『鳳凰の飛翔』第1話・第2話のあらすじを紹介します。
幽閉されていた楚王・寧奕が朝廷に復帰。皇帝の命で秋家の娘との婚姻を命じられます。表向きは無欲で無害な皇子として振る舞う寧奕ですが、裏では緻密な計算をめぐらせて政局に挑み始めます。一方、婚約者となる知微も母の秘密をきっかけに覚悟を決め、複雑な政略の渦へ足を踏み入れていきます。
この記事では1~2話のあらすじとネタバレを紹介しつつ、寧奕の真の狙いや皇帝・皇太子たちの思惑を詳しく解説します。
この記事で分かること
- 第1話:寧奕が幽閉を解かれ都に戻る。皇帝から秋家の娘との縁談を命じられる。
- 第2話:知微が寧奕と正体を知らず出会い、母の秘密を知って結婚を受け入れる覚悟を決める。
鳳凰の飛翔 1~2話 あらすじリスト
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鳳凰の飛翔 1話 あらすじ
寧奕は幽閉を解かれ復帰。皇帝ら秋家の娘との結婚を命じられる。
あらすじ
天盛王朝を治める天盛帝は前王朝を倒して玉座についた人物。その第六皇子 楚王・寧奕は、8年前に独断で軍を動かした罪を問われ、宗正寺に閉じ込められていました。
寧奕が幽閉生活を送る間に朝廷では皇太子が着実にその地位を固めていきます。特に重臣の常海は、自分の一族や息のかかった者を政権の中枢に送り込み盤石な体制を築いていました。
8年の月日が流れたころ、燕州で激しい疫病が流行しました。このとき寧奕は蜀錦を売った利益をすべて医療と救済に使って多くの民を救います。この功績が認められ寧奕は罪を許されて都に戻りました。
朝廷に復帰した寧奕ですが褒美を受け取らず、ただ「布を織る職人だけを譲ってほしい」と願います。それを見た臣下たちは嘲笑い、天盛帝は無欲な姿を見て一時的に警戒を緩めました。しかし皇太子たちは寧奕の復帰を歓迎しません。彼らにとっては高位争いのライバルなのです。
天盛帝は寧奕の身を守りつつ政治的なバランスを保つため、常海の配下である秋尚奇の娘と寧奕を結婚させるよう命じるのでした。
こうして寧奕は皇帝の庇護を受ける形をとりながらも、敵対する皇太子派と複雑に関わり合う激動の渦中へと戻っていくことになったのです。
ここに注目!無能の装い方が異質すぎる楚王・寧奕
寧奕が「織物」を趣味にしているのは珍しい設定ですよね。
歴史ドラマで皇子が無欲や無能を装う場合は、酒色に溺れる、風流人を気取る、政治に興味のない怠け者を演じる。あるいは詩歌、陶芸、賭け事、中国なら闘蟋(コオロギ遊び)など「男の遊び」に没頭する姿を見せるのが一般的です。
ところが寧奕が選んだのは織物でした。当時は織物は基本的に女性の仕事です。男が熱中していれば「女々しい」「頼りない」と見られても不思議ではありません。
これは周囲から意図的に侮られるための演出だと考えられます。
さらに織物は重要な一面があります。
それは売ればお金になるのです。実際、燕州での疫病対策では寧奕は織物の売上を資金源として民を救っています。それが復帰の口実にもなりました。
表向きは「女のすることに夢中な無害な皇子」。でも、裏では、いつでも人を救い勢力を動かせる経済基盤を持っている。
これほど計算し尽くされた選択をしているということは、彼がただの皇子ではないことがよくわかります。
ここに注目!天盛帝はなぜ、寧弈を戻したのか
寧弈は赦免されましたが、これは皇帝の親心ではないことが分かりますね。
皇帝は側近の趙淵に寧弈は「そう簡単に丸くなるようなタマでない」と言っています。皇帝は寧弈を政局のバランスをとるための道具として利用するためだったのです。
皇太子派の勢力が拡大し皇帝は警戒しています。かといって表立って潰すことはできないし理由もありません。
そこでこれ以上、皇太子派が強くならないような抑えが必要。というわけでそこそこ能力のある寧弈の出番です。彼は皇帝の道具なので簡単に壊れてもらっては困ります。そおで守りとして秋家と婚姻させる。と同時にその駒が勝手に動いてもらっては困るので監視も兼ねている。という皇帝の思惑があるのですね。
寧弈自身も、この縁談が秋家にとって常家を敵に回すリスクでしかないことを見抜いていますから簡単には進まないだろうと思ってます。
早くも駆け引きが始まっているのですね。
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鳳凰の飛翔 2話 あらすじ
知微は芸妓の珠茵に忘れ物を届けるが、その場で正体を隠した寧奕と出会う。
あらすじ
秋尚奇は皇太子の叔父・常海を宴席に招きました。秋家の娘と楚王・寧奕の縁談を有利に運びたい秋尚奇でしたが常海は冷ややかな態度でした。
秋家の屋敷では芸妓の珠茵が五夫人から理不尽な言いがかりをつけられていました。そこへ割って入ったのが知微です。彼女は「自分は楚王の婚約者」という立場を利用して五夫人をやりこめ、珠茵を救い出しました。
そのころ役人が正体不明の集団「血浮屠」に襲撃される事件が発生します。この不穏な出来事をきっかけに、皇太子は「死んだはずの九皇子が実は生きているのではないか」という噂に激しい不安を抱き始めます。
知微は珠茵の忘れ物を届けるため蘭香院を訪ねました。そこで一人の男と出会います。彼は自らを「仕立て屋」と名乗りますが、その隙のない立ち居振る舞いや、周囲に漂うただならぬ緊張感に、知微は「この男はただ者ではない」と直感します。その男こそ、身分を隠して街に潜んでいた寧奕でした。
屋敷に戻った知微は母の秋明瓔が誰かと密かに話し込んでいる姿を目撃します。母が何か重大な秘密と苦悩を抱えていると察した知微は決意を固めました。自分が楚王との結婚を受け入れれば母を守れるかもしれない。
こうして知微は望まぬ政略結婚の渦中へと一歩踏み出していくことになったのです。
ここに注目!皇太子が「大成の皇子が生きている」で焦るのはなぜ?
皇太子は「大成の九皇子が生きている」という噂に動揺します。一見すると、かつての敵国の者が復活するとへの恐怖に見えますが、実際にはもっと切実で危ないものです。
皇太子が本当に恐れているのは皇子の存在そのものより「自分が皇帝を欺いていた事実」が明らかになってしまうことです。
現在の皇太子の地位はかつて九皇子を討ち取ったという目覚ましい功績の上に築かれています。
もし九皇子の生存が証明されてしまえば、それは単なる失態では済みません。
- 過去の功績はすべて嘘だったのか
- 皇帝に対して虚偽の報告を続けていたのか
- 真実を隠蔽して今の地位を騙し取ったのではないか
といった問題が発生して彼の正当性は崩れてしまいます。
無能や戦に負けること以上にやっては行けない罪といえるでしょう。だからこそ皇太子は「血浮屠」の噂に過剰なまでの反応を示します。事
事件の真偽よりも「生存の可能性」という話題が出るだけで、自分の過去と地位が揺らいでしまうからです。
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登場人物(主要人物と変化)
- 寧奕(楚王):第六皇子。8年ぶりに都へ復帰。政治の争いに関わり始める。
- 知微:秋家の娘。政略結婚の渦中に入り、母の秘密を知り覚悟を決める。
- 天盛帝:現皇帝。寧奕を政局の道具として利用しようとする。
- 皇太子:天盛帝の息子。九皇子の噂に動揺し始める。
- 常海:皇太子の叔父。政権中枢を掌握しつつある重臣。
- 秋尚奇:知微の父。縁談で家の地位を固めようとする。
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