『墨雨雲間』第1話~第4話のあらすじをお届けします。
裏切りにより人生を奪われた薛芳菲が、新たな名と使命を胸に歩み始める物語。その壮絶な復讐劇と成長、そして貞女堂を巡る陰謀の始まりを、わかりやすくまとめました。
この記事では薛芳菲が夫に裏切られ殺害されそうになり、助かった薛芳菲が姜梨と出会い、彼女の身代わりとして生きていく経緯を紹介。注目点を解説します。
この記事で分かること
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薛芳菲が夫の裏切りから復活し、姜梨として新たな人生を歩み始める経緯
- 貞女堂は実在するのか?
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貞女堂での陰謀や不正なぜ都で問題になるのか
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中国時代劇ならではの玉佩や家名、名誉を巡る文化的背景
全体のあらすじを見たい方は
【墨雨雲間・美しき復讐】あらすじをわかりやすく紹介をご覧ください。
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墨雨雲間 1話あらすじ 長い復讐の始まり
薛芳菲は夫に裏切られ生き埋めにされるが、助かって姜梨の願いを受け継ぎます。
第1話 あらすじ
薛芳菲は夫・沈玉容の手引きで不貞の濡れ衣を着せられ、父や弟も失い自分も生き埋めにされてしまいます。
激しい雷雨の中、夫に裏切られる絶望と怒りを味わいつつ、薛芳菲は土中から這い出し命からがら山中をさまよいます。
川辺で気を失っていた彼女を、宰相の令嬢・姜梨と侍女の桐児が発見。手当てを受けた薛芳菲は、自らの過去を悔やみながらも生き延びる決意を抱きます。
ところが姜梨は薛芳菲に食事を届けようとしたところを、貞女堂の者に見つかり厳罰により命を落としてしまいます。
最期に自分の潔白を父に伝えてほしいと簪を託された薛芳菲は、姜梨の願いを胸に新たな人生を歩むことを決意するのでした。
解説:貞女堂は実在するのか?
『墨雨雲間』に登場する「貞女堂」は史実には存在しない架空の施設です。この施設が設定された理由は、王朝時代の女性の生きづらさを象徴的に表現するためと思われます。
歴史上は明清時代の中国には女訓所や女学、貞節牌坊といった、女性の行動や徳をルールとしてまとめ管理・評価する仕組みがありました。それは女性を管理する施設ではありませんが。
ドラマでは貞操や家の名誉といった価値観を、視覚的かつドラマティックに描くために設定されている思われます。
貞女堂の意味や元になった史実の考え方をこちらで詳しく解説しています。
→【墨雨雲間】貞女堂とは?実在や歴史背景を解説。
墨雨雲間あらすじ 2話 貞女堂の秘密
薛芳菲は姜梨の身分を名乗り、貞女堂の不正を暴いて都へ戻るきっかけを作ります。
第2話 あらすじ
薛芳菲は姜梨の死に動揺する貞女堂の堂主と取引し、自分が姜梨として生きることにします。そうするとことで姜家と貞女堂の両方の不利益を防ぐことができるからです。
桐児は姜梨が薛芳菲のせいで死んだと激しく責め立てます。薛芳菲は自分が姜梨の名誉を回復し、仇討ちも果たすつもりだと明かすと桐児も薛芳菲に協力するのでした。
療養期間中、薛芳菲は堂主の不審な行動に気づき提灯の高さを利用して密会の合図が交わされていることを見抜きます。
ちょうど相国府の柳夫人が来たのを好機と捉え、桐児に協力させて負傷を偽装。簪を柳夫人に届けて裁きを仰ぎます。
その夜、薛芳菲の策略によって堂主と情夫の密会現場が柳夫人たちに発見され、貞女堂の不正が暴かれます。
事件は朝廷にまで伝わり、蕭蘅が徹底調査を命じられることになりました。そして薛芳菲は蕭蘅に連れられて都へ戻ることになるのでした。
解説:貞女堂の出来事がなぜ朝廷で問題になるのか?
貞女堂は朝廷の施設ではありません。名門の子女が暮らしていますが、民間の施設です。それにも関わらず、貞女堂で起きた出来事が朝廷で話し合われる大問題になってしまいました。なぜでしょうか?
その最大の理由は、ここが民間施設であってもここには名門や高官の家族が出入りする施設、姜梨のような相国(宰相)の娘が在籍しますし、私通事件を暴いた柳夫人も名家の婦人。この国の上流階級の人たちにとっては影響の大きな施設となっていて、半ば公的な施設のように扱われているからです。
儒教では「女徳」「家の規範」は国家運営の基本です。そうした教育や倫理を象徴する場で不祥事が起きると、国が理想とする儒教そのものへの信頼が揺らぐ。そうなると国としても放置はできないのです。
そして、現実的な問題として高官や名門家の婦人が事件の当事者であれば、政敵や派閥にとって相手を攻撃する材料になるからです。ドラマ内でも、柳元豊らがこの事件を上奏して皇帝や他の重臣にアピールしました。ちょっとした出来事でも政争の道具にできるなら使うのが政治家です。
墨雨雲間あらすじ 3話 堂々たる帰還
薛芳菲は姜梨として姜家へ戻り、季淑然は妨害するもの薛芳菲は決意を新たにします。
第3話 あらすじ
薛芳菲は姜梨になりすまして桐児とともに姜家へ戻りまました。継母の季淑然は姜梨が知恵の回る人物になって戻ってきたのではないかと警戒していました。
季淑然は祖母に嫌われるように豪華な服を用意。そこで薛芳菲は桐児の意見を効いてあえて質素な装いで家族と対面します。
父・姜元柏は娘の成長を喜ぶ一方で季淑然は祖母との再会や家族の食事さえ妨害しようとします。さらに薛芳菲は荒れた別院「芳菲苑」へと追いやられ、召使いたちのいびりにも晒されます。
それでも薛芳菲は桐児と共に「必ず全てを奪い返す」と決意するのでした。
注目:なぜ薛芳菲が姜梨になりすましても誰も気づかないのか?
ドラマを観ていて一番不思議なのが「薛芳菲が姜梨のふりをしても、家族も使用人もなぜ疑わないの?」という点ですよね。雰囲気は多少似てますが、顔はそんなに似ているわけでもないのに。
でも考えてみれば、姜梨は幼いころから貞女堂に隔離されて家族も10年以上会っていません。大人になれば顔つきも雰囲気も大きく変わるし、当時は写真もないので「昔の面影+持ち物」くらいしか確認手段がなかったはずです。
また、家族は「娘が帰ってきてほしい」「無事でよかった」と信じたい気持ちが強いですし、継母側も「なんか変」と思っても下手に騒ぐと自分たちの立場が悪くなるから、あえて泳がせているように見えます。
本物でなくても「家の体面」や「本人らしさ」が優先される時代背景も感じられます。
墨雨雲間あらすじ 4話 奪われた玉佩
薛芳菲は貞女堂での虐待を姜元柏に明かし、若瑶の成人式出席を認めさせまし。
第4話 あらすじ
薛芳菲(姜梨)は侍女・香巧と芸双を仲違いさせるようしむけつつ、桐児の助けを借りて姜元柏の前で貞女堂で受けた虐待を打ち明けます。
娘の怯えた様子と体に残る傷を見た姜元柏は、失われた年月への悔いと怒りで震え、継母・季淑然を厳しく追及。季淑然は管理人のせいにして逃れようとしますが、姜元柏は「家の体面のためにも」薛芳菲を若瑶の成人式に出席させることを決意します。
薛芳菲は姜梨の幼馴染の姜景睿と再会、姜景睿は「姜梨」の変わりように驚きます。
薛芳菲は若瑶と周彦邦の婚約祝の贈り物を買うために外出。母の形見の玉佩を取り戻すため蕭蘅と会いました。彼に正体を詮索されるものの、駆け引きの末にようやく玉佩を取り戻します。母の想いと自らの決意を胸に、薛芳菲は次なる一歩を踏み出します。
解説:玉佩は何?
玉佩は中国伝統文化で「徳」「家柄」「親の想い」などを象徴する装飾品です。本来、玉佩は個人を特定するためのものではなく、飾りやお守りが役目です。
親子・夫婦間で贈り物として使われることも多く。絆を表現する物にもなります。貴族や名家ごとに特有のデザインや家紋が施されることが多く、実際に「この玉佩は○○家のもの」といった印象も強まります。そのため、ドラマでは本人特定の証拠として使いやすくなりますし。誰かの形見としてもよく使われます。
実際、玉杯は特定の個人が所有したり、親から子へと受け継がれたりすることもあるため。亡き母が所有した物だと、より一層、母との繋がりが強い品物にはなると思います。なので。薛芳菲が玉佩にこれだけこだわるのは、当時の人としては十分考えられる行いと言えます。
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