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灼灼風流 キャスト・登場人物一覧|相関図&俳優プロフィール

中国ドラマ「灼灼風流(しゃくしゃくふうりゅう)」のキャストと登場人物を紹介。

このドラマがユニークなのは、なんといっても 「女性が科挙で官僚を目指す」 という斬新な設定が魅力。キャストも豪華です。「蘭陵王」のウィリアム・フォン。「麗王別姫」のジン・ティエンがまた見られます。

この記事では「灼灼風流」のキャストと登場人物』 をわかりやすく整理してご紹介。視聴前の予習やドラマを見ながらの確認にぜひ役立てくださいね。

 

この記事でわかること
  • 主要登場人物とキャスト:ドラマの中心となる慕灼華、劉衍ら5人のキャラクター設定と俳優情報。
  • 脇役とキャスト:ドラマを盛り上げるキャラクターの設定と俳優情報。
  • 世界観の紹介:女性が科挙を受けられるという従来の中国時代劇にはない珍しい設定。
  • ドラマの見所:主人公の夢と葛藤、パートナーとの関係、宮廷の権力争いに巻き込まれる複雑な人間模様を紹介。
  • キャストの注目ポイント:豪華キャスト陣の過去の出演作や、今回演じるキャラクターの魅力。

 

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灼灼風流の登場人物・キャスト紹介

ドラマは次の5人を中心に進んでいきます。まずはこの人物たちを覚えておきましょう。

慕灼華(ぼ・しゃくか)

自立した女を目指して科挙に挑戦!

  • 演:ジン・ティエン(景甜)
    • 1988年7月21日生
    • 他の出演作:「麗王別姫」沈珍珠

慕灼営とは?

江南一の大富豪・慕営の庶子(妾の子)として生まれました。幼いころから賢くて読書が好き。そんな彼女は世間が決めた結婚して家に入り子を産み育てるという価値観が嫌い。庶子という身分もあるので、自分が成功するためには科挙に受かって進士(役人)になるしかないと思っています。

いくら女性に科挙が認められているとはいえ、実際に受かるのはごく一部。頑固な父や社会の壁にぶち当たり、理想と現実を思い知らされることもあります。現実はそう甘くはありません。定王・劉衍と出会ったのが彼女の運の強さです。これ以上はないというくらい力強い味方ができてお互いに支えあいながら夢を実現していくのです。

 

劉衍(りゅうえん)/定王

勇猛果敢な戦神は灼華の理解者

  • 演:ウィリアム・フォン(馮紹峰)
    • 1978年10月7日生
    • 他の出演作:「蘭陵王」高長恭、「明蘭」顧廷燁

定王 劉衍とは?

南宸の定王。皇族ですが、一方では自ら軍を率いて戦い「戦神」と恐れられる勇猛果敢な将軍。それにしても中国ドラマは「戦神」が多い。怖いだけの人かと思えば、人望があり女性科挙を実現させたという意外な経歴があります。かつて3万の兵を率いて戦いましたが、味方に裏切られ心と体が傷ついてしまいます。その裏切者の正体を探していく中で慕灼華と出会いました。

最初は慕灼華の正体を疑っていましたが、彼女の考えを尊重して協力するようになります。しかも慕灼華が自分の夢と恋の間で迷ったときには「外室」になって彼女をサポート。王朝の皇族男子が絶対そんなことはしないでしょうと思いますが。女性科挙のある世界ですからね。当然、世間からバカにされますが、それでも彼女の夢を実現するために支えました。

皇族で地位も実力も包容力もある、まるで少女漫画から出てきたような完璧すぎる彼氏。でもその劉衍も宮廷の権力争いに巻き込まれてしまうのです。

 

外室(がいしつ)
正室でも側室でもない同居しないパートナー。愛人。普通は女性が外室になるものです。

 

 劉皎(りゅう きょう)/柔嘉公主

勝つか滅びるか――頂点だけを目指す皇女

  • 俳優:ワン・リークン(王麗坤)
  • 1985年3月22日
  • 他の出演作:「美人心計」聶慎/王娡/屏花

柔嘉公主 劉皎とは?

南宸皇帝・劉俱の長女。表向きは穏やかで優しい女性に見えますが、実は冷酷な野心家。幼いころに母を失って愛情よりも権力だけが頼りだと考えるようになりました。それにしても、公主なのに君主の座を目指すとは大それた人物です。

でも歴史上も君主を目指した公主はいますし。よく考えたら女科挙のある王朝なら女帝を目指す女性皇族いてもおかしくはないですね。慕灼華と対になる存在だと思います。

 

劉琛(りゅうしん)/第一皇子

奔放な皇子から聡明な君主へ

  • 俳優:ジョウ・イーラン(周一囲)
  • 2000年11月22日生
  • 他の出演作:「初恋王宮」鐘離

劉琛とは?

南宸皇帝・劉俱の嫡男。第一皇子。生意気で自由すぎる皇子です。子供っぽいところがあり、これで皇位継承者?とちょっと将来が心配。と思ったら意外と落ち着きのある賢い君主になりました。愛情を受けずに育ち大切な人を失う経験をしますが、かといってすさんでいるわけではなく。相手を思いやる気持ちを持っています。父・劉俱の死後に帝位を継ぎます。彼が有能な君主へと成長していく姿を見るのもこのドラマのもうひとつの見所と思います。

 

沈驚鴻(しんきょうこう)

新科状元・柔嘉公主のために尽くす

  • 俳優:シュー・ハイチャオ(徐海喬)
  • 1983年04月17日生
  • 他の出演作:「夢華錄」欧陽旭、「清越坊の女たち・当家主母」任雪堂

沈驚鴻とは?

慕灼華と同期で科挙を受けて状元(首席)になった秀才。かつて自分を助けてくれた柔嘉公主に心惹かれています。「夢華錄」の欧陽旭や「当家主母」の任雪堂が頭にちらついて、沈驚鴻もロクなキャラではないだろう。と思っていましたが。確かにヒロインの敵側の人物なんですが、柔嘉公主の野望のために利用されていると知りつつも、そばにいることを選ぶ健気なキャラに。いい意味で裏切られました。

 

その他のキャラ達

郭巨力(かく きょりき)

  • 演:ヤン・ジーウェン
  • 1999年10月7日生
  • 他の出演作:「長相思」金天星沈、「秀麗伝」陰麗華の少女期

灼華の侍女。おいしい食べ物が大好き。天真爛漫で可愛らしい妹キャラ。慕灼華のそばで笑顔を振りまいていますが、見た目を裏切る力持ちなキャラ。慕灼華が頭担当で、郭巨力が腕力担当という感じ。それにしてもひどい名前。

 

執墨(しゅう ぼく)

俳優:ジャン・ユー 

劉衍の護衛を務めています。父は北涼との戦いで戦死。言葉数は少ないですが、実は情熱的。武術の腕は確かで、劉衍に忠実です。やっぱりというかヒロインの侍女といい関係に。

 

執剣(しゅう けん)

俳優:イエ・シェンジア / 声優:スン・ランラン

執墨の兄。注意深く決断力もあります。弟よりも口数が多いですが本心から出たものではないようです。なかなか剣は抜きませんが、剣を抜いたら相手は血を見ます。二面性があってとらえどころのないところがありますね。そのギャップが魅力かも。

 

孫紜紜(スン・ユンユン)

俳優:ホー・ホンシャン / 声優:イー・ルオシュン
名家の令嬢。劉衍を想い続けるが報われず、慕灼華に影響される。

「切ない片思いヒロイン。応援しながらも胸が痛くなる…そんな複雑な魅力があります。」

 

劉俱(りゅうぐ)/皇帝

俳優:ジェン・グオリン

南宸の明徳帝。温厚で頭のいい皇帝。16歳のとき池に落ちた劉衍を助けようとしましたが、それ以来病気がち。国を改革したいと思いつつ果たせず、その思いを劉衍に託します。

 

周太后(しゅうたいこう)

演:シー・ユエリイン

皇帝・劉俱の母。劉琛の祖母。先帝から劉衍を託され、優しくときには厳しく育てました。でも劉衍が活躍すればするほど、劉俱の地位が危なくなるのではないかと警戒。劉衍を殺そうとしました。愛情と敵意の両方がある複雑なキャラです。

 

慕栄(ぼ えい)

俳優:ホアン・ハイビン

江南の大富豪で慕灼華の父。派手好きで女性軽視だったが、娘に驚かされる。とにかく頑固で古い価値観の父親そのもの。この時代ならいて当然のタイプですが。そんな彼も娘の活躍を認めるのでしょうか。

 

ドラマ概要:『灼灼風流』の舞台と見どころ

女科挙のある中華風王朝は珍しい

中国ドラマ『灼灼風流』は架空の王朝 南宸(なんしん) が舞台。明の雰囲気がある中国王朝の世界ですが、なんとこの世界には女性も科挙が受けられます。

今までも女性が男装して学校に入ったり、宮中で働くドラマはありましたが。やはりバレバレの男装で誰も気が付かないのは違和感ありました。そこまでして女性キャラを活躍させたいなら、いっそのこと女性OKの世界にしたら?と思っていたので、こういう設定は楽しみですね。

ヒロインは科挙を目指す商人の庶子

ヒロインは江南の富豪の庶子・慕灼華。灼華の父は古風というかこの世界では当たり前の価値観の人で。女性は結婚して家に入り子を産み育てるものだと思っています。でも灼華はそれに反発。しかも彼女は正妻の子でではなく庶子ですから、普通に暮らしていては見下されるばかり。

そんな彼女が望みをかけたのが科挙に受かって役人になること。朝廷に入ればもう誰にも文句は言わせない。何しろ王朝時代は一族から科挙合格者が出れば様々な恩恵がついてくるので大騒ぎです。

現実は厳しい

もちろん制度があるのと実際に人々が受け入れるのは別。様々な偏見や壁が立ち部下がりますし、男でも大変な朝廷の権力争いに飛び込んでいくのですから並みの努力では太刀打ちできません。そんな困難にも知恵で立ち向かいます。

完璧すぎるパートナー劉衍

でも劉衍がいます。彼は戦神といわれる将軍にして皇族。なんと女科挙を提案した人物。最初はお互いに疑っていましたが、やがて慕灼華と劉衍は相思相愛の仲に。そんな劉衍の支えもあって、慕灼華は朝廷の役人としての役目を全うしようとします。

この劉衍がよくできた人で、皇族ですから地位も財力もあるし実力もある。それに理解力もある。こんなによくできた王侯貴族はいないと思う。そんなスパダリが現れるのが少女漫画っぽいところですよね。日本だと漫画やラノベに多い設定ですが、中国だとそういう話はネット小説になります。でもそれを実写化するのが中国の凄いところですね。そのパワーは日本では考えられません。

 

スパダリ
スーパーダーリン。容姿・財力・共感力があり相手を尊重する男。もとは漫画やラノベファンのオタク女子の言葉。

 

豪華キャストも注目

それにキャストも豪華です。「蘭陵王」のウィリアム・フォン。「麗王別姫」のジン・ティエン。

沈珍珠から6年しかたってませんが、慕灼華演じるジン・ティエンも35歳(中国で公開当時)。慕灼華もけっこうな歳なのでしょう。科挙に合格するくらいですから若いはずがありませんけれど。

相手は「蘭陵王」「明蘭」「永楽帝」で人気のウィリアム・フォン。若い二人のベタベタした出来合い系とは違う。大人の二人という感じがします。単純に結婚してハッピーエンドというのではなくて。オ外の夢を尊重するというドラマがあってもいいでしょう。

あと個人的には沈驚鴻のシュー・ハイチャオに注目です。「夢華錄」欧陽旭、「清越坊の女たち・当家主母」任雪堂ですから「絶対悪い奴だ」という先入観がついてしまいました。

何しろ中国ドラマは同じ役者さんが似たような役を演じる事が多いので。だいたいキャストで大まかな内容が読めてしまう部分があるのです。

確かに敵側の人物になってしまいました。でも欧陽旭ほど極悪じゃない。愛する女性のために尽くしてるところが泣けてきます。個人的にはシュー・ハイチャオも名脇役俳優の仲間入りしてもいいと思うくらい。

 

中国ドラマ
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この記事を書いた人

歴史ブロガー・フミヤ

京都在住。2017年から歴史ブログを運営し、これまでに1500本以上の記事を執筆。50本以上の中国歴史ドラマを視聴し、史実とドラマの違いを正史(『二十四史』『資治通鑑』など)に基づき初心者にもわかりやすく解説しています。

詳しい経歴や執筆方針は プロフィールをご覧ください。

運営者SNS: X(旧Twitter)

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