中国ドラマ「双燕秘抄(そうえんひしょう) 乱世を舞う二羽の絆」のあらすじ紹介記事です。
「尚食」のジャン・ナン、「尚芸館の五つ星」のワン・ユーウェンが主演!
「瓔珞」「尚食」を手掛けた有名スタジオが贈る歴史ドラマ「双燕秘抄」。戦乱の時代を生きる二人の女性の友情と愛を描いた物語。
華やかな宴の裏で繰り広げられる陰謀、そして運命に翻弄されるヒロインたちの姿に目が離せません。
この記事ではそんな「双燕秘抄 乱世を舞う二羽の絆」のあらすじを紹介します。
双燕秘抄 乱世を舞う二羽の絆のあらすじと概要
双燕秘抄 乱世を舞う二羽の絆」とは
「双燕秘抄 乱世を舞う二羽の絆」は「尚食」のジャン・ナンと「尚芸館の五つ星」で注目を集めたワン・ユーウェンが主演を務めています。
制作は『瓔珞』や『尚食』などを手がけたHuanyu(歓娯影視)。中国時代劇ファンにはおなじみのスタジオですね。
ドラマの舞台は唐の末期をモデルにした架空の王朝です。混乱が続くなか、出自の違う二人の女性が力を合わせて困難に立ち向かう彼女たちの関係が物語の軸になっています。
原題「微雨燕双飛」に込められたイメージ
原題は「微雨燕双飛」で、小雨の中を二羽のツバメが並んで飛ぶ光景を表した言葉です。
このイメージは茉喜と鳳瑶の関係を表現しています。混乱の時代の中で、それぞれ傷を抱えながらお互いに寄り添い続ける。そんな姿がイメージされますね。
このドラマは恋愛よりも「友情」が前面に出ていて、女性同士の絆が丁寧に描かれているのが特徴です。これは今までの中国時代劇とは少し違うかもしれません。
失われた日常
世の中は乱れ、幼い皇帝が即位したことで宮廷の権力争いが激化していました。
茉喜は身分の低い出自で、鳳瑶は官僚の娘。二人は出自は違いますが姉妹のように暮らしてきました。
ところが鳳瑶に政略結婚の話が持ち上がったことから、二人を取り巻く状況は大きく変わります。茉喜は彼女を救おうとしますが、戦乱に巻き込まれ家族ともはぐれてしまうのです。
それまでの日常は失われ、二人は力を合わせて戦乱の世の中を生き抜くことになるのでした。
双燕秘抄 あらすじ全話一覧
1・2話はこのページ下を御覧ください。
35・36・37話(最終回)
双燕秘抄 登場人物
・茉喜(まつき) 演:張楠(チャン・ナン)
・白鳳瑶(はく・ほうよう) 演:王玉雯(ワン・ユーウェン)
・陳文徳(ちん・ぶんとく) 演: 孫藝洲(スン・イーチュー)
・万嘉桂(ばん・かけい) 演:趙英博(ジャオ・インボー)
詳しいキャストはこちらを御覧ください。
・双燕秘抄(そうえんひしょう) キャスト登場人物紹介
双燕秘抄(そうえんひしょう) 序盤あらすじ
序章 滅亡しかけの王朝
安平元年のこと。瑧宗皇帝が幼少で即位しました。
このころ煙雲の乱の混乱がようやく収まりかけたばかりで政治は混乱していました。朝廷は全国の支配を失い土地は分割され、権力者は入り乱れ、各国の諸侯はみな領土を狙っていす。
民衆は苦しみ、世の中は荒廃していたのでした。
双燕秘抄 第1話
茉喜は両親を亡くした後、親戚の家に身を寄せていました。毎日こき使われている上に、白夫人から役立たずと疎まれていました。
そんな茉喜はありもしない夢をみながら働いていていました。
ある時。茉喜が家に帰ると白家が宰相夫人の誕生を祝う宴に招かれているのを知ります。そこで茉喜は呉宰相府の宴に忍び込んで料理を盗み食いしていました。
ところが茉喜は白鳳瑶が政治の駒として利用されると聞いて驚いて物音をたててしまいます。見つかって追われてしまう茉喜でしたが、逃げる途中に屋根で出会った男に助けを求め、手紙を渡すよう頼みます。男は茉喜の気丈さに感心し書状を宴会場に届けると約束するのでした。
宴席では呉夫人は白鳳瑶を養女に迎えたいと言いますが、突然矢が飛んできて大騒ぎに。
その騒ぎの中、鳳瑶は茉喜からの手紙を受け取りその場を脱出するのでした。
話を整理すると。
- 国で力を持っているのは北朔大将軍・陳文徳。
- でも陳文徳は山賊上がりなのでガラが悪い。
- 宰相夫妻は勢力を拡大している陳文徳と有効を保ちたい。
- そこで政略結婚。
- でも自分の娘は嫌なので白家の娘を養女にして陳文徳に嫁がせる。
- 白夫人は息子の白鵬鯤を国子監に入学させるために宰相の力が必要。
というわけですね。
でも宴の騒ぎで鳳瑶の養女入りの話は中断。でも白夫人は諦めません。そこで鳳瑶は仮病を使って宰相府に行くのを阻止しようとするのですが。
陳文徳が反乱?
明徳侯と宰相の呉朗は陳文徳を捕らえようとしますが失敗。敗れた明徳侯たちは皇帝を連れて都を脱出。陳文徳は反逆者にされてしまいました。
感想
茉喜を演じてるチャン・ナンは「尚食」の胡善祥ですよね。あちらは上品で活発には動かない役でしたが、こちらは全く違うタイプですね。行儀の悪いところがあるけど、虐げられているから仕方ない。こういう姿をみるのも面白いです。
とんでもないことになってますね。
戦いになったので重臣が皇帝を連れて都を脱出というのは、韓国ドラマではおなじみですが。中国でもよくあります。
解説
ドラマのモデルになった唐末期にもありました。各地で反乱が頻発。黄巣の反乱軍が長安に迫ったので、21代皇帝 僖宗(きそう)は臣下に連れられて逃亡。黄巣が長安を占領しました。
黄巣は将軍ではなく塩の密売人をしてるやくざ者ですが。ドラマの陳文徳ももと山賊の設定なので黄巣を参考にしてるようです。
双燕秘抄 第2話
北朔大将軍の陳文徳(ちんぶんとく)は都を占領。名簿を集めてて呉朗たちの仲間を逮捕したり処刑していました。
白文泰(はくぶんたい)は呉朗とは疎遠でしたが、最近は呉朗と交流があったので陳文徳はその事実を知ると婚約を取り消し、罰として全財産没収を命じました。
茉喜は白家から続々と家財が運び出されるのを見ていました。そして母が自分を白家に迎え入れさせるため財産を白文泰に差し出したことを思い出しました。
茉喜は食料を買いに行った帰りにけが人を発見。北朔軍が探しているスパイかと思いましたが、助けてしまいます。その男の名は万嘉桂。茉喜の思った通り、北朔軍が追っている者でした。
茉喜は万嘉桂に協力する代わりにある取り引きを持ちかけるのですが。
双燕秘抄の感想
白文泰もひどいやつですね。病気の母が財産を白文泰に渡したにもかかわらず、茉喜を粗末に扱うとは。こうなって当然かも知れません。こうなってしまっては宝物といっても意味はないですね。そうなると鳳瑶が気の毒です。
茉喜はけっこう逞しいですね。白家がこんなになっても自分でなんとかしているなんて。万嘉桂が美形なので思わず見とれてしまうなんてかわいい一面も見せていますが。何と結婚を取り引きに使うという大胆さ。もちろん形だけですけど。
そういえば偽装結婚の話って中国ドラマに多いですね。現実にもあるのでしょうか。
今後の展開が楽しみです。
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