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明蘭 才媛の春 相関図 とキャスト登場人物:盛・顧・斉家の関係

中国ドラマ『明蘭 才媛の春』主要キャスト・登場人物のあらすじをお届けします。盛家・顧家・斉家という三つの名門を軸に、明蘭・顧廷燁・斉衡をはじめ主要人物の立場と関係性、物語で果たす役割を簡潔に整理。

この記事では、家族内の力学や身分制度のポイントを押さえつつ、人物関係と役柄の見どころを整理しました。

「明蘭~才媛の春~」あらすじ Amazonプライム配信画像

明蘭(出典:Amazonプライム)

この記事で分かること

  • 主要人物の立場・性格・家族内での役割
  • 盛家・顧家・斉家の位置づけと物語上の機能
  • 視聴の着眼点(嫡庶・身分・家族再生というテーマ)

「明蘭」のあらすじを知りたい方は 明蘭才媛の春 あらすじ【ネタバレあり】をご覧ください。

 

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明蘭 才媛の春:主要キャスト・登場人物

ドラマの中心になる主な登場人物を紹介します。まずは彼女たちの役柄や立ち位置を覚えましょう。

盛明蘭(せい・めいらん)

「明蘭 才媛の春」よりヒロイン・盛明蘭

明蘭(出典:Amazon)

  • 演:チャオ・リーイン(趙麗穎)
  • 「楚喬伝」楚喬、「後宮の涙」陸貞、「有翡」周翡

母:衛恕意(側室)

立場: 盛家の六女・庶子(側室の子)。
幼くして母を失い、父にも可愛がられず、姉たちに虐げられる環境で育ちました。賢い明蘭は祖母・から可愛がられ英才教育を受けました。

人物像: 家族内のいじめや争いと闘いながら、やがて侯爵夫人にまで昇りつめます。結婚後も夫・顧廷燁に一方的に従うのではなく自立した態度を保ち自分の信念を貫きました。それでいて夫が職を失ったときも見捨てず彼を支えました。

称号: 永嘉郡夫人 → 奪封 → 永嘉郡夫人
(顧廷燁失脚と復職とともに変化)。

  • なぜ賢すぎる?
    原作小説は現代の法廷書記官が宋代の明蘭にタイムスリップした設定。大人の論理力・交渉力が備わっているため、外見は幼いのに非常に賢く見えます。
  • ドラマ側の処理
    ドラマはタイムスリップ要素を不採用。代わりに、祖母の英才教育、家政の実戦、逆境での観察学習で賢い理由を作り直しています。

 

明蘭のモデルやどんな背景のキャラなのか紹介。

「明蘭 才媛の春」より顧廷燁

顧廷燁(出典:Amazon)

  • 演:ウィリアム・フォン
  • 「蘭陵王」高長恭、「永楽帝」朱棣、「灼灼風流」劉衍

母:白氏(寧遠侯 顧偃開の側室)

立場: 寧遠侯府の次男。母は塩商の娘で早世。若いころは放蕩者でしたが改心して従軍。功績をあげました。

人物像: 偶然明蘭と出会い彼女を助けたのが最初の縁。明蘭を心から愛しますが、結婚後はすれ違うこともありましたが、やがて彼女を理解するようになります。明蘭を守るため権力闘争に巻き込まれ、失脚と復権を経験。言葉より行動で気持ちを表現する不器用な男です。

官職変遷: 虞候 → 都虞候 → 禁軍統領 → 邊防都指揮使 → 雲麾將軍 → 寧遠郡侯 → 罷官 → 復爵。

顧廷燁のモデルやどんな背景のキャラなのか紹介。
顧廷燁のモデルは誰?実在するの?

 

斉衡

  • 演:チュー・イーロン(朱一龍)
  • 「ミーユエ」嬴稷

母:平寧郡(斉國公の正妻)

立場:斉国公府の次男・字元若。
明蘭の初恋の相手。母・平寧郡主の反対で結婚はできませんでした。後に諫官として出仕します。

人物像: 温厚で学識のある青年。学問・容姿・家柄を兼ね備えた理想的な青年ですが、現実の壁に阻まれます。後に顧廷燁と和解。申和珍と結婚します。

官職変遷: 侍御史 → 諫院諫議大夫 → 貶職 → 諫院侍郎。

盛墨蘭

  • 演:シー・シー(施詩)
  • 「武則天」王皇后、「風起花抄」武才人

母:林噙霜(盛紘の側室)

立場:盛家の四女。盛紘と林噙霜の娘。庶女ですが、父に溺愛されています。明蘭のライバル

人物像: 外見は穏やかですが、性格は計算高く嫉妬深い。伯爵家に嫁ぐが、悪行が明るみに出て夫に見限られます。最終的に孤立する悲劇的なキャラクター。

盛如蘭

  • 演:チャン・ジャーニン(張佳寧)
  • 「如懿伝」巴林·湄若、「海上牧雲記」牧雲厳霜

母:王若弗(盛紘の正妻)

立場: 盛家の五女。盛紘と正妻・王若弗の嫡女。明るく素直な性格。盛家の中では比較的穏やかな方。

人物像: 恋に一直線。身分の違いよりも気持ちを大切にします。顧廷燁の策によって想い人・文炎敬と結ばれます。

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盛家(せいけ)家族構成

中国ドラマ『明蘭・才媛の春』でドラマの中心になるのが北宋・汴京の名門「盛家(せいけ)」です。嫡庶の対立と家族間の対立が明蘭の人生に大きく影響を与えます。ここでは盛家の家族構成と主な人物を紹介します。

下記の図で盛家の家系と人物の相関を表現しました。

明蘭
盛家の人物相関と家系を表した図

盛老太太/徐楨和

演:曹翠芬

立場: 盛紘の嫡母。勇毅侯府・徐家の嫡出令嬢。

人物像:若くして夫を亡くし、庶子であった盛紘を盛家の跡継ぎとして厳しく育てました。正義感が強く家中の秩序を守る存在。孫娘・明蘭を最も可愛がり、彼女の才能に気づいて育てました。王若弗と林噙霜の確執にも毅然とした態度で臨む。

エピソード: 王若弗の陰謀により毒を盛られ、危うく命を落としかけるが、明蘭の機転で一命を取り留める。

盛紘

演:劉鈞

立場: 盛家の家長。庶出でしたが家督を継ぎました。明蘭・墨蘭・如蘭たちの父。

人物像: 官僚として出世欲が強く、家族よりも名誉を優先。典型的な封建時代の父親。妻妾たちの争いには翻弄され、家内をまとめきれない。庶出出身のため劣等感を持ち、つい保身に動いてしまう。

官職歴: 放官靈州 → 揚州通判 → 汴京五品 → 四品糧道。

王若弗

演:劉琳

立場: 盛家の正妻。前太師・王祐の三女。

人物像: 気性が激しく、言葉も厳しい。嫡妻としての誇りが強く、側室・林噙霜と長年対立しています。

盛老太太中毒事件では陰謀に加担。後に息子・長柏の手で宥陽に送られます。

子女: 盛華蘭・盛長柏・盛如蘭。

林噙霜

演:高露

立場: 盛紘の妾。盛墨蘭と盛長楓の母。

人物像: 外見は儚げだが野心。策略に長けます。正妻・王若弗との争いを長年続け、下女や家人を買収して地位を狙っています。娘・墨蘭を伯爵家に嫁がせようと画策しますが、明蘭の策に敗れます。

衛恕意

演:劉希媛

立場: 盛紘の侍妾。明蘭の実母。

人物像: 良家出身ではなく、貧困のため身を売って盛家に入った女性。温厚で賢い女性でしたが、林噙霜の策略により難産で死去。

死の直前に明蘭に「強く生きよ」と教えて護膝と刺繍を遺す。その言葉が明蘭の心に深く刻まれます。

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盛家の子女

盛華蘭

演:王鶴潤

母: 王若弗(正妻)

人物像: 礼儀正しく優しい女性。忠勤伯府の袁文紹と結婚。義母にいびられますが、耐え忍びます。明蘭が心を通わせられる唯一の姉。

盛長柏

演:王仁君

母: 王若弗(正妻)

人物像: 誠実で学識のある長男。家の良心的存在。役人になり真面目に働く。顧廷燁を信じて支える。

妻: 海朝雲(江寧海家の嫡女)
子:全哥兒。

盛長楓

演:張曉謙

母: 林噙霜(側室)

人物像: 若いころは遊び人でしたが、妻・柳氏の支えで改心。姉・明蘭と対立しますが、後に理解するようになります。母を失って初めて家族の絆の大切さを知ります。

他に四女 盛墨蘭、五女 盛如蘭、六女 盛明蘭 がいます。詳しくは主要人物をご覧ください。

 

宥陽盛家(分家)

汴京盛家とは別系統の分家で商家として財を成しています。
()内は演じる役者

  • 盛維(王鋼)
    宥陽盛家の当主。盛紘の従兄。商売が得意な現実主義者。家の存続を第一に考える。
  • 盛淑蘭(張含韻)
    宥陽盛家の長女。明蘭の従姉。夫・孫志高の乱暴に苦しみますが明蘭の助けで離縁。
  • 盛品蘭(徐悅)
    宥陽盛家の次女。明蘭の従姉。明蘭と最も気の合う親族。

まとめ:盛家は物語の縮図

盛家の人たちを見ると当時の中国の社会の仕組みがよくわかります。王朝時代の中国社会を一つの家にまとめたようなものです。

身分の違いや正妻の子と側室の子の区別、女性が置かれていた立場の制限。そんな中で明蘭がどうやって辛い状況を乗り越えて自分の幸せを手に入れるのかが、このドラマの一番の見どころといえます。

斉家(さいけ):高貴な国公家

斉家は文官の頂点に立つ国公家。明蘭の初恋の相手・斉衡はこの家の一人息子で身分差に苦しみます。

斉家の主要人物

  • 斉衡(朱一龍)
    明蘭の初恋の人。理想主義的で純情。
    詳しくは主要人物を御覧ください。
  • 平寧郡主(陳瑾)
    斉衡の母。皇族出身。身分の違いを理由に明蘭を拒否。
  • 斉国公(劉丕中)
    斉衡の父。朝廷で高位にある文官。
  • 嘉成県主(張恆宇)
    邕王の娘、斉衡の妻

家族関係と背景

ドラマ「明蘭 才媛の春」は明蘭を中心に、三つの名門家が物語を動かします。

  • 盛家: 官僚貴族の中流階級。嫡庶の差別が激しく、女性の立場が厳しい家風。
  • 顧家: 武官系名門。爵位を継ぐ顧廷燁が家名を背負う。
  • 斉国公府: 皇族に連なる高位貴族。政治的影響力が強く、婚姻も政略的。

嫡出(嫡子)と庶出(庶女)の対立を中心に、女性たちが身分制度の中でどのように生き延びていくかが描かれます。

 

皇族

北宋の皇帝や太后、皇子たちは明蘭と顧廷燁の運命を左右する人物として描かれます。ここでは皇室の人々と、それぞれがどのようにストーリーに関わっていくのかを紹介します。

皇帝

演:秦焰

北宋第4代皇帝。長年、跡継ぎが決まらないことに頭を悩ませてきたが、最終的に宗室出身の趙宗全を養子に迎えます。明蘭や顧廷燁にとっても、運命を左右する存在となります。モデルは仁宗。

明蘭の皇帝は実在する?宋仁宗がモデルって本当?

 

曹皇后 → 曹太后

演:楊青

名将・曹彬の孫娘。名門曹家の出身。先帝の皇后として宮廷の実権を握り新帝・趙宗全の即位後は太后となります。先帝の遺した体制を守ろうとし、新政を進める新帝を警戒します。

栄妃(えいひ)

演:楊雨婷

皇帝の寵妃。もともとは職人の家柄の出身。妹・栄飛燕と共に、邕王夫妻と並んで平寧郡主に齊衡への縁談を持ち込むが断られる。その後、兗王と手を組んで宮変を起こすきっかけとなる人物。

邕王(ようおう)

演:寧文彤

嘉成県主の父宗室の中でも年長の王。皇帝は最初は太子候補として邕王を立てることを考えていました。

兗王(えんおう)

演:王永泉

邕王よりも年下の王。野心が強い。皇帝が邕王を太子に立てようとすると、政変を起こします。

趙宗全(ちょう・そうぜん)

演:馮暉

新帝。もとは舒王の息子。仁宗に選ばれて皇太子となり即位。もともとは温厚な性格だが、即位後は太后や群臣に縛られ、新政の負担もあって次第に疑い深くなり、病にも苦しむようになる。顧廷燁の手柄を警戒して、罷免・爵位剥奪・遠方への流罪を命じ、明蘭が殿前で訴えても取り合わない。しかし後に、それらが太后に諦めさせるための仕掛けであったことが明らかになる。

沈從英(しん・じゅうえい)

演:涓子

新皇后。趙宗全の正妻。桓王・趙策英の生母。

趙策英(ちょう・さくえい)

演:霍亞明

桓王。趙宗全と沈從英の息子で将来の皇帝候補。志が高く顧廷燁と共に新しい政治を行いたいと願っています。

趙永(ちょう・えい)

趙宗全と劉貴妃の幼い皇子。太后が新帝に取って代わる存在として目をつけ、官家の病を機に「幼帝」として擁立しようとします。

 

お屋敷ドラマ
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この記事を書いた人

歴史ブロガー・フミヤ

著者 自画像

京都在住。2017年から歴史ブログを運営し、これまでに1500本以上の記事を執筆。50本以上の中国歴史ドラマを視聴し、史実とドラマの違いを正史(『二十四史』『資治通鑑』など)に基づき初心者にもわかりやすく解説しています。

詳しい経歴や執筆方針は プロフィールをご覧ください。

運営者SNS: X(旧Twitter)

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