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鳳凰の飛翔 あらすじ ネタバレ一覧・全70話解説

『鳳凰の飛翔(原題:天盛長歌)』は全70話の宮廷ドラマ。復讐を胸に秘めた皇子・寧弈と、前王朝の遺児である鳳知微の宿命と選択を軸に、皇位争いと国家の行方を描く重厚作。

この記事では、全70話のあらすじやネタバレ。流れや勢力関係、見どころを分かりやすく紹介します。

この記事で分かること

  • 全70話の大まかなストーリー展開と重要事件
  • 寧弈と鳳知微を中心とした人物関係と勢力構図
  • 視聴前に押さえておきたい見どころと注意点

 

鳳凰の飛翔 メニュー

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あらすじネタバレ解説

あらすじ全話一覧

登場人物紹介

時代背景

知っておきたいポイント

 

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鳳凰の飛翔はどんなドラマ?

鳳凰の飛翔は全何話?原題は?

『鳳凰の飛翔(原題:天盛長歌)』は、架空の王朝「天盛」を舞台に、孤独な皇子と運命に翻弄されるヒロインが、国家の命運を賭けて戦う全70話の本格歴史時代劇です。

作品名:鳳凰の飛翔
原題:天盛長歌
英題:The Rise of Phoenixes
制作年:2018年
話数:全70話
ジャンル:宮廷政治・歴史ドラマ

 

復讐に燃える皇子と男装のヒロイン

ストーリーの中心は皇位継承争いと、滅びた前王朝の遺児をめぐる問題にあります。

主人公は第六皇子・寧弈。過去の政争で兄を失い、自身も幽閉を経験します。復帰後は表向き無能を装いながら、情報と人材を使って朝廷内の勢力図を組み替えていきます。

ヒロインの鳳知微は滅亡した前王朝の血を引く人物です。男装して朝廷に入り、その才覚で官僚として頭角を現します。

武力ではなく知恵で戦う心理戦

このドラマの特徴は、武力よりも知略や政治判断で場面が動くことです。昨日の味方が今日の敵になる。婚姻や外交が皇位争いに直結する。勢力関係が安定しないままストーリーが進みます。

中盤以降、前王朝の問題が表面化すると、寧弈の個人的な復讐だけでは収まらない局面に入ります。周辺国も関与し、国家規模の対立へと発展します。

愛しているからこそ信じられない

寧弈と鳳知微の関係も単純な恋愛ではおさまりません。現王朝の皇子と前王朝の血筋という立場の違いが常に影響します。

感情と政治判断が衝突するのでもどかしい転換が続くのも、このドラマの特徴です。

 

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鳳凰の飛翔 あらすじ ネタバレまとめ

大成遺児の噂と血浮屠事件の始動(第1話〜第10話)

ドラマは旧王朝「大成」の滅亡という血塗られた歴史から始まります。

反乱により新国家「天盛」を築いた皇帝・寧世征でしたが、大成の皇族を守る組織「血浮屠」は密かに「大成の遺児」を連れて逃亡。その追捕劇の末、血浮屠の首領・顧衡は崖へと消えました。

この動乱の裏で無実の罪を着せられ、深い闇に幽閉されたのが第六皇子・寧弈です。 8年の時を経て赦免された彼は表向きは大人しく織物に励むふりをしながら、心には亡き兄・寧喬の冤罪を晴らすという燃えるような復讐心を秘めていました。

ドラマのヒロイン鳳知微は秋家の居候。男装して書院に通う変わり者。 第6話で彼女は実母・秋明纓が秘密を守るために犯した殺人の現場を目撃してしまいます。

家族を守るため、そして生き抜くために彼女は女を捨て知略を武器に「魏知」という名で政治の荒波へと身を投じていくことになります。

 

巫蠱再現の策と皇太子失脚(第11話〜第22話)

兄たちによる醜い世継ぎ争いがさらに激しくなっていきます。 地位を脅かす者を排除しようと皇太子・寧川が仕掛けたのは、かつて兄・寧喬を死に追いやった禁断の策「巫蠱の術」の再現でした。

第12話、偶然にも東宮の密談を耳にした鳳知微は、皇太子がかつて寧喬を陥れた真実と、寧弈をも毒殺しようとしている恐ろしい計画を知ります。「これ以上、愛する者を奪わせない」 寧弈は皇太子を追い詰めていきます。

第21話、ついに悪行を暴かれ地位を剥奪された皇太子。しかし第22話で追い詰められた彼は最期の悪あがきとして反乱を企てますが、壮絶な結末(射殺)を迎えます。

大きな敵が去りましたが、権力争いはさらなる混乱へと突き進んでいくのです。

 

常家の粛清と遺詔争奪(第23話〜第40話)

皇太子という最大の敵を退けたものの、朝廷には依然として強大な勢力を誇る外戚・常家が居座っていました。 寧弈は、父である皇帝の意向を無視してまで、仇敵の一人である常海を独断で処刑。この大胆な行動により、皇帝との間には拭い去れない緊張が走ります。

疑心暗鬼に陥った皇帝が打ち出したのは「金匱の遺詔」に次代を託すという宣言。誰が後継者になるのか、その名が記された箱を巡り皇子たちの争いはさらに過激さを増していきます。

第40話、ついに決着の時。狡猾な寧昇による遺詔すり替えの工作が暴かれ、彼は庶人へと転落。後ろ盾だった常貴妃も毒酒を煽り、長年朝廷を支配してきた常一族の権勢は、音を立てて崩れ去ったのです。

 

閔海編と鳳知微の正体確定(第41話〜第52話)

一難去ってまた一難。寧弈と鳳知微の前に、最大の試練が立ちはだかります。

第42話、皇女・韶寧との結婚を強要された鳳知微は絶体絶命の窮地を脱するため、ついに「女であること」を告白。

死を覚悟した決断でしたが彼女の才能を惜しむ皇帝ににより激戦地の閔海へと送られることになります。

閔海では常家の生き残り常忠信の野心によって戦火が拡大。 しかし本当の悲劇は戦場の外で待っていました。

第51話、愛する姉・鳳知微を守るため、弟の鳳皓が毒酒を飲み干し命を落とします。さらに母・秋明纓もこの世を去り、鳳知微は最愛の家族を一度に失うことに……。

そして第52話、非情にも突きつけられる真実。彼女こそが、滅ぼされた大成王朝の血を引く最後の生き残り、「大成遺児」だったのです。 復讐の道具として生きることを強いる周囲に対し、彼女が下した「再興拒絶」という決断。それは愛する寧弈との間に二度と埋められない深い溝を作る始まりでした。

 

金獅国編と双生蠱の決着(第53話〜第64話)

鳳知微は天盛と大成の遺民を救うため金獅国の王・赫連錚との結婚を決意。「国と国」という大きな壁に阻まれ、かつて心を通わせた寧弈とは遠く離れ離れになってしまいます。

異国の地で彼らを待っていたのは平穏ではありませんでした。

第60話、囚われの身となった鳳知微と親友の華瓊は敵を欺くために命懸けの入れ替わりを演じます。そこに寧弈が加わり策略で窮地を脱するシーンは二人の絆の深さを改めて見せつけました。

しかし別れの時は訪れます。

第64話、互いの命を繋いでいた呪い「双生蠱(そうせいこ)」が解かれ、寧弈は母を救うために自らの地位を捨て、鳳知微に永遠の別れを告げるのでした。

 

最終局面:雅楽の死、即位、真相と別離(第65話〜第70話)

そしていよいよドラマは逃れられない悲劇の連鎖へと突き進みます。

第66話、長年待ち望んだ母・雅楽との再会も束の間、彼女は崖から転落し命を落とします。絶望と怒りに震える寧弈は、もはや鳳知微を突き放すことしかできなくなっていました。

第69話、ついに寧弈は天盛の皇帝として即位します。しかし玉座はあまりにも冷たく周囲には多くの犠牲が積み上がっていました。

第70話、衝撃の最終回。 死を偽装していた父・天盛帝の真意、そして愛する人たちを奪った全ての真相が明かされます。

寧弈は「共に生きてほしい」と願いますが、前王朝の末裔という重すぎる宿命を背負った鳳知微は生き残った民を仲間に託し、ある決断を下します。

それは寧弈と共に歩む道ではなく、彼が目指す「理想の治世」の邪魔にならぬよう、自ら去っていくことでした。 かつて愛し合った二人は一人は孤独な皇帝として役目を全うし、一人は幻のように表舞台から姿を消します。

 

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鳳凰の飛翔 全70話 あらすじ一覧

 

第1話
寧世征が大成を滅ぼし、血浮屠の顧衡が九皇子を抱いて崖から落ち、寧弈は冤罪で幽閉される。

第2話
鳳知微が寧弈と出会い、皇太子が大成の遺児の調査を顧衍に命じる。

第3話
鳳知微が寧弈の正体を知り、母の命で寧弈と結婚しないと誓う。

第4話
皇太子が血浮屠討伐を主導し、顧衍が出陣する。

第5話
討伐が偽装だと寧弈が見抜き、皇太子の工作を疑う。

第6話
秋明纓が五夫人を殺害し、鳳知微がその現場を目撃する。

第7話
皇太子が秋明纓に罪をなすりつけ、鳳知微だけが寧弈に救出される。

第8話
寧弈が秋明纓と鳳皓を救出し、皇太子の殺害計画を阻止する。

第9話
鳳知微が男装して魏知と名乗り楚王府を去る。

第10話
皇太子が巫蠱事件の再現を計画し、寧弈を罰させる。

第11話
皇太子が寧研を陥れるための神鳥騒動を仕掛ける。

第12話
皇太子が自ら毒を飲み、寧弈排除の計画を進める。

第13話
寧弈が桐像をすり替え、皇太子の罠を逆用する。

第14話
鳳知微が青溟書院に入り、皇太子の不安が深まる。

第15話
天盛帝が皇太子の策略を見抜き、心を痛める。

第16話
皇太子が寧弈に毒入り指輪を送り、毒殺を図る。

第17話
鳳知微が血浮屠に襲われ、珠茵と馬方が命を落とす。

第18話
鳳知微が生存し、皇太子が書院襲撃を計画する。

第19話
鳳知微が無双国士に任命される。

第20話
巫蠱事件の再調査が始まり、東宮に毒の証拠が見つかる。

第21話
皇太子が廃太子となり幽閉される。

第22話
寧川が反乱を起こすが鎮圧され射殺される。

第23話
寧弈が常海を処刑する。

第24話
韶寧が寧弈と心中を図るが失敗する。

第25話
寧弈が常家粛清を進める。

第26話
常遠の不正疑惑が浮上する。

第27話
寧弈が御史台の職を得る。

第28話
陳紹が常遠の不正を告発する。

第29話
寧昇が寧弈を陥れようとして失敗する。

第30話
双生蠱の存在が明らかになる。

第31話
紋様騒動が収束し寧弈の疑いが晴れる。

第32話
常遠追及が失敗し寧弈が劣勢になる。

第33話
天盛帝が後継を金匱に託すと宣言する。

第34話
寧弈が金匱に自分の名があると示唆する。

第35話
天盛帝が金匱管理を鳳知微に任せる。

第36話
寧弈が王才人に密書を送り真相を探る。

第37話
エン妃の死の疑惑が再燃する。

第38話
天盛帝が倒れ、寧昇が遺詔を狙う。

第39話
寧弈が鳳知微を守るため監禁する。

第40話
寧昇の遺詔すり替えが暴かれ降格する。

第41話
鳳知微が閔海派遣の流れを作る。

第42話
鳳知微が女であることを公にする。

第43話
鳳知微が死罪を免れ閔海巡按に任命される。

第44話
寧弈と鳳知微が閔海へ向かう。

第45話
閔海で襲撃され、寧弈と鳳知微が洞窟で生還する。

第46話
常忠信が反乱を企てる。

第47話
寧弈が疫病に倒れ、鳳知微が薬で救う。

第48話
鳳皓が大成の令牌を持っていると判明する。

第49話
鳳皓を巡り寧斉と寧弈が対立する。

第50話
鳳皓が大成の遺児と確定する。

第51話
鳳皓と秋明纓が毒で命を落とす。

第52話
鳳知微が自分こそ大成の遺児と知らされる。

第53話
鳳知微が赫連錚との結婚を申し出る。

第54話
寧弈が金獅国の政変に介入する。

第55話
赫連錚が金獅国で王位争いに入る。

第56話
寧斉が月リンを利用し始める。

第57話
月リンが天盛帝の側室になる。

第58話
鳳知微が赫連錚と結婚する。

第59話
鳳知微が晋思羽に捕らえられる。

第60話
寧弈が脱出し鳳知微と協力して晋思羽を欺く。

第61話
寧弈が母が生きていると知る。

第62話
天盛帝が寧斉に譲位の意向を示す。

第63話
火薬爆発で蒲城が混乱する。

第64話
寧弈が鳳知微に別れを告げる。

第65話
雅楽が誘拐される。

第66話
雅楽が崖から落ち命を落とす。

第67話
辛子硯が王氏を殺害する。

第68話
天盛帝が崩御する。

第69話
寧弈が即位し皇帝となる。

第70話
天盛帝の死が偽装だったと明かされ、鳳知微と寧弈が別れそれぞれの道を選ぶ。

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鳳凰の飛翔・登場人物

主要人物:宿命に抗う二人

  • 寧弈(ニン・イー)/楚王
  • 演:チェン・クン
    【天盛の第六皇子】 母を殺され最愛の三兄・寧喬を冤罪で失った孤独な皇子。8年の幽閉を経て「織物しか能のない怠惰な皇子」を演じながら復讐の機を窺う。冷徹な策士だが根底には人を救いたいという情熱を秘めている。
  • 鳳知微(フォン・ジーウェイ)/魏知(ウェイ・ジー)
    演:ニー・ニー
    【ヒロイン/大成の遺児】 滅亡した前王朝「大成」の秘密を抱え秋家で身を隠して育つ。男装して「魏知」と名乗り朝廷でその才能を発揮していく。寧弈とは惹かれ合いつつも逃れられない宿命によって対立の渦に巻き込まれていく。

 

天盛皇朝(皇位争いの中心)

鳳凰の飛翔 相関図 皇室と外戚の関係

鳳凰の飛翔 相関図
皇室と外戚の関係

  • 皇帝・寧世征(ニン・シージョン)
    演:ニー・ダーホン
    天盛の君主。疑い深く、誰か一人が力を持ちすぎることを極端に嫌う。息子たちを競わせてバランスを保つ非情な父で、寧弈の母・雅楽との間に深い因縁を持つ。
  • 皇太子・寧川(ニン・チュアン)
    演:ハイ・イーティエン
    天盛の第一皇子。常家を後ろ盾に地位を守るためなら兄弟の排除も辞さない。寧弈を最大の脅威として敵視する。
  • 燕王・寧昇(ニン・ション)
    演:シー・アン
    第二皇子。武闘派の野心家で、表向きは皇太子に従うが虎視眈々と逆転を狙う。短気で強引な一面も。
  • 魏王・寧齊(ニン・チー)
    演:チュイ・ガオウェイ
    第七皇子。従順なふりをして裏で立ち回る策士。兄たちの争いを利用して漁夫の利を狙う油断ならない人物。
  • 端王・寧霽(ニン・ジー)
    演:ワン・カイイー
    第十皇子。学問を好み、権力争いに興味がない純粋な青年。鳳知微の才能をいち早く認め、寧弈を支持する数少ない理解者。
  • 三皇子・寧喬(ニン・チャオ) ※故人
    演:リウ・ジャーホイ
    寧弈が唯一愛した兄。人望厚い人物だったが皇太子の陰謀により非業の死を遂げた。物語全ての「悲劇の起点」。

 

側近・協力者

  • 顧南衣(グー・ナンイー)
    演:バイ・ジンティン
    【鳳知微の守護者】 秘密組織「血浮屠」の首領。超然とした無口な剣士だが、鳳知微にだけは心を許し、常に影のように寄り添って彼女を守り抜く。
  • 辛子硯(シン・ズーイエン)
    演:チャオ・リーシン
    【寧弈の軍師】 青溟書院の院首。亡き寧喬から寧弈を託され、彼の悲願である冤罪晴らしと理想の治世のために、朝廷を裏から操る最高の参謀。
  • 顧衍(コ・エン)
    演:エン・ジアイー
    前王朝の遺臣でありながら天盛の将となった複雑な過去を持ち、軍事的な要所で寧弈や常家と激しく衝突する。

後宮の妃たち

  • 月泠(ユエリン)/慶妃
    演:ジュー・ルイ
    皇帝のそばに仕える可憐な妃だが、その正体は大成に連なる工作員。情報と人の心を操り、静かに天盛を揺さぶる。
  • 常貴妃
    演:ユー・ミンジア
    天盛帝の寵妃であり、常氏の権力を背景に後宮から政治を操り息子の寧昇を次期皇帝に押し上げようと画策する。

 

秋家

鳳凰の飛翔 秋家・顧家相関図

鳳凰の飛翔 秋家・顧家相関図

  • 秋明纓(チウ・ミンイン)
    演:リウ・ミンタオ
    鳳知微の育ての母。大成の遺臣・顧衡の妻。知微の正体が露見することを何より恐れ、一族を守るために冷徹な判断を下すこともある。
  • 秋尚奇(シュウ・ショウキ)
    演:ルー・ヨン
    鳳知微の伯父で天盛の武将だが、一族を守るために大成の遺児を匿うという極秘事項を抱え国と家の間で苦悩する。
  • 鳳皓(フォン・ハオ)
    演:チャン・ロン
    鳳知微の弟として育ち一見すると気弱で平凡だが、母と姉を守りたいという気持ちは強い人物。

 

常家(政争に絡む勢力)

  • 常遠(チャン・ユエン)
    演:イン・チューション
    外戚・常氏の首領。閔国公。皇太子の後ろ盾として軍と朝廷に根を張り、皇権すら利用して一族の繁栄を目論む。
  • 常海(チャン・ハイ)
    演:シュー・ウェイ
    外戚・常氏の実行部隊として皇太子のために暗躍し、殺しや冤罪の捏造など裏の仕事を一手に引き受ける。

更に詳しい登場人物・キャスト紹介は 鳳凰の飛翔 相関図と登場人物・キャスト一覧 をご覧ください。

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時代背景:天盛王朝の仕組みと周辺国

 『鳳凰の飛翔』は架空王朝の天盛が舞台。でも安定した王朝ではなく生まれたばかりの危うい王朝というのがポイントです。

 1. 新王朝「天盛」の宿命と前王朝の亡霊

天盛王朝は前王朝「大成」を武力で倒して成立したばかりの新しい国です。

建国の祖・寧世征にとって最大の懸念は「大成の生き残り」の存在。旧王朝の血筋が一人でも生きていれば、それは現体制を揺るがす反乱の大義名分になります。

劇中で「大成の遺児」や守護軍「血浮屠」が執拗に追われるのは、天盛にとって国家存亡に関わる重大な問題になるからです。

2. 皇子たちの「王府」:小さな独立勢力

天盛の皇子たちは寧弈(楚王)や寧昇(燕王)といった「王号」を与えられ。自身の王府を持ちます。独自の家臣団や情報網、武力も持っています。国の中にあるもうひとつの勢力のよう。それぞれが自分たちの勢力を伸ばそうと暗躍します。

皇太子といえど安泰ではない: 正式な後継者ですが、他の皇子が強力な派閥を作れば決して安泰とは言えません。

皇帝の冷徹な思惑: 皇帝はあえて皇子たちを競わせ、互いに監視させて自身の権威を保とうとします。そのバランスが崩れたとき、待っているのは粛清の嵐です。

 

3. 外戚と功臣:王朝の影の支配者

皇子たちが野心を果たすためには個人の能力だけでは足りません。建国を支えた有力一族(功臣)の支持が必用となります。

特に軍と朝廷で大きな勢力を持つ「常家」のような外戚勢力は、皇帝ですら無視できない発言力を持ちます。

誰を妃に迎えどの家門と結びつくか。婚姻の一つ一つが、次期皇帝の座を決める材料になります。

4. 外交という名の戦場:大悦と金獅

ドラマ後半、争いの舞台は天盛国内だけでなく周辺国を巻き込んでいきます。

  • 大悦(だいえつ): 外交の駆け引きが試される隣国。どの皇子が使節として功績を挙げるかが、そのまま帝位継承レースのポイントになります。
  • 金獅(きんし): 強大な軍事力を持つ国。国境での緊張感や金獅との婚姻問題は天盛内部の派閥争いを激化させる原因になります。

ドラマを理解する「三つの鍵」

このドラマは難しい勢力争いが繰り広げられますが、以下のポイントを抑えておくと理解しやすいです。

  1. 建国間もない不安定さが皇帝や皇子達の疑心暗鬼の元になっている。
  2. 王府単位の派閥争に外戚が絡む争いであり、ただの兄弟喧嘩や後継者争いではないこと。
  3. 前王朝の影と周辺国の野心が、国内政治を揺さぶり続けること。

『鳳凰の飛翔』は愛と復讐の物語であると同時に、一つの国家が安定を求めてもがく政治劇でもあるのです。

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鳳凰の飛翔を観る前に知っておきたいポイント

鳳凰の飛翔は全70話の長編ドラマです。序盤の入り方や結末の雰囲気が一般的な宮廷恋愛劇とは少し違います。視聴前に次の点を押さえておくと、途中で離脱しにくくなりますよ。

1. 恋愛中心ではなく政治劇がやや多め

ドラマの中心は皇位継承争いです。
寧弈と鳳知微の関係は重要ですが、感情よりも立場や国家を優先する場面が多くあります。

そのため、甘い展開が続く作品ではありません。ラストも単純なハッピーエンドにという形ではなく、それぞれの選択の結果が示される構成です。

「ハッピーエンドかどうか」で判断すると期待外れとなりやすいので、権力争い・復讐劇として見ると楽しめると思います。

 

2. 序盤は人物と勢力の理解が必要

第1話から複数の皇子、功臣一族、前王朝の問題が同時に登場。役職名や家名も多く、最初の数話はドラマの世界を理解するのに時間がかかります。

ストーリーが大きく動き出すのは、勢力関係がおおかた分かってからからです。序盤で完全に理解しようとせず、まずは誰がどの陣営にいるのかを掴んでおくとストーリーが楽しめると思います。

 

3. 台詞よりも表情や仕草で進む場面が多い

他の中国ドラマと違い、鳳凰の飛翔は説明的な台詞が少ない場面があります。特に寧弈は、本心を直接言葉にせずに態度や視線で示す人物です。

また、このドラマは声優を使うのではなく、俳優自身の声を用いた収音で制作されています。そのため、声の抑揚や間の取り方が感情表現に直結しています。

台詞だけを追うよりも、表情や間合いを含めて見ると、人物の判断の意味が理解しやすくなりますよ。

 

こんな人に向いているドラマ

・宮廷の権力争いを描く作品が好きな人
・恋愛よりも心理戦や駆け引きを楽しみたい人
・一気見よりも、じっくり理解しながら視聴したい人

逆に、明快な勧善懲悪や分かりやすい恋愛展開を求める場合には、序盤で重く感じる可能性があります。

 

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この記事を書いた人

歴史ブロガー・フミヤ

著者 自画像

京都在住。2017年から歴史ブログを運営し、これまでに1500本以上の記事を執筆。50本以上の中国歴史ドラマを視聴し、史実とドラマの違いを正史(『二十四史』『資治通鑑』など)に基づき初心者にもわかりやすく解説しています。

詳しい経歴や執筆方針は プロフィールをご覧ください。

運営者SNS: X(旧Twitter)

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