇太后(こうたいごう):乾隆帝の母。亡き和安公主への思いから順嬪を特別にかわいがり、瓔珞の言い分を十分に聞かずに処罰を求めます。長年仕えた瓔珞との関係も悪くなりました。
  • 輝発那拉皇后(ホイファナラこうごう):乾隆帝の継皇后。順嬪を利用して瓔珞を失脚させようとしますが、袁春望が勝手に瓔珞を殺害しようとすることには反対しています。
  • 袁春望(えんしゅんぼう):皇后に仕える太監。謹慎中の瓔珞に十分な食事や水を与えず、命まで奪おうとします。かつて親しかった瓔珞を許そうとしません。

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この記事を書いた人

歴史ブロガー・フミヤ

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京都在住。2017年から歴史ブログを運営し、これまでに1500本以上の記事を執筆。50本以上の中国歴史ドラマを視聴し、史実とドラマの違いを正史(『二十四史』『資治通鑑』など)に基づき初心者にもわかりやすく解説しています。

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