中国ドラマ「三国志 司馬懿 軍師同盟」は登場人物が多く、誰がどの陣営でどんな役割を担っているのか分かりにくいと感じる方も多いかもしれません。
この記事では、司馬懿を中心に主要人物とキャストを、魏・蜀・呉などの勢力ごとに分かりやすく紹介します。
この記事でわかること
- 「司馬懿 軍師同盟」で物語の中心になる主要登場人物の立場と役割が分かります。
- 司馬懿と曹家を軸にした人間関係の見どころをつかめます。
- 張春華や柏霊筠など、司馬懿を支える人物像を把握できます。
- 魏・蜀・呉それぞれの注目キャラクターとキャストを一覧で確認できます。
三国志 司馬懿 軍師同盟 主要登場人物・キャスト
ドラマは次の5人を中心に進んでいきます。まずはこの人物たちを覚えておきましょう。
司馬懿(しばい)
- 演:ウー・ショウポー(呉秀波)
字:仲達。
曹操、曹丕、曹叡の三代に仕えた知略家。ドラマの司馬懿は若い頃は表立って野心を見せず、慎重で目立たない書生として振る舞っています。しかし「鷹視狼顧(ようしろうこ)」の相を持つために曹操に目を付けられ、曹家との切っても切れない縁が始まりました。
司馬懿は曹家の政争に深く関わり、曹丕の側近として力を発揮し。表向きは忠臣として振る舞いますが、内面では自分と一族が生き残る道を冷静に考え続けています。
後半では司馬懿は魏の重臣としてさらに大きな権力を持ち、諸葛亮の最大の相手となります。何度も失脚や危機にあいますが、そのたびに耐えて最後まで生き残りました。
司馬懿の死から17年後、孫の司馬炎(晋の武帝)が晋王朝を建国。三国は晋によって統一されたのでした。
司馬懿の詳しい紹介はこちら。
→ 司馬懿(仲達)の史実とは?曹魏に仕えた生涯と功績をわかり易く紹介
張春華(ちょうしゅんか)
演:リウ・タオ(劉涛)
張春華は司馬懿の正室。司馬師と司馬昭の生母。
春小太歳(しゅんしょうたいさい)という異名を持ち、決断力と勇猛さは男性にも引けを取りません。家庭内では夫を支え子供を育てる良妻賢母ですが外へ出れば間諜を追いつめて仕留めるほどの実力を持っています。
曹丕の跡継ぎ問題では彼女はその手腕で事態を収めました。朝廷の政争に身を置く司馬懿にとって、これ以上ないほど頼もしい相棒でした。
しかし晩年になると司馬家を襲った政変では心痛のあまり体調を崩し心身ともに限界を迎えるのでした。
張春華の詳しい紹介はこちら。
→ 張春華・司馬懿の正妻の生涯
柏霊筠(はくれいいん)
演:チャン・チュンニン(張鈞甯)
司馬懿の側室。司馬倫の生母。
一見するとか弱く愛らしい女性に見えますが。もともとは魏の皇帝・曹丕が司馬懿に下賜した女性で司馬懿の監視役としての役目が与えられていました。
しかし彼女は司馬懿の才能と志に触れるうちに、彼を深く愛するようになってしまいます。最初は司馬懿の家庭に入り込もうとしましたが、司馬懿と正室・張春華の絆が強いと知って諦めます。
それ以来、彼女は司馬家に重要な情報を伝え司馬懿の窮地を救いました。しかし絶大な権力を手に入れ別人のように冷酷になった司馬懿に愛想を尽かし彼のもとを去るのでした。
司馬孚(しばふ)
演:ワン・ドン(王東)
字:叔達。
司馬朗と司馬懿の弟。後に晋の安平王となります。
魏の五代の皇帝に仕え、晋では太宰の地位にまで上り詰めましたが、生涯を通じて自分は魏の臣下であると称し続けました。
彼は兄・司馬懿を理解して堅く信じ、共に戦場に立ちました。
郭照に一目惚れしましたが、郭照が曹丕を愛していることを知ると静かに身を引きました。それでも、陰ながら彼女を守り続けます。
晩年、権力に執着して粛清を繰り返す司馬懿に反対して兄と袂を分かち、官職を辞して去っていきます。そして彼は兄より長生きして晋王朝の誕生を見届けることとなりました。
司馬師(しばし)
演:シャオ・シュンヤオ(肖順堯)
(少年期:ロン・ズーシャン / 幼少期:リン・ジンジェ)
字:子元
司馬懿と張春華の長子。
曹魏の重臣。父にとって最も頼れる助手ででした。実直で温厚、それでいて勇敢な男でした。周囲の多くの人々とも良好な関係を築いています。
しかし最愛の妻の無惨な死や親友の夏侯玄との決別を経てそれまでの柔和な態度を一変させ、父・司馬懿の忠実な後継者へと変わっていきます。
司馬懿の没後、魏の大将軍の職を継いで司馬一族の全権を握り、後の西晋王朝の基礎を固めた人物です。
司馬昭(しばしょう)
演:タン・ジェンツー(檀健次)
(少年期:メイ・ズハン)
字:子上
司馬懿と張春華の次男。
曹魏の重臣。西晋王朝の礎を築いた最重要人物の一人です。
兄の司馬師に比べ決断力に長けており、父・司馬懿の真意を深く汲み取ることができました。それと同時に父以上の野心と冷酷な手段を持ち合わせていました。
彼は野心家で実の兄嫁を手にかけ、父に皇位の簒奪を勧めました。司馬懿は「将来、司馬家を成すのも昭だが、滅ぼすのもまた昭であろう」とその危うさを予感していました。
司馬懿と司馬師の死後、司馬一族の全権力を掌ると蜀を滅ぼし、晋王の座に就きました。
曹家・曹魏(魏)の人々
曹操(そうそう)
演:ユー・ハーウェイ(于和偉)
字:孟德
後漢の司空、丞相、魏王となり曹魏王朝の基礎を築いた人物。
彼は恩賞と威圧を巧みに使い分ける手腕の持ち主でした。戦場を駆ければ無敵の将軍であり、一度筆を執れば自らの感慨を詩に託す情緒豊かな一面を見せます。決断力に富む非情な統治者としての顔がある一方で、家族への深い愛情や、豪放磊落さ、時には無頼漢のような一面さえ持ち合わせていました。
その計り知れない複雑な個性と雄大な気魄は、まさに乱世の英雄と呼ぶにふさわしいものです。劇中では第一部の第23話でその生涯を閉じます。
曹丕(そうひ)/魏文帝
演:リー・チェン(李晨)
字:子桓(しかん)
曹操の次男。卞(べん)夫人の長男。
後漢の五官中郎将を経て、魏を建国、文帝となりました。
青年時代の曹丕は父・曹操からの常に圧迫と疑念にさらされていました。その過酷なおいたちが彼に生き残るための知恵を身につけさせます。司馬懿の補佐を受けて彼は一歩ずつ後継者の座へと近づいていきました。
彼と司馬懿は共に乱世を終わらせることを夢見ていました。そのため曹丕は本来の奔放な性格を押し殺して忍耐強く振る舞い。権力の継承者となっていくのでした。
即位後の彼は次第に冷酷な一面を見せるようになり、司馬懿にも猜疑心を強めていきました。司馬懿を利用して一族からの恨みを彼に押し付け、国の強化を進めていきます。劇中では第二部の第1話で崩御します。
甄宓(しんふく)
演:チャン・ジーシー(張芷溪)
曹丕の妻。曹叡(そうえい)の生母。
三国時代では「江南に二喬あり、河北に甄宓あり」と言われるほどの美人。もとは袁紹の次男・袁熙の妻でしたが袁家が敗北した際に曹丕に救われました。曹丕と曹植の兄弟はともに彼女に心を奪われましたが、曹操は二人の息子を競わせるための「道具」として彼女を利用。
曹丕と結婚するものの、彼女の結婚生活は幸せではありませんでした。曹丕は曹植と彼女の密通を疑い、冷淡な態度を取り続けました。
曹丕が自分を「次期皇帝の母」として認めることはないと悟った彼女は、息子の曹叡の世子の地位を守るため自ら命を絶つ道を選びます。
曹叡が即位した後に文昭皇后として追尊されました。
郭照(かくしょう)/文徳皇后
演:タン・イーシン(唐芸昕)
字:女王、魏の文徳皇后
張春華とは実の姉妹以上の深い絆で結ばれていて、お互いに助け合ってきました。
曹丕を愛して苦楽を共にしてきました。曹丕を支えるためなら側室の地位でもかまいません。彼女は甄氏を陥れて正妻の地位を得るようなことはせず、その息子の曹叡にも優しく接しました。
曹丕はその誠実さを気に入って周囲の反対を押し切って彼女を皇后にします。しかし生母を亡くした曹叡は彼女を激しく恨むのでした。
曹真(そうしん)
演:ジャン・ホー(章賀)
字:子丹
魏の重臣。大都督。
曹操の血縁者で、総一族を代表する立場にもあります。
後に権勢を振るう曹爽の父。
曹操の養子として育てられ、曹操や魏を支える将軍となります。性格は派手で外見こそ武将らしい粗野な印象を与えますが、内面は緻密で計略も使います。
彼は曹丕が部外者の司馬懿を重用することに不満を持ち、司馬懿を激しく嫌っていました。司馬懿を排除しようとします。
曹一族の筆頭格として曹丕に忠誠を尽くしてきましたが、自分たち曹一族の力を押さえつけようとしているのは司馬懿ではなく、皇帝である曹丕自身だとはなかなか気づきません。でもそれを知ったとき、その衝撃は曹丕への失望に変わるのでした。
曹植(そうちょく)
演:ワン・レンジジュン(王仁君)
字:子建
曹操と卞(べん)皇后の間に生まれた三男。曹丕や曹彰の弟。
高い教養の持ち主、見事な文章を作ることができます。父の曹操、兄の曹丕とともに「三曹」の一人に数えられます。
性格は天真爛漫でプライドが強いですが、情に流されやすい一面があります。
父の後継者の座を望んではいましたが、彼には政治的な才能が欠けていました。迷いながらも部下たちが兄に対抗するのを黙認してしまいます。
また、甄氏に愛情を持ち、このことで曹丕から嫌われ、曹丕が皇帝に即位した後に讒言によって捕らえられるるのでした。
許褚(きょちょ)
演:リー・ロン(李龍)
字:仲康
後漢末期から三国時代にかけて活躍した曹魏の名将。主に曹操の護衛任務を担当。その力は虎のように凄まじく、口数が少なかったため「虎痴」というあだ名で呼ばれていました。
夏侯惇(かこうとん)
演:ヤン・ハンビン(楊涵斌)
字:元譲
夏侯淵の同族。
曹魏を支えた名将の一人。魏の建国に貢献し官位は大将軍にまで上り詰めました。
夏侯淵(かこうえん)
演:ルオ・アイシン(羅愛新)
字:妙才
夏侯惇の同族の弟にあたります。
後漢末期から曹魏にかけて名を馳せた名将。
後漢の人々
劉協(りゅうきょう)/後漢 献帝
演:ワン・マオレイ(王茂蕾)
字:伯和
後漢王朝最後の皇帝。
最終的に曹丕へ帝位を禅譲、その後は山陽公となりました。
楊修(ようしゅう)
演:ジャイ・ティエンリン(翟天臨)
字:徳祖
後漢の名門中の名門「弘農楊氏」の出身。太尉・楊彪(ようひょう)の息子。
高い才能によって曹操から重用されましたが、皮肉にもその才能があだとなって曹操の命令で処刑さてしまいます。
荀彧(じゅんいく)
演:ワン・ジンソン(王勁松)
字:文若、陳群の義父で荀攸の従叔父。
後漢の名門中の名門「潁川荀氏」の出身。
後漢の尚書令を務めました。
ドラマでは司馬懿の師のような存在。曹操に仕えた五大謀臣の筆頭。曹操が北方を統一する際にも最大の功労者となりました。
彼の心は常に漢王朝への忠義にありましたが、同時に曹操とも深いつながりがありました。持ち前の強い正義感のため様々な勢力のバランスを保とうと苦心しました。しかし曹操が漢王朝から離反して魏王として自立する道を選んだことに絶望して自ら命を絶つ道を選びます。
蜀漢(蜀)の人々
劉備(りゅうび)
演:ワン・ボーチャオ(王伯昭)
字:玄徳
三国時代の蜀漢の建国者。優れた政治家。
徐庶(じょしょ)
演:ホァン・ジュンポン(黄俊鵬)
字:元直
もとの名は福といいます。
寒門(権勢のない家柄)の出身で葛亮と司馬懿の親友。
劉備に対して軍師として諸葛亮を推薦しました。
孫呉(呉)の人々
孫権(そんけん)
演:ディン・ハイフォン(丁海峰)
字:仲謀
孫呉(呉)を建国した有能な政治家。
陸遜(りくそん)
演:ルー・シンユー(盧星宇)
字:伯言。本名は陸議(りくぎ)。
孫策の娘婿。
三国時代の呉を代表する名将、「呉の四大都督」の一人。
定威将軍を務め容姿端麗で謀略に長け周囲からも期待される人材。司馬懿が使者として呉を訪れたときには孫権に対し魏と結んで関羽を討伐するため出兵を提案しました。
この策によって関羽を敗死させ、呉に対する脅威の排除に成功しました。後に石亭の戦いでも大軍を打ち破る勝利を収めました。

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