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瓔珞<エイラク> 48話・49話・50話・51話 青蓮の死と皇后の父の最期

中国ドラマ「瓔珞<エイラク>」第48話・49話・50話・51話では、瓔珞が乾隆帝との仲を取り戻して令妃へ昇格。富察家では爾晴の非道な仕打ちで青蓮が命を落とします。皇后は父・那爾布の死をきっかけに乾隆帝への怒りをつのらせるのでした。

 

瓔珞 48~51話の内容

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48話 
瓔珞が乾隆帝と仲直りして令妃へ昇格する一方、爾晴に妓楼へ売られた青蓮が瀕死の状態で傅恒に発見されます。

49話 
青蓮を失った傅恒が爾晴を尼寺へ送り、瓔珞は傅恒の出征を後押ししたあと何者かの細工で落馬して骨折します。

50話 
瓔珞の落馬に愉妃が関わっていたことが判明し、皇后の父・那爾布は横領の証拠がないまま死罪を求められます。

51話 
流刑になるはずだった那爾布が獄中で死亡し、皇后は乱心したように振る舞いながら乾隆帝たちへの怒りを印象づけます。

 

他のエピソードを見たい方は
瓔珞 あらすじ ネタバレ一覧をご覧ください。

ネタバレ要素もあるのでご注意下さい

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瓔珞 48話 非道な仕打ち

48話のストーリー

瓔珞が乾隆帝との仲を取り戻す

瓔珞は太監に変装して乾隆帝に会い、傅恒との関係を再び疑われるなら二度と会わないと告げ、自分の夫は乾隆帝一人だと約束します。二人は仲直りして瓔珞は凧や音を奏でる灯籠まで使って乾隆帝を延禧宮へ呼び寄せました。

瓔珞が令妃に昇格

乾隆帝を瓔珞に取られた妃嬪たちは皇后へ不満を訴えます。しかし乾隆帝は反対に瓔珞を令嬪から令妃へ昇格させました。

爾晴が青蓮を妓楼へ売る

富察家では傅恒が青蓮との会話に心を和ませていました。それを嫌った爾晴は、福康安を助けた青蓮が息子を池へ落とそうとしたと偽り、他家へ嫁がせると見せて妓楼へ売却。逃げた青蓮を傅恒が町で発見しますが、すでに瀕死の怪我を負っていました。

 

爾晴は青蓮を売ってもいいのか?

爾晴は嫉妬のあまり、青蓮を売ってしまいました。許せないですよね。

でも爾晴にそんな権限があったのでしょうか?現実の清の社会で許される行為なのか調べてみました。

まず青蓮は婢女(女の奴婢)ですから所有者には売買できる権限があります。ただし青蓮は爾晴が連れてきたヒタラ家の婢女ではなく、もとから富察家に仕えている婢女です。所有者は富察家の当主です。清の法律『大清律例』では家主に決定権があると書かれています。

爾晴は傅恒の正妻なので富察府の家を取り仕切り、婢女の仕事や婚配について強い発言権を持っています。でも青蓮は富察家の婢女なので、正妻だからといって家の奴婢を独断で売却できたわけではありません。家主の許可がいります。

劇中でも爾晴は富察夫人に青蓮を家から出させ、傅恒には「良い相手へ嫁がせる」と説明して秘密裏に妓楼へ売っています。爾晴自身も妓楼への売却を堂々と行えるとは考えていなかったのでしょう。

 

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瓔珞 49話 馬上の愛妃

49話のストーリー

傅恒が爾晴を尼寺へ

青蓮の最期を看取った傅恒は富察府へ戻り、爾晴に離縁状を渡します。母と傅謙は家の評判や福康安の母であることを理由に反対。傅恒は離縁を取りやめる代わりに爾晴に尼寺へ行って罪を償うよう命じました。

瓔珞が傅恒の出征を勧める

霍蘭部との戦いで兆恵が苦戦する中、乾隆帝は傅恒を援軍に出すことをためらいます。瓔珞は傅恒自身が戦うことを望んでいると話して乾隆帝も出征を認めました。

瓔珞が落馬して骨折

乾隆帝から乗馬を習うことになった瓔珞は、その話を周囲に知らせます。ところが馬場で一人乗りを始めると馬が突然暴れて瓔珞は落馬。乾隆帝が受け止めますが右腕を骨折しました。海蘭察が調べると馬の飼料から異物が見つかり、瓔珞は乾隆帝に黒幕を見つけたら処罰するよう約束させるのでした。

 

嫌がる爾晴を尼寺に入れるのは可能?

爾晴はとうとう尼寺に入れられることになりました。爾晴のやったことを思えば仕方ないでしょう。離縁されなかっただけマシかも知れません。

なお、清朝時代にも一般の女性が尼寺に入って余生を過ごすことはありました。ただし、この場合は爾晴の意思で出家ではなく、無理やりです。

家や夫の命令で妻を尼寺に入れて良いという法律はありませんが、中国王朝では七出(無子、淫佚、舅姑に仕えない、多言、盗窃、嫉妬、悪疾が)に違反すれば夫側が一方的に妻を離縁できました。また家法があって法律に違反しなければ、家の中の揉め事は家の中で処罰できました。なので離縁までいかなくても家の都合で尼寺に入れることは可能です。

とくに富察家ほどの名家なら寺と話をつけて預かってもらうことは十分可能だったでしょう。離縁したり役所に突き出して家の名誉に傷がつくくらいなら、内々で処理してしまうのは王朝時代の中国社会はよくあったことです。

 

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瓔珞 50話 無実か無能か

50話のストーリー

乾隆帝が純貴妃を疑う

瓔珞の落馬を調べていた海蘭察は不審な太監が純貴妃の鐘粋宮へ入るのを確認します。乾隆帝は純貴妃を問い詰めますが純貴妃は関わりを否定しました。その後、愉妃が延禧宮を訪れて落馬事件に加わったことを瓔珞に認めます。愉妃は第五皇子・永琪を守るため純貴妃に従うしかなかったと説明。今回の件を見逃してほしいと頼みました。瓔珞はすぐには返事をせず、考えると答えます。

皇后の父・那爾布が投獄される

皇后の父・那爾布は、被災民へ配る救済米を横領した疑いで捕らえられます。皇后は父が以前から民の救済に尽くしていたと乾隆帝に訴え、再調査を願いました。

調べ直すと救済米は那爾布の手元へ届くまでに複数の役人が少しずつ抜き取っており、那爾布本人が横領した証拠は見つかりませんでした。

無実でも責任を問われる那爾布

それでも皇太后は那爾布が担当した救援所で多数の被害が出た以上、責任者として処罰すべきだと主張します。さらに不正をした役人全員を処分すれば朝廷への不信が広がるため、那爾布一人に責任を負わせる方がよいと考えました。海蘭察も処刑に賛成、乾隆帝のもとには那爾布の死罪を求める奏状が集まります。皇后は養心殿の外で跪き父の命を救ってほしいと乾隆帝に訴え続けるのでした。

 

那爾布は無実なのに、なぜ皇太后と海蘭察は処刑を求めた?

調査の結果、救済米を横領したのは那爾布ではないことがわかりました。それでも皇太后は那爾布を処刑するよう主張しました。

皇太后には事件をさらに調べられると自分の一族も不正に関わったことがバレてしまうという事情がありました。そこで那爾布一人に責任を負わせれば民衆には責任者を処罰したと見せられ、自分の一族や事件に関わった有力者への追及も避けられます。

那爾布が本当に横領したかどうかより、那爾布を犠牲にして自分の一族を優先したのです。

海蘭察が処刑に賛成した理由は少し違います。救済米の不正に関わった役人を全員処罰すれば多数の官僚が失われて朝廷にも混乱が生まれます。でも、被災民からは責任者の処罰を求める声が上がっていました。そのため海蘭察は那爾布一人を処刑して民衆の怒りを収める方が現実的だと考えました。

乾隆帝は罪を犯していない那爾布を処刑すれば、本当に救済米を盗んだ役人たちが罰を免れるとして反対します。第50話では那爾布個人の罪より、皇太后が守ろうとしている一族と朝廷の事情が大きく関わっていたのです。

 

瓔珞 51話  乱心の裏で

ストーリー

那爾布が獄中で死亡

皇后は一晩中跪き被災民を救おうとして失敗した父・那爾布の助命を乾隆帝に願います。乾隆帝は死罪をやめて流刑にすると約束しました。しかし弘昼が差し入れを届けに牢へ行くと、那爾布はすでに死亡していました。

皇后が乱心を演じる

皇后は父を死なせたのは皇太后ではないかと乾隆帝を非難します。その後、承乾宮から姿を消して弘昼の前では正気を失ったように振る舞いました。しかし珍児には本当に正気を失ったのではなく、普段は慎み深い自分が激しく怒れば乾隆帝や後宮の人々の記憶に残ると説明します。

愉妃が永琪を瓔珞に近づける

愉妃は第五皇子・永琪を延禧宮へ連れて行き瓔珞を命の恩人として敬わせます。瓔珞は永琪を受け入れますが、落馬事件への愉妃の関与を知る明玉は歓迎できません。その後、瓔珞は乾隆帝と西洋式の踊りを楽しみむのでした。

 

輝発那拉皇后の父は獄中死したのは本当?

ドラマでは輝発那拉皇后の那爾布(ナルブ)が救済米横領の疑いで投獄され、獄中で死亡しました。那爾布は実在の人物で。皇后の父です。

でも史実の那爾布は娘の輝発那拉氏が皇后になる前に亡くなってます。乾隆15年(1750年)に輝発那拉氏が皇后になったときには「皇后の父・訥爾布を追封して一等公とする、官を派遣して祭祀を行い、墓を造って碑を立てた」と命じられています。し、官を派遣して祭祀を行い、墓を造って碑を立てた」とあります。

ナルブがいつ亡くなったのか正確な年はわかりませんが、ナルブは佐領を務めた後に病気のため辞任して息子の訥礼が後継者になったと記録されています。その訥礼も亡くなり、さらに孫の納蘇肯が佐領を継いでいます。

つまりドラマの皇后の父が投獄されて死亡は。完全な作り話なのです。

 

主な登場人物

  • 魏瓔珞:令嬪→令妃
    乾隆帝に自分の夫は一人だけだと伝えて仲直りし、令妃へ昇格します。落馬事件では右腕を骨折し、関与を認めた愉妃への対応を保留します。
  • 乾隆帝:皇帝
    瓔珞への疑いを解いて令妃へ昇格させます。落馬事件では犯人の処罰を約束し、那爾布については死罪ではなく流刑にすることを決めます。
  • 傅恒:富察家の当主・将軍
    瀕死の青蓮を見つけて最期を看取り、爾晴に離縁状を突きつけます。家族の反対を受けて離縁はやめますが、爾晴を尼寺へ送ります。
  • 爾晴:傅恒の正妻
    青蓮への嫉妬から、良い相手に嫁がせると偽って妓楼へ売ります。青蓮の死を知った傅恒から責任を問われ、尼寺で罪を償うことになります。
  • 青蓮:富察家の婢女
    傅恒と親しく話していたことで爾晴に憎まれ、妓楼へ売られます。逃げ出したあと傅恒に発見されますが、重傷のまま命を落とします。
  • 輝発那拉皇后:皇后
    父・那爾布の無実を訴えて乾隆帝に助命を願いますが、父は獄中で死亡します。その後は乱心したように装い、自分の怒りを乾隆帝や後宮の人々に強く印象づけます。
  • 那爾布:皇后の父
    救済米横領の疑いで捕らえられます。本人が横領した証拠は見つからなかったものの責任を問われ、流刑が決まる前に獄中で死亡します。
  • 愉妃:第五皇子・永琪の母
    永琪を守るため純貴妃に従い、瓔珞の落馬事件に関わったと告白します。その後、永琪を瓔珞に近づけて恩人として敬わせます。
  • 永琪:第五皇子
    愉妃に連れられて延禧宮を訪れ、瓔珞を命の恩人として敬うようになります。
  • 純貴妃:後宮の妃嬪
    瓔珞の落馬事件への関与を乾隆帝から疑われますが、自分は関係していないと否定します。
  • 皇太后:乾隆帝の母
    那爾布自身に横領の証拠がなくても、多数の被害を出した責任者として処罰すべきだと主張します。
  • 弘昼:和親王
    那爾布への差し入れを持って牢へ向かい、すでに死亡していることを知ります。皇后からは正気を失ったような姿を見せられます。

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この記事を書いた人

歴史ブロガー・フミヤ

著者 自画像

京都在住。2017年から歴史ブログを運営し、これまでに1500本以上の記事を執筆。50本以上の中国歴史ドラマを視聴し、史実とドラマの違いを正史(『二十四史』『資治通鑑』など)に基づき初心者にもわかりやすく解説しています。

詳しい経歴や執筆方針は プロフィールをご覧ください。

運営者SNS: X(旧Twitter)

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