安楽伝が面白くない?本当につまらない期待外れなの?

安楽伝は面白くない? d ドラマ紹介
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こんにちはフミヤです。

今日はディリラバさんとゴン・ジュンさんが主演を務める中国歴史ドラマ『安楽伝』の残念なとろこについてレビューをお届けしたいと思います。

期待をしていた作品ですが、実際に視聴を始めると、X(旧Twitter)などでは「面白くない」「つまらない」といった声に「確かにそのとおりだ」と共感することがありました。

見始めたものの、途中で挫折しそうになった方もいるのではないでしょうか?

この記事では、なぜ『安楽伝』が「面白くない」と感じるのか紹介します。

これから見ようか、最後まで見るべきか迷ってる方は参考にしてくださいね。

 

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安楽伝が面白くないと感じるのはなぜか?

豪華キャストゆえの「期待値ギャップ」

『安楽伝』は、ディリラバさんとゴン・ジュンさんという人気俳優が主演を務めています。

私自身も注目をしていましたし、豪華な映像美や手に汗握る展開を期待していました。でも実際に見てみると映像の質やストーリー展開が期待したほどではなかったのが正直な感想です。

特に他の有名中国ドラマと比較すると、物足りなさを感じることが多かったように思います。

CGやセットの質が低い。期待を裏切る映像表現

中国ドラマは壮大なスケール感や美しい映像が魅力の一つだと思っています。でも『安楽伝』ではCGやセットが安っぽいのです。

特に一部の戦闘シーンのCGが不自然だったり、プラスチックのような質感だったり、広大な景色を描く場面でのCGの不自然さが目立つと興ざめしてしまいます。

制作は2021年ですが、10年前のCGかと思うくらいクオリティが低いのは残念です。

 

メイクが濃すぎる

ヒロインのディリラバさんのメイクは白塗り感が強いです。ちょっと舞台メイクみたいに見えるんですよね。他のキャストも全体的にメイクが濃いめです。

せっかくの美形なのに、もう少しナチュラルでも良かったのでは?というのが正直な感想です。

 

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安楽伝のキャラクターに感情移入できない?

 

主人公たちの魅力が伝わりにくかった点も気になります。

任安楽/帝梓元:ディリラバの感想

ディリラバさん演じるヒロイン任安楽/帝梓元は複雑な事情を抱えるキャラです。仇の側の韓燁への接近も計算ずく、馴れ馴れしい態度も海賊を演じているからだと思ってます。

ネット上では任安楽の行動や動機がわかり付いらいという意見もありますが。その変はあえてやってる。と思って見てました。

あんな境遇にあったら自分を偽って他人を利用することだって抵抗なくなってもおかしくありません。
でも、だからこそ途中で韓燁に惹かれていったり、偽物帝承恩に対抗意識を燃やして剣舞を披露したりするのは、「あれ?」と思ってしまいます。

一族と8万の将兵の無念と10年の苦労は何だったの?と思える場面もありましたね。

ディリラバは古装劇に合わない?

中国のネット上では「ディリラバは古装劇(時代劇)には合わない」という意見もありました。

ディリラバさんはウイグル系で、容姿が漢族系の中国人とはかなり違います。それが彼女の魅力でもあるのです。

なので時代劇と相性がよくないと言われますし、特に架空王朝ものは「現代中国人が理想とする古き良き漢民族の国(現実にはそんなものは存在しませんが)」を想定していることが多いので、西洋人っぽい顔で漢民族らしい姿をしていると違和感を持つ人もいるのだろうと思います。

私自身は気にはならなかったです。どうせ架空世界なんだから多民族社会でいいじゃない?というのが個人的な感想です。

統一王朝レベルでは純粋な漢民族の国など歴史上一度も存在したことはないのですから。

 

韓燁:ゴン・ジュンの感想

ゴン・ジュンさんについては、性格も良くて草食系男子のようなキャラです。それでいて「ちょっと頑固で融通が利かない」ところもあります。万人受けするタイプではなかったかもしれません。

それだけに難しい役どころだと思います。でもそれは役者さんのせいではありません。

個人的には気になりませんし、あのビジュアルですから設定されたキャラクターの魅力は引き出していたと思います。

日本のネットでは「韓燁がヒロインでは?」という意見もありました。男主人公の役柄をよく理解しないと、その良さが分かりづらいのかもしれません。

むしろあの毒家族のもとで育って、なんでこんなに善良になるのか不思議なくらいです。

 

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主要人物の「残念」ポイント

メインキャスト以外にも、個人的に「うーん…」と感じてしまったキャラクターがいくつかありました。

洛銘西:ペイ・ズーティエン

彼はヒロインのために影で尽力し続けるキャラクター。でも、その献身ぶりのわりには全く報われません。それでも不満を表に出すことなく、ただひたすらヒロインを支えます。

中国韓国ドラマには「ヒロインに都合の良いお助けキャラ・でも報われない」がよくいます。洛銘西がその役どころ。

演じるリゥ・ユーニンさんの独特の雰囲気と演技もあって魅力的です。

でもそれにしても報われなさすぎ。任安楽は見る目ないでしょ。と、思いますし。ストーリー上一緒になれないなら、琳琅と一緒になってもよかったのでは?と思いますが。それも死亡。

制作者は洛銘西に恨みがあるのか、と思うくらい扱いが酷いです。

 

皇帝と皇太后

皇太后はとにかく帝家を恨んでます。その理由が自己中心的で、見事な小物っぷり。

あと皇帝が帝家の冤罪がわかっているのに、なかなか訂正せずグズグズするし。帝梓元が活躍すると、彼女を妬んで恨み出しますし。

とにかく皇帝が無能すぎて終盤の展開には疑問を感じます。それが復讐劇としての爽快感を壊している気もしました。

中国王朝の暗君(無能な君主)にはよくあるパターンですが。このドラマでそれが面白いかと言われれば疑問です。

 

莫北(ばくほく):ペイ・ズーティエン

北秦の皇子で安寧公主の侍衛。 前半は魅力的なキャラクターのように思えましたが。後半に本性を表して悪役になります。もともと敵国の人間ですから策略をしかけたりするのは当然ですが。

かといって魅力的な悪役になるわけでもなく、いかれてる、振り切った悪役でもない。ただの卑劣な悪役になってしまいました。

 

安寧公主:シャー・ナン

公主が将軍で辺境で戦ってるという設定の必然性がわかりません。初対面のはずの任安楽といきなり戦って義姉妹になるノリにもついていけません。

幼い頃の友人とはいえ、本物の帝梓元からみれば仇の家の人。当事者でもないのに勝手に同情して偽善者ぶってる感じがして違和感ありました。

でも、彼女なりに辛かったのだなとは思います。最後は見事な戦死をしましたし。彼女は本気だったのですから。まあそういうキャラなのだと理解はしました。

ネット上では評判はいいみたいです。

帝承恩:リー・シューティン

偽物の帝梓元。言動には共感できない人もいるかも知れません。育ちがよくないので仕方ありません。

助けてやった見返りに身代わりとして10年も幽閉状態にされています。主人公の側がそんなことしていいの?と思いますが、さすが中国です。

自分なりに這い上がろうとしているのに、主人公の側から疎まれたり。重要な人物の割に存在意義が薄く、悲劇的な結末を迎えてしまいます。慕青との関係も中途半端でした。

本当にただ利用されただけのキャラでした。気の毒です。

復讐劇なのに「爽快感」が足りない?

安楽伝』はヒロイン・帝梓元の復讐劇です。非常に重いものを背負っています。ヒロインが健康で万能すぎるので忘れがちですが、境遇だけなら『琅琊榜』並に酷いです。

当然、見てる側としては彼女の復讐劇に大きな期待を寄せるわけです。でも、どうも爽快感が得られにくい点が不満でした。

敵役の描写が「しょぼい」

復讐劇の醍醐味は悪役がどれだけ憎たらしく、そして最終的にどう裁かれるか、という点にあります。

でも『安楽伝』の敵役の皇太后や皇帝の描写は物足りないです。自己中心的なクズ親子です。

復讐の過程が曖昧

復讐劇では主人公がどのように敵を追い詰めていくか、どのように復讐を果たすのかが見どころです。確かに10年をかけて用意した復讐の舞台は見事です。でもドラマが始まってからの復讐の過程がやや強引に感じられたり、曖昧に流されてしまうことがありました。

結果的に主人公の周到さが伝わりにくく「もっと早く解決できたのでは?」という疑問も残りました。

終盤の焦点のずれ

復讐とともに敵国との対立も重要な問題です。

でも最終盤では、北秦との決着よりも韓燁の目を治すことに焦点が当てられていた点に拍子抜けしました。

結果的に、北秦との戦いは詳細な決着やその後の影響が十分に描かれないまま終わってしまった印象です。

ドラマのクライマックスになるはずの場面で、よけいなエピソードに時間を使ってしまい興ざめしてしまった感じはします。

 

面白くないだけじゃない!『安楽伝』

「面白くない」「つまらない」という部分ばかり書いてきましたが。『安楽伝』にも魅力的な部分もあります。

主演二人の魅力

主役二人の知名度が高いだけに期待値も高く不評な意見もあるようですが。役柄を理解すれば楽しめると思います。

韓燁という役柄は確かにそんなに魅力的な設定ではないかもしれません。ゴン・ジュンさんが演じることで魅力的に見えてくると思います。

ディリラバさんは、お転婆な役柄、知的で意地悪そうなキャラが特に似合う女優だと思います。彼女の生き生きとした演技は見ていて楽しかったです。

メイクやセット、演出が良ければもっと楽しめたのに。と思います。

ロマンス要素は楽しめる?

『安楽伝』は特殊な状況下で育まれる愛のため、好き嫌いは分かれると思います。

ヒロインが正体を偽っている上に、昔の許婚を優先させるか、仇討ちを優先させるかで悩む設定なので。かなり複雑なキャラになってますし。

女性が積極的で男性が受け身の展開が好きな人ならハマるかもしれません。この辺りは好みの問題だと思います。

魅力的な主要人物たち

主要キャストだけでなく、印象に残るキャラクターは存在しました。

安寧公主は非常に正義感が強く、親友の家族の冤罪という重い秘密を抱えて苦しみますし、武人としても信念を貫き通しました。真っ直ぐで潔いキャラです。

洛銘西も報われませんが、ひたすらヒロインのために尽くすキャラクター。演じるリゥ・ユーニンさんの独特の雰囲気もあって、彼も魅力的だと思います。

ストーリー展開

ストーリー的には納得できないいかない部分は紹介しましたが。中国ドラマにしてはストーリーのテンポは良かったと思います。変にこじらせたり、無駄に引き延ばしたりする展開があまりなかったので、サクサク見進めることができました。

あまり深く考えず、お気に入りのキャラや役者さんを追いかけたり、気楽に楽しむのもいいと思います。

 

まとめ

以上、私なりの意見を書きました。

正直、めちゃくちゃ面白い。何度でも見たい。というドラマではありません。

特定の役者さんのファンなら見続けるのもいいと思います。

「面白くない」と感じるドラマを無理して見続ける必要はありません。あなたの貴重な時間ですから、本当に楽しめる他のドラマのために使うのも賢い選択です。

この記事が、あなたがドラマを見るときの参考になれば嬉しいです。

 

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