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中国ドラマ「琅琊榜(ろうやぼう)」52・53・54話(最終回)の感想とあらすじネタバレを紹介します。
いよいよ最終回です。
ついに蕭景琰が皇太子になりました。目的の第一段階は達成です。
莅陽長公主が屋敷で刺客に襲われましたが景睿が助けに入り無事でした。
景睿は襲撃の原因が謝玉の手紙にあると考え中身を確認。するとそこには13年前の梅嶺事件の経緯が書かれていました。
莅陽長公主は密書を太子・景琰に託すことにしますが。皇帝の前で証言することを求められ躊躇ってしまいます。
その怠惰に景睿は失望するのでした。
いよいよ赤焰事案の再審に向けて動き出しました。あの皇帝を動かして赤焰軍や林殊(梅長蘇)たちの冤罪をはらすことが出来のでしょうか?
そして梅長蘇の命は保つのでしょうか?
それでは最後まで楽しみください。
・梅長蘇(ばい・ちょうそ)/林殊(りんしゅ): 演:胡歌(フー・ゴー)
・皇太子 蕭景琰(しょう・けいえん): 演:王凱(ワン・カイ)
・穆霓凰(ぼく・げいおう): 演:劉濤(リウ・タオ)
・梁皇帝 蕭選(しょう・せん): 演:丁勇岱(ディン・ヨンダイ)
第52話 五つの大罪
もし莅陽長公主が証言すれば謝氏一族が連座します。景睿はそんな母の苦悩を理解、していました。
しかし莅陽長公主は景琰の決意を知り、いずれ謝府は処罰があると覚悟。太子の元を訪れ景琰の願いを受け入れると約束します。
すると景琰は「謝氏一門を連座の罪に問わない」と保証。莅陽長公主を安堵させるのでした。
梅長蘇は景琰に冤罪が晴れた後は身を引くことをほのめかし、景琰は別れを惜しみます。そして庭生の姿を見た梅長蘇は彼の出自を秘密にするよう景琰に勧める。景琰は庭生を義子として迎え入れ、自由に生きさせようと決意するのでした。
梁帝の誕生日の宴が始まりました。群臣が寿詞を述べ梁帝は上機嫌。
すると莅陽長公主が梁帝の前に跪き、謝玉の罪を告発しました。梁帝は激怒しますが、兵たちは動こうとしません。蒙挚が長公主に最後まで話させるよう懇願。長公主は謝玉の五つの大罪を列挙しました。
群臣たちは震え上がり、赤焰事案の再審を請います。
それを見た梁帝は動揺し「お前たちは、朕に逆らうつもりか?」と問いかけるのでした。
第53話 復讐の彼方に
景琰も群臣の列に加わり赤焔軍の冤罪再審を求めました。ここで梁帝は全てが景琰の主導だと思い知ります。
梁帝は跪き続ける群臣を見て、すでに臣下の心は太子に傾いており自分では朝廷を掌握できないことを痛感するのでした。
景琰は真実の追求は重大な問題であると述べますが、梁帝は景琰の謀反を疑います。そして梁帝は梅長蘇にも疑いの目を向けるのでした。
皇族や大臣たちは赤焰事案の再審を要求し続け、梁帝はこれが梅長蘇の仕業だと思い、梅長蘇を呼び出しました。
梅長蘇は梁帝に林一族と祁王、赤焰軍の無念を訴え、皇帝が自分の事しか考えていないと言います。梁帝は再審と再判を許可しますが「林殊」として世に立つことは許さないと告げます。
梅長蘇は「これが最後の対面となるでしょう」と言い残し出ていきました。それはかつて最も愛してくれた伯父との決定的な別れの瞬間でした。
第54話 琅琊榜(ろうやぼう) 最終回
梁帝は詔を下し、赤焔軍の冤罪を全国に布告。生存者と遺族の名誉回復と補償を約束。
主犯の夏江は凌遅刑に処されました。景琰は霊壇を設け、梁帝や臣下たちと共に祭祀を行い亡き魂を慰めました。
ここに長い間望んでいた汚名返上が達成されたのでした。
各国からの侵攻で国境が危機に陥り、景琰は対策を協議します。ところが兵力不足を理由に和睦を提案する軍侯もいたましたが霓凰は反対。軍侯たちは責任を回避して誰も出ようとはしません。
しかたなく景琰が自分で総大将になろうとしますが、梅長蘇は景琰の親征に反対。
霓凰、聶鋒、夏冬にそれぞれの敵を討たせ、自身は大渝と戦うと提案しますが、景琰と霓凰に反対されます。景琰は「林殊として国のために命を捧げる」という彼の決意を変えることは出来ませんでした。
出征の日、梅長蘇は甲冑をまとい出陣。霓凰と涙ながらに別れを交わし、来世での再会を誓ういます。
景琰は城壁から出征を見送り、その目に梅長蘇の背中を焼き付けました。
そして、戦争は終わりました。
梅長蘇は金陵に戻らず、梁帝が崩御し景琰が即位。
数年後、国は安定し民は安らかに暮らしていましたた。兵部が新軍の名称を願い出ると景琰は「長林軍」と命名。
それは永遠に梅長蘇=林殊の魂を受け継ぐという証でした。
<終わり>
琅琊榜(ろうやぼう)を最終回まで見た感想
林殊は本望だったのでしょう
梅長蘇=林殊の戦いが終わりました。残り少ない命なのは分かっていましたが。彼も最後はこういう形で迎えることが出来たのなら本望なのではないでしょうか?
彼の心の中では林殊として散っていったのでしょう。
すべて見た感想としては評判通りの面白い作品でした。
最後に命名された「長林軍」が続編で活躍するのも熱い展開ですね。
多少、古臭い部分はありますが
今となっては演出が古臭い部分はありますが。最近のドラマと比べてもシナリオがよく練られているし、派手なアクションはなくてもキャラクター同士の駆け引きが面白い。
ただ、会話だけで延々と続く場面も多く。退屈する場面もありました。中国ドラマは内容は薄いのに無駄にセリフが長く、時間を費やしがちですが。このドラマもそうでした。
でも人と人の駆け引きなのでセリフで説明しなければ行けない場面も多く、気を抜けません。他のドラマほどの退屈感は少ない印象です。
あとアクションが古臭い。当たり前のように人が中に浮いたり、空を移動したり。いつまでこんなお遊戯をしてるのかと思います。せめて韓国ドラマ並のスピード感を出してほしいです。
でも作られたのが10年以上前なので仕方ないですね。それでも他の中国ドラマよりはマシと思えるのが救いです。
知略を駆使した作品が見たいなら間違いなくオススメ
と、多少のアラはあるものの。全体としては面白い作品でした。
こういう自分は戦わず知略で敵を追い込むタイプの作品は少ないので貴重ですね。
部分的に策略を使ったり、ご都合主義的な展開で策略っぽいことをする作品は多いですが。今でも最初から最後までここまで練り込んだ策略を使う作品はほとんどありません。
最近の中国時代劇は物足りない、戦ってるだけじゃつまらない。と思っている人にもおすすめできます。
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