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風起西州10・11・12話ネタバレとあらすじ:西州に到着した瑠璃たちを刺客が狙う

風起西州 あらすじネタバレ 風起花抄・風起西州

中国ドラマ 風起西州~烈風に舞う花衣~ 7・8・9話のあらすじとネタバレを感想とともに紹介。

瑠璃に内緒で一人で西州に向かった裴行倹。瑠璃も合流したものの、誤解から瑠璃は激怒。大長公主の追ってがかかり、瑠璃は殺されそうになりましたが。裴行倹と再会。

舞台はいよいよ西州に移り、新たな出会いと戦いが始まります。

他のエピソードを見たい方は風起西州 あらすじネタバレ全話一覧 をご覧ください。

※この記事はドラマ『風起西州』のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

 

風起西州 あらすじ紹介

風起西州 キャスト・登場人物
詳しい登場人物とキャスト紹介は風起西州 キャスト・登場人物紹介をご覧ください。

 

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風起西州10話 ネタバレ感想:裴行倹と瑠璃が和解

あらすじ「 玉児の夫」

裴行倹は蘇南瑾(そなんきん)によって釈放されました。裴行倹は瑠璃の身分を黙っていました。瑠璃も父に置き去りにされたのだと説明します。そのため蘇南瑾は裴行倹は琉璃のことを牢にいた小娘を気に入ったのだと勘違い。瑠璃を裴行倹に献上してしまいます。

その後、裴行倹は琉璃を裏切った謝罪の気持ちこめてたくさんの料理を用意しました。

また裴行倹は瑠璃に手荒な真似をした蘇南瑾を許すはずがありません。蘇南瑾に偽の情報を漏らして都へ密告させました。これは功名心に駆られた蘇南瑾を懲らしめるための裴行倹の罠でした。

その後、裴行倹は琉璃に今までの事情を明かしました。実は高宗皇帝から密命を受けて動いていたというのです。そして琉璃を危険に巻き込まないために、わざと離縁状を置いて身を引こうとしたと告白しました。琉璃は腹が立ちましたが、裴行倹の自分を思う気持ちに涙して和解。熱い口づけを交わすのでした。

裴行倹は西州の城門の外に到着。麴崇裕と王君孟が二人を出迎えました。麴崇裕は西州の有力者の息子。王君孟は麴崇裕の妹婿です。麴崇裕は唐の朝廷から派遣された裴行倹を警戒していました。王君孟は美女を用意して裴行倹を歓迎、側室をもつことを勧めます。そんな王君孟に瑠璃は腹を立てるのでした。

 

感想:皇帝の密命で動いていた裴行倹

裴行倹の今までの行動は皇帝の密命だったことがわかりました。政情不安で争いも多い西州を統治するためには裴行倹のような人材が必要だったというのです。それはわかります。でもなんで武昭儀を怒らせて左遷みたいな流れにしないといけないのでしょうかね?普通に派遣でいいと思いますけど?有能な臣下が行くべき所じゃないってこと?
 

解説:西州という新たな舞台

ここで裴行倹が赴任した西州の場所をおさらい。史実では「安西都護府」が裴行倹のいた場所です。長安からはかなり離れているのがわかります。日本列島の端から端にくらいの距離はあります。確かに左遷というのはわかります。
裴行倹が赴任した西州の場所。7世紀後半の唐と東アジアの国々

7世紀後半の唐と東アジアの国々

西州はもともと高昌国の土地でした。太宗 李世民の命令で唐軍が征服。高昌国は滅亡し、この地の王侯貴族は唐の臣下になりました。だから麴崇裕のような地元の有力者は朝廷が派遣した役人に反感をもっていて当然なのです。
これから裴行倹は苦労することになりそうですね。

 

 

風起西州11話 ネタバレ感想:

あらすじ「闇夜の襲撃」

裴行倹と琉璃は旅を続けました。道中、裴行倹はわざと慕三郎を麴崇裕に付けると言います。麴崇裕ら現地の有力者は中央から監視されるのを嫌っています。そのため慕三郎の存在は麴崇裕にとっても邪魔でした。

裴行倹は麴崇裕を利用してまんまと慕三郎を都に送り返すことに成功。大長公主の手下を排除することに成功します。

夜。皆が寝静まったころ。彼らが泊まる旅籠を刺客が襲撃。しかしもともと警戒していた裴行倹が撃退しました。しかしさらなる刺客があらわれました。駆けつけた兵士たちによって刺客は撃退されましたが、その戦いの最中に麴崇裕が琉璃をかばいました。

刺客の首領は逃げようとしましたが王君孟によって殺害され、黒幕はわからなくなってしまいます。

一夜明け。裴行倹は王君孟から刺客が都から派遣された者でだと聞かされます。麴崇裕は刺客の真の目的は自分を陥れることだったのではないかと疑念を持ちます。

一方、都では大長公主が裴行倹と琉璃の暗殺失敗の連絡を聞いて激怒していました。

 

感想:麴崇裕の複雑な胸中

刺客は大長公主が瑠璃たちを狙って放ったもののようですが。麴崇裕は勝手に「自分を陥れるためでは?」と思っています。彼は唐の朝廷に不信感があるのでしょうね。彼は征服された立場ですから反感はあって当然でしょう。
でも彼は瑠璃を救いました。唐の者だから死んでもいいとは思ってないようです。朝廷や中央の役人への不信感や反感はあっても、人としての心は失ってないようですね。これは誠意を尽くせば彼とわかりあえるのではないでしょうか?
それにしても王君孟の行動が怪しいですね。何か秘密を知ってそうですが?彼が大長公主と繋がっているはずはないし。他にも命を狙う者がいるということでしょう。

 

解説:麴氏は高昌国の王族

麴氏は西州にあった高昌国の王族でした。麴崇裕は高昌国の王子。国が続いていればいずれ王になったかも知れない人物。という設定。麴崇裕が架空の人物ですが。麴氏が王族だったのは事実です。

史実でも麴氏は唐に降伏した後も西域で大きな勢力を持っていました。唐は高昌国の王侯貴族を唐の臣下にしましたが。中央からも役人を派遣して、その影響力を抑え込もうとしていたのです。

 

風起西州12話 ネタバレ感想

あらすじ「お手並み拝見」

西州にたどり着いた裴行倹と琉璃は麴家から盛大な歓迎を受けました。その宴では麴崇裕の妹・鏡娘も出席、男勝りな彼女は上品な琉璃を見て「逃亡中には見えないわね」と興味がある様子です。

裴行倹はわざと酔いつぶれたふりをして宴を早々と切り上げました。琉璃も彼を介抱するふりをして宴席を抜け出し二人の静かな時間をすごすのでした。

翌朝。朝食の席では麴崇裕が昨夜の無礼を誤りましたが、瑠璃は彼の態度がわざとらしさが気に入りません。そこで彼と裴行倹との会話を邪魔して麴崇裕を困らせるて楽しんでいました。

裴行倹が公務をしている間、琉璃はひとりで街へ買い物に出かけました。そこで鏡娘と再会。瑠璃が絵師だと知ると「うちに来て私の絵も描いてよ」と遠慮のない口ぶりで琉璃に頼み込むのでした。

麴崇裕の父は裴行倹を殺害するつもりでしたが、王君孟の説得で一時止めることにします。とはいえそれで彼の警戒心が消えたわけではありません。裴行倹の護衛という名目で監視役を送り込んできたのでした。裴行倹も彼らの思惑には気づいていました。

一方、裴行倹は麴崇裕から渡された公文書に目を通し、西州が深刻な財政危機に陥っていることを知るのでした。

 

感想:麴家の暗躍

麴崇裕の父が裴行倹の殺害を狙っていることがわかりました。王君孟の不審な態度もそれで納得です。裴行倹は敵が多いですね。麴崇裕の父は高昌国の最後の王ですから唐を憎んで当たり前です。

でも麴崇裕は刺客のことを知らなかったようですが、彼と父は考えが違うということでしょうか?

 

解説:唐の辺境統治と財政問題

西州はかつての高昌国だったというだけでなく、突厥と隣り合う土地です。そのため防衛のために多くの兵士を駐屯させなければいけません。そうなると多額の費用がかかります。
また西州はシルクロードの中継地点で本来は財政は裕福なはずですが、その恩恵が一部の役人や商人に偏ると民の不満が出てきます。軍事的にも財政的にも統治が難しい場所なのです。裴行倹の手腕が問われることになりそうですね。

 

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まとめ

裴行倹と琉璃は仲直り。西州での新生活が始まりました。でも西州の人々は中から派遣された裴行倹を快く思っていないようです。

特に麴崇裕の父は未だに唐の支配を受け入れられません。裴行倹を監視、財政問題でも裴行倹を困らせます。

麴崇裕は父ほど敵対的ではありませんが、裴行倹たちを快くは思っていないのは態度をみてもわかります。

でもここに来るのを望んだのは裴行倹ですからね。彼の使命感でどこまでやっていけるのか見守りたいと思います。

 

他の風起西州を見たい方は 風起西州 あらすじネタバレ全話一覧 をご覧ください。

 

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この記事を書いた人

歴史ブロガー・フミヤ
京都在住。2017年より歴史ブログを運営し、これまでに他サイトを含め1500本以上の記事を執筆。

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