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惜花芷(せきかし)11・12・13・14話:花芷の学堂設立への道

中国ドラマ 惜花芷(せきかし)第11・12・13・14話のあらすじをまとめました。

母娘の和解から始まり、花芷は商才を発揮して家の再建を進めます。しかし柏礼の転落と母子の秘密が明らかになると、花家に波紋が広がります。やがて花芷は学堂設立を決意、顧晏惜との距離も少しずつ変化していきました。

この記事では、惜花芷のあらすじをネタバレアリで紹介。花芷の成長と花家再興の歩み、複雑に揺れる人間関係を詳しくまとめます。

 

この記事で分かること

  • 朱盈貞と花芷の和解と、花家再建への第一歩

  • 柏礼と秦姨娘の母子関係の秘密とその影響

  • 花芷が設立を目指した「族学」と教育への想い

  • 顧晏惜との関係変化と、信頼から生まれる絆の深化

 

※この記事はドラマ『惜花芷』のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

他のエピソードを見たい方は 惜花芷(せきかし)あらすじとネタバレをどうぞ。

 

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惜花芷11話 あらすじ:母娘の和解と新しい商いの始まり

花芷は母の朱盈貞と和解し、商売で成功を収めて都に家を借りる決意を固めます。顧晏惜の助言を受け、雲来酒楼との取引を成立させたことで、花家の再起に向けて新たな一歩を踏み出しました。

あらすじ

母の朱盈貞は、花芷の傷を見て初めて娘に謝罪し、二人は涙ながらに和解します。翌朝、芍薬は花芷を守ると誓い、家族の絆がより深まりました。

一方、花芷は「花灯」が模倣されたことをきっかけに「走馬灯」を考案。都の人々の評判を集めます。刺客の依頼主はいまだ不明のままですが、顧晏惜は花芷を密かに見守り続けていました。

その後、花芷は雲来酒楼の白銘夏と取引を結び、点心の販売で大きな成功を収めます。顧晏惜の助言を受けて花家独自の店を開く構想を進め、半年後には都内の新居へ引っ越しました。林婉は彼女に「これからが本当の試練だ」と告げ、花芷は兄弟の教育と花家の再建を目指します。

 

今回の注目点

  • 母朱盈貞の変化とは?
    娘の傷を見て初めて罪を認め、臆病だった自分を悔いながら母娘の絆を取り戻しました。
  • 雲来酒楼で何が起きた?
    花芷が自作の点心を持ち込み、白銘夏との取引に成功します。三ヶ月後には正式契約を結ぶほど信頼を得ました。
  • 顧晏惜の助言の意味は?
    「思い立ったら行動せよ」という言葉が、花芷の独立計画を後押しし、花家再興のきっかけとなりました。
 
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惜花芷12話 あらすじ:柏礼の転落と母子の秘密

柏礼は学堂での差別に苦しみ、家を飛び出した末に水に落ちます。秦姨娘が救い出し、思わず実子だと口走ったことで身分が露見。二夫人が激怒し、花芷は秦姨娘を追放同然に月秀小館へ送ります。花芷は新たに族学設立を決意しました。

 

あらすじ

花芷は李貴を再び警備隊長に迎えますが、屋敷の不和は続いていました。秦姨娘は夏金娥の隣を嫌がり、二夫人の部屋近くへ移りたいと望み、花芷はそれを許可します。やがて柏礼が学校で差別を受け、勉強を拒み家を出ました。

夜、柏礼が池に落ち、秦姨娘が命がけで助け上げます。彼女は思わず「私の息子」と叫び、柏礼の実母が秦姨娘であることが発覚しました。二夫人は怒り、秦姨娘の追放を命じますが、花芷は情を汲み、月秀小館で働かせる道を残しました。

その後、花芷は家の子弟が学堂に受け入れられない現実を知り、独自の族学設立を決意します。顧晏惜は彼女を支え、二人の関係は少しずつ近づいていきました。

 

今回の注目点

  • 柏礼を救った秦姨娘の行動は?
    池に落ちた柏礼を見つけた秦姨娘が、迷わず飛び込み救出。息子と叫んで抱きしめたことで、母子の秘密が明らかになりました。
  • 筆を贈ろうとした秦姨娘の思いは?
    柏礼に学問への励ましとして筆を贈ろうとしますが、柏礼は拒み投げ捨てます。親子の心の距離を象徴する印象的な場面です。
  • 花芷が設立を目指した族学とは?
    学堂に受け入れられない花家の子弟のために、花芷は独自の教育の場を作ろうとしました。これが後の花家再建の基礎となります。

 

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惜花芷13話 あらすじ:学堂の始動

穆承之が花家の学堂の教師就任に応じ、端午の日に花芷は顧晏惜へ五色の組紐を結びました。宮中では慶帝が太后と花家の関係調査を顧晏惜に命じ、彼は童僕と密書の手がかりを追うため花家の武術教師として潜入します。

 

第13話

学者たちが花家の学堂の師探しを嘲る中、沈淇が花家をかばいます。顧晏惜は陳情に託して穆承之へ書を送り、穆は七宿司の印に身の危険を感じつつ告示を確かめて花家の招待を受けました。

花芷は穆承之を屋敷に通して歓待、沈淇が情報を伝えたと知ります。一方で李貴が手当と昇給を迫り受け入れますが、月給の横領が判明しても当面は動かせません。

端午の日、花芷は百草頭の配布と施粥に奔走。夜には顧晏惜に五色の組紐を結びました。慶帝は家宴で兄弟を牽制し、顧晏惜に太后と花家の関係調査を命じます。顧晏惜は童僕と密書の線を追うため花家の武術教師に志願します。

 

今回の注目点

  • 慶帝 顧成燾は誰に何を命じた?
     顧晏惜に「太后と花家の繋がりを洗え」と命じ、家宴後に個別に引き留めて指示しました。
  •  端午の「五色の組紐」は誰にどう渡った?
    花芷が道端で顧晏惜を呼び止め、自らその手首に結び付けました。
  • 花家の武術教師の採用はどう動いた?
    顧晏惜が自ら志願し、童僕捜しと密書調査を進めるため花家に入る形で花芷が受け入れました。

 

惜花芷14話 あらすじ:花芷の複雑な想い

李継宗に襲われた張姑娘を花芷が庇おうとし、そこに顧晏惜が助太刀して李家親子を制裁。林婉は花芷と顧晏惜の関係を問いただしますが、顧晏惜は花芷を「知己」と言ってしまうのでした。

 

あらすじ:花芷が李家親子の暴行を止めて顧晏惜が救う

花芷が李家親子の暴行を止め、顧晏惜が救出します。李継宗が張姑娘を襲おうとし、花芷が止めに入ると、李貴親子は逆に花芷を脅します。そこへ顧晏惜が現れ、二人を懲らしめました。花芷は張姑娘に「念秋」と名付けて慰め、顧晏惜に衝動的だったと諭されます。

その後、顧晏惜は警備隊長を兼ね、花芷に袖箭の稽古をつけます。二人の距離は近づきますが、林婉が過去の恋を語り、花芷の心を見抜いて問いかけます。

顧晏惜は林婉の詰問を受けたあと、花芷に「知己」としか言えず、花芷はその言葉に沈黙しました。

 

今回の注目点

  • 李継宗と花芷の対立はどう起きた?
    李継宗が張姑娘を襲おうとし、花芷が身を挺して止めました。顧晏惜が介入して李家親子を制裁し、事態を収めます。
  • 念秋という名にはどんな意味がある?
    張姑娘が花芷に名付けを願い、彼女は「念秋」と名づけました。新しい人生を生き直す決意を表しています。
  • 顧晏惜と花芷の関係はどう変化した?
    顧晏惜は花芷への想いを隠し「知己」とだけ答えました。その距離感が二人の関係がまだ未熟だとわかります。

 

歴史の解説

端午の習慣と五色の組紐・百草

端午(旧暦五月五日)には疫を払う行事が行われました。菖蒲や艾(よもぎ)を軒に挿し、香袋や五色の絲を身につける風習です。五色は木火土金水の五行を表し、邪気を払うとされています。『通典』や『歳時廣記』には端午の記録があり、香袋や彩紐の風俗が見られます。

百草頭の配布は地域ごとに素材が異なり、施粥の習わしは宋代の慈善活動に由来します。ドラマでは五色の組紐が個人のお守りと好意の象徴として描かれ、関係の進展を示す印象的な小道具になっています。

 

ドラマの学堂=史実の族学制度

ドラマで学堂と呼ばれていた。私設学校は『唐六典』では、王侯貴族が私設の学校を設けることを認めており、これを「族学」と言いました。本来は一族の教育水準を保ち、子弟を公試に備えさせる制度であり宋代以降には「書院」へと発展します。

花芷の学堂設立の発想は、名門一族だけでなくさらに広い人々に教育の場を与えようというもので、流石にこの時代にはありませんが。ドラマの脚色です。

 

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『惜花芷』の前後のエピソードや、登場人物・あらすじ一覧ページをまとめています。<br>
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ドラマあらすじ
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この記事を書いた人

歴史ブロガー・フミヤ

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京都在住。2017年から歴史ブログを運営し、これまでに1500本以上の記事を執筆。50本以上の中国歴史ドラマを視聴し、史実とドラマの違いを正史(『二十四史』『資治通鑑』など)に基づき初心者にもわかりやすく解説しています。

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