尚食11・12・13・14・15話のあらすじとネタバレ感想:永楽帝の最後

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中国ドラマ「尚食」 11・12・13・14・15話のあらすじとネタバレを感想とともに紹介します。

宮中で火災があり、喻美人と荘妃が監禁されました。

喻美人と游一帆は裏で取引していたようです。

その游一帆の正体が明かされ、彼の復讐劇の要素が加わり今後の展開への期待が高まります。

姚子衿は朱瞻基から目を書けられているようですが、彼女は側室になって後宮で出世というのには興味がないようで、一人の人間として料理人としての夢を追い続けているようです。

朱瞻基はまだワガママな皇子の部分が強いですね。今後は姚子衿との交流を通じて成長していくのでしょうか。

そして皇帝の病状悪化とともに宮中の権力争いも激しくなりそう。

この記事では11話から15話を振り返ります。印象に残ったシーンや登場人物たについて、ネタバレを含みながら感想を語っていきたいと思います。

ネタバレを含みますのでまだ視聴されていない方はご注意ください。

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今回の話に登場する登場人物一覧・キャスト

  • 姚子衿(ようしきん)演:呉謹言(ウー・ジンイエン)
    主人公尚食局の女官
  • 朱瞻基(しゅせんき)演:許凱(シュー・カイ)
    皇太孫
  • 胡善祥(こぜんしょう)演:張楠(ジャン・ナン)
    皇太孫妃
  • 殷紫萍(いんしへい)演:何瑞賢(ホー・ルイシエン)
    尚食局の女官姚子衿の友人
  • 蘇月華(そげつか)演:王楚然(ワン・チューラン)
    尚食局の女官
  • 游一帆(ゆういつはん)演:王一哲(ワン・イージョ)
    備考:錦衣衛
  • 荘妃、演:鄧莎(タン・ジャー)
    朱棣の妃嬪。

さらに詳しいキャスト・登場人物は 【尚食】キャスト・相関図と登場人物を徹底解説 で紹介しています。

 

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第11話 除夜の宴

除夜の宴と尚食局の奮闘

除夜の宴は尚食局にとって正念場でしたね。こういう場面でベテランの尚食は違うなと感じます。殷紫萍が肉を切る役目を任されると感極まって頑張る姿には胸を打たれますね。

朱高熾が待ちきれない様子で豚の角煮を頬張る姿は愛嬌ありますね。豪快な食べっぷりは見ていて気持ちがいいです。ただ、皇帝がその姿を見て嫌な顔をしたのはちょっとかわいそうだったかな?

姚子衿が尚膳監に勝利したのは見事でした。彼女の機転と腕前には感心します。宮廷内の料理対決は美味しそうで見応えがありますね。

漢王妃の異変と裏工作

でも楽しい宴の裏で何やら怪しい動きが進行していました。漢王妃が持病を再発させて宴席で倒れてしまうとは、誰かの計画だったとしか思えません。

朱瞻基が怪しい者たち捕らえました。趙王が欽天監と結託していたとは。宮廷の者も信用できませんね。趙王の言い訳も空しく永楽帝の厳しい判断が下されます。

蘇月華の裏切りと游一帆の復讐

漢王妃の死には蘇月華の裏切りによって引き起こされたものだと分かりました。游一帆が蘇月華を利用したようですね。游一帆が漢王妃の死に関係していると疑われ、その過去を暴露。彼の母親の死に対する復讐の一部だったようですが。これだけでは終わらないのでしょうね。

 

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第12話 恋心と務め

孟紫澐の転落と尚食局の変化

漢王妃の死の責任をとって孟紫澐が雑役に降格。すると早速、意地の悪い聞典膳が嫌がらせ。さらに野菜を運び直させるとは。性格悪いです。手のひら返しが醜い。

胡司膳が孟紫澐のいた地位に就き尚食局の勢力図が大きく変わりました。蘇月華が尚食局の人たちから避けられてますけど、まあ仕方ないですね。彼女に人を殺すつもりはなかったとしても結果は重大です。

蘇月華は孟紫澐に娘と認めてもらえず恨んでいました。母が実の子を捨てたと思っていますから、そうなるのも分かります。

朱瞻基と姚子衿の絆

朱瞻基は書斎で政務を行っていましたが、姚子衿が戸口で眠っているのをみつけて優しく抱き上げて寝かせました。朱瞻基は姚子衿を大切に思っているかよくわかります。

朱瞻基は自分の側で楽な仕事に就かせたいと言っても、姚子衿は断りました。料理人で良いキャリアを築きたい思っているようです。この時代にしては自立心が強いですね。幼い頃の厳しいしつけや体罰、そして母親に褒められた経験が今の彼女を作っているのかもしれませんね。

遠征と理不尽な暴力

朱瞻基が遠征に出る前に姚子衿に同行を求めました。彼はそこま彼女を信頼してそばに置きたいと思っているのですね。

ところが宮中に戻った姚子衿が見たのは、呉才人によって頬を平手打ちされた殷紫萍の姿でした。蹴鞠で勝利しただけで三十回も平手打ちされるなとはひどいです。だから姚子衿が勝ちすぎないようにと言ったのに。提灯を粉々に踏み潰したのは彼女の怒りと無力感の現れなのでしょうね。

 

第13話 最後の胡桃

皇帝の気概と朱瞻基の苦悩

永楽帝が遠征に出ます。朱瞻基は祖父の出征を心配するのも当然でしょう。若くないのですから。夏元吉もおかしな事は言ってませんしね。

でも永楽帝は遠征にこだわりがあるようです。たしかに永楽帝朱棣は生涯にわたって外征を繰り返して明の領土を拡大しました。打倒モンゴルに生きた人物と言っていいかもしれません。朱瞻基はそんな祖父を尊敬しているようです。

永楽帝は遠征した後、朱高熾が監国を務め朱瞻基が前線のサポート。親子三代で協力して国を支えています。朱瞻基が戻って姚子衿と再会した場面は一時の安らぎを感じさせます。

ところが、遠征先での永楽帝崩御の知らせ。その安らぎを一瞬で打ち破ってしまいました。

殉葬の残酷な現実

朱高熾が嘆き悲しんでいる中。太子妃は冷静に皇帝崩御後の対応を計画しています。強いというか賢いというか、やはり皇后としての器を感じさせますね。情報が漏れないようにしたり、殉葬者の名簿の提出も。

この殉葬制度は建国者の太祖 朱元璋が決めたもの。子どものいない妃嬪は全員殉葬されるのが決まります。とはいえ唐以降の中国王朝では妃嬪の殉葬をしてる国は明くらいのものでしょう。残酷ですね。

祖先の決めた法ですから子孫としては守らないといけないとはいえ、本当に残酷ですね。

姚子衿の決断と荘妃の涙

殉葬が決まった荘妃のためにクルミ酪を届けたのは、姚子衿なりの優しさだったのでしょう。荘妃は宮殿を出て母に会わせてほしいと懇願。姚子衿は荘妃を宮殿に出すことにしました。大丈夫でしょうか?

でも日が暮れても荘妃が戻ってこないのに不安になり。やっぱり逃げた?と思ったら荘妃が戻ってきました。そして姚子衿がクルミ酪を作り直して最後に提供するシーンは、感動的です。

歴史上の韓氏は荘妃ではなく、麗妃で朝鮮から来た貢女なのですが。ドラマでは江南にいた事になってますね。

宮中では簡単に人が殺されるのに怖くなり、殷紫萍が姚子衿を連れて逃げようとします。そう思うのも当然でしょう。でも姚子衿は「殉葬制度こそが間違っている」とはっきり言いました。人が作った制度ですから変えられないはずはありません。

事実、後の8代朱祁鎮の時代には殉葬はなくなります。そういえば朱祁鎮の母は孫氏でしたね。

そんな中、胡司膳が密かに人を雇い、姚子衿の行動を調べさせていたとは。荘妃の侍女が捕らえられ、姚子衿が鳳佩を与えたことを証言したことで、姚子衿の身に危険が迫ることを予感させます。胡司膳の暗躍が、次の展開へとつながっていくのですね。

 

第14話 鳳凰佩の秘密

新皇帝の誕生

永楽22年8月、朱高熾が即位して皇帝(洪熙帝)になり、朱瞻基が太子、胡善祥が太子妃になりました。朱高熾が発布した苛酷な税の減免は仁政を目指す彼の性格を表していますね。

朱高熾は都を南京に戻そうと考えてるのですが。朱瞻基が上奏文を提出。都を南京に移さないよう進言しました。早くも親子の意見が違ってます。

朱高熾には朱高熾の考えがあるのですが、朱瞻基はお爺さんっ子ですから永楽帝の教えが絶対なんですよね。朱高熾が腹が立つのも当然かも。

朱高熾は弱腰と言われることもあるのですが。個人的には明は北方民族との争いで国力を消耗して滅亡を早めたと思うので、朱高熾の考えは悪くないと思いますけど。当時の明の人たちからみれば領土が北方民族に取られるのは嫌でしょうね。

 

姚子衿の正体

姚子衿が太子妃に滋養のある食事を届けました。胡善祥は姚子衿の料理を褒めて、太子にも同じものを届けるように言いました。彼女は姚子衿を信頼しているのでしょうね。

そこに胡司膳が乱入、姚子衿の正体を暴きました。荘妃の侍女の証言と皇后だけが使える鳳佩の存在。この鳳佩は先帝が彫ったもの。つまり姚子衿は先帝が太子妃として決めた人物だったのですね。

胡司膳が姚子衿を亡きものにしようとしますが。そこに朱瞻基が駆けつけて姚子衿を救い出しました。いいところに来ます。

そして姚子衿の過去が明かされました。込み入った事情になってます。でもこの設定ムリがあると思うのですけどね。

姚子衿の選択

朱瞻基が姚子衿を妃に迎えたいと言いますが。姚子衿は拒否、出家か死を選ぶとまで言うとは、彼女はそうとう嫌なのですね。まあ今妃になっても苦労するだけですしね。

そして游一帆が姚子衿の秘密を嗅ぎつけてきました。姚子衿が荘妃を助けたのをして散るのですね。さすがというか。游一帆は姚子衿を使って何をするつもりだったのでしょう。

 

第15話 懐妊騒ぎ

孟紫澐の復帰と井泉の失脚

孟紫澐が尚食に復帰しました。洪熙帝 朱高熾も彼女の料理を褒めています。松の木を使った高級料理。庶民では味わうことができないと孟紫澐の言葉を聞いて洪熙帝が庶民にも採取を許可しようとしますが。光禄卿の不正が発覚。井泉が玉面狸を採りに行こうとしていたようです。やはり宮廷の腐敗は根深いですね。

玉面狸とは顔の白いハクビシンのこと。肉は食用になりますし、毛は高級品です。漢字の「狸」は「たぬき」ではなく「山猫」の意味です。

 

皇后の体調不良

坤寧宮では最近、皇后が食欲不振で常に汗をかいているようです。潘司薬が妊娠と診断、院判も認めました。でも、新しく来た江司薬は違うと言います。どうなっているのでしょう?

胡司膳が坤寧宮の食事を姚子衿に任せました。以前は姚子衿を敵視していたのに、皇后が妊娠した途端に仕事を任せるのは、不自然な気がします。

胡司膳が蘇月華に太医院の薬方を渡し、姚子衿の作った料理を慎重に確認するよう指示し、蘇月華が料理に手を出さないよう命じたのは、姚子衿を陥れるための準備としか思えません。

胡善祥が紹介した盛太医が診察、密かに太医院の元の処方を変えました。その後、皇后が盛太医の薬を飲んだ後に出血が止まらなくなります。盛太医が罰を受けて追い出されるのですが。皇后は妊娠していないと言います。

盛太医の言葉が本当だとしたら、皇后の命が危険に晒されていることになります。だとしたら医院の者全てを操れることになりますが、そこまでの力を持つ者がいるということでしょうか。

 

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尚食 11話から15話までの感想

ついに明を支えてきて永楽帝が崩御。朱瞻基としても尊敬する祖父の死は辛いでしょう。

この時期の明には殉葬制度があります。そのせいで大勢の犠牲者が出たのですが。ドラマでも何人も犠牲者が出ています。これは変えられないのでしょうかね。

それでも姚子衿は荘妃を救いました。彼女の正義感と行動力は凄い。

ちなみに荘妃を演じているのは「瓔珞(エイラク)」で瓔珞の姉・魏瓔寧を演じた鄧莎(タン・ジャー)。

こちらの世界では瓔珞は姉を助けることができたのですね。なんだか、こちらのドラマで瓔珞でできなかったことをしてるみたいです。

朱瞻基は祖父の教えを受け継ぎ次期皇帝としての資質があるところを見せています。このドラマでは朱瞻基をかっこよく描き、朱高熾を頼りない感じで描いているので二人の差がより目立ってますね。

あと皇后も誤診の可能性が高いようですが。いったいどうなるのでしょうか?

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