ドラマ 武則天 57・58・59・60話の感想とネタバレ

武則天 あらすじ d ドラマ紹介
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中国ドラマ 武則天 The Empress 第57・58・59・60話の感想とネタバレ・あらすじ紹介記事です。

太宗 李世民の最期はやっぱり寂しいですね。このドラマの後宮ではいろいろ問題も多かったですが、あれだけの存在感のある皇帝はなかなかいません。

そして徐慧との決別。一度壊れてしまった友情は本当に元には戻らないんですね……。

そして武媚娘の懐妊!すでに李治とそういう関係だったとは、バレたら問題です。

史実にはない展開ですが、これは後宮がまた大きく動き出す予感がします。

それでは武則天 第60話からお楽しみください。

武則天 The Empress 登場人物

・武如意(ぶ・にょい) 演:范冰冰(ファン・ビンビン)

・李世民(り・せいみん)/太宗 演:張豊毅(チャン・フォンイー)

・徐慧(じょ・すい) 演:張鈞甯(チャン・チュンニン)

・韋貴妃(いきひ) 張庭(チャン・ティン)

 

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第57話 帝王の術

武媚娘と高宗の秘策

高宗 李治は武媚娘(ぶ びじょう)にそばに留まって彼を補佐して助言してほしいと考えていました。

二人は現状を変える方法として、寒門出身の者たちを利用することを思いつきます。

寒門(かんもん)
格式の低い一族。勢力の弱い一族。
寒門を利用する作戦は実際に高宗が行ったことです。

 

長年官僚の家柄が政界を独占している状況を変えるため、彼らをうまく利用して長孫無忌(ちょうそん むき)を倒す機会を狙おうというのです。

そんな中、高宗は李義府(り ぎふ)を呼びました。評判の悪い李義府ですが彼は自分が小物だと認めつつも、忠実な小物の方が扱いにくい大物より良いと言って高宗に忠誠を誓うのでした。

武媚娘と高宗の腹黒さ、いや頭の良さが垣間見えるシーンですね。既得権益を持つ者たちを打ち破るために、あえて評判の悪い人物を登用するというのはかなり大胆な作戦です。李義府の「忠実な小人の方が良い」という言葉は、現代の役人や会社組織にも通じるものがありますね。
ただこの李義府(り ぎふ)が今後どんな暗躍をするのか、ちょっと危ない気もしますね。

 

御花園での武媚娘と皇子の出会い

武媚娘は御花園で、素節(そせつ)という皇子が別の皇子をいじめているのを目ました。素節は木剣で一方的に相手を打ちつけ、いじめられている皇子は反撃もできません。

見かねた武媚娘は止めさせると、逆に木剣で彼の尻を打ちました。素節は驚き怒りをあらわにします。いじめられていた皇子は地面に落ちたお菓子を見つめて動けずにいましたが、武媚娘は彼を竹林雅軒に連れて行き、お菓子を与え優しく諭すのでした。

子供とはいえ力を持つ素節の横暴さには腹立ちます。でも子供って親の姿を見て育つので、やっぱり親が横暴だからこうなるのでしょうね。
虐められていたのは李忠といって長男なのですが、母の身分が低いので虐められているようです。
それにしてもこのシーンでの武媚娘はかっこいいですね。皇子であろうと間違ったことをすれば毅然と注意する。いじめられていた皇子への優しさも素晴らしいです。ただ叱るだけでなく、その後のケアも忘れない。こういう一面を見ると彼女が単なる野心家ではないことがわかりますね。

 

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第58話 皇后からの贈り物

皇帝と呉王の間の不穏な空気

高宗李治は長孫無忌から呉王が怪しいと言われます。高宗は呉王に役目を与えたものの、呉王が李績の帰京を知らないと嘘を言ったことを警戒し呉王を見晴らせるのでした。

皇帝と呉王の間の会話、短いながらもピリッとした緊張感が伝わってきますね。皇帝がわざわざ呉王を訪問して李績の件をさりげなく探りを入れるあたり、皇帝も呉王を完全に信用しているわけではないようですね。やっぱり信じられないのかな。

 

長孫無忌の焦りと武媚娘排除の計画

長孫無忌は長孫冲から武媚娘の動向記録を受け取りました。

以前は朝政に関わってなかった皇帝が、彼女の帰還後は政治に関わろうとしていること干渉していることをおかしいと思っていた。宮中の異変を感じた長孫無忌は、武媚娘をなんとか排除する方法を考え始めるのでした。

やはりそうきますか。長孫無忌は武媚娘を警戒し、いよいよ排除に動き出すようです。長年権力を握ってきた長孫無忌にとって、武媚娘は目の上のたんこぶですよね。高宗を操れると思っていたのでしょうけど、武媚娘がいてはそうもいかなくなると思ったのでしょう。これからどんな手を使ってくるのか、注目していきたいです!

蕭淑妃の罠

王皇后は菊の鑑賞会を開きました。高宗は、素節(そせつ)が重病で菊の観賞に来られないと聞いて様子を見に行きます。すると蕭淑妃は武媚娘が素節を怪我させたと言います。

蕭淑妃と高陽公主の証言が食い違う中、高宗が李忠の言い分を聞いたところ、なんと李忠が嘘をいいます。高陽公主はその証言に驚きますが。武媚娘は何も釈明しません。その結果、皇帝は武媚娘を承慶殿に一ヶ月間入れ、反省させることにしました。

皇帝が息子を心配している状況を利用して、息子を利用して武媚娘を陥れようとするとは。なんと卑劣な。
李忠は仕返しがやっぱり怖いのでしょうか。武媚娘もそんな李忠の心中をわかったのであえて罰を受けることにしたのかもしれませんね。

 

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第59話 渦巻く妬み心

蕭淑妃の甘露殿での訴えと皇帝の言葉

蕭淑妃は喪服で甘露殿に押し入り、高宗が武媚娘を贔屓していると訴えました。

すると皇帝は怒って武媚娘に何かあれば蕭淑妃を罰すると警告。蕭淑妃が自分を好むのは武媚娘に似ているからかと問うと、皇帝はかつての魅力的な蕭良娣はもういないと冷たく告げるのでした。

蕭淑妃は自分が陥れてよく言えたものですが。高宗も武媚娘が悪くないのは分かっています。それにしても高宗の態度もちょっと冷たいかも。でもこのくらい言わないと蕭淑妃には通じないでしょうね。

 

武媚娘の懐妊と流産の危機、そして緑芙の死

一ヶ月後、武媚娘は承慶殿から出て竹林雅軒に戻りました。

同時にその子の父親は先帝ではなく高宗ではないかという噂も流れます。

そんな中、蕭淑妃は密かに武媚娘を陥れて流産させようと企むのでした。武媚娘は突然気を失い、診察した太医は堕胎薬を盛られている可能性があると言いいます。

高陽公主と呉王が緑芙を問い詰めますが彼女は否定、直後に毒を飲んで死亡したのでした。

やっと謹慎が解けたと思ったら。すぐに流産の危機に晒されるとは!しかも子供の父親に関する噂まで流れるなんて。まあ、これは噂されても仕方ないでしょう。
緑芙は蕭淑妃の手下なんですよね。手下でも簡単に命を奪うあたりあたりが中国ドラマの怖ろしいところ。ほんとに手下は道具扱いですもんね。

 

第60話 李治の告白

流産後の武媚娘の悲しみと復讐への誓い

目を覚ました武媚娘は、子供を失った現実を知って深く悲しみました。

武媚娘は大理寺の出した結論に納得せず、王皇后が出した甘草茶のせいだと考えています。高宗にも閉ざして拒絶。高宗は心配して外から見守り、王皇后は遠くからその様子を見て羨むのでした。

子供を失った武媚娘の悲しみは想像を絶するものがありますね……。「私の子供はどこにいるの?」という叫びが、胸に突き刺さります。王皇后も武媚娘を警戒していますからね。誰も信用できません。
そんな王皇后ですが高宗の姿をみて羨むのも哀れな漢字もしますね。
 

長孫無忌の動きと武媚娘の決意

武媚娘が流産したことを知った長孫無忌は、すぐに武媚娘を感業寺に戻そうと画策します。皇帝は体調が優れないことを理由に拒否しますが、最終的には一ヶ月後に感業寺に戻すのを認めてしまいました。しかし武媚娘は高陽公主に子供の仇を討つために何としても宮中に留まるというのです。

そこで高陽公主は高宗に称号を与えるよう進言するのでした。でも高宗は倫理に反すると乗り気ではありません。

長孫無忌は、武媚娘を宮中から追い出すチャンスを虎視眈々と狙っていますね。彼の執念深さには呆れるほどです。

もちろん武媚娘は復讐のために残りますよね。ただ悲しんでいるだけではないのが、武媚娘ですね。犯人を見つけ出して復讐しようというあたりは、この宮中で生き抜いてきた彼女らしいです。そして高陽公主が出した方法が…。それは武媚娘を高宗の側室にするということですよね。
普通の中国王朝なら拒否されるような提案ですが。何でもありの唐ですからね。実際には高宗自らそうしたんでしょうけど。ここでは公主の提案になっているとは。
 
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ドラマ 武則天 52話までの感想

武媚娘と高宗の政治的な駆け引きは本当に見応えがありますね!既得権益を持つ長孫無忌を打倒するために、あえて評判の悪い李義府のような人物を登用するとは。相当な覚悟と知略が必要です。

御花園でのエピソードも印象的でした。子供ながらに横暴な皇子を叱りつけ、いじめられていた李忠に優しく寄り添う武媚娘の姿は、単なる野心家ではなく、正義感と優しさも持ち合わせているんですね。

後半は宮廷内の権力闘争が激化!長孫無忌が武媚娘を排除しようと動き出すのは予想通りでしたが、蕭淑妃たちの罠は本当に陰湿で見ていて腹が立ちました。息子を悪用するとは許せません!それに対する武媚娘の冷静さもまたすごい。

そして何よりも衝撃的だったのは武媚娘の流産です。子供を失う悲しみは計り知れません。そんな中で復讐を誓う武媚娘の決意には、さすが太宗の後宮で生き残った人物と思わせます。

高陽公主の提案も大胆ですよね。武媚娘がこの苦難を乗り越え、どのように復讐を果たしていくのか、目が離せません!

 

https://historicalfact.net/the-empress53/

 

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