『安楽伝』5話・6話・7話・8話のあらすじとネタバレを感想とともに紹介します。
一族を皆殺しにされ幽閉されたはずの帝梓元が女海賊・任安楽として姿を現。仇である太子・韓燁に接近。
任安楽は持ち前の行動力と計算高さで朝廷に食い込みました。任安楽は韓燁とともに事件を調査。
古雲年の息子・古斉善を捕えますが、いったん釈放。
すると古斉善は懲りずにまた妓楼に遊びに行ってしまいます。そこで任安楽と鉢合わせするのでした。
安楽伝の登場人物紹介
- 帝梓元(ていしげん)/任安楽(じんあんらく) 演:ディリラバ
- 韓燁(かんよう) 演:ゴン・ジュン
- 洛銘西(らくめいせい) 演:リウ・ユーニン
- 安寧公主(あんねいこうしゅ) 演:シャー・ナン
- 嘉昌帝(かしょうてい) 演:ゾン・フォンイエン
- 古雲年(こうんねん) 演:スン・シンホン
安楽伝5話 古斉善の不正が招いた自業自得
古斉善の自業自得
古斉善は韓燁が来たので逃げようとしました。任安楽はわざと酒をこぼして彼を転倒させると、彼に恨みをもつ学生たちに邪魔されて韓燁に捕えられました。
同じころ、黄浦は棒打ちを受けた後に鳴冤の青龍の鐘を鳴らします。
こうして嘉昌帝・韓仲遠は不正事件の徹底的な調査を認めるしかありませんでした。
古斉善の判決と減刑
古斉善は古雲年の嫡男なのをいいことに暴言を吐き続けましたが、死んだはずの呉越が法廷に現れ証言。古斉善は追い詰められ罪を認めます。
韓燁は大靖の法に従い、古斉善を斬首すると判決を下しました。
そのころ、古雲年は宮中へ向かい皇帝に謁見。行程は古雲年に適切に処理すると伝えます。古斉善の刑は斬首から流刑に変更になりました。でも古雲年はこの結果に全く納得せず、任安楽を恨むのでした。
古雲年の報復
任安楽は古い友人の安楽公主が都に戻るという話を聞き、彼女を巻き込みたくないと思いますが、そうもいっていられません。
古雲年はさっそく報復してきました。夜、数名の刺客が任安楽の住居に忍び込み暗殺しようとします。しかし任安楽は返り討ちにします。
安楽伝6話 任安楽と公主が親友に
安寧公主の武勇伝
任安楽は酒宴の場に語り部を呼んで女盗賊と太子のお話を語ってもらおうとしました。ところが語り部は安寧公主の武勇伝を語り始めました。
任安楽は興味がなく大げさすぎると思うのですが、韓燁は姉の実力を信じています。するといきなり白い鎧の女将軍が入ってきました。
二人は一言も交わさずに戦い始めましたが、やがて意気投合してその場で姉妹の宣言をするのでした。
皇帝の悩みと太子妃選定の動き
その夜。安寧公主は泥酔して宮中に戻り、皇帝に謁見。皇帝はその様子を見てうんざりして結婚するように命じました。
臣下たちは示し合わせたかのように次々と皇帝に太子の縁談を奏上。古雲年の娘を太子妃に推薦したのでした。韓仲遠はそれに激怒します。
皇帝は娘には手を焼いているようですね。でもそうするのを認めたのは皇帝ですからね。今更ムリでしょう。
臣下たちが古雲年の娘を太子妃に勧めるのはやはり彼の影響力の大きさですよね。皇帝も気が気でないでしょうね。
韓燁の懇願と任安楽の交渉
太后・孫瑜君が韓仲遠に早く妃を選ぶように催促。しかし韓燁は嘉昌帝に帝梓元との結婚を懇願します。
そこへ任安楽が現れ嘉昌帝を説得。帝梓元を下山させて妃選びの候補に入れることに成功しました。韓燁はこれを聞いて大喜び、任安楽に感謝するのでした。
安楽伝7話:任安楽、韓燁とともに江南へ
「安魂曲」と安寧公主の心境
任安楽は安寧公主を試すため、翎湘楼に誘いました。「安魂曲」を聞いた安寧公主は突然、剣をとって舞い始め、心の内にある感情を吐き出しました。任安楽も過去を思い出します。
安寧はふと任安楽の目元が故人に似ていると指摘。周囲を驚かせました。その後、安寧は蓮の形をした飾り物を取り出し、部下が江南で手に入れたものだと話しました。それはもしかしたら帝家軍の生き残りがいるかもしれないことを意味していました。
江南の惨状と
江南で大雨が降り、沅江の堤防が決壊、洪水となりました。数万の民が被災。知事の鐘礼文は有効な対策をうてずにいました。
そこで韓燁が自ら江南へ赴くことにします。洛銘西は任安楽も同行させるように仕向けるのでした。
安楽伝8話:沐天府の役人の汚職
古雲年の策謀と温朔の同行
古雲年は太子が江南へ秘密裏に調査に行ったことを知りました。しかし、彼はすでに手をうっています。任安楽たちが一体どのような騒ぎを起こすのか見物するつもりでした。
沐天府の偽りの繁栄
一行は江南の沐天府に到着。街は賑わっており災害の影響がなさそうに見えました。任安楽と韓燁は偵察。すると、商人が法外な取引をしているのを発見。被災者たちは城外に追放されていることがわかります。
暗殺者の出現と韓燁の反撃
その後、任安楽たちが旅館に泊っている、黒衣の者が韓燁を襲撃しました。苑書たちが間一髪で現れ韓燁は助かりましたが。黒衣の者は毒を飲んで自害しました。
韓燁はこれを警告ととらえます。さらに誰かが自分たちの場所を漏らしている者がいると考え、積極的に打って出ることにします。
安楽伝 5~8話までの感想
古斉善の不正が暴かれ、彼が裁かれたのは良かったのですが。古雲年の権力によって減刑されてしまうのは、やりきれませんね。皇帝も古雲年の力には配慮しないといけないとは。帝家を葬ったおかげで皇帝も墓穴を掘った感じですよね。
印象的だったのは、任安楽と安寧公主の関係ですね。最初は何だこの二人はとか思いましたが。
安寧公主が帝家軍の事件を深く悔いている様子や帝梓元のことを今でも思っている様子がわかります。彼女なりに償いたいのだなと思いました。
そして江南での太子と任安楽の動きも目が離せません。沐天府の知事・鐘礼文の悪事が次々と明らかになり、被災者たちの悲惨な様子には悲しくなりますね。
ただ古雲年が裏で暗躍し続けているのが気になります。どんな罠を仕掛けてくるのでしょうか?そして帝家軍の生存者は本当にいるのでしょうか?
今後の展開が気になります。
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