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浮図縁17話・18話・19話・20話のあらすじとネタバレを感想:肖鐸の正体が明かされる

ふとえん あらすじ 浮図縁

中国ドラマ「浮図縁(ふとえん) 乱世に咲く真実の愛」 17話・18話・19話・20話のあらすじとネタバレを感想とともに紹介します。

南苑王の陰謀が蠢く中で、歩音楼と肖鐸の関係が試される展開に。でも二人の中は更に深まります。歩音楼の可愛らしい嫉妬と、彼女が肖鐸のために作ったあるものにも注目です!

ところが肖鐸と歩音楼の間に突如として距離が生まれ、さらに謎の女性が現れるという波乱の展開。いったい二人の関係ははどうなるのでしょうか?

それでは17話からお楽しみください。

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※この記事はドラマ『浮図縁』のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

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浮図縁17話 あらすじとネタバレ:南苑王の陰謀

あらすじ:美女いろいろ

南苑王の罠?をあっさり撃退

南苑王が肖鐸のもとに何人もの女性を夢雲軒へ送り込んできました。歩音楼はきっと肖鐸が受け入れないだろうと思っていましたが、肖鐸は彼女たち全員をそばに置いてしまいます。これには歩音楼もがっかりです。これは南苑王を欺くための芝居だったのですが、その時の歩音楼には全くわかりませんでした。

部屋に戻った歩音楼は肖鐸に八つ当たりしてやろうと思いました。でも、いざ部屋を見渡すと飾られているのは自分が心を込めて飾った物ばかり。結局、何も壊す気にはなれませんでした。その代わりに部屋にいた女たちに自分が肖鐸の妻だと言うと、彼がどれほど冷酷な人間かを話しました。すると女たちは怖くなって慌てて立ち去ってしまうのでした。

歩音楼が靴を作った意味

後日、歩音楼は肖鐸のために新しい靴を作りました。西蜀の習慣では嫁ぐ女性が新郎のために靴を作り、結婚式で新郎がそれを履くと一生を共に歩む誓いになるのだそうです。

肖鐸は完成した靴を見て喜んで大切にします。執事からその靴に込められた意味を聞かされ、彼は嬉しくなってしまうのでした。

その後、歩音閣が南苑王に歩音楼と肖鐸がとても深い仲だと告げ口。南苑王は歩音閣の名を使って歩音楼を呼び出し罠にはめようとします。歩音楼はそれが罠だと気づいたものの、あえて招待を受けることにして肖鐸にも伝えます。

宴の席で歩音楼は自分と肖鐸の関係は形だけのものだときっぱりと言い放つのでした。

 

感想:歩音楼の嫉妬と機転

歩音楼は肖鐸が美女たちを返さなかったのに怒って八つ当たりしてました。まあ怒りたくもなるでしょうけど。ここで二人の仲を知られるとまずいので肖鐸も難しいところでしょうね。
でも歩音楼がうまく機転をきかせて、追い出したのはうまいやり方ですね。わざわざ「肖鐸の妻」と名乗るのも度胸があるというか。「歩音楼が肖鐸の妻」という噂が広まればそれはそれでまずいと思うのですけど。美女たちは歩音楼のことをよく知らなかったのでしょうね。
 

解説:結婚前に贈る手作りの靴の意味

昔の中国には一部の地域で女性が嫁入り前に新郎のために靴を縫うという風習がありました。これは「人生を共に歩む」という願いを込めたものです。(鞋・xié)と は発音が似ているので「和諧(調和)」や「偕老(共に老いる)」につながるとして縁起が良い。夫婦円満の象徴とされました。
針を一刺しごとに思いを込めて縫われた靴は愛情と誠意の証。山東や河南など一部地域では今でもその伝統が残っている地域もあります。靴はただの道具ではなく、ふたりの門出を見守る“はじまりの贈り物”だったのです。

 

浮図縁18話あらすじとネタバレ:突然現れた肖鐸の妻?

あらすじ:突然の訪問者

急に疎遠になる肖鐸と戸惑う歩音楼

肖鐸は南苑王が自分たちの関係に気づき始めていることを知り、都を離れてからの行動を悔やみ始めました。このままでは歩音楼も傷つけてしまうのではないかと不安になります。そこで曹春盎の忠告もあって、彼女から距離を置くことにしました。

でも歩音楼は彼が突然冷たい態度をとった理由がわかりません。

いきなり現れ婚約者を名乗る秋月白

そんな中、肖鐸の前に秋月白という女が現れます。秋月白は6年前に肖鐸と夫婦の契りを結んだと主張。仕方なく肖鐸は連れて帰り空き部屋に匿いました。

しかし秋月白の存在を歩音楼に知られてしまいます。弁解しようとする肖鐸に対して歩音楼は彼が秋月白をかばっていると思い込み、部屋に閉じこもってしまいます。

一方、宇文良時は秋月白を使って肖鐸を暗殺しようと計画。薬を届けさせます。

歩音楼は秋月白に興味をもち、秋月白の部屋に潜入して話を聞きます。秋月白が肖鐸の妻ならなぜこんなにも冷たくするのか不思議に感じ、もしかすると今いる肖鐸は本当の彼ではないのかもと思い始めるのでした。

感想:すれ違う肖鐸と歩音楼

二人の関係が周りに気づかれ始めたので、距離を置かなければと思うのは当然かも知れませんが。唐突すぎませんかね?歩音楼に事情を話してしばらく関係のないふりををしようといえばいいのでは?歩音楼はそういうことが理解できないくらいの女だと思ってるのでしょうか?中国ドラマってこういう一方的な思いで行動する人が多いですよね。
 

感想:謎の女性・秋月白の登場と肖鐸の偽物疑惑

突然現れた秋月白が肖鐸の妻を名乗るとは。彼女が誰かが送り込んだのは明らかですが、何のためにこんなにめんどくさい作戦をするのか謎ですね。肖鐸も隠すからよけいに怪しまれるのであって。歩音楼が怪しいと思うのも当然でしょう。肖鐸の態度がさらに疑惑を生んでますよね。
それにしても歩音楼の出した答えが「肖鐸が本物ではない」だったとは…。確かに秋月白の知っている阿鐸ではなさそう。だとすれば歩音楼の知ってる肖鐸は誰?ということになりますね?

 

浮図縁19話あらすじとネタバレ:

あらすじ:本当の私

肖鐸暗殺未遂

曹春盎は秋月白が栄安皇后と密会していたことを突き止め、さらに南苑王の配下が彼女の部屋を窺っていることがわかりました。

そこで南苑王の企みを知るため、肖鐸は秋月白のあとをつけてみることにします。すると秋月白は南苑王の執事に肖鐸の心を取り戻してほしいと懇願。すると執事は秋月白に薬を渡しています。肖鐸はその様子を静かに見ていました。

数日後。歩音楼は秋月白が肖鐸のスープに粉末を入れるのを目撃。肖鐸がそのスープを飲もうとするのを見て、スープを奪って一気に飲み干してしまいました。歩音楼は倒れてしまい、慌てた肖鐸は「歩音楼を失ったら、自分は狂ってしまう」と悲しみます。

でも連城公子が事前に薬をすり替えていたため、歩音楼はただ眠っているだけでした。目を覚ました歩音楼と肖鐸は互いの気持ちを素直に伝え合うのでした。

肖鐸が長年の秘密を打ち明ける

肖鐸はついに歩音楼に自分の秘密を打ち明けました。自分が秋月白の言う「阿鐸」ではなく、実は肖鐸の双子の兄・肖丞であること。数年前に弟の肖鐸は亡くなったので南苑王への復讐を誓い、弟になりすまして宮中で役人になったというのです。彼の告白に歩音楼はショクを受けるのでした。

肖鐸は南苑王の報復から秋月白を守るためひそかに彼女を逃がします。秋月白は肖鐸の言動から彼が「阿鐸」ではないと気づきますがその秘密を守ると約束。肖鐸は弟の死について話すと秋月白は涙を流すのでした。

感想:肖鐸の衝撃告白と弟への深い想い

肖鐸が宦官の肖鐸ではなく、実はその双子の兄・肖丞でした!弟の復讐のために宮中に入って宦官になるとは。復讐のためにそこまでするのかと思いました。それに今の地位を築くのも大変だったでしょう。彼が権力に執着しているように見えるのも、南苑王に対抗できる力をつけるためだったのでしょうか。それを思うと彼の見方も変わりますね。

 

第20話

あらすじ:秘密の薬

明かされる秘密

歩音楼は偶然、肖鐸と曹春盎が、肖鐸が飲んでいる薬のことを話しているのを聞きました。そこで歩音楼は彤雲を使って曹春盎から薬を盗み、医者に見てもらいました。すると「ひげの成長を抑制し、容貌を女性的にする」薬だとわかります。

一方、肖鐸は策を弄して趙瀾舟と南苑王を争わせ彼らを捕縛。趙瀾舟は南苑王が密かに兵器を製造していた証拠を話しましたが、南苑王は潔白を主張、弟の死に関わった絹の帯も知らないと言い張ります。肖鐸は長年の復讐が空回りしていたことに落胆するのでした。

そんな肖鐸に歩音楼は寄り添い、真実は必ず明らかになると励まします。どんな時も彼のそばにいると誓う歩音楼の言葉に、肖鐸は希望を見出しました。彼は昭定司の指輪を婚約の証として歩音楼に渡し、二人は花神に永遠の愛を誓い合います。

慕容高鞏の怒り

慕容高鞏は錦官城に到着すると南苑王府へ向かいました。南苑王から肖鐸が朝廷を混乱させていると告げられ激怒。肖鐸を疑い始めるものの彼を殺すわけにもいきません。そこで孫公公の進言で于尊を呼び戻して自分の勢力強化を目指すことにしました。

肖鐸と歩音楼が夢雲軒に戻ると慕容高鞏が待ち構えていました。慕容高鞏は歩音楼の保護が十分でなかったという理由で肖鐸に杖刑に処しました。歩音楼は自分が口出しすれば、さらに肖鐸が傷つくと思いただ見守るしかありませんでした。

 

感想:復讐の理由が揺らぐ衝撃

今回とても印象的だったのは、肖鐸がこれまで追い求めてきた「弟の仇」が実は南苑王ではなかったかもしれない――という事が南苑王自身の証言によって明らかになったことです。

もしそれが本当なら肖鐸の復讐の出発点そのものが間違っていたことになります。今まで信じて疑わなかった思いが、根本から崩れてしまう……。肖鐸にとっては、これ以上ないほど大きな衝撃だったはずです。これまでの自分の生き方や目的が一瞬で揺らぎ、心が空っぽになってしまったような感覚だったのではないでしょうか?

そんな中で、歩音楼が肖鐸のそばに寄り添い「どんな時でも、何があっても、私は肖鐸のそばにいる」と誓うシーンはとても感動的でした。彼女のまっすぐな想いが迷いの中にいる肖鐸を支え、もう一度前を向く力になったように感じました。この出来事を通して、二人の絆がさらに深まったようにも思えます。
 

感想:慕容高鞏の歪んだ怒り

慕容高鞏が錦官城にやって来てしまいました。ついに肖鐸を疑い始めましたね。歩音楼を保護が十分にできなかった責任を問う形で肖鐸に罰を与えるのですが。これは「職務上の罰」ではなくて、肖鐸に対する慕容高鞏自身の複雑で歪んだ感情、歩音楼への執着が見え隠れする行動にも思えました。
そんな場面を前にしても歩音楼は何もできません。もしここで肖鐸をかばえば自分の気持ち、そして二人の関係が明らかになってしまうからです。ただ見守るしかない…つらかったでしょうね。

 

浮図縁17~20話の登場人物

浮図縁登場人物キャスト

  • 肖鐸(しょう たく) 演:ワン・ホーディー
  • 步音楼(ほ いんろう) 演:チェン・ユーチー
  • 皇帝 慕容高鞏(ぼよう こうきょう) 演:ピーター・ホー
  • 南苑王 宇文良時(うぶん りょうじ) 演:カン・カン
  • 秋月白(しゅう げつはく) 演:モン ゴー ジュゥ ラー

さらに詳しいキャストはこちらで紹介しています。
・浮図縁 乱世に咲く真実の愛のキャストと登場人物を紹介

 

浮図縁17~20話の感想まとめ

物語が大きく動きましたね。「肖鐸の婚約者」を名乗る女性の登場ですが、これは人違いだったことがわかったものの。結局、肖鐸は本物ではなかったことがバレてしまいます。彼の名は肖丞で、肖鐸は双子の弟の名前。つまり彼は名前も立場も弟のものを背負って生きていたというわけですね。

歩音楼に自分の正体を明かすことになるのですが、二人の関係はむしろこの告白を通じてさらに強く結ばれたように感じられました。

さらに肖鐸が長年追い求めてきた「弟の仇」が、南炎王ではなかった可能性も出てきます。復讐の根拠が揺らぐことで、正拓の心も大きく揺さぶられる展開に。ここでも歩音楼の励ましで踏みとどまることができました。

さらに肖鐸と慕容高鞏の関係も怪しくなってきました。信頼が揺らぎ、今後さらにこじれていく予感もしますね。肖鐸と歩音楼の関係もこれまで通りとはいかないでしょう。

今後の展開が気になります。

 

 

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浮図縁(ふとえん) あらすじ各話一覧

 

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この記事を書いた人

歴史ブロガー・フミヤ
京都在住。2017年より歴史ブログを運営し、これまでに他サイトを含めて1500本以上の記事を執筆。

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