中国ドラマ 恋華(れんか)31・32話(最終回)のあらすじとネタバレと 感想の紹介です。
いよいよ最終回です。
炎越は魔界で生きていました。魔后という魏枝にそっくりさんがいたのですが。10年近く一緒に過ごした魔后はリアルな幻でした。
ファンタジーだから何でもアリですね。でも炎越の記憶が戻ってよかったです。そして炎越と魏枝が結婚してハッピーエンド。にはならない。
まだ天帝がいました。しかも炎越が天帝に肉体を奪われてしまうとは。ここでその展開は残酷ですね。
炎越は肉体を取り戻せるのでしょうか?
ネタバレありでお届けしますので、まだご覧になっていない方はご注意ください。
この記事はBS版の話数にあわせて調整しています。見る媒体によっては違うこともあるのでご注意ください。
恋華 最終回 主要人物一覧・キャスト
- 魏枝(ぎし)
演:ジュー・ジンイー
鳳凰族の聖女が人間界に転生した姿。純粋で心優しいですが、鳳凰の血脈を覚醒させると強大な力を発揮します。 - 炎越(えんえつ)/赤日神君(せきじつしんくん)
演:グオ・ジュンチェン
天界の赤日神君が人間界に転生した姿。司馬忘月と深く愛し合いますが天帝の命により彼女を手にかけざるを得ない運命に翻弄されます。
恋華 31話 炎越を怪しむ魏枝と炎洛
炎越の変化に驚く魏枝たち
炎越は魔界が天界に帰順するよう求めました。でも魏枝は炎越が魔界の文化や考え方を理解していると思っていたのでショックを受け、目の前の炎越がまるで別人のように感じられたのでした。
炎洛は、炎越と魏枝のやり取りを黙って見守り、炎越の変化に気づきました。
炎越は魏枝に魔界に戻る考えを捨て「尊卑有序」を守り、天后や炎洛の前では言動を慎むよう命じました。魏枝は炎越の言葉に激しい怒りを感じます。
一方、炎越の体を乗っ取った先帝は自身の遺体を処理し、完全に炎越の身体で生き続けることを決意していました。
炎洛の探査と衝撃の真実
炎洛は意児と一緒に魏枝を見舞いに来て炎越の性格が変わったことを話しました。魏枝は天界には気質を変える技があるのかと聞くのでした。
炎洛は炎越に即位大典のことを相談するという口実で符文術を使って調べました。すると炎越の身体の中に天帝の元神がいることに気づきます。しかし天帝はバレても動揺せず、逆に炎洛を殺害してしまったのです。
恋華 32話 最終回
天帝の罠と天后の苦悩
天帝は天庭に戻ると、これまで起きた全ての殺戮を魏枝のせいだと偽り、炎洛殺害も自分への襲撃も魏枝の仕業だと主張します。
これを聞いた天后は衝撃をうけ、意児は「炎越」の言葉に半信半疑でした。
天后は意児と共に時の塵に入り、天帝が禁術で炎越の体を奪い実の息子の炎洛を殺害したという恐ろしい真実を知ります。時の塵から出てきた天后は、髪は白くなり極度にやつれた姿になっていました。
天后の覚悟と天帝の末路
三界にとって最も暗い時であると悟った天后は、意児にできるだけ早く下界へ避難するよう促します。その後、天后は一人で天帝の元へ向かい説得を試みます。しかし天帝は天后の言葉に耳を傾けようとしません。
完全に絶望した天后は再び「時の塵」の中に身を投じ二度と戻ることはありませんでした。
最後の戦い
天帝に体を乗っ取られた炎越は鳳凰を根絶すると宣言し、天兵を率いて魔界を掃討しようとします。しかし、魏枝は恐れれていません。今の炎越は本人ではないことを知っていました。彼女は魔界の者たちを率いて応戦することを決意します。
天界と魔界の闘いは両者とも一歩も譲らぬ激戦となりました。魏枝は鳳凰の本来の姿となって天帝に対抗します。しかし、天帝は関係のない民にまで手を出し始めました。しかし魏枝は事前に対策して民に被害は出ないようにしていました。
天帝は怒りに震え魏枝に猛攻を仕掛けます。そこに欧亜が駆けつけ、藍蘇の仇を討つため魏枝の盾となりました。この時、天帝は時間法術を使って世界を停止させ、二つの意識の世界を同期させ用としましたが、その隙に炎越の元神は身体の制御権を奪回。
そして魏枝は花戎と自身の生命を捧げることで天帝を倒し彼を完全に灰にしたのでした。
激しい戦いでした。欧亜も藍蘇の仇討ちができて本望でしょう。天帝の時間法術はかなり厄介なものなんですが、それが炎越が体の制御を奪回するきっかけになるとは皮肉です。そして魏枝が自分の命を捧げて天帝を倒すとは。でももう魏枝も炎越もいないんですね。大きな犠牲でした。
あの戦いから半年。意児は新しい天帝に即位しました。三界はこれからは和睦して、もし重大なことがあれば共に協議すると宣言。
今や世界は平和で栄えています。
しかし魏枝と炎越は行方不明となり、完全に消息を絶っていました。彼らがまだ生きているのかどうか誰も知りません。
しかし、妖族に安置されていた鳳凰の卵は時間の流れと共に徐々に殻を破り再生を果たします。
新たな鳳凰は真っ直ぐに天へと駆け上がり、鳳凰の鳴き声と共に花戎の光が広がり、新たな世界が訪れるのでした。
終わり。
恋華 最終回までの感想
世界は平和になったでも主人公は…
三界が平和になったというのは本当に良かったですね。 意児が天帝になったのも、適任すぎますね。これまでの苦難を乗り越えて、みんなが安寧を取り戻したことに感動します。
でも、欧亜が一人で藍蘇を思ってるのを見ると、やっぱり切ないですね。犠牲が多かったですからね。何しろ主人公の魏枝と炎越が行方不明ですからね。あの状態では無理でしょう。
そして新しい鳳凰が誕生。彼女たちの新しい物語が始まるのでしょう。結局、魏枝と炎越がこの世で結ばれることはありませんでした。
ラストに賛否両論あるのもわかります。
個人的にはこういう切ない感じの終わり方もいいとは思います。
転生がある設定の世界なので、別の形での出会いと人生があると思いたいです。
でもそのぶん、ひとつひとつの人生に重みがなくて。またやりなおせばいいじゃん。ってなってしまいます。この辺が転生のある中国ファンタジーの難点ですかね。
どこかで見た光景
あと、天界と魔界が舞台となってますが。やってることが中国王朝そのまんま。やってることが全然、神仙や天上界らしくない。
それとシナリオの雑さはもうちょっと何とかならないのでしょうか。
天界の皇子とすごい力を秘めたヒロインの組み合わせ。ラスボスが天界のトップで皇子の関係者。魔界と手を組んで最後は倒す。主人公は転生もあり。というどこかで見たパターン。こういうのがいつまで続くのでしょうか。中国ファンタジーの天界ものって意外とバリエーション少ないのでしょうかね。
でも歴史ドラマに当局の規制がかかってるぶん、ファンタジーの勢いは当分とまりそうにないな、なんて思うところです。
エンディングは人を選ぶと思いますけれど。でもこの手の中国ファンタジーとしてはクオリティは高い方だと思うので、この手の作品が好きなら楽しめると思います。
他のエピソードもご覧になりたい方はこちらを御覧ください。
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