中国ドラマ「後宮の涙」3・4・5・6・7話 感想とネタバレ・あらすじの紹介です。
6世紀の中国南北朝時代の北斉。後の皇帝の乳母となり朝廷で大きな力を持った実在の女官をモデルに描く宮廷ドラマ。
主人公の陸貞(りくてい)は継母の陰謀で父を失い復讐を誓って後宮入り。そこで出会った皇子・高湛と惹かれ合うも、身分違いや権力争いが二人の愛を阻むのでした。
1話では北斉では皇帝が急死。婁皇后が実子を高演として即位させようとします。
有力な後継者だった高湛は婁皇后の刺客から逃れ、身分を偽って都へ戻りました。
一方、陸家では陸貞が一族の危機を救いその功績で財産の管理を任されますが、継母の趙夫人に恨まれ毒殺されそうになります。
しかし誤って父の陸賈が毒茶を飲み死亡。趙夫人は陸貞に罪をなすりつけ、池に沈めようとしました。
皇位争いと陸家の財産争いが同時に進行。それぞれ違う立場の陸貞と高湛がどのように関わっていくのでしょうか?
後宮の涙 登場人物・キャスト
・陸貞(りく・てい)
北斉の豪商・陸家の長女。
演:趙麗穎(チャオ・リーイン)
・高湛(こう・たん)/長広王
北斉の皇太弟
演:陳曉(チェン・シャオ)
・陸珠(りく・しゅ)
陸貞の妹。陸賈と趙瑛蘭の娘。
演:袁暁旭
・趙瑛蘭(ちょう・えいらん)
陸賈の妻。陸珠の母。陸貞の継母。
演:王琳
・高演(こう・えん)孝昭皇帝
演:喬任梁(キミー・チャオ)
・婁昭君(ろうしょうくん)/皇太后
演:劉雪華(リウ・シュエホア)
第3話 運命の逃避行
女官になろうとして失敗
陸貞は陸夫人に無理やり嫁入りさせられそうになり脱走。逃げる途中、高湛とぶつかりますが彼の外套を奪って逃走しました。
陸貞は宮中で女官を募集していることを知り応募。でも官籍が必要と言われます。
そこで城南の江師傅から官籍を手に入れようとするものの、彼の罠にはまりそうになり抵抗の末気絶させ官籍を奪い宮中へ。
宮女の試験を受けたのですが、官籍が偽物だと見破られ宮殿を追い出されるのでした。
女官の募集に目をつけたのは良かったと思いますけど。やはり身元が大事みたいいですね。だれでもいいというわけにはいかないでしょう。
刺客に狙われている高湛と再会
夜。高湛は刺客に襲われ腕を負傷しました。そこへ偶然通りかかった陸貞が、彼を助け医者のもとへ連れていきました。しかし陸貞は指名手配されていることに気づきます。
高湛の腕は腱が切れていて、もう剣を握ることは難しいとのこと。高湛は絶望し自ら命を絶とうとしますが、陸貞は必死に止めて叱咤激励します。
高湛の傷はなかなか良くならず、陸貞に腱を縫ってほしいと頼むのですが。
第4話 二人を結ぶ絆
陸貞に玉佩を贈る高湛
高湛は陸貞に何度も助けられる理由を尋ねました。高湛は自身の複雑な身の上を話し、陸貞は継母が官兵を動かすほどなら普通の家じゃないと彼の出自を察します。
陸貞は以前盗んだ玉佩を返しました。でも高湛は形見の玉佩を陸貞に贈るのでした。
陸貞が宮中に入る
その後、二人はまた追手に追われて逃げ出し。陸貞は高湛と離れ離れに。
陸貞は再び宮中へ向かうと侍衛に止められます。王尚儀が現れ追い出そうとしますが、陸貞は短刀を首に当て、高湛から託された玉佩を見せました。
でも王尚儀は無視。そこへ青薔が現れ、玉佩を見て驚きました。それが長公主の物だと気づいた青薔は、陸貞を宮中へ連れて行くよう指示します。
第5話 厳しい修業の始まり
宮女たちの嫌がらせ
陸貞は用勤院で見習い宮女になりました。用勤院の宮女長・楊挽秋は「誰の推薦で入宮したかは関係ない」といい宮中での厳しい規則を教え試験に合格しなければ追放されると警告します。
宋宮女は王尚儀から陸貞を追い出すよう圧力をかけられており。宮女たちからの嫌がらせが始まるのでした。
陸貞の反撃
宋宮女は陸貞の過去を探るため陳秋娘と沈碧を呼び出します。陳秋娘は陸貞が手配書の殺人犯に似ていると証言。宋宮女は陳秋娘に陸貞を陥れる計画を耳打ちします。
陳秋娘は娄尚侍に「陸貞は殺人犯だ」と告発。手配書を見せました。でも陸貞は否定。娄尚侍は陸貞の言い分を信じて陳秋娘に鞭打ち刑を命じるのでした。
陸貞は陳秋娘が罰から戻ってくると仲直りを提案。そんな陸貞に沈碧は嫌味を言うのでした。
第6話 思いがけない罪状
長広王の入宮
長広王 高湛は長公主と会いに宮中に行きました。高湛の質素な輿に宮女たちは噂し合います。
高湛と会った長公主は娄家を誤解しないしないようにと言います。
高湛は長公主に玉佩を持つ者が訪ねてきたら、引き止めておいて欲しいと頼むのでした。
陸貞の件では長公主も事情を察したみたい。
菊の宴の準備と策略
太后主催の菊の宴に向け宮女たちは靴作りをします。ところが宋宮女が靴に血をつけ台無しに。そこで陸貞は自分の靴を陳秋娘に譲りました。
麗嬪は陳秋娘から受け取った靴を履いて宴に出席。ところが貴妃から批判されてしまいます。その後、陳秋娘は賜死になってしまいました。
陸貞は後宮の恐ろしさを思い知るのでした。
第7話 冷宮での試練
太后の誕生日が近づき、宮女たちは寿礼の準備を始めます。
沈碧の妨害でピンチの陸貞でしたが。仁寿宮に忍び込んで鮮卑文字の「寿」の字を写そうとします。ところが警備兵見つかってしまうのですが、偶然 孝昭帝 高演がやってきて助けられます。
陸貞が宮中で嫌われる理由
その後、陸貞は偶然、高湛と出会いました。家に帰せるという高湛ですが陸貞は断ります。
見習い期間が終わった陸貞でしたがどこも引き取ろうとしません。
楊姑姑は陸貞に陸貞が嫌われるのは蕭貴妃に似てるからだというのでした。
陸貞はどうするつもりなのでしょうか。
後宮の涙 7話までの感想
陸家の揉め事と、宮中の対立が同時進行で進むドラマ。陸貞が宮中に入ったのでひとまず陸家の話は一区切りでしょうか。
それにしても宮女になるのも一苦労。たしかに得体のしれない人間を宮中に入れるわけにはいかないので簡単ではないですよね。他のドラマでは簡単に入ってることもありますけど。
でもこういう世界はコネがあればOK。高湛のお陰で無事入れました。
高湛も刺客に狙われて大変でしたけど陸貞に助けられて、宮中に戻ってくることができて良かったです。
命を狙ったのは婁昭君だと察しはつきますが、かといって今はどうすることもできません。皇帝になった高演が悪い人でないのが救い。
宮中に入った陸貞は嫌がらせを受けてますが、貴妃に似ているせいで余計な苦労をするはめに。似なければいいのはそのとおりなんですけど。陸貞はこれからどうするつもりなのでしょうね。
今後の展開が楽しみです。
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