PR

星漢燦爛 最終回 のあらすじとネタバレ・感想:程少商と凌不疑の結末

中国ドラマ「星漢燦爛(せいかんさんらん)」最終回 のあらすじとネタバレ・感想の紹介記事です。

ウー・レイ ✕ チャオ・ルースー 主演

復讐に生きる将軍と、愛を知らない娘の運命の物語。

幼い頃に両親と離れ離れになり過酷な環境で育てられた程少商。一方、家族を惨殺された過去を持つ凌不疑は復讐の鬼と化していました。そんな二人が出会い、身分や過去を乗り越え、そして愛を巡る壮大な物語もいよいよクライマックスです。

このブログ記事では中国ドラマ 星漢燦爛 最終回のあらすじを詳しく紹介するとともに、凌不疑・程少商や各キャラクターの結末やその選択の意味等、ドラマ全体の感想も紹介します。

 

スポンサーリンク

星漢燦爛(せいかんさんらん)の登場人物

登場人物

・凌不疑(リン・プーイー)/霍不疑/男性主人公
演:呉磊(ウー・レイ)

・程少商(チョン・シャオシャン)/ヒロイン
演:趙露思(チャオ・ルースー)

・袁慎(ユェン・シェン)
演:李昀鋭(リー・ユンルイ)

・楼垚(ロウ・ヤオ)
演:余承恩(ユー・チョンエン)

・程始(チョン・シー)/程少商の父
演:郭濤(ダオ・タオ)

・蕭元漪(シャオ・ユエンイー)/程少商の母
演:曾黎(ズン・リー)

 

星漢燦爛あらすじ

 

第55話までのあらすじ

凌不疑(霍不疑)の復讐は達成されましたが、その代償は大きなものでした。

程少商はもはや凌不疑と結婚する気はありません。

太子の件や戾帝の残党の件も重なり人々の運命も大きく変わります。

宣皇后は太子の身の安全を考え自ら廃される道を選びました。それだけでなく重い病になって亡くなってしまいます。悲しい展開になってしまいましたね。

霍不疑は自分が起こしたことの重大さから自ら遠方の地に左遷される道を選びました。

程少商は宣皇后の故郷に向かう途中、楼漓と再会。命を狙われてしまいます。裏で操っていたのは王延姫でした。

彼女は夫の死後も生きて、程少商への恨みを晴らそうとしているのです。

霍不疑も驊県。程少商と何昭君はなんとか助かりました。

しかし王延姫は戾帝の残党・田朔と接触していました。

戾帝の残党は三皇子を襲撃。三皇子は危機に瀕していました。霍不疑は三皇子の救出に向かうのでした。

 

最終話 輝く星河の下(ネタバレあり)

星漢燦爛 最終話

 

郭村は「天下の穀倉」と呼ばれるほど食料が豊富な地域。その郭村を太子が訪れることになっていました。霍不疑(リン・プーイー)と程少商(チョン・シャオシャン)は、田朔が太子の命を狙っていると知って急いで救出に向かいます。

ところが田朔は郭村とその周辺に火を放ち大規模な火災を引き起こしました。穀倉地帯を焼き払うことで飢饉を生み出し、社会不安を引き起こすというのが彼の狙いでした。

霍不疑の前には田朔が、村には程少商がいます。目の前の敵を討つか、大切な人を救うか。霍不疑は葛藤の末に程少商を信じて田朔討伐を選択します。

田朔を討ち取った霍不疑は処理を部下に任せて急いで郭村へ向かいました。程少商は敵に囲まれていましたが、程家の者たちが駆けつけて彼女を救出。霍不疑が到着したときには、すでに火も賊も鎮圧されていました。

その後、霍不疑と程少商は無事に再会して抱き合います。二人の様子を見た袁慎(ユェン・シェン)は潔く霍不疑を認め、祝福の言葉を贈るのでした。

霍不疑と程少商は程家の人々に見守られながら正式に結婚。程夫妻は娘を霍不疑に託し、温かく送り出しました。

都では程老太や文帝も二人の結婚を知ってそわそわ、越妃が文帝の愚痴を軽く受け流す場面も。

ラストシーンでは霍不疑と程少商が夜空の下、輝く星の河を見上げます。その光景はまるで星々が二人の未来とこの世界を優しく見守っているかのようでした。

 

 

星漢燦爛を最終回まで観た感想

「星漢燦爛」を完走しました。正直、最初は「母も父と一緒に戦場に行き、10年以上家に戻らず娘を放置」という、ありえないでしょという設定やに馴染めず。その後も捻くれ者の少女と頑固な母、ワガママな周辺人物のドラマが続き。ドラマにうまく入りこめませんでした。

霍不疑が本格的に程少商とからみだしてからは、二人の関係を中心にストーリーが動くようになり、面白みがアップしてきましたね。

楼垚・袁慎:いい味出してる脇役たち

楼垚と袁慎はヒロインを取り合う男だけれど結ばれない。2号・3号的役割の人物。

楼垚には悪いけど、彼はやはり引き立て役でした。結婚を決めるにも安易な選択をしたようにしか見えず、二人の破局もたいして気の毒には思えませんでした。

でも世間知らずな程少商が本当の幸せを掴むためにはこういう経験も必要なのかも。そういった意味では楼垚も役目を果たしていると思います。

袁慎は最初は中国ドラマによくある文人気取りの嫌な奴かと思いました。実際口の悪さは嫌われて当然です。でも最後まで頑張ってるし憎めない奴です。いい味出してました。

 

凌不疑:狂気の男主人公

凌不疑はよくあるツンデレの若い将軍(指揮官クラスの武人)でした。ところが周りの状況やルールよりも復讐を優先させる狂気っぷりが見事!

ウー・レイもただの善人ではない影のある主人公をうまく演じていましたね。

ただ、凌不疑には非情なところもあり、モラハラ気味なので程少商との結婚生活がうまくいくのか気になるところです。

程少商:違和感のあるヒロイン

程少商は正直そんなに美人でも性格がいいわけでもないのに何でこんなにモテテるのか謎でした。どこで覚えたのかわからない特殊な才能や、この世界の常識とは違う言動をするところに周りの男達がただ面白がってるだけなのかな?と思ったりもしたのですが。本気なのですよね彼らも。

正直、チャオ・ルースってこんなに見栄えのしない女優さんだったかな?と思いましたが。そういう演出なのですよね。きっと。

あと、違和感の正体は他にもあるのですが別の項目で説明します。

文帝・宣皇后・越妃がいてよかった

それより文帝と宣皇后、越妃のやりとりには救われました。あの3人がいなかったら途中で見るのやめてるかもしれない。

宣皇后は残念ですが、モデルになった郭聖通は他のドラマではもっとひどい扱いを受けているので、これでも良かったのかなという感じです。

ラストでわかる「星漢燦爛」の意味

ラストの場面は 燦爛(華やかに光り輝く様子)というにふさわしい場面でした。星の空のもと漢(をモデルにした国)は華やかに栄えるのでしょう。

「星漢燦爛」というタイトルの意味が最後に来て「こういいうことか!」と納得しました。

星漢燦爛 まとめ・最初を乗り越えたら面白さがわかる?

全体としては前半がダラダラしすぎて、つまらないと思える部分もあるのですが。舞台が皇宮に移ってからは面白くなってきました。

最初さえ我慢できれば楽しめるドラマだと思います。

『星漢燦爛』の原作との違い

原作はタイムスリップ小説

『星漢燦爛』の原作小説『星漢燦爛・月升滄海』は実は”タイムスリップ”という設定があります。

原作小説『星漢燦爛・月升滄海』では本物の程少商は一度死んでおり。その体に現代人の俞采玲の魂が乗り移った設定。そのため「俞采玲」の魂を持つ程少商は序盤では現代とは違う世界に戸惑う様子が描かれています。

ヒロインは母を許さない

また、俞采玲の魂は本物の程少商が死んでいるを知っています。そのため俞采玲は程少商の母を最後まで許しません。ドラマでは母子は劇中で和解しますが、これも原作との違いです。

王朝時代なのに現代的すぎるヒロイン

でもドラマではこの設定が完全にカットされ、最初から現地人の設定です。そのため、程少商の性格が現代人すぎたり、合理的すぎたり、やたらと知識が豊富なので違和感ありました。

実際、王朝時代の価値観の中で生きてるはずの彼女の意見や態度があまりにも、現対敵すぎるので違和感を覚える視聴者もいたようです。

最終回の終わり方も違う

また、原作では最後に程少商と霍不疑が完全に和解。長い年月を経て再び家族として穏やかな時間を過ごす描写があります。

ドラマでもラストで再会し、お互いの思いを語り合う場面が描かれます。でもその後の結婚や未来については描かれず、あとは視聴者の想像に任せた終わり方になっています。

これも原作と違ってタイムスリップ要素がない分「二人の物語はこれからも続く」という余韻を残す演出だったのかもしれません。

 

関連記事

星漢燦爛は架空王朝ですが、漢王朝をモデルにしています。凌不疑たち主要キャラや王族にはモデルになった人物がいます。

凌不疑/霍無傷/霍不疑のモデル 衛不疑・霍去病とは?
星漢燦爛 の主人公・凌不疑にはモデルになった歴史上の人物がいます。それは若き天才将軍 霍去病と衛不疑。凌不疑のモデルとなったと言われる霍去病と衛不疑について共通点や違うところをわかりやすく紹介します。

 

星漢燦爛:時代背景と文帝のモデルとは?
ドラマ「星漢燦爛」の文帝の解説。漢の光武帝をモデルにした架空の皇帝です。戦乱を終わらせた皇帝ですがそのために犠牲もありました。若いころは今の越妃と恋人関係でしたが、政治的な理由で今の皇后と結婚しました。ドラマの見どころの一つである文帝のキャラクターを深掘りします。

 

星漢燦爛:宣皇后のモデル 郭聖通の史実
ドラマ「星漢燦爛」の宣皇后は美しく聡明な女性ですが幼い頃に父をなくし叔父の政治の道具となって文帝と結婚しました。彼女は皇后になりましたが、夫の文帝と越妃の関係に悩みながらも息子たちを愛し後宮を穏やかに治めていました。でも運命のいたずらによっ...

 

星漢燦爛:越妃(ユエ妃)のモデル 陰麗華。ドラマと史実の違いを紹介
星漢燦爛 越妃(越姮)徹底解説!史実の陰麗華との比較も!優しいだけじゃない!越妃の知られざる一面も明らかに。

 

星漢燦爛:袁慎のモデル 漢の名臣 袁安と歴史を動かした汝南袁氏とは
ドラマ「星漢燦爛(せいかんさんらん)」に登場する袁慎(ユエン・シェン)はちょっと自信過剰ぎみな青年。時に周囲を振り回すこともありますが、ヒロイン・程少商への一途な想いがあります。袁慎のモデルになったのは後漢の名臣・袁安。彼は名門・汝南袁氏の...

 

 

ドラマあらすじ
スポンサーリンク
この記事を書いた人

歴史ブロガー・フミヤ

京都在住。2017年から歴史ブログを運営し、これまでに1500本以上の記事を執筆。50本以上の中国歴史ドラマを視聴し、史実とドラマの違いを正史(『二十四史』『資治通鑑』など)に基づき初心者にもわかりやすく解説しています。

詳しい経歴や執筆方針は プロフィールをご覧ください。

運営者SNS: X(旧Twitter)

この記事が役立った方は、ぜひシェア&ブックマークをお願いします!
フミヤをフォローする

コメント

error: Content is protected !!