中国ドラマ「七時吉祥」11・12・13・14・15話のあらすじと感想を紹介します。
前回までの人間界でのお話は最初はコメディタッチで進んでたのに、陸家の悲劇あたりから一気にシリアスになりましたよね…。
陸長空が両親を一度に亡くすとは見ていて辛い天界ですが、逃亡生活の中で陸長空と祥雲の絆が深まっていくのはグッときました。
でも祥雲が家族のために李修茗(しゅうめい)との結婚を決意するとは切ない選択でしたね。
李修茗の権力欲と祥雲への執着は恐ろしいです。
李天王も、どうやらシナリオ通りにはいかない状況に困惑しているみたいで、神仙の気質で展開が変わるっていうのは、なるほどって感じですが、どうなるんでしょうね。
離れ離れになった祥雲と陸長空がどう再会するのか、そして李修茗の企みを止められるでしょうか?
それでは七時吉祥の第11話からお楽しみください。
この記事はネタバレを含みますので、未視聴の方やネタバレを避けたい方はご注意くださいね。
キャスト・登場人物紹介
・初空 (しょくう):丁禹兮 (ディン・ユーシー)
・祥雲 (しょうし):楊超越 (ヤン・チャオユエ)
・昊軒(こうけん):張暁晨(チャン・シャオチェン)
・修茗(しゅうめい):星擇(シン・ゼ)
・錦蓮(きんれん):林柏叡(リン・バイルイ)
・紫輝(しき):翟向陽(ジャイ・シャンヤン)
七時吉祥 第11話
策略に気づいた父娘、そして寧王の執着
宋家も陸家も修茗(しゅうめい)の策略にはめられていたことを知り、宋祥雲(そう しょううん)はショックを受けます。
祥雲は実家に戻り、父の宋勤文(そう きんぶん)と母 婉娘(えんじょう)に打ち明けました。宋勤文は祥雲を早く京城から逃がすことを決意。自分が修茗を食い止めている間に都を脱出し、長空(ちょうくう)の元へ行くよう促すのでした。
宋勤文、決死の諫言と囚われの身に
町に修茗と祥雲の婚礼の知らせが広まる中、解鶯時(かい おうじ)と紫輝(しき)は宋府が危ないことを知ります。紫輝の心配する様子を見た鶯時は、祥雲に会いに行くよう勧めます。
そして宋勤文は修茗の悪行を暴くため死を覚悟して朝廷へ向かい、朝議で三皇子・李修茗が皇帝に毒を盛ったことを訴えました。でも証拠は既に破棄され、鄭太医も毒を検出できませんでした。臣下たちは宋勤文に厳罰を要求。宋勤文夫婦は刑察司に投獄されるのでした。
七時吉祥 第12話
修茗と祥雲の婚礼の日。大殿へ向かう祥雲は初空が現れるのを心配していました。
修茗が祥雲を迎えようとしたその時、初空が兵を率いて現れ激しい戦いが始まります。
紫輝と鶯時も加勢しますが多勢に無勢で鶯時が命を落とします。
初空も劣勢となる中、祥雲は初空を庇って放たれた矢を受け、初空の腕の中で息を引き取るのでした。こうして彼女の死によって二度目の転生は終わります。
でも、やっぱり力の差は覆せませんね…。祥雲も死んでしまうし。こうやって転生を繰り返さないといけけない設定なのは分かりますが。これがあと何回も続くのでしょうか?
天界での再会、そして…
転生修行を終え天界に戻った祥雲は呆然としていました。転命星君は初空がまだ仙位に戻っていないため陸長空として生きていると告げます。
祥雲は陸長空の様子を見たいと願い凡間での彼を目にします。陸長空は宋祥雲の死によって白髪となっていました。ただ彼女の墓を守り続けていたのです。
陸長空はあの後も生きていたのですね。人間界では人として生きているから途中で止めて戻ってこれないんですね。その人の生涯をまっとうしないといけないとは。
やがて陸長空は病死。初空仙君として天界に戻ります。でも彼は祥雲の傍らを、まるで知らないかのように通り過ぎて行くのでした。
「嘘でしょ!?」と思いましたが。記憶がないのでしょうか。
転命星君は試練だから気にする必要はないって言うけれど、祥雲にとっては間違いなく大切な陸長空との時間だったわけで。感情までリセットしろと言われてもそう簡単にはいきませんよね。
第13話
無言の優しさと複雑な関係
天界に戻った祥雲は自分を通り過ぎる初空の背中を見て涙を流します。初空は振り返りませんが、術を使ってそっと祥雲の涙を拭いました。
修茗も仙界に戻り人間界での残酷な行いを祥雲に謝罪。祥雲は修茗の言葉を理解しますが、初空は修茗の本心を疑っていました。
展開に戻っても記憶と感情を引きずる祥雲と初空
陸長空に心を寄せる祥雲は紅線翁にその思いを打ち明けます。でも紅線翁は初空仙君と陸長空は違うのだから、人間界の出来事にこだわらないように忠告します。
初空は人間界での経験に不満を持ち李天王を問い詰めます。
李天王は大まかなあらすじは書いたけれども、細かい部分は神仙たちの根底にある気質に影響されるので制御できないと説明します。この話を聞き、初空は何か思った様子で、李天王に釘を刺すのでした。
14話
七夕の宴と三人の距離
祥雲は昇進。七夕を前に忙しくしていました。
昇進祝いの宴が開かれることになり修茗も参加します。その宴に初空も現れ、緊張が走ります。
初空と修茗は祥雲を意識して露骨に張り合い、宴の空気は気まずいものになりました。
祥雲は星空を見上げ陸長空を思い出して涙を流しますが、初空は術を使ってその涙を拭うのでした。
錦蘿の正体と悲しい決断
摩羅族の錦蓮は鶯時を見つけ、彼女の正体が自分の妹 錦蘿だと明かしました。錦蘿は錦蓮によって魔界に連れ戻され記憶を取り戻します。錦蓮は錦蘿に紫輝の女媧石の心臓を取り出すよう強要しました。
錦蘿は人間界にいる紫輝と会いました。でも鶯時は死んだことになっており、紫輝は錦蘿が鶯時だとはわかりません。
結局、錦蘿は心を鬼にして紫輝の心臓から女媧石を奪い取り、錦蓮のもとへ戻って使命を果たすことにするのでした。
摩羅族側でも転生をめぐってストーリーが進んでるんですよね。確かに紫輝は女媧石から生まれた人?ですが。人格をもった存在として生きてますからね。錦蘿(鶯時)としては辛いでしょう。
錦蓮は魔族の目的のためとはいえ、実の妹にそんな残酷なことをさせるなんとは、自分勝手と言うか容赦ないですね。
第15話
錦蘿の犠牲と錦蓮の転生
錦蓮は妹の錦蘿が持ち帰った女媧石を使って滄海復活の儀式を行いますが失敗に終わります。
実は錦蘿は紫輝を殺すことができず、代わりに自分の心臓を女媧石とすり替えていたのです。そのため錦蓮の儀式は失敗。錦蘿は元神が消滅し、双子の運命として錦蓮も大きなダメージを受けました。錦蓮は元神を修復するため人間界での転生修行を決意するのでした。
同じ頃、女媧石を抜かれた紫輝は目を覚ましましたが、全ての記憶を失っていました。
三度目の転生が始まる
滄海が蘇り世界が覆されるという新たな信託が下ったため、初空は祥雲を連れて再び人間界で転生修行をすることになります。
今回の筋書きでは、二人は心臓の病「玲瓏心(れいろうしん)」を患っている設定です。その病のせいで短命らしいです。
初空は記憶を持ったまま転生して聖凌教(せいりょうきょう)の教主となり、玲瓏心を持つ女性を探すという設定に。
今回は祥雲が記憶を持たず楊小祥として転生。楊小祥は満香館で滅門に遭い記憶を失っていましたが、初空に救われ聖凌教へ。
裴修茗(はいしゅうめい)(修茗)も祥雲を探し始めるのでした。
三度目の転生が始まりました。今回は祥雲は記憶なし初空は記憶ありなんですね。前回と逆のパターンで、これはこれでどんな展開になるのか、楽しみです。今回の祥雲は最初から可哀そうな立場ですが。初空が救い出して二人の関係は最初からうまくいっているみたい。
そしてやっぱり修茗もやってきました。彼は彼で祥雲を心配してるのでしょうけど。また三人で問題が起こりそうですね。
七時吉祥 15話までの感想
祥雲と初空(陸長空)
祥雲は最初は陸長空を嫌がってましたが、彼を好きになり。転生の修行が終わって天界に戻ってもその気持が残っていました。人間界で過ごした時間はそれほどまでに大きな影響があるとは。この調子で転生を繰り返したらいったいどうなるんでしょうね。
天界に戻ってからの二人は切ない感じがしましたが。初空の中には陸長空がまだ生きているのかなと希望を感じました。
そういえば修茗がこの転生の修行について重大な秘密を知ったようですが。このまま繰り返すと祥雲の元神(魂のもと)がすり減って消滅するのは本当でしょうか。初空は知らないみたいですけど。あとで問題になりそうですね。
今後の展開が楽しみですね。
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