こんにちはフミヤです。ご訪問ありがとうございます!
中国ドラマ「鹿苑記(ろくえんき)~僕の生意気な彼女~」14・15・16話のあらすじとネタバレ感想の紹介です。
富商殺しの捜査を続ける林清秋と鹿南一。そして林清秋にライバル心を燃やす陸白。14話ではいよいよ犯人が明らかに。しかしその裏には悲劇的な愛の物語がありました。
そして陸白に新たな恋の予感も。
それでは14話からお楽しみください。
他のエピソードを見たい方は 鹿苑記(ろくえんき)あらすじ全話一覧 へ
なおこの記事はオリジナル版の全24話のバージョンで書いています。テレビ放送版とは内容が違う場合があるのでご注意ください。
鹿苑記の登場人物
- 鹿南一(ろく・なんいつ)人気の講談師。
演: ホアン・イー - 林清秋(りん・せいしゅう) 金州の知府。
演: ディン・ジアウェン - 宮北音(きゅう・ほくいん) 検死官。
演: シャン・シュエン(尚璇) - 雷羽(らい・う) 捕頭
演: ウェン・ユエン
詳しいキャストと登場人物は 中国ドラマ【 鹿苑記(ろくえんき)】キャスト登場人物紹介 を御覧ください。
全24話のオリジナル版の内容を紹介しています。日本でのテレビ・BS放送版は全18話に編集されています。ご注意ください。
鹿苑記14話 あらすじ
洛寒水と謎の絵
林清秋(りん せいしゅう)は、以前に洛寒水を探していたときにある女性の絵を見ました。その絵に描かれていた簪(かんざし)が、妾の簪とまったく同じ事に気が付きます。
さらに調べると、驚くべき事実が判明したました。なんと洛寒水と妾は幼馴染だったのです。そして洛寒水自身も武術の心得があることもわかりました。
林清秋は、今まで集めた情報をもとに洛寒水が富商の好色な性格を利用して画中仙(がちゅうせん)という絵を高値で売りつけたと考えました。
明らかになる洛寒水と妾の過去
陸白(りく はく)による審理が進む中。林清秋は、洛寒水が深夜に絵を盗みに来たことが証拠になると指摘。さらに妾は、洛寒水とは幼い頃から深く愛し合っていたことがわかります。でも継母のせいで、富商に嫁がされたのです。
洛寒水は金を稼いで愛する人を連れ出そうとしたものの富商に見下されてしまい、絵を使った犯行に及んだのです。彼はすべての責任を自分に被せようとしましたが、妾も自身に非があると訴えます。
陸白は二人の境遇に同情しましたが、感情に流されることなく事件を徹底的に調査すると固く決意するのでした。
言滄海と墓泥棒の義兄弟
林清秋は牢にいる言滄海と面会し、彼が墓泥棒と繋がりがあること、そして殺された孫秦九と包盛の秘密を探ります。
さらに彼らにはもう二人義兄弟がいたことがわかります。犯人の目的は四人への復讐だと考えられますが。言滄海は情報提供の条件として釈放を求めるのでした。
感想:事件を生んだ悲しい愛
今回の事件の裏には洛寒水と妾の悲しい事情がありました。彼らは幼馴染で将来を誓い合っていました。でも継母に富商との結婚を強いられました。洛寒水は愛する人を守るために毒入りの絵を利用した。彼の行動は決して許されるものではありませんが、彼がそこまでして守りたかったのは妾への深い愛情なのですよね。なんだかやりきれない思いがします。
歴史的な解説:ワンタンと中国の食文化
今回のエピソードでは鹿南一と林清秋がワンタンを食べてました。中国時代劇にはワンタンを食べる場面がよく出てきますよね。ワンタンは中国の代表的な麺料理の一つで、地域によって呼び名や調理法が違います。「雲呑(ワンタン)」は主に南部の言い方。南部ではスープに入れて食べることが多く、日本でよく見かけるワンタン麺もこの影響を受けています。
ワンタンは庶民に親しまれている料理なので街中のシーンにもよく出てくるのですよね。また今回のように、人々の心の交流を表現する場としても食事の場面が描かれることがよくあります。
鹿苑記15話 あらすじ
怪しい烏衣鎮
林清秋と鹿南一は金州の事件の鍵が烏衣鎮にあると考えて、公文書館で関連資料を探しました。ところが、烏衣鎮の公文書が無くなっていることに気づきます。林清秋と鹿南一は烏衣鎮の公文書の謎を追うため二人で烏衣鎮へ向かいました。
夜の烏衣鎮は人気がなく不気味な雰囲気に包まれていました。警戒しながら町を進む二人ですが、合言葉を交わさなければ何も買えないという、おかしな状況に遭遇します。
目的の絵はすでに売れたと言われ、さらに「もっと良いものがある」と誘い出された二人は、何者かに意識を失わされてしまうのでした。
囚われの林清秋と鹿南一
心配した付文淵も烏衣鎮へ向かいます。一方、陸白は聞若夕に菊の花を贈りますが林清秋が危機だとわかると全てを投げ出して救出へと駆けつけます。
林清秋と鹿南一は、捕らえられて絶体絶命のピンチにたたされていました。さらに、そこへ仮面の男たちが現れ「カップルが嫌いだから、二人のうち一人だけが生き残れる」という、とんでもない選択を迫ります。
林清秋は彼らが物語好きだと見抜き、時間を稼ぐため鹿南一が物語を語り始めますが、男たちは彼らの物語を気に入らずに…。
感想:試される絆
ここでも林清秋と鹿南一の絆が試される場面がありました。ろうそくに囲まれて目隠しされた鹿南一と口を塞がれた林清秋が、幼い頃の童謡をヒントに危機を切り抜けるシーンは思わず応援したくなりましたね。お互いを信頼しあってなければなかなかできないと思います。
感想:陸白の熱い友情
陸白は普段は林清秋に突っかかってばかりですけど。彼が危険だと知ると聞若夕との時間を放りだして救出に駆けつけるんですよね。意外と友情に熱い男なのだと思いました。普段の彼の姿とのギャップに感動を覚えました。
聞若夕はちょっと気の毒でしたけれどね。
鹿苑記16話 あらすじ
付文淵と陸白の救援
鹿南一と林清秋は烏衣鎮で仮面の男たちに襲われ、絶体絶命のピンチ。そこへ付文淵が現れ、鹿南一だけを助けようとして、林清秋を見捨てるそぶりを見せます。
そこに陸白が部下を率いて登場。仮面の男たちと激しい戦闘になりました。この光景に聞若夕は恐怖で固まりますが、陸白が「私がいるから怖がるな」と彼女を守るのでした。しかし陸白は聞若夕をかばって肩に毒矢を受けてしまいます。
聞若夕の恋
陸白の怪我は重く医者からは百年ものの朝鮮人参が必要だと告げられます。でもそんなに高級な物を入手できるはずがありません。皆が頭を悩ませていると、なんと聞若夕が「私の家には千年以上前のものがある」と驚きの発言!必要な薬材を全て提供するのでした。
彼女は付きっきりで陸白の看病をしました。そして彼への恋心を自覚するのでした。そして聞若夕はこの気持ちが陸白への「愛」だと確信。すぐにでも一緒になりたいと焦るのでした。
感想:恋に落ちた聞若夕
聞若夕は林清秋との婚約にも愛情はなさそうなことを言ってました。恋愛には興味を示さなかった彼女でしたが、陸白に恋してしまったようです。こういう人は一度恋い焦がれるとエスカレートしそうで恐いですね。超高級品の千年人参を惜しみなく提供したりするところなど。早くも一途なところがでています。今後の二人の関係がどのように進展していくのか楽しみです。
歴史的な解説:千年人参は存在するのか?
今回のエピソードでは陸白の治療に「千年人参」が使われました。人参(朝鮮人参)は漢方医学で重要な薬材です。古くから「不老長寿の妙薬」として珍重され、疲労回復、免疫力向上、精神安定、滋養強壮など多くの効果があると信じられてきました。
中でもとくに珍重されたのが「千年人参」と呼ばれる古いものです。でも人参が千年も生きるはずがなく、誇張されています。人参の寿命は最高でも400年といわれ。100年ものでも超高級品です。それでも草が100年も生きるのは凄い生命力です。
ドラマの中で聞若夕が「千年人参」を持っていましたが、彼女の家の財力がどれほど凄いかがわかりますね。
感想:言滄海の謎
言滄海の身につけていた飾りは乳母の持つものと同じでした。女性しかつけない飾りらしいですが、言滄海の過去や血縁関係に何か謎が隠されていそうですね。
彼が墓泥棒と関わっているという事実と、どの結びつくのか気になります。
聞若夕の恋と言滄海の謎。今後の展開が気になります。
他のエピソードを見たい方はこちらからどうぞ。
鹿苑記(ろくえんき)あらすじ全話一覧
コメント