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風起西州25・26・27話のあらすじとネタバレ

風起西州22-24話あらすじ |

中国ドラマ 風起西州~烈風に舞う花衣~ 25・26・27話のあらすじとネタバレを感想とともに紹介します。

蘇南瑾の策略によって裴行倹が窮地に陥いります。庫狄琉璃は彼を救うため民を巻き込んで血書を提出。麴崇裕も彼女に協力、裴行倹を救い出すのでした。

この記事では各話のあらすじを振り返り、感想と気になる歴史的話題を解説。全話の概要は 風起西州 あらすじネタバレ全話一覧 からもご覧いただけます。

※この記事はドラマ『風起西州』のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

風起西州 あらすじ紹介

風起西州 キャスト・登場人物
詳しい登場人物とキャスト紹介は風起西州 キャスト・登場人物紹介をご覧ください。
 
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風起西州25話 あらすじとネタバレ

  • 琉璃のもとに将軍が転がり込んでくる。彼は裴行倹の命令で動いていた。
  • 唐軍が商人を虐殺。蘇南瑾はそれを隠し裴行倹に罪をかぶせようとしていた。
  • 麴崇裕は琉璃を助けるため、蘇南瑾に対抗し長安へ上奏文を送る。

あらすじ: 人買いの悪事

庫狄琉璃は綿布の普及のため村を訪れていました。ある夜、血まみれの男が家に逃げ込んできたという報せを受けます。

男の正体は西州の村で唐軍による虐殺を目撃して唯一生き残った少女を救い出した将軍でした。彼は裴行倹の指示で琉璃を通じて麴崇裕にこの事実を伝えるためにやって来たのです。

虐殺は蘇南瑾が裴行倹を陥れるために仕組んだもので、将軍は口封じのために命を狙われていました。琉璃は驚いてすぐに麴崇裕に連絡を取りました。麴崇裕は琉璃から事情を聞いて父の許しを得て協力を決意。

蘇南瑾が将軍を反逆者として連行しようとするため、琉璃は将軍の容態が悪化したように見せかけ韓四と協力して阻止しようとします。

麴崇裕は蘇南瑾に虐殺の真偽を問い詰めました。蘇南瑾は最初は否定していましたが、怒りに震える麴崇裕の追及に罪を認めるしかありませんでした。

琉璃は将軍の証言を長安に届けようと決意し、麴崇裕がその手助けを申し出るのでした。

感想:琉璃に協力する麴崇裕の立場

かつてはいがみ合ってきた琉璃と麴崇裕ですが、今ではすっかり信頼できる仲間になったようです。中央から地方に派遣された役人は横暴なふるまいをすることがありますが。麴崇裕はそんな中央の役人の不正が許せない。でもそうなると中央と地方の対立になるので、麴崇裕は父親に協力を求めました。麴崇裕の地方勢力の代表という難しい立場がよくわかります。

でも彼にはかつての王族の誇りがあり、西州の民を守るという正義感があるのでしょうね。

 

風起西州26話 あらすじとネタバレ

  • 裴行倹を救うため、琉璃は庶民と協力して血書を連名で作成。
  • 米大郎が蘇南瑾の前で死んでしまうが、それは欺くための芝居だった
  • 琉璃の機転によって裴行倹は解放される。

あらすじ:万民の思い

蘇南瑾は米大郎を引き渡すよう押しかけてきました。瑠璃と蘇南瑾が口論の最中に米大郎の容体が悪化。息を引き取ってしまいます。蘇南瑾はそれを見て引き揚げていきましたが。でも実は米大郎はまだ生きており、琉璃が仕組んだ芝居でした。

一方、西州では蘇南瑾の画策によって裴行倹が拘束されたという噂が広まります。琉璃は心配しますが、ただ手をこまねいているわけにはいきません。

琉璃は夜通し考え抜いて血で請願書を書くことを決意。彼女の行動に心打たれた韓四たち多くの庶民が連名で血書に署名することを申し出ます。琉璃は彼らに危険が及ぶかもしれないと説明しますが、裴行倹への恩義から皆が喜んで署名しました。

この血書を届けられた麴崇裕は、琉璃と武后の関係も利用して蘇南瑾を牽制。父親の支持も得て蘇南瑾に裴行倹の解放を迫ります。

追い詰められた蘇南瑾はついに裴行倹を解放しました。裴行倹は琉璃のもとに帰ってきました。裴行倹は琉璃の無謀な行動を心配しますが、琉璃は彼を救うためなら何でもすると言うのでした。

一方、雲伊は麴崇裕への想いを募らせていたましたが。張敏娘が邪魔をします。張敏娘は、わざと転んだふりをして雲伊を陥れようとします。でも麴崇裕は雲伊を信じるのでした。

解説:血書(けっしょ)

琉璃は血書を作っていました。血書とは自分の血を使って書かれた請願書や誓約書です。古代中国では強い意志や覚悟を示すために用いられました。特に死を覚悟した強い決意を表す手段として使われます。

瑠璃もそれだけ強い覚悟を持っていたということで。だからこそ庶民たちの心を強く動かしたのです。

解説:武后(武則天)の絶大な権力

武后(武則天)は唐の朝廷で大きな力をもっていました。彼女は自分の権力を強化するために密告を奨励したり、有能な人材を登用したりと様々な手段を用いました。麴崇裕が「武后に知られれば大変なことになる」と言うのも武后がすでにそれだけ大きな力を持っているということです。そして麴崇裕は武后に気に入られている琉璃たちに何かあれば、ただでは済まないと脅しをかけています。長安から遠く離れた西州の政治にも影響を与えるとは武后がどれだけ大きな存在がよくわかりますね。

 

風起西州27話 あらすじとネタバレ

  • 裴行倹を陥れた者たちに処罰が下るが虐殺事件の真相はうやむやにされ、蘇南瑾は軽い処分だった。
  • 裴行倹が家を空ける中、琉璃が病に倒れる。
  • 裴行倹の看病と韓四の鍼治療により琉璃の容態は回復に向かう。

あらすじ:目を覚ませ

裴行倹が家に戻ってきました。でも琉璃は体調が思わしくありません。裴行倹は彼女を心配しつつも朝廷からの処罰が下ったことを伝えます。関係者には重い処分が下されたものの、民の虐殺事件の真相は曖昧なまま。首謀者の蘇南瑾にいたっては軽い処罰で済まされていました。

満足のいく結果ではなかったものの、裴行倹はまた軍の任務に戻らなくてはいけません。

その後、琉璃は麴崇裕の誘いで同郷の人々と会いました。でも疲労が重なったためか、屋敷に戻る途中で意識を失ってしまいます。高熱を出し、手足は冷たくなり、七日間も昏睡状態が続きました。韓四は独自の薬と鍼治療で治療しますが、他の医者たちは彼の治療法に反対します。それを知った裴行倹は、夜通し馬を飛ばして駆けつけました。

帰宅した裴行倹は韓四に琉璃への鍼治療を依頼。既婚者である琉璃の体に触れることはできないので裴行倹自身が治療の補助を行い、全身の治療に当たります。

やがて韓四の治療が効いて琉璃の手足の冷えは改善され、わずかだが湯薬を口にできるまでに回復しました。

一方、琉璃の危篤を聞きつけた張敏娘は偽りの見舞いに訪れる。彼女の怪しい動きを察した柳娘子に阻止されるが、張敏娘はさらに雲伊に近づこうと画策するのでした。

感想:権力の不条理さ

琉璃と裴行倹たちは不正を正そうと努力しましたが。裴行倹は解放されたものの、蘇南瑾の罪に正当な裁きは下りませんでした。

朝廷は虐殺の真相を隠蔽、事態を穏便に収めようとしたようです。蘇南瑾の背後には臨海大長公主がいます。皇帝といえどもそう簡単には極刑にはできないようです。これだけの罪が見逃されるとは、彼らを裁くことはできるのでしょうか。

 

風起西州25~27話 まとめ

裴行倹を音しれようとする蘇南瑾の策略は阻止されました。でも蘇南瑾が商人を虐殺した罪は裁かれていません。

しかも琉璃が病に倒れてしまいました。琉璃は西州に来て無理を重ねてきたのかもしれません。肉体的な不調ではなく、精神的なストレスも相当かかっていたのでしょう。

瑠璃は病から回復して再び裴行倹と共に困難に立ち向かうことができるのでしょうか?そして蘇南瑾の次の狙いは何なのでしょうか?今後の展開に注目です。

 

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この記事を書いた人

歴史ブロガー・フミヤ

京都在住。2017年から歴史ブログを運営し、これまでに1500本以上の記事を執筆。50本以上の中国歴史ドラマを視聴し、史実とドラマの違いを正史(『二十四史』『資治通鑑』など)に基づき初心者にもわかりやすく解説しています。

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