中国ドラマ「尚食(しょうしょく)」のキャストと登場人物を紹介!
呉謹言(ウー・ジンイェン)と許凱(シュー・カイ)が再び共演した「尚食」は期待の大きなドラマですよね。
今回は明朝を舞台にした宮廷料理とロマンスの物語。前世ともいえる「瓔珞」では結ばれなかった二人ですが、今回はどうなるのか興味がありますよね。
ドラマをさらに楽しむためには、登場人物とそのキャストを知ることが欠かせません。
そこでこの記事では「尚食」に登場する主要なキャストを詳しく紹介します。
また、尚食の物語全体を知りたい方のために 【尚食】あらすじとネタバレ全話一覧 も用意してあります。こちらもあわせてご利用してくださいね。
尚食とは?キャストの前にあらすじ時代背景を紹介
あらすじを簡単に紹介
ドラマの始まりは明朝の永楽年間。尚食局で働く若い料理人たちの成長物語と宮廷内の権力争いを描きます。
将来を期待される皇太孫・朱瞻基と宮中に入った姚子衿の出会いを軸に、料理を通じて生まれる絆や裏切り、愛憎劇が繰り広げられます。
尚食局を舞台に料理の技術だけでなく宮廷の複雑な人間関係や権力の闘いがドラマティックに描かれています。
時代背景(明朝の歴史)
物語は15世紀初頭の明朝。3代皇帝 永楽帝の時代から始まります。
永楽帝は即位すると首都を南京から北京へ移し紫禁城の建設を行いました。積極的な領土拡大と海外への使節派遣を行い、大元帝国のような世界帝国を目指しました。そのため永楽帝時代には世界各地から朝貢使節が訪れていました。
明は皇帝の権威が強く独裁的な力を持っています。宮廷内の制度も整備されておおり、錦衣衛などの強権的な警察組織も存在しました。権力闘争や後継者問題も多く、ドラマ『尚食』ではそうした明朝の光と影が繊細に描かれています。
【尚食】主要キャストの相関図
「尚食」の物語は登場人物たちの複雑な人間関係によって織りなされています。尚食局はトップの「尚食」を中心に数名の「司膳」がいてその下に大勢の宮女たちが働いています。
ここに主要な登場人物たちの関係をまとめた相関図を作成したので参考にしてください。

ドラマ「尚食」の人物相関図
これを見て誰が誰とどう繋がっているのか、ドラマの参考にしてください。
【尚食】メインヒロイン:姚子衿(よう・しきん)
姚子衿はドラマの主人公。宮女として尚食局に入り、そのずば抜けた料理の才能を発揮していきます。
幼い頃に朱瞻基と出会い彼に惹かれて宮中に入りました。彼女は宮廷の厳しい環境の中で様々な困難を乗り越えながら成長していきます。料理を通して多くの人々と心を通わせ、やがては朱瞻基との愛を育んでいくのです。
歴史上のモデル:明の孝恭章皇后 孫氏。
姚子衿役:呉謹言(ウー・ジンイェン)
呉謹言は四川省都江堰市出身の中国大陸の女優、歌手です。1990年8月16日生まれ。かつてはバレエダンサーとして活躍していました。2018年に「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」で魏瓔珞を演じて有名になりました。
【主な出演作品】
- 2016年:「秀麗伝」許胭脂
- 2018年:「鳳囚凰」馮亭
- 2018年:「瓔珞」魏瓔珞
- 2019年:「コウラン伝」李皓鑭
- 2019年:「金枝玉葉」魏瓔珞(「瓔珞」番外編)
- 2022年:「尚食」姚子衿
「尚食」では控えめながらも芯の強い姚子衿を見事に演じています。彼女の細やかな表情の変化や料理に対する情熱的な眼差しに注目してください。
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【尚食】皇太孫:朱瞻基(しゅ・せんき)の役どころ
朱瞻基は物語のもう一人の主人公で後に皇帝となる人物です。若くして祖父の永楽帝に従い戦場を転戦し何度も父の危機を救うなど、優れた資質を持つ皇太孫です。
最初は姚子衿に無関心ですが、彼女の作る料理や人柄に触れるうちに次第に惹かれていきます。彼は皇太孫として、そして皇帝として国の未来を背負う重責を抱えながら姚子衿との関係を深めていくのです。
歴史上のモデル:宣徳帝 朱瞻基
朱瞻基役:許凱(シュー・カイ)
許凱は端正な顔立ちと高い演技力で人気を集める若手俳優です。中国広東省深圳市出身の俳優、モデル。
1995年3月5日生まれ、身長は188cm。2018年1月14日に湖南衛視のドラマ「鳳囚凰」に出演し、俳優としてデビュー。「瓔珞<エイラク>」で富察・傅恒を演じて大きな注目を集めました。
【主な出演作品】
- 2018年:「鳳囚凰」沈遇
- 2018年:「瓔珞」富察・傅恒
- 2019年:「招揺」厲塵瀾/墨青
- 2020年:「天舞紀」李玄
- 2021年:「大唐流流」盛楚慕
- 2022年:「尚食」朱瞻基
「尚食」では知性と武勇を兼ね備えた朱瞻基を演じています。姚子衿を見つめる優しい眼差しや皇帝としての威厳ある姿まで多様な表情を見せてくれますね。
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【尚食】謎多き男:遊一帆(ゆう・いつはん)の役どころ
遊一帆は、物語の鍵を握る重要な人物です。幼い頃に姚子衿に助けられたことから彼女に好意を抱いています。
彼は錦衣衛の指揮使という立場にあり、任務のためには冷酷な一面も見せます。実は朱瞻基の従兄弟。その真意がなかなか掴めません。姚子衿を巡る朱瞻基との三角関係もドラマの大きな見どころの一つです。
遊一帆役:王一哲(ワン・イージョ)
王一哲は1994年5月14日生まれ。新疆出身の俳優。本名は王哲。
【主な出演作品】
- 2018年:「鳳囚凰」王澤
- 2019年:「金枝玉葉」福康安
- 2020年:「大唐女法医」白義
- 2021年:「大唐流流」陳吉/覆水
- 2021年:「玉楼春」孫玉楼
- 2022年:「尚食」遊一帆
「尚食」では冷徹さと優しさを併せ持つ遊一帆という複雑なキャラクターを演じ切っています。姚子衿への一途な想いと、錦衣衛としての葛藤に注目です。
【尚食】ドラマを彩る!皇族の登場人物と役どころ
「尚食」の舞台は明朝の宮廷です。永楽帝とその子孫たちが物語の中心にいます。彼らの存在は尚食局の料理人たちの運命にも大きく影響を与えます。
永楽帝 演:于栄光(ユー・ロングァン)
永楽帝 朱棣の役どころ
明の第3代皇帝。朱瞻基の祖父であり、孫を可愛がっています。積極的な遠征を行うなど、強大な権力を持っています。ドラマでは、宮廷の食膳に強いこだわりを見せ、物語の重要な部分を占めます。
于栄光(ユー・ロングァン)
中国の俳優、監督、プロデューサー、脚本家、京劇俳優です。1958年8月30日北京生まれ、出身は山東省威海。京劇の大家である于鳴魁の息子です。
重厚な存在感で威厳ある永楽帝を見事に演じ切っています。
【主な出演作品】
- 2019年:「版納風雲」刀安貴(総監督、プロデューサー)、
- 2019年:「慶余年」肖恩
- 2020年:「鹿鼎記」呉三桂
- 2021年:「天龍八部」耶律洪基
皇太子 朱高熾/洪熙帝 演:洪剣濤(ホン・ジェンタオ)
皇太子 朱高熾/洪熙帝の役どころ
朱瞻基の父。永楽帝の死後、皇帝となります。穏やかな性格で内政を重視する姿勢を見せます。病弱なため在位は短い期間ですが、その穏やかな人柄は多くの人々に影響を与えます。
洪剣濤(ホン・ジェンタオ)
1965年11月13日北京生まれ、回族。1984年10月に中国人民解放軍空軍政4治工作部文工団話劇団に入団。2013年3月に転職。現在は俳優業を務めています。
【主な出演作品】
- 2013年:「隋唐演義」陳後主
- 2023年:「双燕秘抄」白家主人
穏やかで誠実な洪熙帝の役柄を温かい雰囲気で演じています。
漢王 朱高煦 演:王東(ワン・ドン)
漢王 朱高煦の役どころ
朱瞻基の叔父で永楽帝の次男。皇位への野心を抱き波乱を巻き起こします。常に皇位を狙い様々な陰謀を企てるためドラマに緊張感をもたらす存在です。
演:王東(ワン・ドン)
趙王 朱高燧 演:王雨(ワン・ユー)
趙王 朱高燧の役どころ
朱瞻基の叔父。永楽帝の三男。漢王と共に権力争いに加わります。兄の漢王と共謀して朱瞻基を脅かす存在です。
演:王雨(ワン・ユー)
張氏/皇后 演:劉敏(リウ・ミン)
張氏/皇后の役どころ
朱高熾の正妻で、朱瞻基の母。聡明で後宮を支える存在です。皇后として家族や宮廷の秩序を守ろうと尽力します。姚子衿のことも気にかけています。
劉敏(リウ・ミン)
中国の女優、司会者。1979年8月30日湖北省武漢市生まれ。
【主な出演作品】
- 2021年:「大唐流流」顔妃
- 2023年:「双燕秘抄」呉朗夫人
- 2023年:「寧安如夢」薛太后
胡善祥/皇后 演:張楠
胡善祥/皇后の役どころ
朱瞻基の正妻でありながら身体が弱く医術を学んでいます。彼女の人生は姚子衿の運命にも深く関わってきます。
歴史上は子ができずに廃された人物ですが、ドラマではどのように描かれるのでようか?
歴史上のモデル:皇后 胡善祥
張楠(ジャン・ナン)
遼寧省大連市出身の女優。1997年6月27日生まれ。2016年に于正の制作会社 歓娯影視と契約し、所属アーティストになりました。2017年にドラマデビュー。
【主な出演作品】
- 2018年:「鳳囚凰」鐘年年
- 2019年:「コウラン伝」韓瓊華
- 2021年:「大唐流流」傅音
- 2023年:「双燕秘抄」茉喜
【尚食】宮中の女官たち!尚食局の登場人物と役割
尚食局は宮中の食膳を司る重要な部署です。姚子衿はここで仲間と出会い、様々な料理を通して絆を深めていきます。尚食局で働く女官たちもドラマの物語に欠かせない存在です。
蘇月華 演:王楚然(ワン・チューラン)
蘇月華の役どころ
尚食局の宮女で姚子衿のライバル的存在。料理の腕は確かですがプライドが高いです。姚子衿とは違うやり方で料理に情熱を燃やします。
王楚然(ワン・チューラン)
1999年1月21日生まれ。山東省淄博市出身の女優。2016年にドラマデビュー。
【主な出演作品】
- 2020年:「孤城閉」張貴妃
- 2020年:「燕雲台」玉簫
- 2024年:「慶余年2」 桑文
殷紫萍 演:何瑞賢(ホー・ルイシエン)
殷紫萍の役どころ
姚子衿の親友です。最初は意固地なところもありましたが、本来は明るく活発な性格で姚子衿を支えます。どんな時も姚子衿の味方です。
何瑞賢(ホー・ルイシエン)
1994年11月4日生まれ。貴州省貴陽市出身の女優。幼い頃からダンスを学びました。2015年ドラマデビュー。
明るく天真爛漫な殷紫萍を魅力的に演じました。
【主な出演作品】
- 2020年:「君、花海棠の紅にあらず」六月紅
- 2021年:「大唐流流」陸盈盈
胡善圍/司膳 演:張芷溪(ジャン・ジーシー)
胡善圍/司膳の役どころ
尚食局の司膳(料理を司る役職)であり、後に尚食(尚食局のトップ)になります。胡善祥の姉(代役)という複雑な立場にあります。尚食局の権力者として、姚子衿たちの前に立ちはだかることもあります。
張芷溪(ジャン・ジーシー)
尚食局の司膳として、存在感を発揮しています。
王遙清/司膳 演:練練(リェン・リェン)
王遙清/司膳の役どころ
尚食局の司膳で蘇月華の上司にあたります。厳しくも部下を見守る視点も持つ経験豊かな女官です。
尚食局の司膳として、厳しさと優しさを併せ持つ姿を見せています。
演:練練(リェン・リェン)
孟紫澐/尚食 演:王艶(ワン・イエン)
孟紫澐/尚食の役どころ
尚食局のトップである尚食です。厳格な人物ですが姚子衿の才能を認め彼女を導きます。尚食局の絶対的な存在として女官たちを統率します。
王艶(ワン・イエン)
【尚食】その他の注目キャストと登場人物
主要人物以外にも「尚食」には物語を豊かにする個性的な登場人物が多数出演しています。
- 呉妙賢(役:王可如):朱瞻基の側室の一人。
- 郭氏/貴妃(役:程莉莎):朱高熾の側室。
- 韓荘妃(役:鄧莎):永楽帝の側室。ある疑いをかけられ幽閉されます。
- 李昭儀(役:高洋):永楽帝の側室。
- 喻美人(役:曾一萱):永楽帝の側室。
尚食局の役割と制度
尚食局とは何をする所?
尚食局は明朝の宮廷内に設置された機関。明朝では尚膳監、光祿寺、尚食局が共同で食事を管轄していました。
明代の書物『宮廷睹記』によると、光祿寺が三食の献立を作成し皇帝の確認を得た後、尚膳監が調理、最終的に尚食局が食事を提供していたと記されています。
史実の尚食局は料理を作る場所ではなく、皇帝や皇族に盛り付けや配膳など食事を提供することを主な役割としています。
ドラマで描かれる尚食局の特徴
ドラマ『尚食』では、史実の尚食局よりも役割が広く、献立をたてて調理をするところまで役目に入ってます。そのため料理を作る尚膳監と役目がぶつかることもあり、競い合う場面もありました。
中でも主人公たちが働く厨房は華やかさと緊張感が入り混じり、料理の技術だけでなく、派閥争いや権力闘争の舞台にもなっていました。宮廷の複雑な人間関係が尚食局にも影響を与えているという設定です。
また、食文化を通して明朝時代の宮廷の生活様式や価値観を豪華に表現しているのが特徴です。料理が単なる食事ではなく、政治や文化の象徴として扱われている所もドラマの見どころの一つです。
まとめ
この記事では主人公の姚子衿を演じる呉謹言、皇太孫・朱瞻基を演じる許凱、そして謎多き遊一帆を演じる王一哲をはじめ、皇族や尚食局の主要な登場人物とそのキャストについて詳しくご紹介しました
ドラマ『尚食』は明朝の史実をもとにした舞台に、尚食局や宮廷での個性豊かなキャストたちが織りなす人間ドラマが魅力です。
朱瞻基や姚子衿をはじめ個性的な登場人物たちの生き方や成長、時にぶつかり合う姿は、つい見入ってしてしまいます。
今回ご紹介したキャストや登場人物の情報を知れば、もっとドラマを楽しめると思います。お気に入りのキャラクターの魅力や背景を深く理解してドラマを楽しんでくださいね。
尚食の物語全体を知りたい方は 【尚食】あらすじとネタバレ全話一覧 もぜひチェックしてみてくださいね。
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