中国ドラマ『惜花芷(せきかし)~星が照らす道~』のキャスト情報と登場人物を紹介します。
主要人物の役柄や俳優情報、物語内での関係性まで解説。花芷役の張婧儀や顧晏惜役の胡一日をはじめ、個性的な登場人物を演じるキャストも紹介します。
惜花芷(せきかし)とは?ドラマ概要
- 原作:空留『惜花芷』
- ジャンル:ロマンス時代劇、愛と成長の物語
- 放送情報:2024年4月2日~優酷(Youku)独占配信
- 演出:チュー・ユイパン(総演出)、朱鋭斌、藍志偉、古志威
- 脚本:何妨、曹聴月、張煒煒
ストーリー
ヒロインの花芷(か・し)は名門 花家の嫡女。花家当主で祖父の花屹正の巡察に同行して様々な知識を得ていました。
ところがある日、花屹正が諫言の罪により流刑に処され、一族の男たちが辺境の北地へ送られてしまいます。資産は没収され、残されたのは女子供ばかり。家門存続の危機に瀕してしまいます。そこで他違ったのが嫡孫である花芷でした。
彼女はそれまでの貴族らしい生き方を捨て冷静な知恵と知識を武器に一家の再建を目指します。まずは商業で資金を確保するため試行錯誤を重ねるのでした。
その一方で、謎めいた権力者・顧晏惜(こ・あんせき)が花家の監視と調査のために接近。彼は秘密警察・七宿司の司使という恐ろしい身分を隠しながら、花芷の才能と勇気に強く惹かれていきます。
花芷も彼を警戒しつつも、彼に立ち向かい対等な緊張関係を築き上げるのでした。
果たして花芷は一族の危機を乗り越えられるのでしょうか?
主要キャスト・登場人物一覧
ヒロインと相手役となる主役二人を紹介。
花芷(か し)
没落名家を救う「天才経営者」が時代劇の常識を破壊!
演:張婧儀(ヂャン・ジンイー)
- 演:張婧儀(ヂャン・ジンイー)
- 生年月日:1999年7月10日
- 出身:湖南省邵陽
- 他の出演作
- 「L&Pライター&プリンセス」朱韻
- 「藏海傳」香暗荼
演じる張婧儀(チャン・ジンイー)は注目の若手女優。今回の花芷役では賢さ情の深さを絶妙に演じ分け、中国の視聴者からは「リアルなヒロイン」「強くて優しい新しい女性像」と高く評価されています。
花芷とは?
お嬢様は名経営者?
名門貴族・花家の嫡女。
祖父に連れられ各地を見て回り知見を広めてきました。
ところが花家が罪を着せられ没落して男たちはいなくなり。彼女が一家を率いる立場に。
あの絶望の中で、よく冷静に現状を見て次に何をすべきかを考えられたと思います。まるで現代の人みたいに合理的。甘えた親戚はスパッと切り捨て、不正を働く者はすぐに追い詰める。情に流されず、目的を見失わない姿は、もはや名家の娘というより一流の経営者。
再生の物語
花芷はとにかく前を見て進む人です。悲しみに沈む暇なんてない。知恵と度胸、家族への愛情を武器に、権力も運命もひっくり返していく。その姿は見ていてスカッとします。
『惜花芷』は恋愛ドラマなのかもしれないけど“再生の物語”なんだと思います。絶望から立ち上がる一人の女性のサクセスストーリー。ではないでしょうか。
完璧すぎ?
とはいえ、ちょっと完璧すぎませんかね?
家が崩壊しても動じないし、親戚を切り捨て冷静に経営再建とか、あなたどこの企業の経営者ですか?本当にこの時代の人?と言いたくなります。
でも、そんな鉄のような花芷にも、ときどき人間らしいほころびが出ることがあるんです。誰かの優しさにふっと目を伏せたり、顧晏惜の一言に心が揺らいだり。その瞬間だけは「彼女も血が通ってる」のだなと思います。
顧晏惜(こ あんせき)
公私混同全開な冷酷な公安トップ兼、片思い世子
演:胡一天(フー・イーティエン)
- 生年月日:1993年12月26日
- 出身:浙江省杭州市
- 他の出演作
- 「ツンデレ王子のシンデレラ」江辰
- 「Go!Go!シンデレラは片想い」 呉白(Dt)
演技力に定評があり、今回の作品では冷静かつ芯のある世子役を熱演。身長188cmの抜群のスタイルも魅力の一つです。花芷との交流で見せる優しさや人間味が、物語の大きな魅力。
顧晏惜とは?
世子で皇帝の甥が秘密警察のトップに
凌王の世子、大慶皇帝の甥。
10歳で皇帝に呼ばれて宮中で育ちました。北方で経験を積んだ後、都に戻ったものの罠にはめられ、皇叔への恩返しのため容貌を傷つけ七宿司使(秘密警察)として命を懸けて尽くします。
冷静沈着で非情に見える男ですが、その裏には深い葛藤を抱えています。
簡単に落ちる
七宿司使(秘密警察)の長として国の裏側を支配する権力者ですが、花芷と出会ったことで心が揺れ始めます。短刀を突きつけられても動じず、怒りより先に微笑んだの見ました。あれで「落ちたな」と思いましたね。任務のために感情を押し殺してきた男が。あっけなく。
秘密を抱える男のギャップ
七宿司の長官で世子という身分を隠して動く。二重生活をしているものだから、ドラマに緊張感が出てきます。でも、花芷の前では嘘がつけない。任務や国よりも彼女を優先してしまうのです。
ただ正直に言うと、彼の設定は都合よすぎます。チート級の能力持っているのに、花芷が絡むとポンコツになってしまう。情報機関の長なのに、〇〇が凌王府事件の鍵だと見抜けないのは鈍感すぎるし。職務を投げ出して国の組織を彼女のために動員。完全に公私混同です。皇帝からは注意されているのに。
でもそんなギャップが彼の魅力なのでしょうね。
花家の人々
芍薬(しゃくやく)
秘密を抱える妹は花家の「無邪気担当」
演:盧昱暁(ルー・ユーシャオ)
- 生年月日:1999年9月27日
- 出身:中国 上海市
- 他の出演作
- 「七時吉祥」錦夢
- 「玉骨遥」白雪鶯
顧晏惜の妹。今は花家で暮らしています。
純粋で優しい心を持つ少女です。幼い頃に母とともに火災に巻き込まれた過去を持ち、その恐怖が原因で長く心を病みました。父に疎まれ、奥の部屋に閉じ込められて育った彼女にとって、医書だけが唯一の友でした。やがて彼女は運命のいたずらで花家に保護され初めて家族の温もりに触れます。
花家で過ごすうちに芍薬は閉ざされた心を少しずつ開き、花芷を姉のように慕うようになります。時にうっかり秘密を漏らしてしまう危なっかしさもありますが、その無邪気な笑顔は苦労の絶えない人々の心を救う存在だと思います。
過去のトラウマと向き合いながら成長する姿も見どころです。
夏金娥(か きんが)
花家を危機に招いた「涙のうっかり金庫番」
俳優:胡杏児(ミョーリー・ウー)
- 生年月日:1979年11月6日
- 出身:香港
- 他の出演作
- 「美人心計」呂魚
- 「月に咲く花の如く」胡咏梅
夏金娥とは
花家の三夫人。
強気で口うるさいですが、実は情に厚く涙もろい女性です。商家の出身のため貴族出身の親族に見下されないよう、いつも虚勢を張って生きてきました。花家が没落した時も逃げずに家族と運命を共にする覚悟を決めます。でも、その“善意”が裏目に出てしまいます。
「親族なら安心」と身内の夏明を金庫番に任せた結果、資金を横領され家の財政は崩壊寸前になってしまいます。その結果、花芷が家の権限を引き継ぐことになります。
強がりの裏にある優しさと、判断の甘さゆえの失敗。愛すべき“うっかり奥様”といえるかもしれません。
林婉
演:劉佳(リウ・ジア)
花芷の祖母。花屹正の妻。
名家の主母として一家を支えました。太后と深い友情で結ばれており、花芷に家を託した後に亡くなります。
花静(かせい)
演:張子璇(ヂャン・ズーシュエン)
花家の長女。
夫の宋成祖のために妾として拂冬を求めました。拒否されると花芷を恨み、林婉を激怒させて死に追いやるなどの悪行を重ねます。
花嫻(かかん)
演:呂艶蓓(リュイ・イエンベイ)
花家の次女。
夫の楊家で家庭内暴力を受けており、実家を訪れますが林婉には会おうとしません。
夏明(かめい)
夏金娥の身内。
花家の金銭を騙し取り、賭博で使い果たします。
花屹正(かきつせい)
演:高雄(ガオ・シオン)
花芷の祖父。花家の当主。林婉の夫。
花芷をそばに置き可愛がりました。
御史に逮捕され、家族没落の原因となります。物語開始時点で流刑に処されています。家には不在の設定なのであまり登場しませんが、重要な人物です。
沈家の人々
沈淇(しん き)
友情に命を懸ける男!ドラマの数少ない良心
演:呉希澤(ウー・シーザー)
- 生年月日:1996年10月19日
- 出身:中国 広東省深圳市
- 他の出演作
- 「高潔なあなた」展昭
- 「将軍の花嫁」楚修明
優しい青年役を好演。視聴者が共感できる正直さと情熱を表現。
1996年10月19日生年月日:1999年7月10日
出身:湖南省邵陽
沈淇はどんな人?
沈家の長男。花芷の婚約者です。
彼は花家が家宅捜索を受けて没落した後も、ただ一人友情を貫いた人物です。世間が花家を避けるようになっても、彼だけは変わらず敬意を示しました。林婉の葬儀では、父の反対を押し切って奠儀を捧げ、家との縁を断たれてまで弔いに参列します。その行動には、家名や立場を超えた人としての信念みたいなものを感じます。
沈淇は誠実で周囲の偽善に敏感な人でした。彼が花芷に語った「世の中がこれほど薄情だとは思わなかった」という言葉には、失望と、それでもなお人を信じたいという優しさがにじんでいるいるように思います。
権力や名誉よりも正しさを選ぶ姿が彼の静かな魅力だと思います。とはいっても、彼自身に力があるわけではないのがもどかしいところ。
沈煥(しん かん)/辺程
芍薬のお守り役・沈煥は愛され系男子
俳優:辺程(ビエン・チョン)
- 生年月日:2004年8月6日
- 出身:中国 河北省保定市
- 他の出演作
- 「如懿伝」第五皇子・永琪
- 「孤城閉」梁懐吉
沈煥とは?
沈淇の弟。
最初は遊び仲間とつるむ典型的なお坊ちゃんですが、本質はまっすぐで優しい。芍薬とは幼い頃からの友人で、彼女がまだ世の中を知らない時代に笑い合える唯一の存在でした。
芍薬を優しく気遣い。林婉の葬儀では悲しみに沈む芍薬を慰めるために、子どもが好む米花を供物に持参。場違いなのになぜか泣ける優しさがあります。
ドラマの中で沈家もまた没落。生活の厳しさを味わい、兄と共に成長します。
その他の人々
顧成燾(こせいとう)
演:海一天 (ハイ・イーティエン)
大慶皇帝、顧晏惜の伯父で育ての親。
太后 たいこう
演:王麗雲(ワン・リーユン)
皇帝の母。林婉とは長年の深い友情で結ばれています
斉蕙蘭(せいけいらん)/泰姨娘
演:楊明娜(ヤン・ミンナー)
家族や後宮で重要な役割を担います。
その他ゲスト・友情出演
劉佳、海一日(特別出演)
高雄、蒋愷、俞梓嫣(ゲスト出演)
赫雷、王麗雲(友情出演)
※ゲスト出演者は物語の重要な場面で花家や顧晏惜の行動を支える役割。
キャスト相関図(イメージ)
花芷 ↔ 顧晏惜:恋愛関係/協力関係
花芷 ↔ 沈淇:幼馴染・複雑な関係
芍薬 ↔ 沈煥:恋愛関係
夏金娥:花芷の補佐役
※相関図画像を挿入すると視覚的に分かりやすい。
まとめ
『惜花芷』のキャストは、豪華な顔ぶれと深いキャラクター設定が魅力です。花芷の成長物語や顧晏惜とのロマンス、そして個性的なサブキャラクターたちがドラマの見どころ。
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