中国宮廷ドラマ「後宮の涙」全45話のあらすじを、ネタバレありで紹介!
「後宮の涙」は逆境に立ち向かい、自らの才覚で宮廷を駆け上がった一人の女性の波乱の生涯を描いたドラマです。
貧しい出自ながらも賢く心優しい主人公・陸貞(りくてい)が、継母の陰謀から後宮に入り、様々な困難や策略に立ち向かいながら、最高位である女宰相にまで上り詰めていきます。その過程で出会う皇子・高湛(こうたん)との身分違いの禁断の愛も、物語の大きな軸となっています。
この記事では、そんな中国ドラマ「後宮の涙」の魅力を深掘り! 最終回までの全話あらすじはもちろん、ネタバレ、主要キャスト、そして実際に最後まで見た感想を紹介。
ドラマを見ようか迷っている方も、視聴済だけど内容を振り返りたい方も、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
⚠️【ご注意】この記事にはドラマのネタバレが含まれています!⚠️
物語の結末を知りたくない方は、あらすじやネタバレの項目を読む際に十分ご注意ください。
中国ドラマ「後宮の涙」全体のあらすじと見どころ
「後宮の涙」全体のあらすじ
まず、「後宮の涙」の物語がどんな風に進んでいくのか全体の流れをざっくり掴みましょう。
物語の始まりは、西暦6世紀の中国・北斉(ほくせい)の時代。主人公の陸貞(りくてい)は、役人の家に生まれた賢く心優しい女性です。父親の仕事を手伝い才能を発揮しますが、それが原因で継母の嫉妬を買ってしまいます。
憎い継母の策略によって父親を亡くし、居場所を失った陸貞は復讐を誓い自らが生き抜くために宮廷に入ることを決意します。
様々な困難に見舞われますが、偶然出会った皇子・高湛(こうたん)の助けもあり、なんとか宮女(女官見習い)として後宮に入ることができました。
しかし、華やかな宮廷の裏側は嫉妬や陰謀が渦巻く危険な世界。陸貞は何度も窮地に立たされますが、持ち前の聡明さ、勇気、そして人並みならぬ努力で乗り越えていきます。
その過程で、陸貞は高湛と身分を超えた愛を育みます。しかし二人には後宮のしきたりや権力争い、そして周囲からの妨害という大きな壁が立ちはだかり、その愛は常に試されることになります。
数々の苦難を乗り越え、陸貞は宮女から女官、そして最終的には中国史上最初で最後の「女宰相」にまで上り詰める――これが「後宮の涙」の大きなストーリーラインです。
ここが見どころ!「後宮の涙」の魅力
このドラマ、一度見始めたら病みつきになる魅力がたくさん詰まっているんです!特に注目してほしいポイントはこちら。
陸貞の痛快サクセスストーリー!
絶望の淵から這い上がり、持ち前の知恵と努力で宮廷のトップを目指す陸貞の姿は、見ていてスカッとしますし、「私も頑張ろう!」と勇気をもらえます。応援したくなる主人公です!
切なすぎる!陸貞と高湛の身分違いロマンス
深く愛し合っているのに、後宮のしがらみや誤解によってすれ違う二人の関係にハラハラドキドキ。純粋で切ない愛の行方から目が離せません。
これが後宮…!ドロドロの愛憎と陰謀
美しく着飾った女性たちが、それぞれの野心や嫉妬から繰り広げる激しい権力争いや策略は、まさに中国宮廷ドラマの醍醐味。続きが気になって仕方がなくなります。
魅力的すぎるキャラクターたち
正義感溢れる陸貞、頼りになる高湛だけでなく、冷酷な悪役や心強い味方など、登場人物それぞれが個性的で物語を盛り上げます。
豪華絢爛な宮廷の世界観
色鮮やかな衣装、美しい装飾、壮大なセットなど、6世紀の中国宮廷が見事に再現されており、視覚的にも楽しめます。
これらの要素が組み合わさって「後宮の涙」は多くの視聴者を引きつける魅力的なドラマになっています。
「後宮の涙」主要キャスト・登場人物紹介
「後宮の涙」の物語をさらに面白くしているのが、個性豊かな登場人物たちです。主人公の陸貞を取り巻く主要なキャラクターをご紹介します。
陸貞(りく・てい)
演:趙麗穎(チャオ・リーイン)
この物語の主人公。役人の家に生まれた、聡明で正義感が強く、逆境にも決して屈しない強い意志を持つ女性です。父親の死の真相を突き止めるため、そして自分の力で道を切り開くために後宮に入ります。持ち前の知恵と努力で、宮女から女官、そして最高位へと上り詰めていきます。
高湛(こう・たん)/長広王
演:陳曉(チェン・シャオ)
北斉の皇太弟(後の武成帝)。文武両道に秀でた、優しくて包容力のある皇子です。後宮入りを目指す陸貞と偶然出会い、彼女の才能と人柄に惹かれていきます。身分の壁や多くの陰謀に苦しみながらも、陸貞を深く愛し、支え続けます。
高演(こう・えん)/孝昭皇帝
演:喬任梁(キミー・チャオ)
北斉の皇帝(高湛の兄)。心優しく穏やかな性格ですが、皇位をめぐる争いや母である婁昭君の策略に翻弄されてしまいます。弟である高湛を大切に思っており、陸貞の理解者でもあります。
婁昭君(ろうしょうくん)/皇太后
演:劉雪華(リウ・シュエホア)
高演と高湛の母。権力欲が非常に強く、息子の高演を皇帝に擁立するため邪魔な存在となる高湛を常に敵視。様々な陰謀を仕掛ける物語最大の悪役の一人です。
蕭喚雲(しょうかんうん)/貴妃
演:楊蓉(ヤン・ロン)
高演の妃(後に皇后)で高湛の幼馴染。美しくプライドが高い女性です。かつて愛した高湛を今でも忘れられません。彼と心を通わせる陸貞に激しい嫉妬心を抱き、彼女を陥れようとします。複雑な愛憎を抱えるキャラクターです。
沈碧(しん・へき)
演:唐藝昕(タン・イーシン)
陸貞の同僚の宮女。強い野心と嫉妬心から陸貞をライバル視するようになります。婁昭君や蕭喚雲の策略に加担し、陸貞に様々な嫌がらせや罠を仕掛けます。
丹娘(たんじょう)
演:徐麒雯(シュー・チーウェン)
陸貞の親しい同僚宮女。明るくおしゃべりですが、情に厚く心優しい性格です。後宮で孤立しがちな陸貞を温かく支え彼女にとってかけがえのない味方となります。
後宮の涙 あらすじネタバレ全話一覧
各話の詳しいあらすじは以下のリンクからご覧いただけます。
1~2話:復讐と運命の出会
第1話 皇位をめぐる陰謀
第2話 奪われた幸せ
文宣帝の急逝後、婁皇后が息子・高演を擁立するため、有力な後継者である高湛の暗殺を図ります。一方、陸貞は慶事用磁器の失敗で一族が危機に瀕する中、見事な機転で問題を解決しその才能を示すのでした。
高湛は刺客から逃れ陸貞の助けを得て都に戻ります。高演と高湛の兄弟仲は良いものの婁皇太后(皇后)は諦めません。また陸貞は継母とその弟の陰謀により父を失い、自身も罪を着せられ命を狙われるのでした。
3~7話:後宮入りした陸貞
第3話 運命の逃避行
第4話 二人を結ぶ絆
第5話 厳しい修業の始まり
第6話 思いがけない罪状
第7話 冷宮での試練
陸貞は後宮入りを決意しますがお尋ね者となりながら高湛と再会。彼の励ましで立ち直り、玉佩を預かります。見習い宮女になった陸貞を待ち受けていたのは厳しい規則と宮女たちの嫌がらせでした。蕭貴妃に似ていることから孤立しますが、持ち前の機転と賢さで困難を乗り越えます。しかし些細なことで命が失われる後宮の恐ろしさを目の当たりにするのでした。
その後、陸貞は冷遇されている周太妃のもとに配属。いじめに遭いながらも太妃の信頼を得ていくのでした。
8~12話:周太妃との出会いと交流
第8話 仕掛けられた罠
第9話 最期の願い
第10話 通じあう想い
第11話 愛の証
第12話 女官への道
陸貞は杜司儀の代筆をして青鏡殿に戻り、周太妃の信頼を得て昇格。しかし柳絮の企てで周太妃が毒殺されてしまいます。陸貞は周太妃の遺言で昇格しますが皇太后は口封じを謀ります。陸貞ら青鏡殿の宮女は皆殺しの危機に瀕しますが高湛に救われます。高湛は火事から陸貞を救出。
陸貞は高湛との絆を深めるものの彼を慕う沈碧に指名手配犯だと告発されますが、高湛が密かに用意した官籍によって難を逃れます。しかし高湛は陸貞を守るため、あえて冷たい態度をとり誤解ができてしまいます。
傷心の陸貞は女官の昇格試験に遅刻してしまうものの、実技試験で挽回を図るのでした。
13~17話:司宝司に配属された陸貞
第13話 踏み出した一歩
第14話 貴妃との確執
第15話 宣戦布告
第16話 重すぎる真実
第17話 初めての嫉妬
陸貞は白磁の制作を成功させ司宝司に配属。才能を発揮し高演に認められます。互いの複雑な事情を知り絆を深めますが、蕭貴妃の激しい嫉妬により命の危険に晒されます。雪の中での過酷な罰から高湛に救われた陸貞は、ついに彼の正体が長広王であることを知ってしまいます。身分の違いと欺かれたショックから、陸貞は高湛との関係を断ち切ろうとするのでした。
高湛への複雑な思いを抱えながらも陸貞は復讐のため宮中に残ることを決意。陶磁器の技術習得に打ち込みます。やがて高湛が帰還、沈嘉敏と親しげな様子を見た陸貞は自身の心にまだ彼がいることを自覚するのでした。
18~22話:司宝司に配属された陸貞
第18話 不条理な苦難
第19話 事件の謎
第20話 新たな挑戦
第21話 忍び寄る陰謀
第22話 挫折と焦燥
高湛の縁談相手である沈嘉敏が宮中に現れ、傲慢な振る舞いで陸貞を苦しめます。迎春の宴での毒殺未遂事件では陸貞に嫌疑がかかりますが高湛の奔走と機転で無実が証明され釈放。陸貞は司衣司へ異動し、沈碧の偽りの友情に戸惑いつつも手腕を発揮して七品典侍に昇進しました。
しかし沈嘉敏の嫉妬と陰謀により陸貞は連続して失敗。八品に降格され、立場を失う。陸貞が婁太后に相談したことを知った高湛は誤解し、二人は激しく衝突。お互いを思う気持ちがありながらも、すれ違いが生じてしまう。宮中の厳しさと人々の策略、そして高湛との関係悪化に、陸貞は新たな苦難に直面するのでした。
23~27話:高湛が行方不明に
第23話 すれ違う心
第24話 交錯する想い
第25話 新たなる決意
第26話 決死の行動
第27話 悲しい運命
蕭喚雲の狂気と婁太后の殺意が交錯。
皇太后は高湛暗殺を企て、彼を危険な任務に派遣。喚雲は皇太后から世継ぎを迫られます。一方、陸貞は命を狙われ逃げた先で王尚儀の秘密を知ります。
高湛が失踪し陸貞は危険を冒して救出に奔走。無事に戻った高湛との再会は、蕭喚雲との誤解により複雑に。高演から高湛と蕭喚雲の過去を聞いた陸貞は高湛との関係を断ち切ると決意します。
高湛救出の功労者として沈嘉敏が高湛の妃候補に浮上。陸貞と高湛の未来は、さらなる困難に直面する。
28~32話:命の危機に追い込まれる陸貞
第28話 秘密と嘘
第29話 結婚の約束
第30話 絶体絶命
第31話 消えかかる命
第32話 絶望の淵
婁尚侍は陸貞と高湛の関係を知り陸貞を停職処分に。高演の計らいで官窯の仕事を得ます。高湛は沈嘉敏との縁談を断り陸貞に結婚を約束。婁尚侍と沈碧は二人の結婚を阻止しようとしますが失敗。
沈碧は悪事が露見するのを恐れ陸貞の命を狙います。沈碧と婁青薔による毒殺も未遂に終わるが、陸貞の右手には後遺症が残りました。高湛は陸貞を妃にすると宣言するものの、長公主が沈嘉敏との結婚詔を偽造し発表。
絶望した陸貞は自殺を図ります。多くの困難を乗り越えてきた陸貞は最大の試練に直面するのえした。
33~37話:陸貞 六品女官になる
第33話 再生への道
第34話 父の敵討ち
第35話 出生の秘密
第36話 全面対決
第37話 卑劣な罠
傷ついた陸貞は高湛と再会、彼の変わらぬ愛に励まされます。陸貞は六品女官へと昇進し父の仇である継母を告発し復讐を果たします。しかし、本当の父親を探す陸貞と高湛の間には再びすれ違いが生まれます。後宮では高慢な沈嘉敏と婁青薔の争いが悲劇を生み、沈嘉敏は命を落としました。婁青薔は罪を陸貞になすりつけますが、陸貞は知恵で難を逃れます。
そんな中、陸貞は宮中の不正を正す改革に乗り出し婁青薔や婁尚侍との対立が激化。部下の裏切りもあり窮地に追い込まれます。さらに陸貞を陥れようとする沈碧の卑劣な策略により、高湛に衝撃的な出来事が降りかかります。
物語が大きく動き出す、波乱の連続の期間です!
38~42話:婁太后の反乱
第38 話 忍耐の日々
第39 話 驚愕の事実
第40 話 対決の結末
第41 話 敵の反撃
第42 話 反乱軍との戦い
高湛が沈碧と一夜を共にしたと知った陸貞は苦悩。しかし沈碧の妊娠が嘘と判明。婁皇太后は高湛と喚雲を陥れようとしますが失敗。陸貞は昇進、朝議にも参加。婁皇太后は反乱を起こし皇宮を制圧。陸貞は人質になりますが高湛は反乱軍を撃退。陸貞は重傷を負い生死を彷徨うのでした。
随時更新予定
43~45話(最終回):高湛の即位と陸貞の運命は?
第43話 悲しき別れ
第44話 果たされた復讐
第45話(最終回)最後の選択
婁皇太后と魏の結託で斉は陥落。高演が死亡。高湛は陳に保護されました。陸貞は皇太后の傀儡政権を阻止するため宮中に戻り、高湛も帰還。高湛は皇帝に即位しますが、陳の文帝から思わぬ要求を突きつけられ苦悩します。そして陸貞のとった決断とは…
最後まで見た感想:面白かった?つまらなかった?
「後宮の涙」を全話見終わって、率直な感想は「面白かった!」です。もちろん、見ている最中には「え、都合良すぎない?」とか「そんなにうまくいく!?」とツッコミたくなる部分もたくさん正直ありました(笑)。でも、それを含めて楽しめるのがこのドラマの魅力だと感じています。
陸貞の「我道を行く」強さと
このドラマの最大の魅力は主人公・陸貞のキャラクターでしょう。逆境に次ぐ逆境にもめげず困難を乗り越えていく姿は、見ていて気持ちがいいし応援したくなります。
彼女の「我道を突き進む」というブレない姿勢は、一歩間違えれば周りが見えない「自己中心的」に見えてしまいそうで危うさもあります。でもなぜか周りには彼女を理解して助けてくれる人が集まってくる。
この人を惹きつける魅力こそが、陸貞の大きな「武器」なんだなと感じました。
ツッコミたくなる「強運」
ただ、正直なところ、陸貞が窮地を脱する場面で、「え、そんな都合よくいく!?」と思わずにはいられない、かなり安直に感じる展開があったのも事実です(笑)。
でも、それを理屈で考えるより前に陸貞がピンチを切り抜けたことへの爽快感が勝ってしまう。これも、ドラマの勢いと彼女の魅力かもしれません。
身分違いの切ない愛と、中国ドラマらしい「ドロドロ」
陸貞と皇子・高湛(こうたん)のロマンスは、このドラマのもう一つの柱。身分の違いからくる切なさや、お互いを思うがゆえのすれ違いには、見ていて歯がゆい思いもしましたが、それだけに二人の絆が試される展開は心を打ちました。
そして忘れてはならないのが、後宮ならではの陰謀や策略が渦巻く「ドロドロ」とした人間関係です。中国ドラマの悪役の容赦のなさ、策略の陰険さは凄まじいですが(笑)、それだけにヒロインの陸貞がどうやって打ち勝っていくのか? という期待感とスリルがたまりません。
若いころのスター二人の演技
今や大物俳優となったチャオ・リーインとチェン・シャオ。この作品では、そんな二人の若き日の演技が楽しめます。特に陸貞役チャオ・リーインの賢さと切なさ、高湛役チェン・シャオのかっこよさはいいですね。
歴史好きには物足りない?でもドラマとしては◯
歴史好きとしては、史実との大きな違いが気になるぶぶんもあります。。権力争いよりも主人公の成功や恋愛に焦点が絞られている作品です。歴史ドラマとして厳密に見るより、「時代を背景にしたフィクション」として割り切って見れば、大きな目標に向かう主人公の姿を純粋に楽しめます。
歴史好きとしては…でも、ドラマとしては楽しい!
歴史好きな私としてはドラマの舞台が南北朝時代の北斉なのに、史実から大幅に改変されていた点(特に人間関係や出来事)は、正直少し物足りなさを感じた部分でした。
同じ時期の北周の権力争いなどは、それだけでも十分ドラマになるくらい凄まじいので、その辺りを大胆にカットして恋愛要素に時間を割きすぎているのは、個人的には少し残念だった点です。
ただ、これは「歴史ドラマ」としてではなく、あくまで「歴史を背景にしたフィクションドラマ」として見た場合の評価です。
最近のドラマは、主人公が良くも悪くも小さくまとまっている印象を受けることもあるのですが、この時期の中国ドラマらしい大きな野望や目標に向かって突き進む主人公の姿は見ていて楽しかったです。
根強い人気の理由
2013年の作品ですが、今も多くのファンがいます。ツッコミどころや史実改変といった点があっても、キャラクターの魅力と波乱万丈な展開が多くの人を惹きつけ続ける理由だと改めて感じました。
深く考えすぎずに、ヒロインのサクセスとロマンスを楽しみたい!という方にはぴったりのドラマだと思います。
後宮の涙 時代背景
「後宮の涙」は、西暦6世紀中ごろの中国 「北斉(ほくせい)」 という国を舞台にしています。この時代は中国がいくつもの国に分かれて争っていた 南北朝時代 と呼ばれます。非常に政治情勢が不安定で激動の時代でした。
この地図でピンクで塗った斉(北斉)が舞台です。

6世紀中ごろの東アジア
ただし「後宮の涙」は史実をベースにしていますが、あくまでドラマとして物語を面白くするために登場人物の設定や出来事には大胆な創作が加えられています。
特に主要キャラクターの人間関係や、陸貞という女性が女官から宰相にまで上り詰めるという設定はドラマ独自の創作です。
歴史的な正確さよりも、この激動の時代を舞台にした一人の女性のサクセスストーリーとして楽しむのが、このドラマの魅力と言えるでしょう。
ちなみに、同じ南北朝時代やその周辺時期を舞台にした中国ドラマには、「蘭陵王」や「独孤伽羅」といった作品もあるので、興味があればチェックしてみるのもおすすめです。
まとめ
「後宮の涙」はただの宮廷愛憎劇ではなく、一人の女性が困難を乗り越え、自らの力で道を切り開いていく感動的なサクセスストーリーです。
陸貞と高湛の切ない愛の物語、後宮の権力闘争、そして陸貞を取り巻く人々の人間模様が深く描かれています。まだ見ていない方は、ぜひこの機会にご覧くださいね。
後宮の涙 基本情報
原題:
(簡)女相 陆贞传奇(Lù Zhēn Chuán Qí)
(繁)女相 陸貞傳奇
英題:Legend of Lu Zhen
製作年: 2013年
製作国: 中国
放送局: 湖南衛視 ほか
話数: オリジナル全59話(DVD・台湾放送版 全45話 / 日本版 全45話 / 香港版 全41話)
ジャンル: 宮廷ドラマ、ラブストーリー、サクセスストーリー
制作: 于正(ユー・ジョン)プロデュース
視聴情報
・「後宮の涙」はBS11で毎週月~木曜日 午後3時59分より放送中!
・Amazon Prime Videoならいつでも「後宮の涙」を全話視聴可能。見逃したあのエピソードをもう一度。まずは無料体験から始めてみてはいかがでしょうか?
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