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度華年 第13・14・15・16話 李蓉が督察司を設立して力を得る

度華年』第13話〜第16話のあらすじをまとめました。

李蓉は世家の束縛から抜け出すため、裴文宣の助言を受けて「督察司」を設立します。ところが裴家との対立や裴文宣の失踪、秦家冤罪事件の再燃など次々と困難が襲いかかるのでした。

この記事では第13話から第16話の流れを詳しく紹介します。

 

度華年(どかねん)全40話あらすじ一覧

※この記事はドラマ『度華年』のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

この記事で分かること

  • 李蓉が「督察司」を設立するまでの経緯とその背景

  • 裴文宣と李蓉の関係が深まる過程と家族との対立

  • 裴家内部の腐敗と権力構造の変化

  • 秦家冤罪事件の真相に迫る李蓉の決意と試練

 

 

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度華年13話 李蓉が督察司を設立して力を得る

李蓉は世家の支配から脱するため、裴文宣の助言を受けて自身を中心とする新たな権力構造「督察司」を創設しようと決意した。
 

あらすじ

李蓉は世家に立ち向かうため自分を軸とした力を手に入れようと決意、皇帝への奏請に踏み切ります。
ただ、その思いを形にするには秦家の冤罪を利用して“世論の流れ”を作り出す必要がありました。

そこで李蓉は秦真々に「荀川」という名を与えて身元を偽装し、西北の地へ向かわせます。自分は京城に留まり、芝居を通して世家の悪行を暴き出すという大胆な策を打ち出しました。

やがて李蓉は秦真々が血書を掲げ命を絶ったと報告します。その知らせは都に大きな衝撃を走らせました。民のあいだに同情と怒りが広がる中、皇帝はついに李蓉へ権限を授け、監察機関「督察司」の設立を正式に許可したのです。

 

結果
皇帝の信任と令牌を手にした李蓉は荀川と裴文宣とともに権力を得るため動き出します。それは新たな闘いの始まりました。
 

13話の注目ポイント

李蓉が権力を握る決意を固めたきっかけは?

世家の力がある限り、どれだけ努力しても理想の改革を実現できないと思い知ったからでした。人に頼るのではなく、自分を中心とした力を作り自分が主導権を握らなければ道は開けないと考えたからです。父の皇帝がいつも自分を守ってくれるとは限りません。秦家の冤罪のように世家が動けば簡単に弱者が押しつぶされる現実も彼女の決意を後押ししました。

秦真真を荀川に偽装させた意味は?

彼女の身を守るだけでなく、李蓉が進める計画のためでもあります。世家の監視が厳しい中で秦真々が死んだことにすれば、彼女の存在は消えて、誰の目にも触れず行動でます。彼女を西北に送り監察司の支部を築かせ独自勢力を育てるためにも欠かせない役目でした。秦真々を守りながら、李蓉が権力を固めるための力を育てるという意味もあるのです。

裴文宣と蘇容卿の対立から分かる思惑とは?

ふたりがそれぞれ違う形で李蓉を意識して彼女を守ろうとしているということです。蘇容卿は理性と責任感から李蓉を支えようとし、冷静に手当てを施しました。一方、裴文宣は彼女を奪われまいとする強い独占欲を隠せません。蘇容卿の手ぬぐいを拒絶して自分で巻き直すことで、李蓉を守ろうとする意思を表現しました。

 

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度華年14話:長公主が裴文宣を擁護する

李蓉は上官雅との会談の最中に裴文宣の胸に渦巻く嫉妬と不安に触れます。そこで彼がどれほど深く自分を想っているのか、初めてはっきりと感じ取るのでした。
 

あらすじ

裴文宣は李蓉が蘇容卿と親しくする様子を見て、胸の奥に複雑な感情を抱えていました。

一方、李蓉は調査のため温平と羅倦に関わる事件を追っていました。その裏で裴文宣は職務に奔走。彼女を陰から支え続けます。

しかし裴家では、彼が「督察司」の設立に関わったことが問題視され家法によって彼を罰しようとする動きまで出ていました。

結果
その知らせを受けた李蓉は激しい怒りを抑えきれず裴府に乗り込みます。堂々と裴文宣を庇い、長公主としての威厳を見せつけました。彼女の言葉に一族は沈黙。この一件をきっかけに二人の絆はより強く、確かなものへと変わっていったのです。

 

14話の注目ポイント

裴文宣が家族と衝突する理由は?

督察司の設立で皇帝から厚い信任を得た李蓉を支えたことが、裴家の思惑とぶつかってしまったのです。家の利害よりも李蓉を選んだことが、対立を生むきっかけになりました。

李蓉が裴家で放った象徴的な行動は?

裴叔父を大勢の前で平手打ちし、駙馬である裴文宣への不敬は決して許さないとはっきり示しました。その一撃には彼を守る強い覚悟がこもっていました。

この事件が李蓉と裴文宣の関係に与えた影響は?

李蓉が公の場で彼を守り抜いたことで、二人の絆は主従の枠を越えて、深い信頼と温かな愛情へと育っていきました。互いを支え合う思いが、いっそう確かなものになったのです。

 

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度華年15話:裴文宣が裴家の偽りを暴く

裴家の虐待を受けた裴文宣を庇った李蓉は、彼の誇りと心を守るため、家族に真実を突きつける決意を促した。

あらすじ

李蓉の行動は瞬く間に都中へ広がり、裴家と皇室の確執が公然の話題となりました。朝廷では「督察司」の設立をめぐる論争が激しさを増し、世家と寒門の対立はさらに深まっていきます。

その頃、裴文宣は母に真実を打ち明けました。父の死後に叔父たちが遺産を奪い、彼を陥れようとしていたことを。それを知った裴母は長く信じてきた家族の欺瞞を悟り、静かに涙を流します。

彼女は過去の過ちを悔い改め、息子と李蓉を支えることを誓いました。その瞬間、裴家の内部で長く続いていた力のバランスが大きく揺らぎ始めたのです。

結果
裴文宣は母を味方につけ、裴家の腐敗を正すための第一歩を踏み出しました。そして李蓉と共に、世家に立ち向かう強固な陣を築き上げていくのです。

 

15話の注目ポイント

裴文宣の母の考えが変わった理由は?

裴文宣が叔父たちの裏切りや遺産をめぐる不正を明らかにして、彼女自身が見ようとしなかった真実に向き合わせたからです。息子の言葉と行動によって、ようやく胸の内がほどけていったのです。

皇帝の前で李蓉が取った行動の意味は?

裴家のひどい行いを涙ながらに訴え、皇帝に両家の個人的なトラブルとして処理させることで、督察司への攻撃を阻止しました。

裴文宣と李蓉の関係はどう変化した?

李蓉が彼を守り、裴文宣が家族の問題に真正面から向き合ったことで、二人は互いを支える伴侶としての絆を深めていきました。寄り添う心がさらに確かなものになったのです。

 

度華年16話:李蓉が秦家事件の真相を追う

裴家の財産騒動を収めた李蓉は、裴文宣と共に秦家冤罪事件の調査を本格的に再開し、皇帝の信任を背に動き出した。

 

あらすじ

証人が次々と命を奪われたと知った瞬間、李蓉は「督察司」そのものが揺らいでいることを痛感しました。

そんな彼女の覚悟を確かめるように皇帝は調査続行を許可します。李蓉は退く道を断つように軍令状を掲げ、秦家の真相を20日以内に必ず突き止めると誓いました。

ところが李蓉の行動を危険視した蘇容卿が公主府を包囲。ついに二人は正面からぶつかり合うことになります。それでも李蓉は自分の信じる道を貫くのでした。

一方、調査を進めていた裴文宣は上官旭の差し向けた刺客に襲われ激しい攻防の末に崖へと転落。彼の行方はわから亡くなりました。都には重く沈んだ不安と悲しみが広がっていきます。

李蓉は北燕塔で読経に身を委ね、ただ静かに祈りを捧げるのでした。

 

16話の注目ポイント

李蓉が軍令状を立てた理由は?

秦家の真相を20日以内に突き止められなければ都を去る。その強い覚悟を皇帝に示すためでした。

荀川に託された任務の内容は?

秦家の身の安全を守りつつ、黄平県での軍費横領を証言できる人物を、上官雅と協力して探し出すことでした。影に潜む真実へ踏み込む、大切な役目を任されたのですね。

裴文宣に何が起きたのか?

上官旭が放った刺客に急襲され、激しい応戦の末に崖へと落ちてしまいました。生死も行方もわからないまま、都には深い不安が広がっていきます。

 

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まとめ

第16話は李蓉が制度を守るために自分のすべてを懸ける姿が印象的で、ドラマ前半の大きな見どころになりましたね。皇帝は冷静さを失ってはいませんが、裴文宣が突然姿を消したことで督察司の中は不安が広がり揺れ始めています。

そして今後は秦家の事件をめぐる軍糧横領の黒幕が明らかになるのかどうか、裴文宣は無事戻ってくるのか李蓉にとっては大きな試練となりそうです。理性と愛情のあいだで揺れる彼女が、どんな答えを選ぶのか注目したいところです。

 

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この記事を書いた人

歴史ブロガー・フミヤ

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京都在住。2017年から歴史ブログを運営し、これまでに1500本以上の記事を執筆。50本以上の中国歴史ドラマを視聴し、史実とドラマの違いを正史(『二十四史』『資治通鑑』など)に基づき初心者にもわかりやすく解説しています。

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