中国ドラマ「大宋宮詞(だいそうぐうし) ~愛と策謀の宮廷絵巻~」の第13・14・15・16話あらすじとネタバレ紹介記事です。
遼(契丹)の南下に対してついに真宗が重い腰を上げ親征を決定。ドラマは最大の山場である宋と遼との決戦に向けて動き出しました。
この記事で分かること
- 第13話〜16話の全話あらすじ(ネタバレあり)
- 真宗が親征を決意するまでの葛藤と寇準の活躍
- 劉娥が遼軍の陣中で目撃したもの
- ドラマの背景にある史実解説(澶淵の盟、曹利用、王継忠など)
※13〜16話の内容に触れています。未視聴の方はご注意ください。
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→ 大宋宮詞(だいそうぐうし) あらすじとネタバレ全話一覧
注:この記事にはネタバレが含まれています。ご注意ください。
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大宋宮詞13話 真宗・趙恒の遠征と反乱計画
要約
13話 あらすじ
寇準(こう じゅん)のもとに前線から報告が届いています。王欽若(おう きんじゃく)は真宗 趙恒のもとに行き報告を隠していると言いました。
真宗は朝議の場に寇準を呼び出しました。寇準は緊迫した前線の様子を話しました。今、宋には40万の兵がいます。宋に足りないのは兵の数ではなく、兵たちの士気だと指摘すると皇帝自らが遠征すれば勝てると主張しました。そして皇帝が向かうべきは大名府か澶淵だと言います。
そのころ遼の蕭皇太后は籠城する宋軍にてこずっていました。そこで関南の土地を遼に引き渡すことを条件に和平を結ぼうと宋に親書を送りました。
その親書を受け取った真宗 趙恒ですが、遼の戦争を仕掛けながら和平を求めてくるという遼の態度が理解できません。寇準はその和平は見せかけの引き伸ばし策だと言うと改めて皇帝の遠征を主張します。
一方、曹鑑(そう かん)も別の思惑で寇準の案に賛成。真宗がいない間に趙恒の弟の冀王 元份(げんふん)を皇帝の座につけようと思っていたのでした。
注目点:寇準が真宗 趙恒に親征するよう主張したのは本当?
寇準は朝議の場で真宗・趙恒に「宋には兵はいるが、足りないのは士気だ」と言い切り、皇帝が大名府か澶淵まで出陣するよう迫りました。周りの群臣が口をつぐむ中で、一人だけ前線の現実を突きつける姿が印象的です。
実際の真宗は戦場の最前線までは行かず慎重に距離を保っていましたが、皇帝が遠征することで兵を奮い立たせるという発想自体は史実に沿っています。
ドラマの寇準のセリフは脚色ですが、北宋が「士気の低さ」に悩んでいたという当時の状況をよく表している言えます。
感想と解説
歴史上有名な澶淵の盟に繋がる1004年の契丹軍の侵攻が始まりました。強硬策を主張する寇準は激しい性格の人なので敵を作りがち。言ってることは悪くないのですけどね。
大宋宮詞14話 蕭皇太后が澶淵決戦を選ぶ
要約
14話あらすじ
真宗 趙恒と文伽凌の関係はより親密になっていました。文伽凌も皇帝の遠征に理解を示します。そんな二人に潘玉姝は嫉妬するのでした。
趙恒は講和の使者として曹利用(そう りよう)を遼に派遣。
そのころ。遼の蕭皇太后は籠城している定州、瀛州を放置して大名府へと軍を進め占領し、そして黄河付近の澶淵で宋軍と戦うことを決意します。
劉娥は契丹軍が陣を整え南下するのを目撃しました。木易から趙恒はまだ動いていないと聞くと不安になり。木易に契丹軍の動きを宋に知らせるように指示します。
ところが鉄鏡長公主(てっきょうちょうこうしゅ)に見つかってしまいまい阻止されてしまいます。鉄鏡は今回は黙っているけれども二度としないようにと忠告。木易は自分の立場や劉娥を面倒に巻き込みたくないので鉄鏡に従います。
寇準は遠征の提案が真宗に受け入れられず焦っていました。そんな寇準に宰相の畢士安(ひつ しあん)は冀王 元份とその周りの者達の動きを心配しているのだと言うのでした。
解説:蕭皇太后が定州・瀛州を放置して澶淵へ進むのはなぜ?
遼は時間のかかる籠城中の城を落とすのは避けて一気に宋領に攻め込みました。大名府を占領し、黄河近くの澶淵で決戦を決めたことで、宋の緊張が一気に高まりました。
城攻めは時間も兵糧も消費します。遊牧国家にとって領土の占領は重要ではなく、交渉で良い条件を引き出すのが目的です。彼らの強みは機動力なので、相手の急所に一気に攻めこみ心理的に揺さぶる戦い方が得意です。ドラマの進軍はその発想に沿った描き方です。
感想と解説
文伽凌と趙恒がいい関係になってきました。文伽凌は架空の人物で褆摩族も架空の部族です。でも文伽凌の兄・班若石のモデルになったのはチベットの潘羅支。真宗の側室にチベット出身者がいた記録はありません。
第15話
要約
あらすじ
真宗 趙恒は10万の兵を率いて開封を出発。ところが契丹軍も大名府(だいめいふ)に近づいています。真宗 趙恒は王超を派遣しようとするのですが嫌がったので王欽若を派遣しました。
真宗 趙恒が白馬駅に来ると文伽凌がいました。文伽凌は軍装に身を包み趙恒と生死を共ににすると言ます。趙恒は感激して彼女を連れて行くことにします。
王欽若が大名府に到着。曹瑋に街を守るように命令しました。ところが和平に反対な曹瑋は使者として遼に向かう途中の曹利用を投獄してしまいます。
趙恒は遼軍の中に劉我と趙吉がいるのを見つけると救出を試みますが、趙吉の救出に失敗。息子を心配する劉我は残ることになります。
さらに遠征軍の中では李継和が挙兵しようとしますが失敗。都では曹鑑が冀王 趙元份に謀反を起こすように促すのですが。謀反が冀王はバレるのではないかと不安でした。
大名府では宋と契丹の戦いが続けられました。そして宋は何とか大名府を守り切ります。
冀王・趙元份の謀反計画は史実?
ドラマでは李継和の挙兵が失敗。都で曹鑑が冀王・趙元份を焚きつけますが、趙元份は露見を恐れて未遂に終わりました。
敵が都に接近している状況で内乱を起こすのはリスクが高すぎます。たとえクーデターで皇帝になれたとしても。大軍で都に近づいている遼が交渉相手として認める可能性は低く。内乱で弱体化した国は一気に攻め込まれ都を占領されるのがオチです。
実際には宋は内乱をしている場合ではないほど追い詰められた状態でした。
感想
みんなが困っている時に自分の利益優先して反乱起こす人。中国ドラマによくありますね。
それにしても国の存亡がかかった戦の最中に謀反を考えるでしょう?ここで皇帝が死んだら軍は総崩れで一気に都まで攻められますよ。
というよりこのドラマの遼(契丹軍)は史実よりは弱めに描かれています。どこか遠くで戦っているだけみたいな感じで緊迫感がありません。宋の側に内輪揉めがあっても踏みとどまれる程度の敵となっています。
宋は人質を取られ内乱も抱えて戦い、二重のハンデがあったから苦戦した。それでも遼を防いだと強さをアピールしつつ描きたい、という意図があるのでこのような演出になっているのでしょうね。
大宋宮詞16話 張旦父子の最期と和議書
要約
あらすじ
遼軍は澶淵に向けて南下。澶州東北にある徳清軍を攻めると張旦とその子・張利涉を捕虜にしました。蕭太后と聖宗 耶律 隆緒は二人に降伏するように言いますが。張旦たちは自分たちの先祖は忠臣であり殉職した。自分たちも降伏しないと拒否するのでした。
その光景を見た王継忠はいたたまれなくなり静かにその場を立ち去ろうとします。そんな王継忠に蕭太后はある命令をするのでした。
そのころ。宋軍も澶淵に向けて北上を続けていました。
遼軍は今まで宋の城を残したまま前進してきました。このままでは後方が不安になります。そこで蕭太后は王継忠に和平の手紙を書くように言います。
真宗 趙恒は貴妃懐妊の知らせを聞いて激怒しますがとりあえず認めます。ところが遠征に同行していた文伽凌の容体が悪化。戻ることになりました。
そして冀王と曹鑑は謀反を起こそうと準備を進めるのでした。
解説:張旦・張利涉の「降伏拒否」は史実ですか?
張旦と息子の張利涉が捕らえられ、遼に降伏せず最後は死を選びました。
張旦親子は実在の人で、遼の降伏勧告を拒否して戦い続け戦死しました。彼らの働きは史料(『宋史』や『続資治通鑑長編』など)でも確認できます。
宋はこういう場合は本人に贈官(死後の官位)を与えたり、遺族や子に官職を与えたりします。宋では「降伏しなかった」というのは美談として高い表を得ていました。
ただしドラマのように敵の最高権力者の前で堂々と啖呵を切るのはドラマの脚色。王継忠とのかかわりも作り話です。
解説: 王継忠の「和平の書簡」は事実?
ドラマでは蕭太后が王継忠に命じて「宋に和平の手紙を書け」と言い、王継忠が迷いながらも書簡を書き上げました。さらに張旦父子の降伏拒否との比較で描かれています。
史実でも王継忠はこの戦いで捕虜になり宋側では戦死したと思われていたました。実際は遼で生きて宋へ通和(和睦)の働きかけをする書簡を送った記録されています。
ただし注意点もあります。王継忠は降伏を拒絶する張旦を見て、王継忠は降伏して生きていることに悩む姿が描かれています。でも実際には二人に関わりはありません。
ただ王継忠は降伏はしましたが、和平に貢献した人物として真宗も高く評価しています。
大宋宮詞キャスト
劉娥(りゅう・が)
演:劉濤(リウ・タオ)
趙恒(ちょう・こう)/真宗
演:周渝民(ヴィック・チョウ)
郭清漪(かく・せいい)/章穆皇后
演:斉溪(チー・シー)
李婉児(り・えんじ)
演:劉聰(リウ・ツォン)
寇準(こう・じゅん)
演:梁冠華(リャン・グァンホア)
蘇義簡(そ・ぎかん)
演:曹磊(ツァオ・レイ)
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