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墨雨雲間 9話・10話・11話・12話のあらすじ:毒と試練・薛芳菲の逆転劇

「墨雨雲間」9話・10話・11話・12話のあらすじをお届けします。

薛芳菲は古傷が再発、毒で毒を制す危険な治療に挑みます。歳試が行われ彼女自身も最終決戦へ。さらに宮中参内をきっかけに、自分を陥れた黒幕が誰なのかを確信するのでした。

この記事では9話から12話までの主な出来事や注目点・史実との違いをわかりやすくまとめました。

この記事で分かること

  • 薛芳菲の古傷と毒治療、その背景となる中国伝統医学の知識

  • 歳試での熾烈な競い合いと、実際の史実との違い

  • 宮中参内で明らかになる黒幕

全体のあらすじを見たい方は
【墨雨雲間・美しき復讐】あらすじをわかりやすく紹介をご覧ください。

 

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墨雨雲間 9-12話 あらすじボタン

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第9話あらすじ

第10話あらすじ

第11話あらすじ

第12話あらすじ

 

 

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墨雨雲間 9話あらすじ 毒の功罪

薛芳菲が手首の古傷の再発で倒れ、毒を使った治療を受けるが気絶してしまう。

あらすじ

沈玉容の葛藤と罪悪感

沈家。沈如雲は薛芳菲の噂を沈玉容に離しますが、沈玉容は「いい加減にしろ」と怒鳴って追い出してしまいます。その後、沈玉容は亡き妻(薛芳菲)との思い出の部屋で一人悲み、分が彼女を殺めた事実を思い出し恐怖を感じるのでした。

 

蕭蘅による横領事件の捜査

蕭蘅は知顔の強力で寂寞公子を罠にかけ、横領金の行方が芝居小屋であることを突き止めました。

その後、蕭蘅は楼上に立ち過去を思い出します。両親は南疆へ出征、しかし父は戦場で戦死。母も赤い衣をまといその後を追いました。しかし外祖父は冷酷で、蕭蘅は父の死の真相を突き止めようと決意したのでした。

毒を使った治療

薛芳菲は過去に縛られたときの古傷が再発、傷が痛みます。医師からは回復に1か月かかると言われてしまいます。

蕭蘅は「第一の毒手」と呼ばれる司徒九月を紹介。司徒九月はサソリを使い、毒で毒を制する治療を行います。薛芳菲は痛みで気を失い、眠り込んでしまうのでした。

 

解説:サソリの毒を使った治療は本当にあった?

今回、司徒九月は薛芳菲の古傷の治療にサソリの毒を使いました。

中国の伝統医学では毒は常に有害というわけではなく、強い効き目もあるあると考えられていました。

明代の李時珍が編纂した医書『本草綱目』巻四十九「虫部」には、乾燥させた全体(頭部・胴体・尾・脚)を丸ごと薬用にすると書かれています。これは「全蠍」と呼ばれ、現代でも漢方薬として使われいます。「全蠍」には痙攣を抑えたり痛みを和らげる効果があるとされます。

ただし使用方は乾燥させた蠍を粉末にして服用したり、煎じて飲んだり、外用薬として貼付するもの。生きた蠍を使うわけではありません

民間療法では「蛇酒」や「蝎子酒(サソリ酒)」が一部地域で残っています。でもこうした治療は高い専門知識と経験が必要で、事故も多かったようです。

司徒九月が使ったのもその知識の応用と言えますが、ドラマのような蠍の毒そのものを使うのは極端な演出といえます。

 

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墨雨雲間あらすじ 10話 運命をかけた歳試

歳試で姜景睿が沈如雲を囲碁で打ち負かし、柳絮は射箭で大逆転。薛芳菲は最終決戦に挑みます。

あらすじ

歳試前の緊張

蕭蘅と薛芳菲を幼名の「阿狸(あり」で呼び、薛芳菲は思わず父や弟を思い出します。

薛芳菲は明義堂に遅刻してしまい到着。孟紅錦と小競り合いになり、李家陣営とは激しく対立します。

試験官からは最下位の者は明義堂と国子監から追放されるという過酷なルールが告げられ。いよいよ歳試が始まりました。

歳試の開始

第一ラウンドの文試では葉世傑 と 李瑾が対決、同点で終わりました。

第二ラウンドの「棋試(囲碁)」では、姜景睿 と 沈如雲が対決。姜景睿は薛芳菲の助言によって沈如雲を精神的に追い詰め勝利。恐怖感に陥った沈如雲は姜梨の正体が薛芳菲だと気づくのでした。

第三ラウンドは「射箭(弓術)」でした。柳絮は孟紅錦と対決するものの、ミスをしてしまいます。さらに李廉が卑劣な工作を行って逆さ吊りになってしまいますが、柳絮は何とか見事に的を射抜くのでした。

最終決戦への暗雲

最終ラウンドの「琴試」には薛芳菲が挑むことになるのですが、手首の古傷が再び痛み出してしまいます。そこで再び司徒九月の治療を受けることになるのでした。

 

ドラマの歳試は史実とは違うただの「競い合い」

今回、明義堂と国子監の合同で歳試が行われました。内容は様々な種目の競い合い。やっている内容そのものは中国ドラマでよく描かれるバトルロワイヤル的な競技イベントです。史実で行われていた歳試とは全く違います。

なぜ中国ドラマでこのような競い合いイベントが多いのかと言うと。

  • キャラの特技や成長、チームワークを描きやすい。
  • 主人公たちが理不尽な逆境を乗り越える爽快感を作ることができる。
  • 恋愛・友情・陰謀など各キャラの関係を簡単に表現できる。

といった演出上のメリットがあるからです。ドラマとしては面白いのですが、史実の歳試とは全く違います。

 

解説:史実の「歳試」とは

国子監は隋・唐以降の中国王朝で存在した国立の学校。科挙に合格するための官僚候補や士大夫階層の子弟が集められ、主に儒学や経書、詩文などを学びました。

歳試(年次試験)はその名の通り毎年行われる学科試験です。

  • 主に筆記による儒学・経書・詩文の知識や論述力を評価
  • 形式は儀式的で試験官の面前で経書の暗唱や論文提出などが中心

成績下位者がすぐに追放されるようなドラマ的シビアさはありません。実際の歳試は学力の確認や進級の目安のためのもの。囲碁・弓術・琴芸・クイズ対決のようなイベントとは違います。

 

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墨雨雲間あらすじ 11話 姉妹対決

薛芳菲が琴試で自作曲を披露し、圧倒的な演奏で京中の注目を集めます。

11話あらすじ

姜若瑶の執念

姜若瑶は薛芳菲に勝つため猛練習をしていました。彼女の頭にあるのは薛芳菲に対する周彦邦の熱い視線。姜若瑶は「絶対に彼を奪わせない」と心に誓うのでした。

薛芳菲の治療

一方、薛芳菲は再び司徒九月による蠍の毒を使った治療を受けていました。苦しい治療におって、薛芳菲は激痛と幻覚(沈玉容の亡霊)に襲われます。蕭蘅は彼女を抱き留め、自分の手を噛ませて意識を繋ぎ止めるのでした。

歳試の最終決戦

試験当日がやってきました。見事な姜若瑶の演奏の後。薛芳菲(姜梨)が登場。

薛芳菲は父が贈ってくれた琴を思い出し中断してしまうのですが。冷静さを取り戻し演奏を初めます。最初は単調な曲だったものの、やがて彼女の演奏は聴くものの心を揺さぶるのでした。

最終結果

季淑然の買収により審査員2人が姜若瑶に投票。綿居が怒るものの、蕭蘅と亡き妻を思い出して感動した沈玉容までもが薛芳菲に投票。薛芳菲が勝利を勝ち取りました。

姜若瑶は帰宅すると荒れ狂います。そして季淑然は貞女堂で育ったはずの姜梨がこんな技術を持つのはおかしいと姜梨の素生を疑うのでした。

 

注目点:なぜ沈玉容は姜梨(薛芳菲)に投票したのか?

沈玉容は過去に薛芳菲の殺害を企み。薛芳菲を人生のどん底に追いやった張本人です。ところが結果的にその沈玉容が薛芳菲を助ける側に回ってしまうのが面白いところで水。

沈玉容はあくまで「姜梨」としての彼女を審査しているつもりで、彼女の正体には気付いていません。

でも審査の最中に姜梨(薛芳菲)が奏でる曲を聴き「亡き妻・薛芳菲」のことを思い出してしまいます。しかもただ感動したり甘い記憶に浸っているのではなく、自分のために彼女の琴を売らせてしまったという苦い記憶です。

姜梨(薛芳菲)の演奏は素晴らしいのですが、そうした沈玉容の罪悪感もあってそれを思い出させた姜梨に投票しました。沈玉容は冷徹で計算高い人物ですが。家族や過去の傷には弱さや迷いもある人間です。知らず知らずのうちに自分が傷つけた者を救う側になってしまうというのは、皮肉が効いて面白いと思います。

結果的に薛芳菲を助けることになるのですが。薛芳菲はこのとき複雑な心境だったに違いありません。

 

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墨雨雲間あらすじ 12話 動きだした黒幕

薛芳菲が宮中で皇帝に拝謁、婉寧公主の仕掛けた試練に沈玉容を巻き込みます。

12話 あらすじ

喜びに沸く姜家の人々

薛芳菲は歳試で首位になり皇帝に拝謁される機会を得ました。姜元平夫妻は息子の姜景睿に囲碁を教え、皇帝に拝謁する機会を作った姜梨(薛芳菲)に感謝。薛芳菲は姜雲柏に貞女堂で琴を習ったと父の疑念を解消します。

姜梨を狙う李家と麗妃

李仲南は賭けに負けた息子の李廉を容赦なく出家させました。父の非情さを知る李瑾は姜梨を支える葉家を叩くことを提案するのでした。

一方、麗妃は姜梨が本物だと判断。季淑然に薛芳菲を陥れるための罠を仕掛けるよう命じます。

宮中参内と運命の再会

薛芳菲たちは宮殿に入り、洪孝帝はに謁見。洪孝帝は彼女に褒美を与えようとしますが。それを辞退して沈玉容から教えを受ける機会を授かりました。そこに婉寧公主が登場。薛芳菲は沈玉容の様子や会話などから婉寧公主が自分を陥れた黒幕だと確信するのでした。

 

解説:現実にはあり得ない歳試首位で皇帝拝謁

姜梨(薛芳菲)たちは歳試で首位になり宮中に呼ばれ皇帝に拝謁しました。でも現実にはありえない出来事です。

というのも歳試は学校の中のテストです。いくら国立学校でも学校の定期テストで首位になったくらいでは皇帝には会えません。科挙の最終試験(殿試)でトップクラスにならないと無理です。

ではなぜこのような史実ではあり得ない場面が用意されているかと言うと。

まず、中国時代劇では主人公の出世や凄い活躍」を象徴する舞台として皇帝謁見が定番の演出担っているから。

次に、主人公の成長とドラマの進展を一気に早めるための装置として使われているからです。ここで薛芳菲は宮中の人々から注目され政治的にも影響が出ます。宮中にいる黒幕に気づき一歩近づきました。

ここからが薛芳菲の復讐の物語の本格的な始まりといえます。

 

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復讐劇
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この記事を書いた人

歴史ブロガー・フミヤ

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京都在住。2017年から歴史ブログを運営し、これまでに1500本以上の記事を執筆。50本以上の中国歴史ドラマを視聴し、史実とドラマの違いを正史(『二十四史』『資治通鑑』など)に基づき初心者にもわかりやすく解説しています。

詳しい経歴や執筆方針は プロフィールをご覧ください。

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