中国ドラマ「大宋宮詞(だいそうぐうし) ~愛と策謀の宮廷絵巻~」の大宋宮詞 21・22・23・24話あらすじとネタバレ紹介記事です。
戻ってきた劉娥は徳妃になり宮中に入るはずでしたが。先帝の遺言があると重臣たちが反対します。さらに趙吉の位牌を太廟に置く件についても反対意見が出ます。すると寇準は妥協案を出し、劉娥が3年間先帝を供養すること入内できることになりました。
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注:この記事にはネタバレが含まれています。ご注意ください。
この記事で分かること(各話のポイント)
- 第21話:劉娥を入り宮させるため3年間の守陵を命じる。
- 第22話:潘玉姝と趙恒の相性が悪く子が望めないと診断。潘家は秘密裏に鍾樵との間に子を作ろうと画策。
- 第23話:潘玉姝が密会を重ね妊娠。疱瘡が流行し、劉娥が再び治療の中心に。
- 第24話:趙佑と郭皇后が相次いで死亡。郭皇后の遺言で劉娥が次期皇后に指名される。
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大宋宮詞 21話 あらすじ
郭賢は一度失脚するも復職。劉娥は三年間の守陵を命じられました。
あらすじ
真宗 趙恒は郭賢を定州への流刑を命令。郭皇后と趙佑は跪いて泣いて流刑を撤回するように懇願。その姿に憐れみを感じた趙恒は郭賢の定州行きを思いとどまります。
職を辞した郭賢は二皇子 趙佑の学問の師匠として熱心に教育。その成果に満足した真宗は郭賢を復職させるのでした。
儒教の三礼を根拠にして真宗 趙恒は劉娥に3年間 先帝の皇陵を守ることを命令。任期を終えたら劉娥を入宮させ、趙吉の位牌を太廟に安置すると臣下に約束させます。もし反対するものがいれば死罪にすると宣言。臣下は黙って従います。
とはいうものの。真宗は思い通りに劉娥たちを後宮に迎え入れることができないことに苛立ちを覚えるのでした。
一方、寇準は軍人の俸禄と軍費の削減を提案。潘伯正は西の守りのため軍備の拡張を主張、対立します。
真宗は寇準の案を採用。そこで潘伯正は王欽若のもとを訪れ、寇準への嫉妬を利用して寇準を陥れようとしました。
解説:寇準の左遷
史実では澶淵の盟の後、王欽若が皇帝に意見して寇準が降格になります。
王欽若は皇帝に取り入るのが上手い人です。実際の真宗は人の意見に流されやすい人物でした。史実の寇準は功績の大きい人ですが、態度も大きく自分の思い通りにならない人には「殺すぞ」と脅して敵を作ってばかり。だからいざという時に皇帝や他の人が味方してくれません。
ドラマでは寇準の悪いところはあまり描かないですから。その分、王欽若が悪者になってしまいます。民間には寇準=善玉のイメージで広まっているので、王欽若=悪玉になりますね。
大宋宮詞 22話 あらすじ
潘玉姝は趙恒との間に子は望めないと言われてショック。皇陵では劉娥を刺客が襲います。
あらすじ
潘家に巫医が呼ばれ、潘玉姝と趙恒の血を使ってなにやら判断しています。巫医は潘玉姝と趙恒の相性が悪いので二人の間には子供は産まれないと結論付けてしまいます。玉姝の母は何か治療法はないかと訪ねますが巫医は首を横に振るのでした。
それを聞いた潘玉姝は魂を失ったようにショックをうけてしまい。潘家の者たとも愕然としてしまい眠れない夜を過ごします。
その後。潘良の友人・鐘樵が訪ねてきました。すると潘伯正はある計略を思いつきました。潘玉姝と鐘樵に寝床を共にさせ子供を作らせようというのです。
劉娥と李婉児は皇陵で暮らし始めました。あるとき森で薪を集めていると倒れている青年を見つけました。助けてみると彼は疱瘡(天然痘)にかかっていることがわかりました。。
真宗は劉娥から疱瘡が流行っているという連絡をうけて皇陵に向かおうとしますが、郭賢たちに阻止され激怒します。
劉娥たちの介抱で青年は命をとりとめました。しかもその青年は李婉児の弟だとわかります。姉弟は再会を喜びます。ところがそこに郭賢たちが送った刺客がやってきて・・・
感想と解説:迷信と医術が曖昧な時代
呪術師の言うことを真じるなんてそんなバカなと思うかもしれませんが。現代でも信じる人はいますし。1000年前ならどんなに地位のある人でも信じてしまいます。
日本版の字幕では「神医」になっていますが、劇中では「巫医」とよばれています。これは「名医」の意味ではなく呪術と医術の療法を使って治療する医者のこと。
昔は医術と呪術の区別があいまいです。とくに庶民は高価な薬を買ったり医者に診てもらうことができないので呪術を利用する人が多くいました。金持ちでも迷信を信じることはあったのです。
真宗の側室に潘氏はいなかった
ドラマでは潘玉姝は皇帝の側室となっています。でも史実の潘氏は趙恒がまだ即位していない989年に病死。趙恒が皇帝になったのはその8年後の997年なので皇帝真宗の側室に潘氏はいなかったのです。ドラマではなぜか潘玉姝が生き続けて皇帝の側室になっています。
ドラマで潘玉姝を生かしたわけは、この回でもわかるように。トラブルの元を作ってドラマを盛り上げるためでしょう。おかげで史実ではありえない事件が起こることになってしまいますね。
大宋宮詞 23話 あらすじ
懐妊した潘玉姝は疫病を避けるために隔離。疱瘡の流行で劉娥の治療が必要になります。
あらすじ
潘玉姝は再び貴妃になり豪華な成平殿で暮らし始めました。しかし彼女はそんなことには満足していません、今でも鍾樵がくれた真珠の耳飾りをつけています。潘玉姝は鍾樵と密会を重ねついに子を身ごもります。
潘玉姝の懐妊を知った真宗は妃とその子が疫病にかかるのを防ぐという理由で潘玉姝を外出禁止。窓に板を打ち付け外との接触を断ちました。暗い部屋に取り残された潘玉姝はますます鍾樵を恋しがるのでした。
一方、皇后 郭清漪の侍女・晴儀は侍医になりすました鐘樵を見て皇后に伝えます。怪しいと思った皇后は貴妃を様子を見るためお見舞いに行きました。ところが皇后は貴妃を誤って転倒させてしまい、真宗から怒られます。そして潘玉姝のことは詮索するなと言われます。
やがて都でも疱瘡が流行。趙佑と貴妃も感染してしまいます。
郭賢は村で疱瘡を直している者がいると聞き曹利用を派遣。ところが疱瘡を治療していたのは劉娥でした。郭賢は劉娥を宮殿に戻したくはありません。でも治療のために蘇義簡を派遣して密かに呼び出して佑皇子の治療を行わせました。
軽症の貴妃は助かりました。しかし佑皇子は厳しい状況でした。
解説:劉娥の民間医療が宮廷医療を上回るのはありか?
侍医でも治せない疱瘡(天然痘)を軽症患者とはいえ劉娥は治療することに成功しました。確かに民間医療はありますが、知識や技術の積み重ねでは宮廷の方が遥かに上です。とくに疱瘡は古代からよく流行る病なので、宮廷医官も知らない未知の病気ではありません。それなりに対策も研究しています。劉娥はよもぎを使った治療を行いますが。これ自体は昔からあるもので医官も知ってるはず。ドラマではどこが画期的なのかはわかりません。
こうなると劉娥を宮廷に戻すための功績を積ませるための演出としか思えませんね。
感想
郭賢たちは劉娥に敵対しておいて都合よすぎるように思えますが。宋はそういう人たちの国なので別に郭賢が異常なわけではありません。そういう事してるから金に痛い目にあわされるんですけどね。
大宋宮詞 24話 あらすじ
趙佑と皇后が相次いで亡くなり、劉娥は次期皇后として指名されました。
あらすじ
劉娥は趙佑を看病しました。趙佑は治りかけたように見えましたが。劉娥にはもう治らないことがわかりました。そして趙佑は亡くなってしまいます。
子を失った悲しみのあまり皇后も倒れてしまいました。皇后の重体を知り郭賢がやってきました。すると劉娥になぜ刺客を送ったのかと問い詰められてしまいます。
皇后は父にこれ以上事を荒立てないように言うと、劉娥に自分がいなくなったとの後宮を任せるといいます。そして皇后は劉娥を次の皇后にして欲しいと真宗に遺言書を残し息を引き取りました。
劉娥は趙恒と再会。徳妃に、侍女の瓔珞を美人にしました。でも3年の供養期間が残っているため皇陵に戻りました。
貴妃が女の子を出産。指が6本あったので不吉だと言われハサミで指を切り落とされてしまいます。
そして3年の供養が終わりました。真宗は劉娥を迎えに行かせました。郭賢も劉娥の入内に賛意。そして李婉児は婕妤になりました。
解説:趙佑は史実でも病死
史実の趙佑(趙玄祐)は生年:1003年に死亡しています。死亡原因は病死としか書かれていませんが。当時としては子供の志望理由としては一番多い死因です。
ドラマでは澶淵の盟(1004年)が成立した後なので時間がずれています。
郭皇后(章穆皇后)と皇子は同時には亡くなっていない
ドラマでは趙佑と郭皇后が連続して亡くなってますが。史実では郭皇后(章穆皇后)が亡くなったのは1007年。皇子と皇后の死亡年には4年の差があります。ただし郭皇后は皇子の死に落胆して病がちになった。ということなので皇子の死が影響しているのは確かです。
解説:多指症と「不吉」という発想
現実にも6本指の人はたまに産まれることがあります。医学的には「多指症」と言い、500人に一人の確率で起きるといわれます。コブのようなもの、軟骨だけ、骨格まで揃った完全な指になってるものなど様々。現在の先進国では子供のころに手術で切ることが多いようです。
しかし当時は遺伝や医学の知識がなく、異形は天意と結びつけられました。特に皇族の子どもは国家の象徴です。その身体に異常があると、「王朝への警告」と解釈されやすいです。その結果、身体を整える行為が正しいと信じられました。これは迷信もありますが、秩序を守るためともいえます。
感想
劉娥はようやく戻ってきましたが。これからすんなり皇后になるのは難しそうですね。というか劉娥の周りの人たちが次々に側室になってるけど大丈夫?あとて問題起こらないのでしょうか?
登場人物
劉娥(りゅう・が)
疱瘡患者を救い、郭皇后の遺言で次期皇后に指名される。
趙恒(ちょう・こう)/真宗
臣下たちに阻止されつつも劉娥の復権を目指している
郭清漪(かく・せいい)/章穆皇后
息子の死を機に体調を崩し、遺言を残して亡くなる。
趙佑
皇子。劉娥の看病むなしく死去。
潘玉姝/貴妃。
鍾樵との密通で懐妊。疫病よけのため隔離される。
寇準(こう・じゅん)
戦後の軍備をめぐって潘伯正・王欽若と対立

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