双燕秘抄(そうえんひしょう) 27・28・29・30話の感想とネタバレ:陳文徳の意外な素顔

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 こんにちはフミヤです。ご訪問ありがとうございます!

中国ドラマ双燕秘抄(そうえんひしょう) 乱世を舞う二羽の絆」27・28・29・30話の感想とネタバレあらすじ記事です。

陳文徳が鳳瑶を強引に娶ろうとするも、茉喜は鳳瑶を救うため、自分が身代わりとなって結婚。

結婚後も二人の関係は険悪。陳文徳は隗州から政略結婚を迫られていました。しかも磬州には敵軍が迫ります。

そして茉喜は万嘉桂からの救出の手紙を受け取るのですが。

陳文徳はどんな決断をするのでしょうか?万嘉桂はどうやって陳文徳の支配下にある磬州から茉喜を救うのでしょうか?

 

それでは双燕秘抄の27話からお楽しみください。

双燕秘抄 登場人物

・茉喜(まつき) 演:張楠(チャン・ナン)

・白鳳瑶(はく・ほうよう) 演:王玉雯(ワン・ユーウェン)

・陳文徳(ちん・ぶんとく) 演: 孫藝洲(スン・イーチュー)

・万嘉桂(ばん・かけい) 演:趙英博(ジャオ・インボー)

詳しいキャストはこちらを御覧ください。
・双燕秘抄(そうえんひしょう) キャスト登場人物紹介

 

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第27話

民に感謝される陳文徳

陳文徳(ちんぶんとく)と茉喜(まつき)は街の視察に出かけました。すると民衆がやってきて陳文徳に感謝しています。その様子を見た茉喜は彼が民を買収しているのではないかと疑うのでした。

茉喜が疑っているのも仕方ないでしょうね。武力で街を占領して無理やり結婚を強要するような男が、いきなり民に感謝されているって、普通に考えたら「何かある?」ってなりますよね。陳文徳の人となりがまだ見えてませんからね。茉喜も警戒するでしょう。

 

万嘉桂とまさかの再会!

衣服に興味のない陳文徳を茶屋で待たせ、茉喜は仕立屋で流行の服を見ていました。すると店の奥に案内され、そこで万嘉桂と予期せぬ再会を果たします。
万嘉桂は茉喜が陳文徳に嫁いだことを知り、彼女と鳳瑶(ほう よう)を救い出すために京州城に来たことを伝えます。彼はこの婚姻を無効だとし、京州城に戻ったら盛大な結婚式を挙げると茉喜に告げ、今は軽率な行動をせず密かに連絡を取るようにと伝えました。

ここで万嘉桂と会う!?って思いました。街中だし、いつ陳文徳や小武(しょう ぶ)に見つかるかと思うとヒヤヒヤものでしたよね。万嘉桂は相変わらず真っ直ぐで茉喜を救い出すことしか考えていないのがわかりました。強引な婚姻なんて認めない、京州に戻って盛大に迎え入れるって言うのはいいけれど今の状況を考えると、ちょっと危険な気もしました。

 

 

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第28話

姉妹の涙と、揺るぎない絆

茉喜は食欲のない鳳瑤を見舞い万嘉桂との関係を隠していたこと、結婚式で鳳瑤に恥をかかせたことを謝罪しました。

鳳瑤は二人の縁を壊したのが自分だったと知り、茉喜が自分を救うために多くの犠牲を払ってきたことにショックを受けるのでした。

茉喜は鳳瑤に無事に生きてほしいと願っていて、鳳瑤も茉喜に恩を感じて二人の仲を再確認するのでした。

茉喜がずっと隠していた万嘉桂との関係を打ち明けて謝罪する姿も辛かったですが、それを受け止める鳳瑤の「私にはそんな価値があるの…?」という言葉に、胸が締め付けられますね。自分のせいで茉喜に苦労させた、陳文徳に嫁がせてしまった…自分を責める鳳瑤を見ていると彼女も気の毒に思います。

 

聞き耳と、陳文徳の苦悩

鳳瑤は陳文徳は茉喜に気があるのではないかと思いました。というのも、茉喜が結婚式を台無しにしたにも関わらず陳文徳が許して妻にしようとしたからです。

茉喜は自身と陳文徳は偽装夫婦だと話しますが、その姉妹の会話を陳文徳が偶然聞いてしまいます。陳文徳は茉喜に失望しますが、その後も茉喜を問い詰めることはありません。

さらに鳳瑤を行かせることに同意するのですが、もし他のことを考えているなら思い知らせると警告します。

聞かれてしまいましたね。よりによって、陳文徳が茉喜と鳳瑤が本音で語り合っている場面を聞いてしまうなんて、あまりにもタイミングが悪すぎます。鳳瑤が「陳文徳は茉喜に気がある」って言ってるのも、意味図星だったのかもしれないですね…。
茉喜が「偽装だ」と言うのを聞いた陳文徳の顔が、なんとも言えないくらい切ない。遠回しな言い方で茉喜を牽制するあたり、陳文徳の複雑な感情がよく表れていました。

 

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第29話

あと一歩…!逃亡失敗の衝撃

万嘉桂らの攻撃が始まる中。茉喜と鳳瑤は書棚に隠れて屋敷からの脱出に成功しますが、城門付近での混乱ではぐれてしまいます。

万嘉桂は鳳瑤を救出するのが精一杯でした。茉喜は百姓に紛れて城を出ようとしますが、陳文徳に阻まれ捕まってしまいます。万嘉桂は茉喜が城内に取り残されるのを見ていることしかできませんでした。

あと一歩だったのに!!書棚から出て、さあこれから!っていう時に騒ぎに巻き込まれるとは。攻撃を受けている人々の必死さも分かるので、もどかしいですね。万嘉桂が鳳瑤を助けたのは良かったけど、茉喜が一人取り残されてしまうのを見て、万嘉桂も辛かっただろうと思います。そしてそこに現れる陳文徳。タイミング悪すぎ。

 

鳳瑤の成長と、万嘉桂への疑念

鳳瑤は茉喜を助け出せなかった万嘉桂を批判しました。二人が両思いなのに万嘉桂は関係を公にしないのは、茉喜の出自を嫌っているからではないかと鋭く指摘します。

万嘉桂が両親のご機嫌を気にしていて茉喜と結婚したいと言えないのだと見抜いて彼に失望します。

今回の鳳瑤、すごくしっかりしていて驚きました。病弱で頼りないだけじゃなかったんですね。助けてもらった万嘉桂への恩もあるはずなのに、茉喜を助け出せなかったこと、そして彼の本音をあんなにズバリ言ってしまうとは…。確かに万嘉桂は本当に茉喜のことを考えてるのかな?と思う部分はありますよ。
愛しているなら、どんな困難も乗り越えてみせる!っていうのが理想だけど、現実には色々な壁があるんですよね…。

 

第30話

強硬な姿勢と、守るべきものへの決意

陳文徳は訪ねてきた隗州の特使に、朝廷側が十万もの兵力で磬州城を攻めようとしていると告げられます。特使は隗州の曹大人と姻戚関係を結んでほしい、そうすれば調停すると提案しますが、陳文徳はそれを拒否しました。

さらに茉喜に危害を加えるようなら容赦しないと警告するのでした。

朝廷側がそんなに大規模な兵力で攻めてくるとは本気ですね。陳文徳は絶体絶命のピンチですね。
特使が持ちかけた姻戚関係での解決策ですが、陳文徳は信念を曲げませんでしたね。そして何より、茉喜に危害を加える者を絶対に許さないという決意も強い。やり方は強硬すぎるけど、彼の茉喜を守ろうとする気持ちが伝わってきます。
 

鋳造所の真実と、仲間への思い

陳文徳は茉喜を連れて、大量の兵器を製造している鋳造所を見学します。

茉喜が反逆のためかと尋ねると、陳文徳は自身は反逆者ではなく朝廷に騙されていること、そして賊から磬州の鉄鉱石を守るために兵器を作っているのだと明かします。

また鋳造所で働く多くの障害を持つ職人たちは、戦場で手足に傷を負った自身の仲間たちで、彼らに働き場所と俸禄を与えているのだと説明するのでした。

陳文徳は反逆者と言われてますが。朝廷に裏切られて反逆者だと誤解されているという彼の言葉が本当なら、陳文徳像はガラッと変わってきますよね。
戦えなくなった仲間たちのために、ちゃんと働き場所を用意して戦場にいる兵士と同じように給料を払うとは陳文徳は仲間思いの人物だったのですね。これまでの強引で冷たい態度からは想像もできなかった一面で、意外な感じでした。

 

 

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双燕秘抄 30話までの感想

ドラマ「玉骨遥」の27話から30話は主要キャラクターたちの関係が大きく動き、それぞれの内面が深く描かれて見応えがありました。

特に印象的だったのは陳文徳ですね。最初は冷酷で強引なだけかと思いきや、30話で語られた壮絶な過去や、鋳造所で見せた仲間を大切に思う姿。彼の孤独や情け深さが分かってきました。茉喜の逃亡計画を知っていながら泳がせたり、危険から守ろうとしたり、彼なりに複雑な思いがあるのが伝わってきて、敵なのに応援したくなるような不思議な人物です。

主人公の茉喜も現状の不満を何とか解消しようと、過酷な状況でも希望を捨てず、鳳瑤を救うために自ら逃亡計画を実行する行動力には感心しました。

逃亡は失敗してしまいましたが、陳文徳の意外な一面を知って彼への見方が揺れ動く心情の変化が丁寧に描かれていて、彼女の葛藤が切なかったです。

一方で、正直なところ万嘉桂に対しては少し不満が残りました…。29話で茉喜を救い出せなかったこと、そして鳳瑤に指摘されたように親を気にして、茉喜との関係を明かせなかったり。所詮はお坊ちゃんなんだなと思う部分もあります。

陳文徳の隠された真実、環境に抗って強くなる茉喜、そして少し陰りが見えた万嘉桂。三人の関係が今後どうなっていくのか、ますます目が離せませんね!

 

 

・双燕秘抄(そうえんひしょう) あらすじとネタバレ全話一覧

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