◀ 風起西州25-27話あらすじ | 風起西州31-33話のあらすじ▶
中国ドラマ 風起西州~烈風に舞う花衣~ 28・29・30話のあらすじとネタバレを感想とともに紹介します。
唐と突厥の大きな戦が迫っています。そんな中、琉璃は疲労から倒れてしまいました。さらに張敏娘によって雲伊の正体がばれてしまいます。それでも麴崇裕は雲伊を信じていました。
この記事では28~30話のあらすじとネタバレ、感想と気になる歴史的話題を解説。他の風起西州は 風起西州 あらすじネタバレ全話一覧 からもご覧いただけます。
※この記事はドラマ『風起西州』のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。
- 庫狄琉璃(こてき・るり)
演:グーリーナーザー - 裴行倹(はい・こうけん)
演:ティミー・シュー - 臨海大長公主(りんかいだいちょうこうしゅ)
演:ジュー・ルイ - 麴崇裕(きく・すうゆう)
演:劉端端(リウ・ドワンドワン)
風起西州28話 あらすじとネタバレ
28話の簡単要約
- 琉璃の看病に来た張敏娘は雲伊の正体が阿史那氏の者だと気づく。
- 麴崇裕は雲伊の正体を知っていたが、彼女を信じて隠していた。
- 病から回復した琉璃は皆を守るため韓四から医術を学ぶ決意をする。
あらすじ:隠し事と優しさ
張敏娘はまた琉璃を見舞いにやってきました。雲伊が張敏娘を追い払おうとしますが無理やり入ってきます。さらに張敏娘は雲伊の素性に興味をもって次々と質問を浴びせかけました。張敏娘に徴発された雲伊はあっさりと阿史那氏族の者だと話してしまいます。
張敏娘はさっそく麴崇裕に伝えようとしましたが。思いとどまって軽々しく告げ口するのではなく、あえて彼の父・麴智湛に知らせるのでした。
瑠璃は長い昏睡状態からようやく目覚めました。
雲伊は自分が阿史那氏の者だとばれたのを心配して、麹崇裕に話しました。でも彼は以前から彼女の正体を知っていたのです。それでも彼女を信じて隠していました。雲伊は安心すると同時に彼の優しさに心をうたれます。さらに崇裕は自分の上着をそっと肩に掛けて家まで送り届けました。二人の心の距離は今までになく縮まっていました。
一方、病状が回復した琉璃は自分と大切な人々を守るために医術を学ぶことを決意。裴行倹は彼女の強さと優しさに心を打たれますが、他の男性から医術を学ぶことに少しばかり嫉妬を感じます。でも琉璃の決意を尊重。彼女の新しい挑戦を応援するのでした。
三ヶ月後、琉璃は順調に回復しました。そして裴行倹を心配して密かに計画を練っていたのでした。
感想:麴崇裕はなぜ雲伊を信じたのか?
麴崇裕は雲伊がかつて裴行倹が人買いから助けた女性だと知り、24話では王君孟に雲伊の素性を調査するよう命じていました。調査した結果、麴崇裕は雲伊が唐と敵対関係にある突厥の阿史那氏の者だと知ったようです。その伏線が回収されたわけですね。
麴崇裕は雲伊の正体を知っても、彼女がスパイではないと信じていました。彼女は奴隷として売られようとしていましたし、24話で雲伊の部族が別の阿史那氏に敗北したと語っていたように。突厥内部でも争いが起きていることを知っているからでしょう。彼女の単純だけど憎めない人柄ではスパイは向かないと思っているのかもしれません。
風起西州29あらすじとネタバレ
29話の簡単要約
- 琉璃は麴崇裕と雲伊の関係を心配するが、雲伊は彼を愛する気持ちを貫く。
- 琉璃と裴行倹は柳如月と方烈の再会と結婚を援助する。
- 雲伊は父の死を知り悲嘆に暮れるが、麴崇裕が彼女に告白、二人は結ばれる。
あらすじ:月夜の再会
琉璃は体調が良くなったので外出を楽しみ、厨房で料理も作りました。琉璃は麴崇裕からもらった酒を雲伊に酒の味見をさせます。その酒は雲伊の故郷の物にそっくりでした。
麴崇裕は雲伊に好意を持っていますが、彼には妻がいます。このまま一緒になることはできません。それでも雲伊はこのさき一緒にいられなくなっても後悔はしないというのです。そのまっすぐな気持ちに、琉璃は複雑な思いになります。
裴行倹は仕事で知り合った方烈を琉璃に紹介。彼は行方不明だった柳如月の従兄で、かつて上官を殺害した罪を背負っていました。彼の罪を帳消しにする唯一の方法は戦場で功績を立てることでした。
琉璃と裴行倹は二人を再会させ、二人の幸せを願いました。方烈は傷を負った自分の容姿の変化を気にしますが、柳如月はまったく気にしません。彼は今回の戦で手柄を立てて柳如月を迎えに長安へ戻ることを約束します。二人は西州で結婚式を挙げた後、方烈は戦場へと向かうことになりました。
突厥との戦が迫る中、裴行倹と琉璃は雲伊を故郷へ帰すべきか話しました。雲伊はその会話を盗み聞きして、父親の死を知ってしまいます。彼女の悲しみに気がついた麴崇裕は静かに彼女を抱きしめて告白。雲伊は故郷には帰らず、麴崇裕と共にいることを決意します。
そして6年後。西州全体が唐に従い裴行倹の統治のもと平和な時が流れていました。
解説:西突厥との決戦、蘇定方の西域平定
ドラマは瑠璃の視点で描かれているので戦争描写はありませんが。現実には激しい戦いが行われていました。「旧唐書」「新唐書」によると、この時期(657~660年)には蘇定方(そ ていほう)が率いる唐軍と西突厥可汗の阿史那 賀魯(あしな がろ)率いる突厥軍が西域で何度か戦い、唐軍が勝利。帝国としての西突厥は一端は壊滅。以後、突厥の民は唐の支配下にはいります。こうして高宗の時代に唐がアラル海(カザフスタンとウズベキスタン)までの広大な地域を支配下におき、唐史上最大の領土を獲得しました。

7世紀後半の唐と東アジアの国々
このころ史実の裴行倹は西州都督府の長史をしていて西域の管理をしていました。ドラマでも西域が唐の配下になり裴行倹が統治していることが語られます。
風起西州30話 あらすじとネタバレ
30話の簡単要約
- 子供のいない琉璃は裕福な奥方たちから心ない言葉を浴びせられていた。
- 権力固めを狙う麴崇裕の父が裴行倹に張敏娘との縁談を勧める。
- 裴行倹は琉璃への愛を貫き、張敏娘を義妹にすることでこの難局を乗り切る。
あらすじ:都督からの頼み
6年の月日が流れ、裴行倹と琉璃の夫婦は西州での生活を送っていました。しかし琉璃は今も病気がちで子ができないため、周囲から冷ややかな目で見られていました。
そんなおり、琉璃は裕福な家の奥方たちから宴に誘われました。明らかに嫌がらせだとわかっていましたが、夫の立場もあり宴に出席することにしました。
麴崇裕の父・麴智湛は裴行倹と琉璃はこの地では異民族であり、今後も西州を収めたいなら現地の有力者と縁戚になるべきだと言います。そして張敏娘を娶るよう勧めてきました。でも裴行倹は琉璃以外の女性を娶るつもりはないと断ります。その上で張敏娘の身の安全を自分が守ることを約束、彼女を義妹にすることでこの件を収めようとしました。これには麴智湛も何も言い返せませんでした。
その後、麴智湛は王君孟に苦しい胸の内を明かしました。彼は裴行倹を困らせるつもりはなかったのですが、現地の有力者の不満を和らげるためには仕方なかったのだと明かします。
翌日、張敏娘が琉璃と雲伊のもとを訪れお茶を淹れ竹笛を贈りました。すると琉璃が雲伊の肖像画を描き始めました。張敏娘は自分の才覚を見せつけたかったのですが、琉璃にかわされてしまいます。
感想と解説:裴行倹に縁談を勧める麴智湛の思惑
麴崇裕の父・麴智湛が裴行倹が裴行倹に張敏娘との縁組を迫りました。彼女は現地の現地の娘です。麴智湛がドラマの中で言っている通り、もと高昌国民だった西州の人から見れば裴行倹と琉璃は唐の人間です。いくら琉璃の母(安氏はソグド人の姓)が西域出身といっても唐で暮らしていました。逆に麴氏は祖先は漢人ですが今ではすっかり西域になじみ現地の有力者になっています。王氏も張氏も同じようなものでしょう。
唐の支配を快く思わない現地の有力者にとって裴行倹を仲間として認めるのはなかなかむつかしいと思います。そこで麴智湛は裴行倹に現地の有力者と親戚になって、西州の有力者の不安や不満を和らげようとしたのでしょう。それは裴行倹と琉璃の幸せを犠牲にするかもしれませんが。支配地域の統治のためには仕方ないという判断なのでしょう。
史実では西州時代の裴行倹に側室がいたという記録はありません。しかし縁談話はあったかもしれませんね。
風起西州28~30話 まとめ
唐と西突厥の戦が終わり、平和がやってきました。
でも西州ではまた別の問題が起きています。琉璃は健康状態がよくなく子がないことで周囲から厳しい目でみられています。
西州の有力者は長安から来た裴行倹に完全に服従しているわけではありません。張敏娘の問題は一旦は解決したものの、現地の有力者や張敏娘がこのまま引き下がるとは思えません。今後も琉璃と裴行倹は争いに巻き込まれていくのでしょうね。この夫婦が、どのようにして乗り越えていくのか、今後の展開に注目です。
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