PR

【風起西州】7・8・9話あらすじネタバレと感想:裴行倹の独断に瑠璃が怒る

風起西州 あらすじネタバレ 風起花抄・風起西州

こんにちはフミヤです。

中国ドラマ 風起西州~烈風に舞う花衣~ 7・8・9話のあらすじとネタバレを感想とともに紹介します。

裴行倹は武昭儀の皇后即位に反対、西州に左遷されることになりました。瑠璃も一緒に行くつもりです。しかし裴行倹と瑠璃に楊夫人と大長公主という二大勢力が襲いかかります。裴行倹と琉璃はどのような決断を下すのでしょうか?

この記事では実際に「風起西州」を最後まで視聴ずみの筆者が解説します。

他のエピソードを見たい方は風起西州 あらすじネタバレ全話一覧 をご覧ください。

※この記事はドラマ『風起西州』のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

 

風起西州 キャスト・登場人物
詳しい登場人物とキャスト紹介は風起西州 キャスト・登場人物紹介をご覧ください。

 

スポンサーリンク

風起西州7話 ネタバレ感想

第7話 あらすじ

裴行倹は西州長史に任命されました。すると裴行倹は武昭儀(後の武則天)の母・楊夫人に呼び出されて武昭儀が皇后になるのを支持しなかったので楊夫人に厳しく叱られてしまいます。今からでも皇后即位に賛成するよう言いますが、裴行倹は賛成せずにさらに楊夫人の怒りを買ってしまいます。

一方、臨海大長公主は琉璃が持つ財産を安く手に入れようと企んでいました。でも琉璃は一族の婦人を集めて競売を宣言。最も高値をつけた者に売却すると言い切ります。それでも大長公主は自分が落札する気でした。

その頃、裴行倹は蘇定方夫妻が心配していると聞いて会いに行きます。蘇定方は危険な西州に琉璃を連れて行くのはよくないと言うのです。裴行倹もそのとおりだと思い、自分だけ旅立つことを決意します。

翌朝。琉璃は置き手紙を見て裴行倹の出発を知りました。それでも悲しみをこらえて競売を実行。大長公主が落札目前と思われた瞬間、陸瑾娘が二万金という大金で落札しました。実は陸瑾娘には楊夫人が援助していたのでした。大長公主は屈辱に耐えきれず倒れてしまいます。

琉璃は得た資金を軍費として朝廷に献上。裴家の人々は不満ですが、皇帝の怒りを買うのを恐れて口をつぐむしかありませんでした。この一件で武昭儀の名声は高まり、楊夫人は琉璃の才覚を称賛。武昭儀のそばにいるよう言いますが、琉璃はその誘いを断って西州に向かうのでした。

 

感想:裴行倹の一方的な決意

親しい武昭儀であってもダメなものはダメと意見を曲げない裴行倹は立派だと思います。西域で国のために戦いたいうというのも武人なら当然かも知れません。

でも瑠璃に相談もせずに一人で勝手に決めて出ていくのは身勝手すぎますよね。西州がどれほど危険か瑠璃と話し合うべきでしょう。今までの結婚姓つは何だったのかと思ってしまいます。

 

解説:武昭儀の皇后即位に反対した裴行倹

武昭儀は後の武則天です。ドラマの中でも語られている通り。このころ高宗は王皇后を廃して武昭儀を皇后にしようとしていました。史実でも裴行倹は長孫無忌ら有力な重臣とともに反対ました。当然、武昭儀は怒ります。裴行倹が西州長史に任命されたのも、武昭儀と高宗を怒らせて左遷されたからなのですね。
史実ではドラマのように武昭儀と裴行倹が親しかったわけではありません。でも庫狄夫人が武則天に女官として仕えたのは事実な。「武則天は自分の皇后即位に反対した者の妻をなぜ優遇したのか?」に対する答えが「庫狄夫人とは即位以前から親しくしていた」というドラマの設定なのでしょうね。

 

風起西州8話 ネタバレ感想: 新たな出発

8話 あらすじ

琉璃は楊夫人の助けもあり、裴家の財産問題を片づけて西州への旅に出ました。表向きは商売のためと逝っていますが、もちろん先に西州に向かった裴行倹を追いかけるためです。

一方の裴行倹は琉璃を忘れられずに旅先で酒に溺れていました。

裴行倹は旅の途中で雲威坻で赤い服を着た女・阿紅が男たちに襲われている場面に出くわします。彼は阿紅を救い出しますが、彼女はまた米大郎の命を狙って重傷を負ってしまいます。裴行倹は再び彼女を助けて手当てをするのでした。

そのころ琉璃もようやく西州に到着。宿屋で裴行倹と再会したのですが。彼が阿紅を助けている姿を目撃。複雑な感情がこみ上げる。裴行倹は琉璃を気づかいって食事を用意するのですが、琉璃は怒りと嫉妬から彼を突き放して「私はもう琉璃じゃない」と冷たく言い放ちます。

そんな二人のやり取りを司馬・麴崇裕の妹婿 王君孟が密かに見ていた。

琉璃の誤解を解こうと裴行倹は何度も謝りますが琉璃は許しません。翌朝、琉璃は何も言わずに商隊に紛れて西州の町を去っていくのでした。

 

感想:裴行倹は自業自得ですね

琉璃は大長公主相手に裴家の財産問題も処理して、武昭儀の怒りも解いて後を追いかけてきたのに。裴行倹のあの様子を見たら怒りますよね。
裴行倹が人助けをしたのはいいとしても、勝手に家を出てきたのは事実ですから。抑え込んできた瑠璃の不満があの場面で爆発したのでしょうね。瑠璃の怒りは溶けるのでしょうか?
 

感想:西州での新たな出会いと苦労の予感?

舞台が西州に変わり、シルクロード風の景色になりました。裴行倹が出会った阿紅は遊牧民の娘。西州はもともとは彼女たち遊牧民の土地だったのですが、唐が征服したので漢人の支配下に置かれている人もいるのですね。
宿にいた麴崇裕たちも現地の人。征服された人たちですから唐人には反感をもっているはず。そう考えるとこれからの裴行倹は様々な反発に合いそうで心配になってきますね。

 

風起西州9話 ネタバレ感想:北部の間者  

第9話 あらすじ

裴行倹は琉璃が慕三郎という名の男と商隊で旅立ったと聞いて動揺しました。でも気持ちを切り替えて阿紅を長安へ送り届ける段取りを済ませると、自分も琉璃を追って西州へ向かいました。

その頃、琉璃は涼州に到着していました。男装して商隊に紛れていたのですが、大長公主の配下 涼州参軍の蘇南瑾に見つかってしまいます。蘇南瑾は「胡人のスパイが潜んでいる」と言って商隊を強制捜索。琉璃はなんとか城内へ逃れたものの、物乞いの娘・伊絲朶に財布を盗まれてしまいます。瑠璃は財布を取り戻そうともみ合っていると、官兵が来て瑠璃と伊絲朶は捕まってしまいました。

そこへ「琉璃を捕らえた」と報告を受けた蘇南瑾が現れます。伊絲朶は「琉璃」と名乗れば出られると思い自分が琉璃だと名乗り出ました。その結果、伊絲朶は蘇南瑾に連れ去られてしまいます。

蘇南瑾は伊絲朶の仕草や言葉遣いに違和感を持ちましたが、入浴中に油断した伊絲朶を容赦なく手にかけてしまいます。

その後、琉璃が牢にいるという報せを受けた裴行倹が到着。自らの身分を明かして蘇南瑾との面会を求めした。蘇南瑾は一応、謝罪の言葉を口にするのですが、その態度から誠意は感じられませんでした。

琉璃は自分の正体が明かされるのを避けるため、裴行倹に「私も西州に向かうから、どうか見逃してほしい」と頼み、裴行倹も好色な男のふりをして同行を許すのでした。

 

感想:伊絲朶の犠牲

伊絲朶は琉璃の物を取ったばかりに二人とも捕まってしまいました。結局、自分が助かるためについた嘘が命とりになってしまいます。
任務とはいえ容赦なく殺害する蘇南瑾も冷酷ですし、伊絲朶の犠牲は気の毒です。でも、自分がついた嘘が元になっているのですから、気の毒とばかりも言ってられませんね。逆に琉璃も正体を偽ったりとしたたかです。

感想:蘇南瑾の冷酷さと大長公主の恐ろしさ

大長公主から逃れられたと思ったら、彼女の配下がこんなところにもいたんですね。しかも配下の蘇南瑾がまた冷酷な人物でした。大長公主の命令を遂行するためなら手段を選びませんし、抹殺も平気でします。それにしても西州にまで影響力があるとは大長公主はどれだけ力を持ってるのでしょうか?さすが建国者・高祖の娘ですね。
スポンサーリンク

まとめ

今は大長公主の魔の手から逃れるのが先ですから牢をでなければなりませんね。瑠璃と間違われて殺害された伊絲朶は気の毒ですが、彼女が瑠璃と言わなければよかったのにとおもってしまいます。でもその時は瑠璃が殺害されていたかも知れませんし。複雑です。

一度は離れ離れになり。すれ違いもあった二人ですが、ここでようやく一緒になりました。これで瑠璃が裴行倹を許したかどうかはわかりませんが。今後の二人がどうなるのか気になりますね。

 

他の風起西州を見たい方は 風起西州 あらすじネタバレ全話一覧 をご覧ください。

風起花抄・風起西州
スポンサーリンク
この記事を書いた人

歴史ブロガー・フミヤ
京都在住。2017年より歴史ブログを運営し、これまでに他サイトを含め1500本以上の記事を執筆。

当サイトではドラマと史実の違いを中国の正史である『二十四史』『資治通鑑』などの史料を参考にしながらドラマと史実の違いをわかりやすく解説しています。専門用語はできるだけ現代の言葉に言い換え、歴史の初心者でも楽しめるように心がけています。記事に間違いや誤字があれば迅速に修正いたしますので遠慮なくご連絡ください。

著者の詳しい紹介は プロフィールをご覧ください。

運営者SNS: X(旧Twitter)

この記事が役立った方は、ぜひシェア&ブックマークをお願いします!
フミヤをフォローする

コメント

error: Content is protected !!