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【玉骨遥】ネタバレあらすじ5・6・7・8話と感想・解説|世子争いに巻き込まれる時影

中国ドラマ「玉骨遥(ぎょっこつよう)」の5・6・7・8話のあらすじとネタバレを紹介。

時影に弟子入りしたい朱顔と拒む時影。そして時影を皇帝にしたい大司命の思惑が動き出す。

この記事では玉骨遥5〜8話の要点や登場人物、見どころを紹介。

ネタバレがあるのでご注意ください。

登場人物
時影(じえい)/シャオ・ジャン
朱顔(しゅがん)/レン・ミン
重明(ちょうめい)/リー・ミンドー

 

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玉骨遥5話 あらすじとネタバレ

簡単要約

  • 時影は母の復讐を望まず、空桑の皇子としての過去を断ち切ろうとする。
  • 朱顔は時影に弟子入りを懇願するが拒絶されてしまう
  • 時雨と白雪鶯は、互いに惹かれ合うが思惑が複雑に絡み合う。

 

第5話あらすじ:もう1つの出会い

復讐を捨てる時影

大司命は時影の母親を死に追いやった皇帝に復讐してほしいと願っていました。しかし時影はそれをきっぱりと断りました。これからは術法を極める道を進み、二度と故郷には戻らないと大司命に言います。

大司命は時影の固い決意を感じましたが諦めきれません。翌日行われる祭祀大典を蔵書閣にある水鏡で見て記録するようにとだけ指示しました。

そこで大司命は皇帝に可愛がられている弟の「時雨」を時影に見せつけ、時影の心に残る故郷への未練を刺激しようと考えたのです。

止淵と白雪鶯の夜

止淵は朱顔との思い出の品を探しに夜の鮫人市場へ行きます。そこで海国の悪者に絡まれているお年寄りを助け、お礼に大切な贈り物をもらいます。このとき止淵が元鮫人だということがばれそうになりますが、彼は何も言わずにその場を去りました。

時雨の活躍と時影の葛藤

当日、名代を務める時雨は式典の言葉を忘れそうになりましたが、白雪鶯のアドバイスを思い出し無事乗り切りました。時影は鏡を見て弟の成長を喜んでいましたが、同時にこれが大司命の仕組んだことだと気づくのでした。

大司命は重明の羽根を持つ白雪鶯を見つけて問い詰めるのでした。

朱顔に冷たくする時影

一方、朱顔は時影に会い弟子入りを志願します。でも時影は朱顔への気持ちを断ち切るため、彼女を突き放す冷たい態度をとるのでした。

 

感想・見どころ

珍しい?親の仇うちを拒否する主人公

時影は母の仇を討つことを拒否しましたね。中国や韓国ドラマでは「親の仇を討つ」のが当然とされるので、正直ちょっとびっくりしました。大司命が復讐をけしかけても時影は冷静に「母の教えを守ります」と答えるし。芯の強さを感じて、好感度が上がります。

本当の「孝」の形

「親の仇を討て」も「親の教えを守れ」も、どちらも「孝」の教えに根ざしているんですよね。時影が「親の望まないことはしない」という姿勢を貫いたのも、立派な孝行だと思います。どちらの考え方も正しい、と感じました。

安定運転のハン・ドン キャラ

大司命は自分の都合で仇討ちさせようとしているように見えて、少しイラっとしました(笑)。でも、そういう憎たらしい役をやらせるとやっぱりハン・ドンはハマりますよね。なんだかんだで、この先も大司命の動向から目が離せません。

 

玉骨遥6話 ネタバレとあらすじ

簡単要約

  • 朱顔は試練に挑み時影の弟子入りを懇願するが、冷たく拒絶される。
  • 白雪鷺の策略で時雨は公の場で白雪鶯への想いを告白する。
  • 時影は朱顔を傷つけてでも自身の出自と九嶷山での生活を守ろうとする。

 

あらすじ:命懸けの切なる願い

弟子入りの試練と時影の真意

重明は朱顔を亡き者にしようと思い、ある試練を出しました。それは「元神重聚の術法」に必要な「七星灯」を星尊大帝の墓から持ち帰ること。もちろん危険な場所です。

それでも朱顔はたった一人で墓に行きました。体中傷だらけになっても諦めず、必死に七星灯を探します。その姿を見た時影は重明が勝手に朱顔を試していたことを知りました。そして、こっそり手を貸し朱顔を助けます。

ようやく七星灯を手に入れ、時影の元を訪れた朱顔。しかし時影は「死んだ人間を生き返らせる術なんてない」と突き放しました。

時影は朱顔に諦めさせようとしたのでした。でも時影の冷たい言葉は朱顔の心を深く傷つけるのでした。

時雨と白雪鶯、みんなの前で愛を告白

白雪鷺は妹の白雪鶯が時雨とこっそり会っていることを知り、彼女を陥れようとします。

白雪鶯が時雨からもらった木彫りの鳥をめぐって公の場で白雪鶯の貞操を疑う騒ぎを起こします。白雪鶯は時雨を守るため贈り主が誰なのか言おうとしません。

そこに朱顔が駆けつけ贈り主を「ふがいない人だ」と責めたのでで時雨は心を決めます。みんなの前で「木彫りの鳥を贈ったのは自分だ」と堂々と告白。白雪鶯への想いを伝えました。

これを聞いて白王は喜んだものの、青王は激怒しました。

傷心の朱顔と新たな決意

時影に冷たくされた朱顔は傷ついていました。そんな彼女に赤淵は「時影のような世俗から離れて暮らす人は、簡単に人情を見せないものだ」と、時影の行動を彼女にわからせようとするのでした。

朱顔は赤淵と話し「傷ついた時は正直に話し合おう」と約束するのでした。

 

感想・見どころ:時影が突き放した本当の理由

時影が朱顔に言った「愚かで向こう見ずな人間が一番嫌いだ」という言葉、あれはきっと彼の本心ではないですよね。むしろ昔の自分を見ているようで、重ねていたんじゃないかな。

あの突き放すような冷たい態度は、彼女を危険な目に遭わせたくないという時影の優しさの裏返しなんだなと感じました。冷たくすることで彼女を自分から遠ざけようとした。そうしないと、また大切な人を失ってしまうのではないかと怖かったのかもしれません。

 

解説:中国神話における七星信仰

中国の神話や信仰では七星(北斗七星)は特別な意味を持ちます。北斗七星は天の中心(天帝:天皇大帝)の周囲を巡る重要な星。人の寿命を司ると信じられていました。北辰信仰ではしばしば天帝と一緒にされることもあります。

今回のドラマに登場する星尊大帝は九嶷山に祀られる最高の存在です。星尊大帝は架空の神ですが、墓に七星灯があるので七星を従えた最高神なのでしょう。天帝と北斗七星の関係に近い存在といえます。

 

玉骨遥7話 ネタバレとあらすじ

簡単要約

  • 朱顔は術法を学ぶことを決意し九嶷山へ向かう。
  • 大司命は時影を帝位に就かせようと画策する。
  • 少司命が時影だと知った朱顔は反発するが、選抜試験に挑むことに。

 

あらすじ:大司命の策謀

時影の新たな地位と大司命の野望

18歳の誕生日を迎えた時影は大司命から「九嶷山少司命」の地位を授けられました。大司命は時影を世俗に戻し帝位に就かせようと考えていました。

その足がかりとして六部王府から優秀な弟子を募る「少司命選抜試験」を実施。試験で最も優秀な者を時影の筆頭弟子にして将来の助けとしようと見込んでいました。

時影は朱顔から送られた明月綃の中に、自分の刺繍のハンカチが入っているのを見つけ。焼き捨てて彼女との縁を断ち切ろうとします。

朱顔と赤淵、それぞれの想い

朱顔は赤淵から鮫族の宝「明月綃」を受け取り、過去と決別するため、この布を九嶷山に送ります。赤淵との会話の中で、朱顔は自分の曾祖母・濯儀が赤淵を助け、再会を約束していたことを知ります。

赤淵は鮫人族の掟として一生に一度しか人を愛せないため、顔を忘れてしまった最愛の人を待ち続けていたのです。

朱顔は再び九嶷山を訪れ、少司命の弟子選抜試験に臨むことを決意します。

家族の思惑と複雑な人間関係

青王と青妃は時影が生きていることを確信。時雨を早く世子にして時影を排除しようと企みます。白雪鷺も青妃から情報を聞き出し、帝王谷にいる人物が重要人物だと確信。自分が世子妃になるために、この人物に近づこうと決意します。

一方、白王は娘の白雪鶯と白雪鷺を弟子選抜試験に参加させ、時影との関係を深めようとしていました。

弟子選抜試験の始まり

九嶷山に志願者が集まりました。朱顔は自分を突き放した少司命が時影であることに気づいて弟子入りを拒否しようとします。時影が試験のルールを発表すると、朱顔は一人で参加することになり、脱落を待つことにしました。

 

感想・見どころ

その中でも特に目が離せなかったのが、大司命ですね。ただ時影を守っているだけでないのはわかりますが。やっぱり皇帝にしたいのか。時影を空桑の帝王にしたいんですね。

青族は当然、自分たちの血を受け継ぐ時雨を後継者にしたいし。白族は時影に接近しようとしている。皇位継承をめぐる争いも動き出しましたね。

 

 

玉骨遥8話 ネタバレとあらすじ

簡単要約

  • 朱顔と青罡は窮奇と混沌に襲われ、朱顔は時影と共に試練の淵に落ちる。
  • 窮奇を退けた朱顔の機転と心の光で橋を渡る時影と朱顔の姿が描かれる。
  • 混沌の淵での試練を通して、二人の関係は再び近づいていく。

 

あらすじ:弟子選抜試験

窮奇と混沌の襲撃

朱顔は少司命の弟子を選ぶ試験に参加しましたが、そこに重明がやってきて徴発。その窮地を救ったのが影武士の青罡でした。彼は卑怯なやり方が嫌いなので朱顔と協力することにします。

さらに二人は人食い妖怪の「窮奇」に襲われてしまいます。大司命は時影の皇后候補に白雪鷺を据えるため、朱顔と青罡を窮奇に襲わせたのです。

朱顔は「窮奇は悪人が好き」という言い伝えを思い出し、青罡と悪人のふりをして窮奇をうまく騙して退散させました。

ホッと安心したのも束の間、二人はより強力な怨霊「混沌」に襲われます。朱顔は青罡を突き飛ばし一人で混沌の淵に落ちていきました。

嗔霊の淵での再会

朱顔は混沌に飲まれ怨念が渦巻く「嗔霊の淵」に落ちた。心を惑わされ、目も耳も聞こえなくなってしまいます。

その時、時影が朱顔を助けるため淵へ降り立ちました。時影は朱顔を助けようとしますが。しかし目も耳も聞こえない朱顔は彼を妖怪と勘違いし、時影は困ってしまいます。やがて目と耳が聞こえるようになると、目の前にいるのが少司命だと気づいて反発して一人で行動しようとするのでした。

心の橋

混沌の淵では時影でさえ術法を使うことができません。時影は人の心の「喜び」や「希望」が「心の橋」を作り、淵から抜け出せると考えます。

朱顔は幼い頃に世子殿下からもらった「雪寒微」や父が術法を学ぶことを許してくれた時の喜びを思い出しました。すると心の橋が再生したのです。

ところが時影は自分には楽しい思い出がないことに気づきます。そこで朱顔に楽しい思い出を話させるしかありません。そして二人は無事に淵から脱出できたのでした。

歴史的な解説:窮奇と混沌

窮奇(きゅうき)と混沌(こんとん)は、中国の古い伝説に出てくる「四凶」と呼ばれる恐ろしい霊獣です。

窮奇:変わった獣で、良い人を食べてしまい、悪い人を助けると言われています。

混沌:四凶の中でも特に恐ろしい存在で、世界が生まれる前からいたとされています。目も耳も鼻も口もない袋のような姿をしていて、良い悪い関係なくすべてを飲み込んでしまうとされます。

こうした霊獣たちは、人間の心にある「悪」や「無秩序」な感情を表していると昔から考えられてきました。

解説:時影の「玉の傘」と道教

時影が持っている「玉の傘」は、道教の考え方を取り入れたアイテムです。道教の世界では玉は神聖な力を持つものとされ、傘は天の恵みや守りを象徴します。

ドラマの中で混沌の淵でも玉の傘だけが動けるというシーンがありました。これは、玉の「悪いものを清める力」と、傘の「結界を張って身を守る力」という二つの意味を組み合わせたものだと思います。

中国ファンタジーには道教がかなり影響しているのがよくわかります。

 

玉骨遥5~8話まとめ

世俗とは関わりたくないと思っていた時影の思惑とは反対に、時影は世俗の権力争いに巻き込まれてしまいました。ハンドンキャラらしさいっぱいの大司命の暗躍がますますひどくなってますね。いやどうなるんでしょう。

朱顔は冷たい時影を嫌がるようになってきましたが、混沌の淵で再会して心の光で橋を渡るという試練を乗り越え。また接近した感じですね。

とくに時影が朱顔の純粋な心に触れ、彼の心の闇が少しずつ晴れていく兆しが見えました。

朱顔は無事に弟子選抜試験に戻ることができるのでしょうか。そして、この試練を通して、二人の間に生まれた新たな絆がどう描かれていくのか、注目です。

 

 

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この記事を書いた人

歴史ブロガー・フミヤ

著者 自画像

京都在住。2017年から歴史ブログを運営し、これまでに1500本以上の記事を執筆。50本以上の中国歴史ドラマを視聴し、史実とドラマの違いを正史(『二十四史』『資治通鑑』など)に基づき初心者にもわかりやすく解説しています。

詳しい経歴や執筆方針は プロフィールをご覧ください。

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