中国ドラマ「風起西州~烈風に舞う花衣~」はグーリーナーザ✕ティミー・シュー主演の大ヒットドラマ「風起花抄」の続編で完結編。
今回はドラマ序盤で舞台が西州に移り、これまでとは違う異国情緒あふれる衣装や映像が楽しめます。西域の衣装が似合う庫狄琉璃と夫・裴行倹の夫婦の絆。彼らをとりまく仲間たちとの友情も見どころです。
今回は「風起西州 キャスト」のキャストと主な登場人物をご紹介します。
風起西州・烈風に舞う花衣:あらすじ
美しい愛と友情、そして陰謀が渦巻く!
主人公の庫狄琉璃(こてき・るり)は聡明で美しい女性。夫の裴行倹(はい・こうけん)は文武両道の才に優れた若き将軍です。前作「風起花抄」のラストで二人は結ばれました。
ところが彼女たちを快く思わない臨海大長公主の策略によって二人は何度も危機に陥ります。その危機を乗り越えたと思ったら。今度は裴行倹が高宗皇帝の側室・武昭儀(後の武則天)の怒りをかって西州へ左遷。
琉璃も夫とともに西州に向かいました。そこは琉璃の故郷で母の遺言にも登場するゆかりの土地。
二人は西州で新たな生活を始めます。そこで出会ったのは西州の世子・麴崇裕。彼は最初は裴行倹を敵視していたのですが琉璃と裴行倹の誠実な態度に心を動かされ、次第に二人は友情を深めていくのでした。
陰謀と裏切り、そして感動の絆!
しかし二人の幸せは長く続きません。安西大都護・蘇海政の陰謀によって裴行倹が捕らえられてしまうのです。琉璃は絶望の淵に立たされながらも夫の解放を求めます。そして琉璃の知恵と裴行倹の勇気、そして麴崇裕の協力によって西州は危機を乗り越えるのでした。
風起西州 キャスト・登場人物
庫狄琉璃(こてき・るり)
1992年5月2日 生
出身:新疆ウイグル自治区ウルムチ市
民族:ウイグル族
ドラマ:
「三国志・趙雲伝」貂蝉
「擇天記・宿命の美少年」徐有容
「風起花抄」厙狄琉璃
胡女(こじょ)と呼ばれる琉璃は宮廷の衣装を司る大家・安氏と庫狄延忠の長女。しかし母は安氏は宮廷の陰謀に巻き込まれ琉璃とともに投獄されます。母は獄中で死亡。瑠璃は宮中で正体を偽って医官として育てられます。
成長した瑠璃は後に夫となる裴行倹と出会い、恋に落ちました。やがて二人は結婚。(風起花抄はここまで)
ところが裴行倹が武昭儀の怒りをかって左遷。西州に赴任することになると、琉璃は夫と共に西州へ。そこで二人は様々な困難に直面します。
しかし琉璃は持ち前の聡明さと強さで夫と共に困難を乗り越え、西州の民のために尽力するのでした。
庫狄瑠璃は女帝武則天に仕えた女官・華陽夫人・庫狄氏がモデル。史実では武則天に仕えるのは夫の死後ですが、ドラマでは若いころに出会っていたという設定。
庫狄は鮮卑姓なので西州とは関係ないのですが、ドラマでは母の安氏がソグド姓の人で西州と縁があるという設定。ウイグル系のグーリーナーザーが演じてるのも西域風をイメージしているのでしょうね。
裴行倹(はい・こうけん)
2015年10月20日生
出身:上海市
ドラマ:
「麻洋街へようこそ」欧小剣
「風起花抄」裴行倹
でも彼はこの地で暮らす人々のことを理解できるようになり。西州の人々のために、彼は一生懸命働きました。彼の誠実さと才能は人々に認められ、みんなから慕われる存在になるのでした。
史実では裴行倹が長安から西州に左遷されたのは武昭儀の皇后即位に反対したから。ドラマでは?
裴行倹は実在の人物。
史実の裴行倹を知りたい方は、裴行倹とは?武則天に反対し波乱の時代を駆け抜けた名将の生涯をご覧ください。
風起西州キャスト:長安の人々
臨海大長公主(りんかいだいちょうこうしゅ)
1987年8月23日生
出身:江西省樟樹
臨海大長公主は前作「風起花抄」から引き続き登場しますが、配役が陳雨菲から朱鋭に交代してボスキャラ感がアップ。今回は手強い敵として登場します。
唐の建国者 高祖・李淵の娘。高宗皇帝 李治の叔母。裴家に嫁ぎ、今は河東裴氏に大きな影響力を持つ女主人となりました。貪欲で裴家の財産を狙い、裴行倹の亡き前妻・陸琪娘を死に追いやった過去をもっています。
今回も裴行倹と庫狄瑠璃に嫌がらせをしてきます。
雨奴(うど)
1994年11月20日生
出身:寧夏回族自治区銀川市
ドラマ:
「尚食」香芹
臨海大長公主から送り込まれた奴婢。裴行倹の今は亡き前妻・陸琪娘にそっくり。
李治(り・ち)/高宗
1995年4月16日生
出身:重慶市
ドラマ:
「風起花抄」李治
「夢織姫」石晋
「花轎喜事」袁不屈
唐高宗。唐太宗 李世民の九男。前作では皇太子。前作ラストで皇帝になり、今作でも皇帝として登場。
父の側室だった武昭儀を側室にしてしまったことから問題が。裴行倹を信頼していますが…
武昭儀
後の武則天
先代の皇帝・太宗の側室でしたが高宗の側室になりました。高宗の寵愛を受けています。今作では皇后への昇進が問題になっています。
前作「風起花抄」では施詩(シー・シー)が演じましたが、今回はあまり出番がありません。
風起西州キャスト:西州の人々
麴崇裕(きく・すうゆう)
1986年6月4日生
出身:北京市
「慶余年」李承澤
「慶余年二季」李承澤
「上陽賦」宋懐恩
「風起洛陽」東川王
麴崇裕は高昌国の最後の世子でした。
一族を守るため西州の長史として赴任してきた裴行倹を様々な方法で試したり罠にかけたりして西州の政務から遠ざけようとします。
しかし麴崇裕は次第に裴行倹の誠実さに感心。やがて友と認め共に西州を守ることになります。
阿紅(あこう)/阿史那雲伊
1992年4月20日生
出身:湖北省
「玉面桃花」玉娘
「尚食」喻美人
「風起洛陽」掌秋使
「江湖英雄伝」朱小腰
西州の奴隷商人に捕まっているところを裴行倹に助けられました。思ったことを率直に話す感情豊かな女性。男女の恋愛には興味を示さなかったのですが、麴崇裕の率直で堂々とした態度に心を惹かれていました。麴崇裕がいつか長安へ呼び戻される日が来ることを知っていながらも、雲伊は彼への想いを抑えることができないのでした。
王君孟(おう・くんもう)
1987年1月17日生
出身:江蘇省無極市
麴鏡唐の夫。麴崇裕の義理の弟。一見するとおとなしくて何の役にも立たない男のように見えます。妻を愛し岳父に忠実。麴崇裕にも実の兄のように接しています。西州の長史である裴行倹に対しても偏見を持つことなく協力します。
麴鏡唐(きく・きょうとう)
1993年5月25日出
出身:江西省九江市
ドラマ:
「風起花抄」玉柳
「唐王朝の幸せレシピ」陳千千
麴崇裕の妹。王君孟の妻。
前作「風起花抄」では別人の玉柳役で登場。
蘇南瑾
1993年10月3日生
出身:黒龍江省哈爾濱市
演:
「長安24時」許歌
「夢織姫」蒋璋
「贅婿」楼書恒
安西大都護 蘇海政の息子。心の狭い意地悪な男。以前から裴行倹とは仲が悪く、その恨みを晴らすために裴行倹を陥れようとしました。その後、父親と共に西州で反乱を起こし、その罪を隠すために裴行倹と麴氏父子に罪を着せようとしました。
風起西州 専門用語
西州:現在の中国・新疆ウイグル自治区のあたり。シルクロードの要衝として栄えた地域です。唐の前期、唐と突厥の争いの場にもなっていました。
高昌国:新疆ウイグル自治区トルファン市にあったオアシス都市国家。6世紀前期に漢人の麴嘉が王になって以降は麴氏が王位
を継いでいます(麴氏高昌)。しかし唐の太宗皇帝の命を受けた侯君集に攻められて降伏。唐は高昌国のあった土地を「西州」と名付け支配しました。
風起西州キャスト紹介:あとがき
「風起西州」は前作から続く人間ドラマはもちろん。新たな舞台・西州の異国情緒もが融合した見どころ満載の作品です。
グーリー・ナーザー演じる庫狄琉璃とティミー・シュー演じる裴行倹の夫婦は前作で築いた絆がさらに強まり、西州での試練をどう乗り越えていくのかが見どころです。
また西州の世子・麴崇裕の複雑な心情や彼と琉璃たちの関係注目ですね。豪華なキャストと個性豊かな登場人物たちが繰り広げる人間ドラマは最後まで目が離せません。
前作からは役者さんが交代したキャラもいます。その違いにも注目してドラマを楽しんでくださいね。
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