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風起西州22・23・24話のあらすじとネタバレ・新たな敵・蘇南瑾

風起西州19-21話あらすじ |

中国ドラマ 風起西州~烈風に舞う花衣~ 22・23・24話のあらすじとネタバレを感想とともに紹介します。

瑠璃は麴崇裕の妻子を救いました。孫との対面に麴崇裕の父も喜びます。こうしては麴家と裴行倹・瑠璃は和解しました。しかし大長公主は新たに蘇南瑾を送り込んできたのでした。

この記事では各話のあらすじを振り返り、感想と気になる歴史的話題を解説。全話の概要は 風起西州 あらすじネタバレ全話一覧 からもご覧いただけます。

※この記事はドラマ『風起西州』のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

風起西州 あらすじ紹介

風起西州 キャスト・登場人物
詳しい登場人物とキャスト紹介は風起西州 キャスト・登場人物紹介をご覧ください。
 
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風起西州22話 あらすじとネタバレ

あらすじ: 足りない兵糧 

裴行倹と琉璃が麴家から招待され、麴崇裕の妻子を救ったことを感謝されました。麴智湛も心から感謝し、もともと仲が良かった鏡娘と琉璃は親友となり。裴行倹と麴崇裕は義兄弟となりました。

蘇将軍が長安からやってきました。蘇将軍は以前とは別人のように高圧的でした。軍から要求された兵糧12万石のうち2万石が足りないと知ると、裴行倹を軍法会議にかけると脅迫します。瑠璃は無理を言っていると思いますが、裴行倹は瑠璃に対策を考えてあるので安心するように言います。

翌日。裴行倹と瑠璃は寺に行くと麴智湛と会いました。彼らは寺の住職に穀物を提供してくれるように頼むと、法師は「仏の涙」の剣を教えてくれれば4万石を提供すると約束します。裴行倹は喜びますが、麴智湛は外部の力を借りることに戸惑いがあります。

その後、麴智湛は息子の麴崇裕と話し合い、ようやくお互いに理解しあいました。そして麴智湛も裴行倹と共に西州のために尽くす決意をしたのでした。

一方、蘇南瑾は裴行倹が食糧を集めたと知って彼を陥れようとするのでした。

感想:新たな敵・蘇南瑾

蘇南瑾といえば9・10話で瑠璃を捕えようとした人物。あのときは瑠璃と裴行倹にうまくやりこめられて瑠璃を逃がしてしまいました。あのあと臨海大長公主にさんざん叱られたのでしょうね。22話で出てきた蘇南瑾は以前とは別人のように敵意をむき出しにしています。彼も大長公主の後ろ盾を武器に裴行倹に無理難題を吹きかけてくるのでしょう。せっかく麴家と和解した裴行倹にとっては厄介な相手の登場でしたね。

 

風起西州23話 あらすじとネタバレ

あらすじ:強気な令嬢

穀物の計量が始まりました。するとそこに大仏寺の僧侶がやってきました。蘇南瑾は彼らが来るとは思ってなかったので驚きます。寺の穀物に小細工をすることはできず、蘇南瑾の計略は失敗。しかし蘇南瑾は自分が用意した箱を偽装していました。その箱で計量すると偽装が発覚します。

裴行倹は突然怒って蘇南瑾に兵の責任を追及するよう強く言います。蘇南瑾は自分が命じた不正のために自分の兵士たちを杖で50回打つ罰を与えることになってしまいます。これで蘇南瑾のメンツは丸つぶれになってしまうのでした。

麴家もこの事件を知りました。裴行倹が兵糧の件をうまく処理して蘇南瑾を懲らしめたので、彼への信頼をさらに厚くするのでした。

一方、麴崇裕は側室を娶るよう父から勧められました。でも彼にはその気はありません。張敏娘は麴崇裕のことが好きで麴家に嫁ぎたいと思っていましたが、麴崇裕には全く興味を持たれていませんでした。

麴崇裕の息子が長安へ向かうことになり、鏡娘が連れていくことになります。

やがて裴行倹のもとに雲伊がやってきました。雲伊はかつて裴行倹に助けられ彼に好意を持っています。そのため瑠璃にはライバル意識があるようでした。

 

感想と解説: 蘇南瑾の責任逃れとその代償

蘇南瑾は自分の部下を杖刑に処してしまいました。公の場で不正が発覚。彼の監督責任が問われるところです。そこで彼は兵士の責任にしてしまいました。

兵士たちは彼の指示で動いていたのに、罪を彼らに押し付けたのです。これでは部下たちはたまったものではありません。蘇南瑾は自分が不正をしていないと示すことができたかもしれませんが、部下からの信頼は傷ついてしまいます。周囲の人々も蘇南瑾は頼りにならないと思ったことでしょう。

これも裴行倹が蘇南瑾の不正を逆に利用してそのように仕向けたわけです。裴行倹の作戦勝ちといえますね。

 

風起西州24話 あらすじとネタバレ

あらすじ:父の数珠

雲伊は店で数珠を見つけてそれを買おうとしましたが、お金を用意して店に戻ってくるとすでに売れていました。

ふさぎこむ雲伊に瑠璃が事情を聴きますが、雲伊は心を閉ざしたままでした。琉璃は数珠の行方を調べ漢人の行商人が買ったことを突き止めました。

戻ってきた瑠璃に雲伊は数珠が亡き父の唯一の形見で、放浪中に失われたことを明かしました。そして見つけ出す手伝いをお願いします。

行商人は妻へのプレゼントとして買ったのでなかなか売ろうとしません。そこで瑠璃は武后からもらった貴重な翡翠の飾りと交換することを思いつきます。琉璃の誠実さに心を打たれた裴行倹は、ためらうことなく翡翠を渡して無事にブレスレットを取り戻すことに成功しました。雲伊は琉璃が自分のために貴重なものを交換に差し出したことに驚き、感動するのでした。

一方、裴行倹は師匠が兵糧不足で窮地に陥っていることを知り、麴崇裕とともに食料を運ぶ任務に就きます。彼らは北部の4万の軍と遭遇しますが裴行倹が敵を誘い出して敵の車両に火を放つ作戦を実行。混乱した敵軍を退けて多くの食料を守ることに成功しました。

任務を終えた裴行倹は琉璃に手紙を送りました。麴崇裕は雲伊がかつて裴行倹が助けた女性だと気づき王君孟に彼女を調べるよう命じるのでした。

考察:雲伊の父の形見がなぜ数珠なのか?

今回、阿史那 雲伊が探し求めていた数珠は父の形見でした。

数珠は仏教の物ですよね。実は遊牧民と仏教は実は深い関わりがあります。この当時の騎馬遊牧民は仏教を信仰していました。遊牧民社会は様々な民族が共存する社会。仏教は特定の民族に限定されない教えを持つので多様な民族を支配する遊牧王朝にとっては有効な宗教でした。

さらに遊牧民は東西を結ぶシルクロードの主要な担い手でした。仏教は貿易ルートを通してインド、中央アジア、中国へと広まり、遊牧民の商人や支配者が重要な役割を果たしました。彼らは寺院を保護することで貿易の安定と繁栄を確保したのです。

雲伊の数珠は父の形見というだけでなく突厥が仏教を受け入れシルクロードを支配した誇りの象徴といえるかもしれません。

 

風起西州22~24話 まとめ

裴行倹と瑠璃は麴家と和解したと思ったら、新しい敵の登場です。蘇南瑾は以前も登場しましたが。そのときは大した敵ではなさそうに見えたのですが。大長公主の後ろ盾があるためか、高圧的。もともと平気で人を殺害する冷酷な人物でしたけれど、いよいよ彼が本性を現して裴行倹たちに襲い掛かるのでしょうか。とくに過去に瑠璃を逃がして大長公主に叱られていますから。瑠璃には恨みを持っているでしょう。

蘇南瑾がどんな策略をかけてくるのでしょうか。そしてこちらも再び登場した雲伊がどういう役回りになるのか気になりますね。

 

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この記事を書いた人

歴史ブロガー・フミヤ

京都在住。2017年から歴史ブログを運営し、これまでに1500本以上の記事を執筆。50本以上の中国歴史ドラマを視聴し、史実とドラマの違いを正史(『二十四史』『資治通鑑』など)に基づき初心者にもわかりやすく解説しています。

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