中国ドラマ「雲之羽(くものはね)」は女刺客が敵対門派の「花嫁候補」となって潜入し、任務・家督争い・禁じられた恋が同時進行していく古装ラブサスペンス。
この記事では、あらすじ全体の流れから登場人物・世界観・見どころ、日本での放送・配信情報までを整理して解説します。
この記事で分かること
- 『雲之羽』がどんな世界観・設定の古装ラブサスペンスなのか
- 宮門と無鋒それぞれの主要キャラクターと、人間関係・対立軸の整理
- 全24話(前半・中盤・後半)の大まかなあらすじ
- 虞書欣×張凌赫の再共演をはじめとした制作・キャストの背景情報
雲之羽はどんなドラマ?
刺客組織・無鋒(むほう)に属する女刺客・雲為衫は、任務のため没落名家の娘になりすまし、宿敵・宮門(きゅうもん)へ潜入します。
宮門に外部の者が入る唯一の方法は、「跡継ぎの花嫁候補」に選ばれること。
雲為衫は花嫁行列に紛れ込み、身元を隠したまま命懸けの潜入を始めます。
一方、宮門側も無鋒の動きを警戒しており、「花嫁候補の中に刺客がいる」と疑っています。
四男の宮子羽は放蕩息子を装いながら、花嫁候補たちを守ろうとしますが、雲為衫に出会い、他の娘とは違う何かを感じ始めます。
宮門内部では、門の長・執刃の座を巡り、若い世代の間で継承争いが激化。
無鋒と宮門、それぞれの思惑が絡み合い、組織同士の対立・家督争い・危うい恋が同時進行していきます。
やがて雲為衫は、「刺客としての任務」と「宮子羽への想い」のどちらを選ぶのか、決断を迫られます。
閉ざされた宮門を舞台にした、スパイ要素強めのラブサスペンスです。
雲之羽の登場人物・キャスト一覧
物語は主に、二つの勢力「宮門」と「無鋒」を中心に進みます。
宮門(きゅうもん)側
江湖でも一目置かれる門派・宮門は四つの家系から成る大きな一族です。頂点に立つのが執刃(門主)と、その後継候補となる若い世代の公子たちが存在します。
- 宮子羽/ジャン・リンホー
宮門の四公子の一人で、羽宮の次男。
遊び人風の若様に見えますが頭も勘も良く人をよく観察しています。父や兄と比べて軽く見られがちなため、あえて不真面目に振る舞い本心を隠している一面も。無鋒の刺客とは知らずに雲為衫に惹かれていき、物語の中心人物となります。 - 宮鴻羽/レン・シャン
宮門の現・執刃(門主)。宮子羽と宮喚羽の父。
厳格で一族を背負う立場として息子たちにも高い期待をかけています。物語序盤から宮門の権力構造を象徴する存在です。 - 宮喚羽
宮子羽の兄で、次期執刃として期待される有能な少主。
冷静で責任感が強く、弟・宮子羽とは性格が対照的。兄弟仲は良好で彼の花嫁選びが雲為衫の潜入の入口になります。 - 宮尚角/チョン・レイ
宮門の同世代の公子の一人。
強い上昇志向を持ち、宮子羽のライバル的存在。執刃の座をめぐって宮子羽と激しくぶつかり合います。クールで策士タイプで、宮門内部の権力争いを動かす重要人物です。 - 宮遠徴/ティエン・ジャールイ
医薬を司る「微宮」の若き後継者。
まだ少年の面影を残す年頃で、兄たちとは違う立場から宮門内の事件に巻き込まれていきます。
その他の宮門の人物
- 武器製造を担う「商宮」の宮紫商(きゅう・ししょう)。
- 宮門の後妻で、宮子羽の生母である蘭夫人。
このほかにも宮門内部には多くの人物が登場し、一族内の関係性と権力構造を形作っています。
無鋒(むほう)側
無鋒は江湖に暗躍する刺客組織で、宮門とは宿敵同士。
物語は「無鋒が宮門に刺客を送り込む」ことから動き出します。
- 雲為衫/ユー・シューシン
無鋒に属する女刺客。
任務のため、没落名家の娘・雲為衫になりすまし、宮門の花嫁候補として潜入します。組織の命令に従う冷静な刺客ですが宮門で出会う人々との関わりの中で揺れ動いていく、繊細なヒロインです。 - 上官浅/ルー・ユーシアオ
無鋒の一員で、雲為衫と同じ刺客仲間。
表向きは可憐な娘ですが、鋭い観察眼と戦闘能力を持ちます。宮門内部での情報戦にも関わり、雲為衫とは立場も感情も複雑に絡み合う存在です。
その他の無鋒メンバー
- 寒鴉肆
- 月公子
- 茗霧姫
など雲為衫を支えたり利用したりする仲間・上司が登場します。彼らはそれぞれ異なる任務と野心を持ち、宮門の秘密を暴こうとする無鋒側の動きを進めていきます。
その他の人物
宮門の外にも宮門と無鋒の争いに巻き込まれる人物がいます。
- 花嫁候補として宮門に連れてこられる娘たち。
名門や地方の富裕層出身など、出自も性格もさまざま。
雲為衫の潜入先であり同時にライバルともなる存在です。 - 宮門と取引を行う外部勢力
宮門に武器・薬・情報を提供する商人・医師・地方勢力など。
宮門と無鋒の対立に、別の思惑を持ち込む役割を担います。
こうした人物たちが複雑に結びつき、「跡継ぎ争い」「刺客潜入」「隠された過去」が次々と浮かび上がっていきます。
全話あらすじ一覧(ネタバレ少なめ)
細かいネタバレは抑えめなので、これから見る人の予習にも使えます。
※この一覧はオリジナル版(全24話)の構成です。
テレビ放送版は全33話に再編集されていますが、内容自体は同じで、1話あたりの放送時間が異なります。
前半(第1〜8話)宮門への潜入と三域試練の始まり
江湖で対立する二大勢力・宮門と無鋒。
無鋒の女刺客・雲為衫は没落名家の娘になりすまし、宮門の跡継ぎの花嫁候補として潜入します。
宮子羽は放蕩息子に見えながらも、「花嫁候補の中に刺客が紛れている」と察し、独自に動き出します。
やがて宮門の中枢で想定外の事件が起こり、宮子羽は一族の長・執刃の座を継ぐことに。
三域試練への挑戦と、正体を隠した刺客たちの駆け引きが同時に進んでいきます。
第1話 宮門への潜入
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雲為衫が雲家の娘として宮門に入り、花嫁候補の一人になります。
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宮子羽は花嫁候補の中に刺客がいると感じ、父と兄に訴えます。
第2話 花嫁選び
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花嫁候補の中から刺客と疑われる者が捕らえられます。
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宮喚羽の花嫁選びの儀式が始まり、雲為衫は最終候補まで残ります。
第3話 突然の別れ
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雲為衫は上官浅の機転に救われ、2人が同じ無鋒の刺客だと分かります。
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宮子羽は父と兄の死を知らされ、執刃継承へ進むことに。
第4話 2人の刺客
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雲為衫は宮子羽の同情を引きつつ動き、上官浅は別ルートから宮門の核心に近づきます。
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宮尚角や宮遠徴らも動き出し、宮門内の緊張が高まります。
第5話 許婚(いいなずけ)
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雲為衫は調査を切り抜け、宮子羽の許婚に。
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上官浅も宮尚角の許婚となります。
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宮尚角は宮子羽に「三域試練」という厳しい条件を突きつけます。
第6話 三角の印
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暗器をめぐる罠が仕掛けられます。
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宮尚角は「まだ宮門内に無鋒の刺客が潜んでいる」と確信を深めます。
第7話 後山への道のり
- 宮子羽は月長老に導かれ、後山の雪宮で第一の試練に挑みます。
- 雲為衫も仲間の協力を得て後山への潜入を図ります。
第8話 名の無い暗殺者
- 試練中の雲為衫が刺客と疑われる中、長年潜伏していた無鋒の暗殺者・無名が動き出します。
- 宮門に新たな惨事が起こります。
中盤(第9〜16話)試練・出生の謎・正体発覚
三域試練の続行と並行して、宮子羽の出生をめぐる疑惑、無鋒の暗殺者・無名の捜索、宮門内の裏切りが一気に表面化します。
雲為衫と宮子羽の距離が近づく一方で、互いの「知られたくない真実」も少しずつ姿を見せていきます。
第9話 毒をもって毒を制す
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宮子羽は苛酷な試練を突破するため、雲為衫の進言で危険な毒を利用した修行に踏み切ります。
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雲為衫自身の体にも、毒の問題が重くのしかかります。
第10話 出生の疑惑
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雲為衫は霧姫夫人の部屋で、宮子羽の出生に関する記録が盗まれていると知ります。
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宮子羽は第一の試練・寒氷蓮池に再挑戦します。
第11話 裏切りの証言
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宮子羽は雲為衫や霧姫夫人の行動に揺れながらも、2人を責めず宮門から解放しようとします。
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宮尚角は霧姫夫人を証人に呼び出し、宮子羽の出自を突き崩そうとします。
第12話 知られざる正体
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宮尚角は無鋒に滅ぼされた過去を思い返します。
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上官浅は彼に寄り添いながら近づいていきます。
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無名の正体をめぐる期限が迫る中、宮子羽は衝撃的な名前を聞かされます。
第13話 元宵節の危機
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元宵節の夜、宮子羽と雲為衫は街へ出て束の間の自由を味わいます。
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一方、宮尚角と宮遠徴の間では毒をめぐる事件が起こり、宮門内部の不信がさらに深まります。
第14話 赤き証明
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上官浅の部屋から血の付いた証拠が見つかり、彼女は無鋒の刺客として疑われます。
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過酷な尋問の中、自身の出自と過去を明かす決断をします。
第15話 第二の試練
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月長老が雲為衫に毒を飲ませます。
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宮子羽には「解毒薬を作る」という新たな試練が与えられます。
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雲為衫にとっては、覚えのある毒でした。
第16話 解毒の方法
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宮子羽は真実を語らせる薬草を使って処方を聞き出しますが、解毒薬は1人分しか作れません。
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彼の選択と、その結果が、2人の関係に大きな影を落とします。
後半(第17〜最終話)正体露見と決戦、2人の選ぶ道
後半では、雲為衫が無鋒の刺客であることがついに明らかになります。
宮門と無鋒の対立は全面衝突に発展し、「無量流火」の図面をめぐる争奪戦、三域試練の結末、雲為衫・上官浅・宮子羽それぞれの“最終的な選択”へと物語が収束していきます。
第17話 明かされた正体
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月長老との会話を通じて、宮子羽は雲為衫が無鋒の刺客だと知ってしまいます。
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雲為衫の過去と、義妹・雲雀の存在も浮かび上がります。
第18話 深まる対立
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雲為衫の正体をめぐって宮門内部は大混乱に。
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宮子羽は雲為衫を守ろうとしますが、宮尚角らとの対立は決定的になります。
第19話 救出作戦
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牢に入れられた雲為衫を救うため、宮子羽は雪重子や花長老らと協力し、救出に挑みます。
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上官浅と霧姫夫人の間でも、危険な取引が進行します。
第20話 予期せぬ再会
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宮子羽は第三の試練に挑み、自分のやり方で突破しようと決意します。
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後山では霧姫夫人が襲われ、宮子羽は思いがけない人物と再会します。
第21話 宮門との別れ
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無鋒の刺客である証拠を突きつけられた雲為衫は処刑されそうになりますが、宮子羽が命を賭けて止めます。
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雲為衫は宮門を離れ、新たな危険へ向かいます。
第22話 四魍の襲撃
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無鋒の襲撃計画が動き出し、宮門最大の武器「無量流火」の図面が狙われます。
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宮子羽は図面を隠して備えますが、無鋒側の情報には罠が潜んでいました。
第23話 無量流火の行方
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激しい攻防の末、宮門は大きな犠牲を払いながらも後山を守ります。
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しかし肝心の図面は姿を消し、その行方を追う中で、宮門の地下に隠された真相が明らかになっていきます。
最終話 雲のみが羽を知る
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宮子羽と雲為衫は、宮門と無鋒の因縁を象徴する強大な敵と対峙します。
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無量流火をめぐる決戦のさなか、上官浅もまた自分なりの答えを選びます。
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最後に2人の刺客が選んだ道と、宮門・無鋒・江湖の行く末が描かれます。
雲之羽の世界観と江湖とは?
無鋒と宮門 : 武侠世界の設定
舞台は、中国時代劇でおなじみの「江湖(こうこ)」です。
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江湖に君臨する刺客組織:無鋒
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強固に団結した門派:宮門
この二大勢力が対立し続ける世界が描かれます。
無鋒は暗殺と潜入を専門とする組織。
雲為衫は無鋒の一員として、没落名家の娘になりすまし、敵対勢力である宮門に潜り込む任務を与えられます。
一方、宮門は一族と配下の門人から成る大組織で、長年にわたり無鋒と対立してきました。
江湖の均衡は、この「刺客組織」と「門派」の対立で保たれている、という構図になっています。
武侠ものらしく、ここに
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家督争い(三域試練・跡継ぎ争い)
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門派同士の恨み
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禁じられた恋
といった要素が絡み、「江湖×スパイサスペンス」寄りの設定になっています。
宮門は閉じた世界
宮門は「外部の者は出入りできない要塞的な門派」として描かれます。
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通常は門人と一族だけで完結
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無鋒ですら直接入り込むのは難しい
そのため無鋒は「少主の花嫁候補」として刺客を送り込む作戦を取ります。
雲為衫が花嫁候補として潜入するのは、この世界観ならではの抜け道です。
宮門内部は、血のつながった一族と厳しい規律(門規)によって維持されています。
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トップの執刃
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跡継ぎ候補となる公子たち
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武芸や医薬を担う各宮
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長老たち
といった階層があり、外から来た者は基本的に「花嫁」か「召し抱えられた者」としてしか入れません。
花嫁選びの儀式や、後山・雪宮での試練なども、門内だけで完結する閉じた儀礼として描かれ外界の政権や王朝はほとんど姿を見せません。
この
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門内だけで完結する世界
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花嫁だけが門をくぐれる
という発想は史実というより武侠作品が得意とする秘境の門派イメージを発展させたものと考えると分かりやすいです。
史実との違い
雲之羽の舞台となる王朝名や年号は作中で具体的に語られません。完全に架空の世界で特定の王朝を舞台にしたものではありません。
ただし、全体のビジュアルには歴代王朝のイメージがうまく混ぜ込まれています。
- 衣装のシルエットや
- 襟元(交領)
- 落ち着いた色合いの重ね着
などは、おおまかに宋〜明あたりの漢服イメージに近く、そこに創作要素が足されている印象です。
後山の雪宮や花宮といったロケーションは、自然の風景とセットを組み合わせた造形で、近年の古装ドラマに多い“架空王朝ファンタジー”系の美術に属します。
つまり雲之羽は、
- 江湖
- 門派
- 刺客
- 跡継ぎ争い
といった武侠的モチーフを集めて組み立てた、架空の江湖世界のドラマです。そのうえで、衣装や武器、建築のディテールに歴代王朝の要素を散りばめ、歴史好きの視聴者にも楽しめる要素を持たせています。
雲之羽の見どころ・注目ポイント
恋愛ドラマとしての魅力
雲為衫と宮子羽の関係は、最初から「潜入任務 × 標的」という危うい設定です。
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雲為衫:任務遂行を最優先する刺客
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宮子羽:掴みどころのない許婚に惹かれつつ、彼女を本当に信用してよいのか悩む側
信頼と裏切りが常に隣り合わせなので、手をつなぐ・守る・庇うといった定番のロマンス描写にも、常に緊張感がつきまといます。
ミステリー・サスペンス要素
恋愛だけでなく、「宮門内部の権力争い」が物語を大きく動かします。
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誰が執刃の跡を継ぐのか
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長老たちは誰を支持しているのか
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兄弟・同輩たちの駆け引き
といった政治劇が常に裏で進行し、雲為衫たち刺客もその渦中に巻き込まれていきます。
さらに、
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長年潜伏していた無鋒の暗殺者・無名
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宮門に隠された大きな秘密「無量流火」の図面
をめぐる策謀など、サスペンス的な仕掛けも豊富です。
無鋒の真の狙いは終盤で明かされますが、序盤から不自然な襲撃や情報操作が積み重ねられており、「誰がどこまで知って動いているのか?」を推理しながら楽しめる構成になっています。
アクション・映像美
アクション面では、刺客ものらしいワイヤーアクションや暗器を使った戦闘が多く、雪宮や後山といったロケ地やセットを活かした立ち回りが見どころです。
特に、宮子羽と雲為衫が連携して戦う場面や、宮門側と無鋒側が同じ敵に対して一時的に協力する場面など、合体技のような演出が視覚的に印象に残ります。
雪に覆われた山宮。灯籠が連なる夜市。緑豊かな庭園など、色彩のコントラストも意識されていて、ロマンスとサスペンスのムードを支える「画の強さ」も魅力です。
伏線回収とラストまでの流れ
雲之羽は、序盤からの
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何気ない会話
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小さな持ち物
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人間関係の違和感
が後半の展開につながるように作られており、伏線がかなり多いタイプのドラマです。
そのため本当は1話から順番に見るのがベストですが、前半・中盤・後半の大きな流れさえ押さえておけば、中盤から見始めても物語についていくことはできます。
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誰がどの陣営なのか
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宮門と無鋒が何を争っているのか
さえ頭に入れておけば、後半の正体判明や決戦パートは十分楽しめます。
見終わったあとに前半の細かい仕草やセリフを思い返すと、「ここから伏線だったのか」と分かるタイプなので、2周目視聴にも向いています。
雲之羽の作品情報
「雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~」は、中国配信サイト iQIYI 製作のオリジナル古装ドラマです。
江湖世界を舞台に、女刺客と門派の御曹司が命懸けの駆け引きと恋に巻き込まれていく、古装ラブサスペンス+武侠アクション作品です。
- 原題:云之羽
- 邦題:雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~
配信版では「雲之羽~闇に煌く光~」表記の場合もあります。 - 英題:My Journey to You
- 制作国/地域:中国大陸
- 制作年:2023年
- 話数:全24話(オリジナル版)
- ジャンル:時代劇/サスペンス/ロマンス(古装ラブサスペンス+武侠アクション)
主演は、「蒼蘭訣~エターナル・ラブ~」でも共演した
虞書欣(ユー・シューシン) × 張凌赫(ジャン・リンホー)。
二人の再共演作として、中国でも大きな話題になりました。
日本での放送・配信情報
日本では、以下のように順次放送・配信されています。
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WOWOW
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日本初放送・初配信(独占)
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2024年7月12日スタート
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WOWOWプライムで毎週金曜 深夜0時に2話連続放送
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全24話構成(オリジナル版準拠)
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CS 女性チャンネル♪LaLa TV
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「CSベーシック初放送」
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2025年7月6日スタート
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毎週日曜 21:00 から連続放送
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BS12 トゥエルビ
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2026年1月12日から「無料BS初放送」予定
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月〜金曜 あさ7:00 の帯ドラマ枠で放送予定
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編成上、BS版では全33話に再構成されると告知されています(内容は24話版と同一)。
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こんな人におすすめ
こんなタイプの視聴者に特におすすめです。
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「蒼蘭訣~エターナル・ラブ~」の虞書欣×張凌赫コンビが好き
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『度華年』『楽游原』のような、宮中・門派の権力争い+恋愛要素が好き
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クローズドな空間(宮門)での心理戦・駆け引きがある作品が好み
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江湖、門派、刺客組織といった武侠的な世界観にワクワクする
恋愛一本ではなく、
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潜入任務
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門派の継承争い
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兄弟同士の対立
などが同時進行するので、ラブストーリーとサスペンスをどちらも楽しみたい人向けの作品です。
制作陣・原作情報
監督・脚本・制作会社
『雲之羽』は、iQIYIのオリジナル古装ラブサスペンスとして制作されました。
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監督・脚本:顧暁声(グー・シャオション)
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本名:郭敬明(グオ・ジンミン)
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中国語版・日本語版の作品情報でも、脚本・監督を兼任と明記されています。
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制作:上海愛奇芸文化伝媒有限公司(奥羽工作室)
iQIYIの自社スタジオ制作で、2023年9月2日〜21日にかけて、iQIYIで全24話が配信されました。
郭敬明は、『幻城』『悲傷逆流成河』『小時代』『爵跡』などで知られる人気作家で、映画版『小時代』シリーズなども手がけてきた人物です。
『雲之羽』は、そんな彼が本格的に監督を務めた初の長編ドラマとなります。
原作小説の有無
『雲之羽』はドラマ用に書かれたオリジナル脚本で、小説や漫画といった既存作品の実写化ではありません。
放送後にドラマ版をもとにしたノベライズ(小説版)が出版され、現在は「ドラマ小説」という形で入手可能です。
関連作品・キャストつながり
雲之羽の大きな魅力の一つは、キャストの組み合わせです。
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主演:虞書欣(ユー・シューシン)×張凌赫(ジャン・リンホー)
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ヒット作『蒼蘭訣~エターナル・ラブ~』では、小蘭花 × 長珩として共演。
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今作が再タッグ作品となります。
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張凌赫は近年、
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『度華年 The Princess Royal』で宰相・裴文宣役
でも注目を集めており、
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「蒼蘭訣の長珩」
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「度華年の裴文宣」
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「雲之羽の宮子羽」
という流れで、中国時代劇ファンの間で一気に認知度を高めました。
『蒼蘭訣』で結ばれなかった二人が、本作で“別ルートの恋”に挑む形になっているので、『蒼蘭訣~エターナル・ラブ~』が好きな方には特に刺さるキャスティングです。
また張凌赫と言えば2024年話題作 『度華年 The Princess Royal』 での宰相役も外せません。(→度華年 あらすじネタバレ全話一覧)」

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