ドラマ『度華年』25〜28話のあらすじとネタバレをお届けします。
弘徳の正体を暴露した後、李蓉と裴文宣の間に深い溝が生まれますが、二人は想いを確かめ合い、蘇容卿へ反撃に踏み出します。そして蘇容卿を失脚に追い込み、柔妃側に崔玉郎を潜入させます。
本記事では25〜28話の流れを整理し、主要人物たちの決断と権力争いの転機をわかりやすくまとめます。
※この記事はドラマ『度華年』のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。
この記事で分かること
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李蓉と裴文宣の関係が揺らいで再びまとまるまでの流れ
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弘徳暴露から筆跡偽造まで蘇容卿の策略の内容
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離縁勅命の背景と夫婦が芝居として利用した意図
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崔玉郎の潜入によって柔妃陣営に生まれた新たな緊張
度華年25話 李蓉と裴文宣夫婦の亀裂
第25話のあらすじ
李蓉は弘徳道人の正体を突き止め、彼が清水鎮出身の詐欺師・王才善だと明らかにしました。
ところが蘇容卿が裴文宣の筆跡を真似した符紙を使い、皇帝の疑念が夫婦に向くよう仕向けていたことも判明します。
李蓉と裴文宣は今後の対応を巡って意見が食い違い、口論へと発展。裴文宣は李蓉が権力を優先して自分を軽んじているように感じ、積もった気持ちをぶつけました。激しくぶつかり合った末に二人は改めて互いへの深い想いを確かめ合うのでした。
今回の注目点
●蘇容卿は何を使って皇帝を動かし、裴文宣を追い詰めたのか?
蘇容卿は、裴文宣の筆跡をまねた「公主と駙馬の八字入りの符紙」を広めて、皇帝に「駙馬は何か隠しているのでは」と思わせました。こうして皇帝の疑いを強め、裴文宣を追い詰めたのです。
●王氏は大殿で何をして弘徳(王才善)の暴露したのか?
王氏は、夫と名乗ろうとしない王才善に向かって、これまでの詐欺行為や家族を捨てた過去をはっきり指摘しました。実名を挙げて事実を並べて皇帝の前ではっきりと彼の正体を明らかにしたのです
●湖上の小舟で裴文宣は李蓉にどう向き合ったのか?
裴文宣は、これまで抑えていた嫉妬の気持ちを正直に李蓉へぶつけ、思わず彼女を強く抱きしめて本心を伝えました。李蓉も静かにその想いを受け止め、素直な気持ちを返して二人の関係はもう一度しっかりと結び直されたのでした。
度華年26話 蘇容卿へ反撃開始
第26話のあらすじ 公主と駙馬が蘇容卿に正式な反撃
上元節の夜、裴文宣と李蓉は花灯で願いを託し、前夜の衝突を乗り越えて心を通わせました。
翌朝、裴文宣は皇帝に離縁を訴え、わざと夫婦不和を演出して柔妃の背後にいる人物を炙り出そうとします。
一方、李蓉は弘徳から黒幕の存在を聞き出し、皇帝に奏状を届けようとしますが、奏状は蘇容卿に盗まれ、さらに奏事庁が焼かれて証拠が消えました。
皇帝は弘徳を証人として召喚しようとしますが、弘徳は宮中に向かう途中で急死。蘇容卿への疑いが残ったまま対立はより深まりました。
今回の注目点
●裴文宣は御書房で皇帝に何を訴え、どんな目的を持っていたのか?
裴文宣は、あえて「離縁したい」と強く訴える芝居を見せました。わざと夫婦仲が冷えているように皇帝に思わせることで、柔妃の背後で誰かが動いている、と皇帝自身に気づいてもらおうとしたのです。
●奏状が盗まれた後、蘇容卿はどんな行動を取り、何を守ろうとしたのか?
奏状が皇帝に届くのを恐れた蘇容卿は、奏事庁に火を放たせました。証拠そのものを消し去ることで、自分に向けられた疑いを断ち切り、追及を避けようとしたのです。
●弘徳の急死は、李蓉と裴文宣にどんな影響を与えたのか?
重要な証人を失ったことで、黒幕を突き止めるのが一気に難しくなりました。蘇容卿との決着は証拠ではなく皇帝の政治判断にゆだねられる形になり、李蓉と裴文宣は正面から蘇容卿に立ち向かうしかなくなったのです。
度華年27話 離縁勅命と蘇家の分岐
第27話のあらすじ 皇帝が公主と駙馬の離縁を命じる
皇帝が蘇容卿に処分を下そうとした際、蘇容華がやってきて弟を守るため自分が計画したと主張。
しかし蘇容卿は最終的にすべての罪を引き受け官職を罷免され、今後登用されない処分を受けました。
その夜、柔妃は皇帝に裴文宣と李蓉の関係を話し離縁を進言。皇帝は二人の離縁を命じます。裴文宣は府を去るという芝居を演じました。
翌朝、蘇容華は辞官。李蓉に蘇容卿を恨まないでほしいと懇願して去るのでした。
今回の注目点
●蘇容華は御書房で何を申し出て、蘇容卿の状況をどう変えたのか?
蘇容華は「罪は自分がかぶります」と皇帝に訴えました。そうすることで、蘇容卿が一人で罪を認めても不自然に見えない状況を作り出し、蘇容卿の処分が重くならないよう道を整えたのです。
●柔妃は皇帝に何を語り、離縁勅命にどう影響したのか?
柔妃は、裴文宣と李蓉が深く想い合っていることをあえて強調しました。そのうえで「政治に専念させるためには、二人を離した方がよい」と進言し、皇帝が離縁を選ばざるを得ない流れを作りました。
●裴文宣と李蓉は離縁後、城中の噂をどう利用したのか?
二人は、裴文宣が李蓉に冷たくしたように見える噂をあえて広めました。夫婦仲は完全に切れた、と皇帝に思わせることで、駙馬への警戒を弱めようとしたのです。
度華年28話 蘇容卿の動きと新たな駆け引き
第28話のあらすじ|李蓉、崔玉郎に柔妃への偽の投降を命じる
李蓉は崔玉郎の本心を見抜き、彼を味方に引き込みます。そのうえで彼を柔妃側へ潜入させることにしました。
翌朝、崔玉郎は李蓉の命で太子を弾劾。皇帝から跪拝処分を命じられましたが、柔妃から注目されました。
李蓉は陳厚照の死を偽装。崔玉郎は柔妃の味方となり、督察司奪取を助けると語り、さらには李蓉が陳厚照を殺害したと打ち明けるのでした。
今回の注目点
●崔玉郎はなぜ李蓉への協力を決め、公主府に参加したのか?
崔玉郎は、秦家事件で見せた李蓉の落ち着いた判断力を高く評価していました。「この人なら柔妃一族の不正を正せる」と確信したことが大きな理由です。さらに、友人の冤罪を晴らすきっかけにもなると考え、公主府側に加わる決意を固めたのでした。
●陳厚照の「溺死偽装」は何のために行われ、誰に向けた策だったのか?
これは蘇家が陳厚照を買収していた事実を隠すための先手でした。蘇容卿側が口封じを仕掛ける前に、公主府が“死んだことにして身柄を保護する”形をとることで、証言の主導権を握り、皇帝へ正しく報告する流れを確保するための策だったのです。
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