中国ドラマ「尚食(しょうしょく)」の第21・22・23・24話のあらすじ・ネタバレと感想を紹介します。
15世紀の明朝。4代皇帝 洪熙帝の治世。
朱瞻基は姚子衿を側室にしたいと思っていますが、姚子衿は拒んでいます。
洪熙帝も郭貴妃の寵愛に目が曇って皇后のことを理解できなくなっているようです。やはり似たもの親子なのかと思いました。
そして遊一帆も怪しい動きをみせています。また何か企んでそうですね。漢王は諦めてないでしょうし、皇位を巡る争いも激しくなってきそうです。
主要人物
- 朱瞻基(しゅ・せんき)/皇太子
演:許凱(シュー・カイ) - 姚子衿(よう・しきん)
演:呉謹言(ウー・ジンイエン) - 游一帆(ゆう・いつはん)
演:王一哲(ワン・イージョ) - 胡善祥(こ・ぜんしょう)/太子妃
演:張楠 - 朱高熾(しゅ・こうし)/洪熙帝
演:洪剣濤(ホン・ジェンタオ) - 胡善囲(こ・ぜんい)/司膳
演:張芷溪(ジャン・ジーシー) - 張皇后(こうごう) 演:鄧英(ドン・イン)
朱瞻基の母。 - 郭貴妃(かくそくひ) 演:何瑞賢(ホー・ルイシエン)
洪熙帝 の側室。十皇子の生母。野心家で策略を巡らす。
さらに詳しいキャスト・登場人物は 【尚食】キャスト・相関図と登場人物を徹底解説 で紹介しています。
第21話 天命に抗う者
朱瞻基の心遣いと皇后の動き
姚子衿は朱瞻基が汚した絵巻物の染みを丁寧に拭き取り、元通りにすると姚子衿はそっとそれを元の場所に戻しました。
朱瞻基は絵が元通りになっているのを見て内心では姚子衿の行いを嬉しく思いますが、いまいち素直にはなれません。
張皇后は朱瞻基に跡継ぎがいないことを心配して、胡善祥たちに懐妊しやすくなる薬を飲ませたり。容姿端麗な四人の宮女を太子妃の元に送りこみました。でも朱瞻基はすぐにその宮女たちを張皇后のもとへ送り返したのです。
姚子衿が太子嬪を拒否
張皇后は朱瞻基が自分の選んだ宮女を気に入らないのだと思い、今度は朱瞻基が好みそうな女性を送ることにしました。
張皇后は夜食を運ばせるという口実で姚子衿を呼び出すと、太子嬪に封じると告げます。
姚子衿は朱瞻基には惹かれていますが自由に生きたいので太子嬪を断りました。皇后は驚くと命令に従わなければ姚子衿の死か一族郎党を処刑すると脅します。でも姚子衿は死を覚悟して、自分の意思を貫こうとします。そんな姚子衿に対して張皇后は・・・
第22話 上元節の勝負
姚子衿の兄の登場
張皇后は姚子衿を諦められず、姚子衿の兄に姚子衿を説得するよう命じます。兄は姚子衿に亡き母のことを思い出して太子妃になるように懇願しました。でも姚子衿は兄が自分の出世のことだけを考えていると反発するのでした。
その言葉を聞きつけた紫萍は大きな箒を持って飛び込んできて、姚子衿の兄を追い払うのでした。
料理対決の行方と姚子衿の覚悟
上元節の宴がもうすぐ始まります。胡尚食と孟尚食の最後の料理対決が迫っていました。もし胡尚食が負ければ二度と尚食局には足を踏み入れないという約束です。
姚子衿は手の傷が治っていませんが負傷を押して志願しました。孟尚食は彼女の気持ちを受け入れ、さらに細かい点について指導しました。
宴が開催され、大殿では尚食局の勝負が始まりました。それぞれが手の込んだ料理を出し洪熙帝たちを喜ばせます。洪熙帝は姚子衿の九色錦盒を味わうと絶賛。蘇月華は姚子衿を妬ましそうに見て悔しそうにします。
ところが姚子衿が料理を運んで戻ると手がひどく痛みました。それを見た蘇月華は姚子衿は嘲笑います。でも姚子衿はたとえこの手が言うことを聞かなくても戦うと言うのでした。
第23話 最後の告白
朱瞻基の気遣いと姚子衿の才覚
朱瞻基は姚子衿の右手の怪我に気がつくと、ひそかに薬を届けてそっと宴席に戻りました。朱瞻基は姚子衿が怪我をおして料理を作っていることを心配する一方で、なぜ側室になろうとしないのかと腹を立ていました。
孟紫澐は失言をして洪熙帝 朱高熾を怒らせてしまいますが、洪熙帝は孟紫澐を罰せず試合は続けられました。その後、何品もの料理が運ばれてきて皇帝は目移りしてしまいます。
火鍋と子豚の丸焼き、そして刺客の襲来
姚子衿は皇帝の前でそれぞれの料理の背景にある物語や調理過程を丁寧に説明しました。さらに初代皇帝 朱元璋が愛した「翡翠白玉湯」の由来も語りました。姚子衿は上手く説明役をこなして接戦に持ち込みます。
決着がつかないまま皇帝は尚食局に御前料理を作るよう命じます。
胡善囲と蘇月華は烤乳猪を選びました。洪熙帝が傍に近寄ってみると。子豚の丸焼きに麒麟(きりん)の模様が浮き上びあがりました。ところが油が皇帝の衣服に飛び散り、火花が飛び散って火事になってしまいます。
皇帝が着替えるために席を離れようとすると騒ぎに乗じて刺客たちが襲いかかりました。朱瞻基と游一帆は刺客たちの襲撃を防ぐのですが。
胡尚食はまた祥瑞を装うのですね。まあこの国はそういうのを信じてますからね。それを使って取り入る人はいくらでもいるでしょう。
第24話 すれ違い
朱瞻基の複雑な心境
朱瞻基たちは刺客を鎮圧に成功。怪我をしてしまいますが、母の張皇后を心配させないように怪我したことを隠していました。一方、洪熙帝からは助けに来なかったと誤解されてしまいます。
朱瞻基は刺客を放ったのは二人の叔父だと思っていますが証拠はありません。
そこに尚食局から料理が届けられ、朱瞻基は喜び勇んで出迎えます。ところが姚子衿と梅少淵が親しげに話しているのを見て憂鬱になってしまいます。
遊一帆の過去
遊一帆は護衛の功績で皇帝から免死金牌(めんしきんぱい)を賜りました。
月華が遊一帆に食事を届けに来ると、彼が重傷を負っているのを知り薬を塗ります。すると遊一帆は過去を思い出すのでした。
かつて遊一帆が人に追われて重傷を負って倒れていた時のこと。姚子衿が気がついて彼の傷を治療した後、食事を届けてくれたのです。
尚食 21話から24話までの感想
姚子衿の芯の強さには改めて感心します。皇后から太子嬪への打診をきっぱりと断るとは。たとえ「九族皆殺し」と脅されても怯まない精神力はすごいです。でもそんな姚子衿だからこそ、皇后も気に入ったのですよね。
朱瞻基は姚子衿が好きなのはわかりますが、子供っぽいというか。小さいころから将来の皇帝として育てられたせいか素直になれないのですね。
でも皇帝を守って重傷を負ったにもかかわらず、父に誤解されたのは気の毒です。洪熙帝は朱瞻基を警戒しているのでしょうか?
胡尚食の死は驚きました。彼女なりに妹を思っていたようですが、いろいろやっていますから自業自得かもしれません。蘇月華は師匠の仇を討ちたいという気持ちは強かったようですね。月華の行動は許されるものではありませんが、彼女の気持ちも理解できなくはない、複雑ですね。
朱瞻基と洪熙帝の仲は縮まりそうな感じですね。南京行きの話は残っていますけれど。今後の展開が気になります。
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