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如懿伝 55・56・57・58話のあらすじとネタバレ:舒妃の最後

如懿伝51-54話あらすじ |如懿伝59-62話あらすじ ▶

中国ドラマ「如懿伝 紫禁城に散る宿命の王妃55・56・57・58話のあらすじとネタバレ感想。

囲場で皇帝が襲撃されました。そこで見せた四阿哥の動きに如懿は疑問をもちますが、証拠はありません。十阿哥を失った舒妃は絶望するのでした。

55話から58話までの印象に残ったシーンを歴史的な解説とともに紹介します。

※この記事はドラマ『如懿伝』のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

他のエピソードを見たい方は 如懿伝 あらすじネタバレ全話一覧 をどうぞ。

 

如懿伝の登場人物

  • 如懿(にょい) 演:ジョウ・シュン/皇后
  • 乾隆帝(けんりゅうてい) 演:ウォレス・フォ
  • 鈕鈷祿氏(ニオフルし)/皇太后(こうたいごう) 演:ヴィヴィアン・ウー
  • 海蘭(ハイラン)/海常在(かいじょうざい) 演:チャン・チュンニン
  • 金玉妍(きんぎょくえん)/嘉妃(かひ) 演:シン・ジーレイ
  • 衛嬿婉(えい えんえん)/炩嬪(れいひん)  演:リー・チュン

 

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如懿伝55話あらすじ・ネタバレ

要約

  • 囲場で皇帝が狙撃される。如懿と永琪は四阿哥の暗躍を疑う。
  • 皇帝は凌雲徹を結婚させるが、新妻との関係は冷えている。
  • 皇帝は永璋を遠ざけ、嘉貴妃の四阿哥を寵愛。

あらすじ: 木蘭囲場の罠

皇帝が襲われる

皇帝は皇子たちと狩りを楽しんでいました。しかし駿馬を手なずけたいと思って追いかけ、たった一人になってしまいます。すると仕掛けられた罠から矢が発射され。皇帝は馬から落ちてしまいます。

その混乱の中、四阿哥が矢を向けました。しかし間一髪で凌雲徹が駆けつけ皇帝を助けます。さらに五阿哥も皇帝の前に立ちはだかり皇帝を守り抜きました。この功績が認められ、凌雲徹は二等侍衛に出世します。

一方、五阿哥は四阿哥の怪しい行動を如懿に報告。ですがはっきりとした証拠がないため、如懿はただ見守ることしかできませんでした。

凌雲徹が結婚

皇帝は事件をうやむやにしてしまいます。凌雲徹を茂倩という女性と結婚させました。凌雲徹は結婚することを如懿に報告。如懿も彼の結婚準備を手伝います。

ところが結婚してからも凌雲徹の心は如懿にあります。妻の茂倩をまったくかえりみません。その様子を見て、茂倩は夫の心に別の女性がいることを知ってしまうのです。

皇子たちの思惑と如懿の懐妊

今回の事件の処理を巡って皇帝と皇子たちの間に亀裂が入ります。皇帝は永璋の意見に激しく怒り、他の皇子たちのことも疑い始めました。

その一方で機転を利かせた四阿哥を褒め、彼をベイレ(貝勒)にするつもりだと話します。
これを聞いた純貴妃は面白くありません。五阿哥には「才能を隠して目立たないようにしなさい」と忠告します。

その夜、如懿は皇帝に再び妊娠したことを告げます。皇帝は心から喜ぶのでした。

感想

凌雲徹が手柄を立てて昇進したのは良かったのですが。皇帝の命令で結婚なんて、ありがたいどころかただの足かせでしかありませんよね。見ているだけで気の毒です。如懿にもらった靴をそっと手に取って彼女を想ったりして。割り切れないものもあるでしょう。茂倩もそんな夫を見るのは辛いと思います。

 

如懿伝56話あらすじ・ネタバレ

要約

  • ジュンガルで内乱が発生。
  • 乾隆帝はジュンガルの乱を収めるため長公主をダワチに嫁がせる。
  • 舒妃は病に伏した十阿哥を側に置くことを願うが、十阿哥は幼くして他界。

あらすじ:君主の苦悩

長公主の再嫁

長公主はジュンガルで起きた内乱を収めるため皇帝に助けを求めました。しかし反乱を起こしたダワチも、これ以上の争いをやめたいと和睦を申し出てきました。その条件は「長公主を妻にすること」。戦争で国が疲弊するのを避けたい皇帝は辛い決断を迫られます。

実の妹を再び嫁がせるという苦渋の決断に皇帝は太后の悲しみを思うと心が痛みます。ですが国の平和のためには仕方ないと考えて太后を説得しとうとしました。太后は激しく怒り皇帝が肉親を犠牲にする残酷な決断をしたと責めます。そんな皇帝の苦しみを皇后の如懿はそっと見守り支えるのでした。

悲劇的な十阿哥の死

舒妃は病気の十阿哥を心配して我が子を自分のそばに置いてほしいと皇帝に懇願します。しかし国務で多忙な皇帝は彼女の願いを聞き入れようとしませんでした。

そこで舒妃は太后に助けを求め、太后は如懿に娘のつらさを訴えます。如懿の説得でようやく皇帝は十阿哥を舒妃のもとに戻すことを許しました。しかし時すでに遅く、十阿哥は幼くして亡くなってしまいました。

悲しみに暮れる人々

十阿哥の死を知った皇帝は父親として息子の顔すら覚えていなかったことにひどく後悔しました。大切な子を失った舒妃は悲しみのあまり心を病んでしまいます。

国の安定のためとはいえ、実の妹を犠牲にした皇帝もまた、深い苦悩を抱えていました。如懿は、自分も身ごもっている姫が、いつか遠い地に嫁がされるかもしれないと想像し、心が張り裂けそうになるのでした。

解説:史実と違うジュンガルの内乱

ドラマではジュンガルで内乱が起きてダワチが新しい王になりました。史実でも1752年にジュンガルで内乱が起きてダワチが新しいホンタイジ(王)になっています。ただしダワチがが主犯というより、反乱軍に担がれた形です。

しかもこのころのジュンガルは清の属国ではなく独立した国です。清から公主を迎えていません。乾隆帝の妹がダワチに嫁いだことになっていますが、史実ではそのような出来事はありません。清とは無関係です。ジュンガルの混乱はこの後も収まらず、やがて清に投降する者が出るようになります。

第十皇子の死亡

史実では1753年に舒妃 葉赫那拉氏の息子・第十皇子が他界しました。わずか2歳です。この時代は皇族と言えども子供の死亡率は高く、乾隆帝の17人の息子のうち6人が3歳になる前に他界しています。ドラマのように第十皇子が舒妃のもとを離れて育てられたいたかはわかりませんが。子供の死亡率が高い時代には子育て経験のある皇族や臣下に育てさせることもありました。いずれにしても舒妃は辛かったでしょうね。

 

如懿伝57話あらすじ・ネタバレ

要約

  • 舒妃は皇帝が与えた薬が不妊薬だった事実を知り、絶望のあまり宮殿に火を放って自害。
  • 如懿は無事に第五皇女を出産。五公主は心臓の病を患っていた。
  • 舒妃の死が嬿婉の告発にだったことが明らかになり、太后は嬿婉を追及。

あらすじ:絶望の果てに

舒妃の死と真実

皇帝は十阿哥を亡くして悲しみに沈む舒妃を心配。彼女に薬を飲ませました。しかし嬿婉は子を亡くした悲劇を装って舒妃に近づき皇帝が与えた薬が避妊薬だったと告げてしまいます。

絶望した舒妃は皇帝に真相を問いただしました。しかし皇帝は事実を認めようとせず、これ以上詮索しないよう警告するだけ。皇帝を長年信じ続けていたにもかかわらず、利用されていただけだと知り、舒妃は宮殿に火を放って自害してしまいます。

五公主の誕生と病

舒妃の宮殿が火に包まれたその時、如懿の陣痛が始まりました。そして無事に第五皇女(華宜公主)を出産します。

皇帝は新しい命の誕生を喜びますが、生まれたばかりの五公主が心臓の病を患っていることが判明します。皇帝は舒妃の死と同じ日に生まれた不吉な娘として、五公主の病を運命づけられたものだと思うのでした。

嬿婉の企み

舒妃が亡くなった後、如懿は産婆たちへの褒美を減らすことにしました。不満を抱いた産婆の田氏は嬿婉のもとへ行き助けを求めます。

一方、太后は舒妃が亡くなる直前に嬿婉と会っていたことを突き止めました。そして嬿婉が舒妃に避妊薬の事実を告げたことを突き止めます。太后は証拠を突きつけ、嬿婉に罪を認めさせようとするのでした。

解説:実は生きていた舒妃

ドラマでは舒妃が自害しました。史実でもこのころ舒妃は息子の第十皇子をなくしているのですけっれど。舒妃はこの後も生きてます。この後は令妃 魏氏が生んだ和碩和恪公主の育て親となりました。継皇后や令皇貴妃の死後も生きて後宮で最高位の側室となります。主要な妃の中では特に長生きした人なのですが。ドラマではなぜかここでいなくなってしまいます。

 

如懿伝58話あらすじ・ネタバレ

要約

  • 嬿婉は舒妃の死に関する罪を一部認め太后に取りろうとする。
  • 太后は自身の権威と秘密を守るため、嬿婉を罰しつつ皇后からかばう。
  • 嬿婉は太后の助けと自身の策略で木蘭囲場で皇帝と再会、再び寵愛を取り戻す。

あらすじ: 抜け駆け

嬿婉、太后にひざまずく

太后に問い詰められた嬿婉は舒妃を死なせるつもりはなかったと弁解します。太后も如懿がこの件で嬿婉を徹底的に罰しようとしていることに気づきました。そして自分の権威を守るため、事態を収拾しようと考えます。

太后は毎日嬿婉の頬を打つという罰を与えます。こうして如懿の怒考えますめ、これ以上の如懿の追及をやめさせたのでした。

新たな妃嬪の登場と如懿の不安

ジュンガルの動きをけん制するため、モンゴル出身のバリン氏の娘が宮中に迎えられ穎嬪になりました。若く無邪気な彼女はあっという間に皇帝の寵愛を一身に集めるのでした。

一方、如懿はまだ幼い十二阿哥ではなく、五阿哥を皇太子候補として育てていくべきではないかと考えるようになります。

皇帝の寵愛を取り戻した嬿婉

太后に罰を受けている間も、嬿婉はなんとかして寵愛を取り戻す機会を狙っていました。進忠の助言を受け皇帝が木蘭囲場へ向かうことを知ります。

嬿婉は病気を装って円明園に戻る許可をもらうと密かに皇帝の後を追いました。そしてモンゴルの召使いに成りすまして皇帝に近づき、再び歌と舞いを披露します。その努力が実り、嬿婉は再び皇帝の寵愛を取り戻すことに成功するのでした。

 

解説:穎嬪 バリン氏

舒妃が亡くなった直後ですが、モンゴルのバリン氏から新しい側室がやってきました。史実では穎嬪 バリン氏はこれより5年前には選秀女で合格して入宮していました。このころに穎嬪になっています。ジュンガルの動きとは関係ありません。

でもモンゴルの軍事力が皇帝に必要なのは事実。ジュンガルとの戦いでもモンゴル勢は活躍しています。それを考えると乾隆帝がモンゴルから来た側室を大切にするのは政治的にも重要だったからなのですね。

 

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如懿伝 55~58話 まとめ

後継者争いも徐々に激しくなってきました。四阿哥が策を弄して後継者の座を狙おうとしていますが。如懿たちも怪しいと思っていますし、いつかバレそうですね。

舒妃は気の毒でした。子を失い、自分も皇帝に利用されていたことを知って絶望。悲惨な最後となってしまいました。

それにしても嬿婉はしぶといですね。太后と如懿の思惑が重なって、嬿婉が命拾いすることになってしまいましたが。自分んの知恵と媚びを売る才能をフルに発揮して再び皇帝の寵愛を取り戻してしまいました。穎嬪という新たな妃嬪も登場。宮中はまだまだ混乱が続きそうです。

如懿は皇后として、どのようにこの状況に対処していくのでしょうか?

 

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この記事を書いた人

歴史ブロガー・フミヤ

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京都在住。2017年から歴史ブログを運営し、これまでに1500本以上の記事を執筆。50本以上の中国歴史ドラマを視聴し、史実とドラマの違いを正史(『二十四史』『資治通鑑』など)に基づき初心者にもわかりやすく解説しています。

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