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墨雨雲間 21・22・23・24話のあらすじ:父の冤罪と公主の告発

墨雨雲間 21話・22話・23話・24話のあらすじをお届けします。

薛芳菲の父は民の証言で処刑を免れたものの、定州では飢饉と暴動にまきこまれ危機に陥ります。都に戻った薛芳菲は登聞鼓を打ち決死の訴え、父の冤罪ははれたものの、長公主による正体告発が待っていました。

この記事では21話から24話までを通して登場人物たちの思惑や注目点を分かりやすく解説します。

 

この記事で分かること

  • 21話:民の証言で父の処刑を止めるも、飢饉により新たな重荷を背負う。

  • 22話:難民暴動と食糧問題、登聞鼓を打つ決断に至る背景。

  • 23話:親裁での逆転劇と「父に罪を与えよ」という訴えの真意。

  • 24話:長公主の告発が失敗し、姜梨として生きる覚悟を固める。

全体のあらすじを見たい方は
【墨雨雲間・美しき復讐】あらすじをわかりやすく紹介をご覧ください。

 

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第21話あらすじ

第22話あらすじ

第23話あらすじ

第24話あらすじ

 

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墨雨雲間 21話 あらすじ 迫りくる陰謀

薛芳菲は民の証言で父の即時処刑を食い止めますが、定州の飢饉を知り民を救うことにするのでした。

第21話 あらすじ

薛芳菲は父の冤罪を晴らすため都へ戻ろうとしますが、郷里に県令・魏坤が踏み込み、薛父を刑場へ連れ出そうとします。芳菲はその場で地面にひざまずき、事件には不審な点が多いとして再調査の猶予を求めました。

すると、かつて薛父に救われた民が次々と名乗り出て証言します。処刑は中止となり、芳菲は民の思いに胸を打たれるのでした。

しかし定州へ入ると飢饉は想像以上に深刻でした。飢えた民に囲まれ、一度は町を離れようとするものの、父の動揺を見た芳菲は民を見捨てられないと思い引き返します。

その裏では救済を握る李仲南が配給を遅らせ、芳菲を追い詰めようとしているのでした。

 

ここに注目!:民に助けられ民に縛られる芳菲

飢えた民がいるにに芳菲が町を離れようとしたのはは、冷たく感じるかもしれません。でも現実的には正しい選択だったと言えます。

中途半端な量の食糧や資材では大勢の民を救うことはできませんし、結局は助ける側も潰れて、共倒れになってしまうからです。

そもそも芳菲は官でも役人でもなく、ひとりの民間人にすぎません。民を救う義務もなければ、十分な財力や権限を持っているわけでもありませんでした。

善意があっても、それを実行できる力がなければ救済はできません。

それでも芳菲は飢えに苦しむ民の姿と動揺する父の様子を見て町を去ることができませんでした。人としての優しさが自分を追い詰めることになりそうです。

父の冤罪の件では民の声に救われた芳菲ですが、今度は民の存在によって窮地に追い込まれていく。皮肉な展開と言えますね。

 

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墨雨雲間 あらすじ 22話 響け、訴えの太鼓

薛芳菲は荒廃した淮郷で父の冤罪と向き合うことになるのでした。

第22話 あらすじ

定州に集まる難民たちの不自然な動きから薛芳菲は渭県で何かの不正が行われていることに気づきます。

彼女は妨害や襲撃に遭いますが、その窮地に陥ったのは蕭蘅でした。蕭蘅は表渭県へ向かうふりをして葉家と姜家へ密書を送り、難民を救うための食糧を確保するよう手配していました。

定州では李仲南の策によって飢えた民衆による暴動が発生してしまいます。

薛芳菲は城楼に立って怒り狂う民に食料は届くと言いますが。李仲南が送り込んだ煽動者が自ら命を絶ち、罪を薛芳菲に着せようとします。すると葉世傑と葉嘉児が食糧を届け民衆はようやく収まるのでした。

蕭蘅は定州での難民問題は解決に向かっていると陛下に報告しました。でも、薛芳菲が独断で囚人を連れ出した罪は残ります。しかし彼女は父・薛懐遠の冤罪を晴らすため、彼女は登聞鼓の前に立ち太鼓を力強く打ち鳴らすのでした。

 

注目点:なぜ「難民問題は解決した」と言えるのか

蕭蘅は難民問題を皇帝に報告。皇帝も解決したと思っているようです。確かに定州で暴動が起きたが、食糧は確保されて民に行き渡っり、暴動は収ましたし。表向きの原因とされる地方役人の不正は処理できました。

でも難民問題がこれほどこじれた原因。李仲南の不正は明かされないまま。

結局、皇帝にとって最優先なのは暴動が広がらず、都に飛び火しないことです。朝廷目線ではこれができれば「解決」と言えるのです。

蕭蘅としても今の時点ではこれ以上の追求材料はありません。

だから薛芳菲は登聞鼓を打ちました。彼女にとっては父の冤罪を晴らしたい一心ですが。裏では李仲南らの不正とも繋がっている。これが明かされれば本当の解決に近づいたと言えそうです。

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墨雨雲間あらすじ 23話 

薛芳菲は親裁の場で証言を行い父・薛大人の冤罪を覆しました。

第23話 あらすじ

薛芳菲は登聞鼓を打ちました。民衆たちも救済を求めます。その声に押される形で大理寺は薛懐遠の事件を再審理することを決定しました。

牢に囚われた薛芳菲を訪ねた蕭蘅は、命をかけて父を救おうとする彼女の覚悟を知り言葉を失いました。

一方、姜家では季淑然が世間体を気にして薛芳菲を連れ戻します。家に戻った芳菲が薛父を救おうとした事情を話すと祖母と姜雲柏も協力すると認めます。

ついに皇帝自らが裁く「親裁」が始まりました。薛芳菲は獄を破って父を連れ出した罪を認めた上で、父の潔白を証明すべく法廷に立ちました。

証拠が不足して窮地に立たされた彼女でしたが、あえて「父に罪を与えてください」と訴えを口にします。それは民に慕われ私財を投じて救済した父が決して汚職に手を染めるような官吏ではないことを逆説的に主張したのでした。

人々の証言と徹底した家産調査の結果、ついに真犯人の正体が浮かび上がり、陛下は薛懐遠の無罪を宣告します。

父娘にようやく救いの手が差し伸べられたかに見えたその時、法廷に婉寧長公主が姿を現し「姜梨ではなく、薛芳菲と瓜二つだ」と驚きの証言をするのでした。

 

ここに注目:「父に罪を与えよ」は何のため?

今回、薛芳菲は証拠不十分とみると「父に罪を与えてください」と証言しました。これは証拠もなく感情論に訴えているだけに見えますし、普通の裁判なら通るはずがありません。

でも今回が特殊なのは皇帝が直に裁く「親裁」という点です。

皇帝が直接裁きを言い渡す場合は法律の正確な運用よりも、
  • この判断が朝廷全体にどう響くか?
  • 官僚たちにどんな前例を残すか?
  • 皇帝の統治の正当性が保たれるか
という点が求められます。
要するに芳菲は皇帝に「あなたは無罪かも知れない人を罪人として処分しようとしているのですよ。冤罪を認める皇帝になってもいいのですか?」と圧力をかけているのです。

結果的に皇帝は芳菲の言い分を聞いて薛父の罪を免除しました。

これを見ると感情論で決まるのかと思うかも知れませんが。

人が人を裁く場である以上、感情が入るのは避けられません。特に決断する人の裁量が大きい場合ほど心理的な要素が入りやすいといえます。

 

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墨雨雲間あらすじ 24話 公主の誤算

長公主の告発は失敗に終わり、薛芳菲は「姜梨」として朝廷に受け入れられました。

第24話 あらすじ

殿上に現れた婉寧長公主は、目の前の「姜梨」は死んだはずの薛芳菲だと断言、厳しく批判しました。

でも薛芳菲は動揺しません。彼女は同行していた淮郷の民たちの存在を盾に長公主の言葉には根拠がないと反論します。

長公主は貞女堂の堂主を呼び出し正体を暴こうと画策していました。しかし、薛芳菲は事前に用意していた証人によって堂主の証言が嘘だと証明し、長公主側を追い込みます。

さらに沈玉容も皇帝から正体の確認を迫られますが、彼は葛藤の末に否定し遺体の検分も拒否しました。

逆上して自ら剣を抜いた長公主でしたが、姜雲柏と蕭蘅に阻まれます。

騒ぎが収まり帰宅した後、父・姜雲柏は改めて彼女を姜家の娘として受け入れます。

彼女は亡き姜梨の思いを背負い、姜梨として生きていく道を改めて決意するのでした。

 

ここに注目:長公主の追求はなぜ失敗した?

勢いよく乗り込んできた長公主ですが、彼女の追求は失敗しました。彼女の主張は「似ている」「芸ができる」という印象論が中心で、決定打に欠けています。

証人として堂主を呼んだものの、彼女はかつて長公主のいない場で薛芳菲を「姜梨」と認定しています。一貫性のない証言はそれだけで信憑性が崩れます。

頼みの沈玉容も保身に走って「姜梨」を薛芳菲と認めません。もし認めたら自分が薛芳菲を生き埋めにした殺人未遂犯だと明らかになるかも知れないからです。同様の理由で検骨も拒否です。

それに姜梨の父まで本物と断言してしまいました。彼も本物ではない可能性が高いと思っていますが認めたくない・娘を失いたくないという意識の方が強いように見えます。

長公主は感情と権威に頼りすぎました。疑いを持っているなら、事前に証拠を集め、周囲の者を追求すべきだったでしょう。あの場でいきなり言ってもよほど確実な証拠がない限り人を別人と決めつけるのは難しいといえます。

 

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この記事を書いた人

歴史ブロガー・フミヤ

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京都在住。2017年から歴史ブログを運営し、これまでに1500本以上の記事を執筆。50本以上の中国歴史ドラマを視聴し、史実とドラマの違いを正史(『二十四史』『資治通鑑』など)に基づき初心者にもわかりやすく解説しています。

詳しい経歴や執筆方針は プロフィールをご覧ください。

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