武則天 The Empress 第65・66・67・68話の感想とネタバレ・あらすじ

武則天 あらすじ d ドラマ紹介
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中国ドラマ 武則天 The Empress 第65・66・67・68話の感想とネタバレ・あらすじ紹介記事です。

武媚娘は自分の子を奪ったかもしれない王皇后への復讐心を燃やし続けています。でも、その手段は時に非情です。かつて自分が助けた李忠をも利用しようとするとは。

また、王皇后は焦りから李忠を養子にしようと必死になる彼女の姿は哀れに感じます。その結果、劉侍女は死を選んで王皇后に罪を被せようとしました。でもでもその執念は守りたいと思っていた息子によって阻止されてしまうという皮肉な結果に。

李忠は大人たちに利用されて歪んだ子になってしまいそうです。

それでは武則天 第65話からお楽しみください。

武則天 The Empress 登場人物

武媚娘(ぶ・びじょう) 演:范冰冰(ファン・ビンビン)

李治(り・ち)/高宗 演:李治廷(アーリフ・リー)

王玉燕(おう・ぎょくえん)/皇后 演:施詩(シィ・シィ)

蕭淑妃 演:張馨予(ジャン・シンユィ)

李恪(り・かく)/呉王 演:李解(リー・ジエ)

 

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第65話 哀れな皇帝

幼い李忠(りちゅう)の復讐の誓い

王皇后に引き取られることになった李忠は引っ越し前に一人で地面に跪き、亡くなった母 劉侍女に挨拶。彼は母が王皇后によって毒を盛られたこと、そして武媚娘に自殺を唆されたことを知っており、成人したら必ず母の仇を討つと心に誓ったのです。

まだ幼い李忠がたった一人で母の仇を誓うシーン、胸が締め付けられますね…。幼いにもかかわらず、周りの大人たちの思惑や争いを敏感に感じ取っているのでしょう。そして大切な母親を奪われた悲しみと、周りの者への憎しみを抱えて生きていくことになるとは過酷です。

 

武媚娘の告白と衝撃の妊娠

夜。武媚娘が劉侍女のために灯りを灯していると高宗皇帝 李治がやってきて、劉侍女が急死した理由を尋ねました。武媚娘は自分と劉侍女が計画したことだと正直に告白します。

李治は武媚娘が劉侍女と共謀して王皇后を陥れたことに驚き、王皇后を責めるのをやめるよう忠告しました。

李治は王皇后を庇い、武媚娘が無実の人を陥れたと考えましたが、武媚娘は王皇后が劉侍女に毒を盛ったのでやむを得ずと説明しました。また李治は武媚娘と呉王の関係を疑いますが、武媚娘は否定。先帝と見間違えたと言います。でも李治は武媚娘の心を得られないと嘆きます。

武媚娘は泣きながら皇帝に告白しますが、突然気を失い太医の診察で懐妊していることが判明しました。蕭淑妃と王皇后はこれを知り、不安を覚えるのでした。

武媚娘はついに李治に秘密を打ち明けましたね。劉侍女との共謀をあっさり認めてしまうあたり、さすが武媚娘というか度胸があります。自分は李治から罰を受けないという自信があるのでしょうね。
でも皇帝は簡単には信じないし、むしろ王皇后を庇っています。まあ呉王と踊っていたのを見たあとですからね。そして李治が信じないとなれば失神。そして武媚娘の妊娠!もう李治は武媚娘を許すしかないですね。

 

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第66話 深まる絆

李忠の皇太子擁立と皇帝の武媚娘への愛

臣下たちの要求を受け高宗皇帝 李治は李忠を正式に皇太子にしました。

しかし長孫無忌らはそれでも安心できないと、以前からあった女帝武氏の予言を持ち出し、武媚娘を排除するよう皇帝に強く迫ります。

それに対、皇帝は断固として武媚娘を庇い「自分は先帝(せんてい)とは違う」「以前も今もこれからも武媚娘を信じる」と、彼女への深い信頼と愛情を示す発言をしました。

長孫無忌もしつこい。すでに側室にしているし妊娠した側室を追い出そうとするのはムリがあるでしょう。全力で側室になるのを阻止すべきでしたね。皇帝がこれだけ武媚娘を庇うと、さすがに簡単には手が出せなくなりそうです。
でも、裏を返せば長孫無忌ら古い重臣にとってはそれだけ武媚娘が朝廷にとって脅威になっているということですよね。

 

待望の皇子誕生と、動き出すライバルたち

高宗皇帝が朝廷で自分を庇ってくれたことを知った武媚娘は感動していました。皇帝は武媚娘と子供を守るためなら全てを失っても良いと改めて伝えました。

そして翌年、武媚娘は無事に男の子を出産し、李弘(りこう)と名付けられ代王(だいおう)に封じられました。皇帝は大喜びで大赦令(たいしゃれい)を出しますが、直後に突然頭痛で倒れてしまいます。

一方、武媚娘が皇子を産んだことを知った王皇后と蕭淑妃は危機感を感じて、ついに手を組んで対抗するための話し合いを始めました。

ついに武媚娘に待望の男の子が誕生しました。これで武媚娘の立場は一気に強くなりそうですが、喜んだのも束の間、皇帝が倒れてしまうとは…。
そして、王皇后と蕭淑妃が手を取り合ったのも大きなポイントです。これまでいがみ合っていた二人が武媚娘という共通の敵を前に共闘するとは。それだけ武媚娘が脅威になっているということですよね。
でも、あの性格の違う二人が本当にうまく協力できるのか、ちょっと疑問です(笑)。

皇子の誕生に衝撃を受けた王皇后と蕭淑妃は、武媚娘に対抗するため手を組むことに決める。同じ頃、都で武具を運んでいた御者が捕まった。御者の供述により、呉王は窮地に立たされて…。  

 

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第67話 思いもよらぬ刺客

青玄の最期と呉王の忠誠

呉王 李恪の屋敷を訪問した高宗皇帝 李治は青玄に襲われました。しかし、迷わず呉王が李治を助けました。

青玄は駆けつけた羽林軍に押さえつけられた青玄は、呉王に皇帝に跪くなと叫び、呉王こそ天子になるべきだと訴えました。青玄はその場で斬殺されてしまいます。

その後、李治は長孫沖(ちょうそんちゅう)から呉王の謀反を告げられそうになりますが、皇帝は自分を救ったのは呉王だと言って長孫沖の言葉を聞きませんでした。

青玄は最期は壮絶でしたね。呉王を天子にしたい一心でしょけど、やり方が強引でしたね。でも最期まで呉王のことを想っていたのはわかります。呉王はあれだけ高陽公主や青玄に焚きつけられていたのに、皇帝への忠誠心が強いんですね。愚直というか、良く言えば純粋、悪く言えば甘いというか…。でも李治はどこまで信じてくれるでしょうか。

 

高陽公主の恐るべき策略と呉王の新たな決意

青玄を弔いに霊堂を訪れた高陽公主は、呉王に青玄は死をもって彼の忠誠を証明したのだと告げ、長孫無忌らに陥れられるのを防いだと諭しました。

しかし彼女らが謀反を唆しているのを知っている呉王は彼女の首を絞めて怒ります。それでも高陽公主は皇帝が今を信じていても、長孫無忌らのせいでいずれは疑われると忠告。長安からの異動を自ら願い出て、一年後の父の命日に兵を率いて戻ってくるように助言するのでした

高陽公主、恐ろしすぎますね。青玄の死すら利用して呉王を自分の思い通りに動かそうとするなんて、その策略家ぶりにゾッとします。房遺愛を利用したやり方も周到で悪意を感じました。
彼女の復讐心は、もはや個人的な恨みを超えて、権力への執着に変わってきているように見えます。
そして呉王も名将・李勣を味方につけ動き出しました。このまま高陽公主のいうとおり謀反をおこしてしまうのでしょうか。

 

第68話 女児誕生

王皇后の焦り

王皇后は皇帝の頭痛を治すために道士の明道長に治療させました。すると皇帝の頭痛は和らぎます。

さらに王皇后は明道長が厭勝(えんしょう)の術という呪術に長けていると知ると、武媚娘を呪い殺してほしいと依頼します。明道長は王皇后に呪いの品を渡し、七日後には武媚娘が病死すると告げました。

厭勝の術とはいわゆる呪いを書けることです。王皇后ついに呪術に手を出してしまいましたか…!皇帝の病気を治すために道士を呼んだのは理解できますが、まさかそのまま武媚娘を呪おうとするなんて、相当追い詰められているようですね。

 

李義府の大胆な提案と権力闘争の激化

李義府は朝廷で身分制度の根幹といえる氏族志を改訂し、寒門出身者にも門戸を開くべきだと大胆な提案をしました。しかし大臣たちの多くは名門貴族出身のため猛反対。

長孫無忌は李義府を左遷しようと動きますが、李義府は先手を打って皇帝に皇后廃位を願い出ます。

李義府はすごい度胸ですね!氏族志の改訂とは、あの時代にしたらとんでもない提案ですよ。保守的な大臣たちが反対するのは当然ですが、既得権益にしがみつく人たちの焦りが現れているなと思いました。
でもここで李義府が「皇后廃位」を持ち出すとは。ちょっと唐突な感じもします、廃位すら政争の道具にしてしまうとは李義府もいやらしい政治家そのものですね。でも皇帝も李義府を利用しているんですね。

 

その後、皇帝は長孫無忌らを呼び出し王皇后の廃位について話しました。皇帝は王皇后に子供がおらず、武媚娘には子供がいることを理由に挙げますが大臣たちは猛反対。その時、皇太子・李弘(りこう)が病気になったという知らせが入り、皇帝は議論を中断して蓬莱殿へ向かいました。

長孫無忌は一連の出来事が李義府の仕業だと疑います。一方、武媚娘は女の子安定(あんてい)を出産するのでした。

でも、ここで皇太子の病気の知らせが入るなんて、あまりにもタイミングが良すぎて、何か裏があるのではと勘繰ってしまいます。さらに「安定」を出産したことは、今後の展開で重要な意味を持ってきそうです。
そして蕭淑妃が王皇后の呪術の情報を掴んだことで、いよいよ王皇后は絶体絶命のピンチに追い込まれるかもしれません。
 
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ドラマ 武則天 65話までの感想

武媚娘は妊娠、出産を経て、皇后の座を目指していよいよ本格的に動き出しましたね。

劉侍女との共謀を皇帝に告白する大胆さや、許敬宗や李義府といった一癖も二癖もある人材を登用して氏族志に切り込もうとするあたり、彼女の並外れた知性と野心を感じます。

一方、王皇后と蕭淑妃は武媚娘に追い詰められていて、ついに共闘を選んだり、王皇后が禁断の呪術にまで手を出したりと必死さが伝わってきます。ただ、どこか空回りしているようにも見えて切なさも感じます。

個人的に衝撃的だったのが高陽公主の変わりようです。愛する弁機を奪われた恨みから、ここまで冷徹な策略家になってしまうとは…。呉王を天下取りに駆り立てようとする姿は、見ていて恐ろしくもあり、その復讐心の深さに胸が痛みます。

呉王はどうなってしまうのか気になりますね。

李忠の幼いながらの復讐の誓いも心に残っています。あの子がこれからどんな道を歩むのか、気になって仕方ありません。

 

https://historicalfact.net/the-empress61/

 

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