中国ドラマ「風起西州~烈風に舞う花衣~」はグーリーナーザ✕ティミー・シュー主演の大ヒットドラマ「風起花抄」の続編で完結編。
今回はドラマ序盤で舞台が西州に移り、これまでとは違う異国情緒あふれる衣装や映像がみられます。
西州が似合う庫狄琉璃と夫・裴行倹を中心に陰謀や友情、愛情が交錯するドラマチックな人間模様が描かれます。
この記事では風起西州の最初から最後までのあらすじを紹介します。
風起西州 あらすじを最後まで簡単に紹介
前作「風起花抄」までのお話
唐の太宗 李世民の時代。
庫狄琉璃は西域の血筋を引く女性。母・安氏は「天下第一針」の称号をもっていました。彼女は娘の琉璃にその技を伝えますが。安氏は無実の罪で投獄されて、瑠璃も囚われてしまいます。
それから11年後。琉璃は太医院の医官として成長。しかし安氏のわざと天下第一針の称号を狙う卓錦娘に狙われ。一度は宮中を出るものの、仲間を助けるために宮中に戻り。尚服局に異動して母の冤罪を調べ用とするのでした。
裴行倹や皇太子 李治とも出会い。やがて裴行倹と瑠璃は惹かれ合います。皇太子の座を狙う曹王の悪巧みを阻止。李治は新皇帝として即位。
そして庫狄琉璃と裴行倹は結婚するのでした。
波乱の幕開け!新婚夫婦に迫る罠(1~9話)
唐の高宗 李治の時代。
新婚早々の庫狄琉璃(こてき・るり)と裴行倹(はい・こうけん)夫婦に、早くも最大の試練が!夫の伯母である臨海(りんかい)大長公主が二人の仲を裂こうと次々と陰湿な罠を仕掛けてきます。亡き前妻そっくりの侍女を送り込んだり、偽の恋文で琉璃を陥れようとしたりするのでした。
そして裴行倹に西州への赴任命令が出ます。
西州への赴任(10~21話)
西州にやって来たばかりの裴行倹と庫狄琉璃に落ち着く暇はありません。男色家と噂される麴崇裕の執拗な嫌がらせや、財政難を巡る陰謀が次々と立ちはだかります。
琉璃は刺客に襲われたり、怪しい事件に巻き込まれたり。行倹は子牛失踪事件の真相を暴き、不当な税制に苦しむ民を救うべく奮闘するのでした。
西州長史・裴行倹に宿敵登場(22~30話)
裴行倹と庫狄琉璃の活躍で麴崇裕の家族が解放され、行倹はついに西州長史として認められました。しかし、宿敵・蘇南瑾が西州に現れ、行倹は兵糧の不正計量を巡る新たな策謀に巻き込まれていきます。
一方、琉璃は綿布の技術を広め、西州の発展に尽力。そんな中、行倹の屋敷では様々な人間模様が繰り広げられるのでした。
蘇父子や大氏族との対立に決着(31~37話)
大総管・蘇海政から西州に届いたのは、亀茲反乱軍殲滅のための出兵と、莫大な兵糧の調達命令だった。さらに西州の大氏族たちの妨害にもあい、裴行倹はこの難題に立ち向かいます。
西州で反乱が起きて裴行倹と麴崇裕は都督府に籠城。蘇父子との対立はついに決着のときがやって来ました…。
風起西州 キャスト・登場人物
- 庫狄琉璃(こてき・るり)
演:グーリーナーザー - 裴行倹(はい・こうけん)
演:ティミー・シュー - 臨海大長公主(りんかいだいちょうこうしゅ)
演:ジュー・ルイ - 雨奴(うど)
演:マー・モンウェイ - 李治(り・ち)/高宗
演:ジャオ・シュンラン - 麴崇裕(きく・すうゆう)
演:リウ・ドワンドワン - 阿紅(あこう)/阿史那雲伊
演:ゾン・イーシュエン - 王君孟(おう・くんもう)
演:ジャン・タオ
更に詳しい登場人物とキャスト紹介は風起西州・烈風に舞う花衣のキャスト・登場人物紹介をご覧ください。
風起西州 あらすじ全話一覧
ドラマ「風起西州」の各話の詳しいあらすじネタバレは、以下のリンクからご覧いただけます。物語をさらに知りたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
第1話 大長公主の贈りもの
第2話 芙蓉の宴
第3話 妹よ
第4話 怪しい匂い
第5話 身売り証文
第6話 陛下の怒り
第7話 賢い選択
第8話 新たな出発
第9話 北部の間者
第10話 玉児の夫
第11話 闇夜の襲撃
第12話 お手並み拝見
第13話 失われた技術
第14話 紙の使い道
第15話 誰の仕業か
第16話 消えた子牛
第17話 牛泥棒の正体
第18話 相いれない仲
第19話 長史の沙汰
第20話 因縁の決着
第21話 仏像の涙
第22話 足りない兵糧
第23話 強気な令嬢
第24話 父の数珠
第25話 人買いの悪事
第26話 万民の思い
第27話 目を覚ませ
第28話 隠し事と優しさ
第29話 月夜の再会
第30話 都督からの頼み
第31話 大氏族たち
第32話 婚礼の日
第33話 危険な輸送任務
第34話 逆賊とその一味
第35話 分断作戦
第36話 護身符
第37話 ままならぬ世で(最終回)
風起西州 時代背景
唐の高宗皇帝の時代が舞台
舞台となるのは唐の3代皇帝 高宗の時代。

中国史年表
ドラマのヒロイン・庫狄瑠璃は実在した女官・庫狄氏がモデル。瑠璃の夫・裴行倹(はい・こうけん)も実在した武将です。
裴行倹は武則天に逆らって左遷
史実では裴行倹は武昭儀(武則天)の皇后即位に反対。武昭儀と高宗の怒りをかって西州に左遷されました。
西州と都の長安はこんなに離れています。

7世紀後半の唐と東アジアの国々
武則天を怒らせるとどれほど恐いかよくわかります。
西州で国を守った裴行倹
でも裴行倹は腐ったりなんかしません。現地で必死に働いて実績を積み重ねます。それだけではなく、唐を襲撃する突厥を撃退。何度も国を救いました。
やがてその功績が認められ、裴行倹は都に戻ることができます。
ドラマでは西州に異動になる理由と、西州での活躍ぶりが脚色されています。どのように違うのかはその目で確かめてくださいね。
風起西州の見どころ
夫婦の絆の深まり
主人公の琉璃と裴行倹は新婚ほやほやの夫婦。新しい生活を送りつつ、次々に降りかかる無理難題を二人三脚で乗り越えていく姿が、とても爽快で応援したくなります。
前作とは違う舞台設定でも、夫婦としてお互いを支え合い信頼を深めていく姿は胸を打ちます。夜に語り合ったり、互いを思いやる姿が丁寧に描かれているのもうれしいですね。
権力争いと敵対勢力の駆け引き
このドラマの序盤は皇帝の叔母である大長公主との争い。大長公主は前回から登場していますが、今回は本格的な敵として立ちふさがります。
後半は国教付近の西州(せいしゅう)での現地勢力との対立。非常に緊迫した政治ドラマになっていきます。特に敵か味方なのかわからない麴崇裕(きく・すうゆう)との駆け引きは見ていてハラハラしますよね。
先が読めない展開が続きますが、そんな緊迫した状況の中でも琉璃と裴行倹の絆はさらに深まっていきます。
西域の美しい風景と衣装
西州はシルクロードの中継地点。長安とは全く違う西州の風景も、このドラマの大きな魅力です。撮影地も砂漠やオアシス都市のような美しい場所が満載で、いつもの中国ドラマとは違う雰囲気が楽しめます。
登場人物たちが身につける衣装も魅力です。遊牧民族や中央アジアの影響を受けた刺繍や飾りが、異国情緒をより一層引き立てていますね。特に琉璃が着る民族調のドレスは前作『風起花抄』とは違って新鮮です。
このように、ただの恋愛ドラマではない、様々な要素が詰まっているのがこの作品の魅力だと言えそうです。今後も二人の活躍から目が離せませんね!
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