中国ドラマ 武則天 The Empress 第73・74・75・76話の感想とネタバレ・あらすじ紹介記事です。
武媚娘と王皇后、蕭淑妃の対立も終わりました。
ドラマの武媚娘は史実に比べると「いい人」ぶりが強調されているので残酷なシーンはありませんでした。
しかも安定公主を殺害したのが、武媚娘が信頼していた高陽公主だったとは、さすがの時武媚娘も見抜けませんでした。
高陽公主は李恪や房遺愛を巻き込んで武力衝突に発展。
武媚娘は悲しみを乗り越えて権力争いの当事者になっていきます。
それでは武則天 第73話からお楽しみください。
・武媚娘(ぶ・びじょう) 演:范冰冰(ファン・ビンビン)
・李治(り・ち)/高宗 演:李治廷(アーリフ・リー)
・王玉燕(おう・ぎょくえん)/皇后 演:施詩(シィ・シィ)
・蕭淑妃 演:張馨予(ジャン・シンユィ)
・李恪(り・かく)/呉王 演:李解(リー・ジエ)
第73話 皇后武媚娘
武媚娘が皇后になる
ついに武媚娘は皇后になりました。蕭淑妃と王皇后は、もう武媚娘の手によって排除済み。宮中の実権を完全に手にしていました。
突厥のアシナ氏が攻めてきて西州が危機に瀕しました。李治はこの機会に兵権を門閥の古参大臣から取り戻して自分の腹心に渡そうと考えます。ところが病気が再発。李治と武媚娘は朝廷の人々に知られないように隠します。
皇帝の代理を務める皇后 武媚娘
李治の病のため、武媚娘が代わって朝政を執りました。長孫無忌たち古参の大臣たちは反対します。
武媚娘は配下の者たちを軍の要職に就け兵権を手に入れます。
門閥の大臣たちは長孫無忌の屋敷に集まり、李家の朝廷は武氏に牛耳られてしまったと嘆き合うのでした。
でも彼らの嘆きも分かりますよ。長年自分たちが牛耳ってきた朝廷が武媚娘に握られてしまったのですから。
第74話 広まる誤解
李忠の不安と噂
高宗 李治の息子である李忠は皇后になった武媚娘にいつか殺されると不安になっていました。
さらに李忠の母は武媚娘の策によって排除されました。李忠はこのことをずっと根に持ち復讐しようと考えます。
宮中に蕭淑妃が黒猫に化けて幽霊になったという噂が広まりました。これは李忠が仕組んだことでした。彼はわざと宮中に黒猫を放ち、噂を流して武媚娘を陥れようとしたのです
でも、やりかたが陰湿というか。もっと他になかったのでしょうか。
武皇后 廃位の訴え
高宗 李治の体調が回復し政務に戻りました。
朝廷の官僚たちは皇后 武媚娘を廃位するよう進言します。しかし、雉奴は彼らを叱責し、後宮のことは自分の家事だと相手にしません。
官僚たちが諫言のために自殺まで図る事態になりますが雉奴の武媚娘を守る決意は揺るぎません。
それでも「自分の家庭の問題だ!」と言い切るとは。二人の間には強い絆のようなものがあるのでしょうね。
それにしても自殺者まで出る異常な状況ですけど。そこまで反対するなら、なぜ立后の時に命がけで反対しなかったのでしょう?
第75話 新たな皇太子
李忠の恨み
李忠は皇帝暗殺に失敗。武媚娘と対峙します。李忠は武媚娘が自身の生母や継母を死に追いやったことを持ち出して激しい憎しみをぶつけました。
武媚娘は李忠に皇太子の位を辞すよう迫り、この件を口外しないことを約束させます。李忠は拒否できず辞任を承諾しますが、その表情には武媚娘への怒りがはっきりと表れていました。
李忠が皇太子を廃される
李忠が皇太子の位を辞して梁王となり梁州に異動。皇太子の地位は空位となり、雉奴と武媚娘はこの件について話し合いました。
現在は皇子は二人。李弘と李賢がいました。李治と武媚娘の意見は衝突しました。
武媚娘は李弘が太子の位に適していると考えましたが、李治は李賢を高く評価していたのです。最終的には李治は説得され、皇太子は李弘に決まります。
第76話 敵が知己に
長孫無忌が武媚娘による泰山封禅を奏上
長孫無忌は自ら皇帝に奏上し、武媚娘に封禅の儀を主宰させるよう求めました。
これまでずっと武媚娘と対立、武媚娘を仇敵と見なしていた長孫無忌がなぜか武媚娘に歩み寄る態度を見せたので李治と武媚娘の心には疑念が生まれました。
李治は必ず裏があると考えるのでした。
李治が「裏がある」「暗殺されるかも」と疑うのも当然です。
泰山で刺客が現れるが、弦が切れる
武媚娘は危険と知りつつ泰山に向かい、封禅の儀を主宰しました。
儀式中、やはり刺客が現れます。官僚の中から一人が飛び出し、武媚娘の言動を非難しながら、手に持った弓矢で武媚娘を殺害しようとしましたが、弦が切れて武媚娘は無事でした。
長孫無忌に疑いがかかるのですが?長孫無忌は違うと言い。武媚娘もまた、他に犯人がいるのではないかと考えます。
ここに来て武媚娘と長孫無忌が分かりあえました。長孫無忌は国のためを思ってやってたことで、私欲や武媚娘に個人的な恨みがあったわけではないのですね。
ドラマ 武則天 76話までの感想
武媚娘がついに皇后になりましたね。李治の後宮では蕭淑妃と王皇后がいましたが、武媚娘に対抗できるような人物ではなかったので時間の問題に思えましたけど。
いざなってみると、ここまで来たかという感じです。
かわりに武媚娘の敵になってるのが李忠ですけど。どれだけ武媚娘のこと恨んでるのか?と毎回ツッコミたくなってしまいます。
そんな李忠を武媚娘が罰しないと決めた時は、嘘でしょとなりましたが。結局廃されるのですよね。
武媚娘は寛大な態度を見せていい人を演出しておいて、邪魔な敵は排除という都合のいいシナリオでした。長孫無忌との和解もそうですが、そこまで武媚娘を美化しなくてもと思います。
皇太子が李弘になりましたが。このまま無事では終わらないのですよね。
この先の展開が気になります。
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