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明蘭 56・57・58・59・60話のあらすじ:贈位問題の裏側と康夫人の罠

明蘭 56~60話のあらすじとネタバレを紹介します。

新皇帝の実父への称号授与を巡り、朝廷は真っ二つに割れました。親孝行に見えるこの行ないがなぜ、罷免者が出るほどの政争に発展したのでしょうか。それは当時の中国では血縁の正統性が王朝の存続を左右する重大な要素だったからです。

この記事では複雑な宮中政治の裏側と、明蘭が直面する親族間の駆け引きをわかりやすく紹介します。

 

この記事で分かること

  • 皇太后の考え:斉衡を盾にした「責任転嫁」の計略

  • 命がけの塩業巡察:利権の塊に挑む顧廷燁への執拗な妨害

  • 康夫人の悪行:庶子の娘を送り込む「側妻押しつけ」の狙い

他のエピソードを見たい方は
明蘭 才媛の春 あらすじ ネタバレ全話一覧紹介をご覧ください。

 

 

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明蘭 56-60話 各あらすじへのリンク

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56話
顧廷燁は負傷で朝議を外れ明蘭の看病を受けます。その間に皇帝の実父への贈位に皇太后が同意しますが、斉衡は韓章のせいだと怒ります。第56話あらすじ

57話
斉衡は贈位騒動の責任を押し付けられて罷免、塩税巡察は沈従興の不祥事で足止めされます。第57話あらすじ

58話
明蘭の懐妊が判明しますが、顧廷燁は自ら塩業巡察に出ることになり。明蘭は留守の間、自分で身を守ることに。第58話あらすじ

59話
康夫人は強引に兆児を顧廷燁の側妻にしようとする。断る明蘭でしたが兆児の自傷騒ぎが起き屋敷に残すことに。第59話あらすじ

60話 張氏が難産で命が危うくなり明蘭が剣を手にして鄒氏の足止めを突破、医者を連れ戻そうとします。第60話あらすじ

 

 

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明蘭あらすじ56話 贈位問題に揺れる朝廷と斉衡

あらすじ56話 巧妙な策略

顧廷燁は皇太后から罰を受けて傷だらけになり朝議を休むことに。明蘭は顧廷燁を心配して、一晩中看病します。そんな明蘭に甘える顧廷燁でしたが、明蘭は正妻らしく振る舞おうとします。二人の間にはまだ心の壁があるのでした。

一方、朝廷では皇帝・趙宗全の実父母に皇帝・皇后の称号を追贈するかが大問題になります。韓章が皇太后の署名入りの手令を朝議で提出して皇帝は喜びますが、斉衡は納得しません。

斉衡は皇太后から「韓章に酒を飲まされ無理に書かされた」と涙ながらに訴えられ、これを真に受けて官僚を集め翌日の朝議で弾劾しようと決意するのでした。

 

注目:なぜ皇帝の父親をめぐって朝廷は真っ二つに割れたのか?

皇帝 趙宗全の実の父をどう呼ぶかで朝廷が賛成・反対の真っ二つに割れています。たがか称号に思えるかもしれませんが。中国王朝ではそうも言ってられない事情があります。

趙宗全は先帝の養子になって皇位を継ぎました。それなのに実の父親を皇帝の扱いにすれば、そちらの家系が正統な家系になり。先帝との繋がりが薄れます。

反対派は皇統の正当性にこだわります。皇帝の言い分を認めたら、本家が断絶して分家が乗っ取った形になる。と考えるわけです。

賛成派はもちろん皇帝に取り入ろうとする者もいますが、皇帝の親を大事にする「孝」を理由に支持します。

また、皇太后のメンツも大きく関わっています。皇太后は形では「母」として今の政権を支える柱のような存在です。皇帝が実の両親を格上げすれば、今の皇太后をないがしろにする意思があると受け取られてしまいます。斉衡が強硬な態度をとるのも、皇太后の立場を守るためなのです。

結局、この騒動は親孝行をしたいというだけでは収まりません。家系、人間関係、誰が一番偉いのかという権威が複雑に絡み合っているから争いになってしまうのです。

 

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明蘭あらすじ57話 

57話あらすじ 油断ならない任務

皇帝の親に贈位する問題で韓章が「太后自ら署名の経緯を話してほしい」とせまったものの、皇太后は断言を避けました。斉衡が韓章と沈従を追及しようとしますが、韓章も激しく応戦。皇帝の命令で遮られました。斉衡は跪いて諫言するものの罷免されてしまいます。

家では明蘭が書蓉と嫻に帳簿の見方を教え、噂を抑えつつ夫婦もひとまず仲直りします。

朝廷では塩税の不正を正す巡察の派遣が決まり、恒王・趙策英に沈従興と盛長柏が同行することになりました。ところが沈従興の身内の高利貸し問題が発覚。さらに部下・段成氷の妓楼での騒動が起きて出発前から妨害が積み重なるのでした。

 

考察:曹太后はなにをしたかったのか?

太后は皇帝の実父への贈位に怒り最初は拒否していたものの、最後には認めています。太后の行動は謎が多いですよね。

皇太后が本当に望んでいたのは、自分が今後も皇室で発言力を維持するために地位や権威をどうやって守るかだと思います。

第55話で彼女は皇帝の側近 顧廷燁を板打ちにし、皇帝に怒りました。これで皇帝の側近であっても罰することができると自分の力を見せつけました。でも第56話では韓章の粘りに折れてしまいます。これ以上拒み続けたら朝廷全体から「太后がわがままを言って邪魔をしている」と思われ問題が泥沼化すると思ったのでしょう。そこで太后は、あえて書類に判を押しました。さらに斉衡には「無理やり書かされた」と信じ込ませ朝廷内の対立を煽り。朝議では「判を押しただけ」と答え、無理強いされたとは一言も言いません。

こうなると周囲の批判は騒いでいる斉衡に集中することになってしまいます。

結局、太后は皇帝側の要求は認めたものの、自分は責任をとらず権威も傷つかない方法を選んだのだと思います。

 

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明蘭あらすじ 58話 明蘭の妊娠と廷燁の巡察

58話あらすじ 潜む敵意

段成氷の疑惑と耿将軍が重なり、顧廷燁が塩業巡察へ行く事になりました。

明蘭は懐妊が分かり喜びに包まれますが、同時に顧廷燁が家を空ければ秦氏や康夫人が明蘭に狙われる心配が出てきます。祖母の盛夫人は明蘭を実家に呼んで注意事項を教えます。

侯爵家では康夫人の嫌味が止まず、侍女まで明蘭に横暴な態度をとります。常ばあやが侍女を叱り、秦氏と康夫人に注意。明蘭は常ばあやの協力を得て妊娠に備えることにするのでした。

一方、宮中では劉貴妃が皇帝に顧廷燁は手柄目当てで巡察に出たと思わせる言い方を続け。明蘭と斉衡の過去まで持ち出して皇帝が顧廷燁を疑うように仕向けるのでした。

 

注目:塩は利権の塊・巡察は大変

ドラマでは皇帝が意欲を燃やす塩税(業)巡察に次々に妨害が入ります。

中国ではどの王朝も塩は国家の貴重な財源でした。宋の時代でも塩は専売制や課税制度と結びついています。となると不正も起きますし、役人と商人が手を組み密売や帳簿のごまかしが出やすいです。こうした分野の取り締まりは、不正に利益を得ている現地の有力者や官僚にとっは煙たい存在です。『宋史』や『宋会要輯稿』でも塩政は頻繁に議題になり、担当者が非難を受ける例が見えます。巡察は法的には正しいことをしても、敵が増えやすい仕事といえます。

ドラマでも巡察に行く人間に妨害行為がありますが。こうした歴史的な背景をドラマ的にアレンジした演出といえます。

 

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明蘭あらすじ 59話 康夫人の側妻押しつけ騒動

59話あらすじ 姉妹の縁故

康夫人は庶子の兆児を連れて顧廷燁の屋敷に乗り込み、兆児を側女に迎えよと迫ります。明蘭はその場で断りますが、康夫人は兆児を置き去りにしました。明蘭は兆児を受け入れませんでしたが、兆児はハサミで自分を傷つけたため、明蘭は仕方なく残るのを認めます。康夫人は兆児が死んだら明蘭を告発するつもりでした。

翌朝。盛家から事情を知った大奥様がやってきて康家の内情を暴露、すると兆児は「命を脅されて従った」と明蘭に打ち明けます。明蘭は康夫人の行いに怒り、兆児に自分で生き方を選ぶよう促します。兆児は顧家を出て宥陽へ戻り、縁談を探すことにするのでした。

また大奥様は王若弗を叱り、姉の康夫人に明蘭への謝罪を促すのでした。でも康夫人は王若弗を言いくるめられてしまいます。

注目:2つの姉妹

59話のテーマは「姉妹の縁」ですね。この回には2組の姉妹がいるように見えます。康夫人と王若弗の実の姉妹。もう一つは明蘭と兆児の擬似的な姉妹です。兆児は名欄を従姉とよび、実の姉のように慕っているとまで王若弗に言わせます。二人には血縁関係はありませんが、王若弗は明蘭にとって嫡母ですから。形の上では従姉妹となるわけです。兆児は明蘭に姉妹のような関係をアピールして居座ろうとしますが、明蘭はその手は通用しません。

でも最後には同じ庶子同士、哀れみもあり彼女に生きる道を示して外に出すように促しました。

王若弗は実の姉に言いくるめられてしまい兆児を側妻にしようと考えるのですが、大奥様の叱りを受けてしまいます。タイプの違う姉妹がこの回ではそれぞれの思惑で動いていると言えます。

 

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明蘭あらすじ 60話 張氏の難産に明蘭

60話あらすじ 難産の悪夢

大奥様は康夫人に言いくるめられて明蘭を追い詰めた王若弗を呼び出し「一日中ひざまずけ」と命じます。王若弗は使用人の目の前で場所で罰を受け、盛家の中で立場を落とします。

小秦氏は康家は役立たずと苛立ち、さらに明蘭に敵意を燃やします。

そんな中、沈家から張氏が産気づいたとの知らせが入り明蘭は急いで駆けつけました。ところが張氏は難産で、医者が来ません。鄒氏が医者を足止めしていると分かり、明蘭は剣を手にして鄒氏のもとへ乗り込み、医者を連れ戻そうとするのでした。

 

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この記事を書いた人

歴史ブロガー・フミヤ

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京都在住。2017年から歴史ブログを運営し、これまでに1500本以上の記事を執筆。50本以上の中国歴史ドラマを視聴し、史実とドラマの違いを正史(『二十四史』『資治通鑑』など)に基づき初心者にもわかりやすく解説しています。

詳しい経歴や執筆方針は プロフィールをご覧ください。

運営者SNS: X(旧Twitter)

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