中国ドラマ「双燕秘抄(そうえんひしょう) 乱世を舞う二羽の絆」
「尚食」のジャン・ナン、「尚芸館の五つ星」のワン・ユーウェンが主演!
「瓔珞」「尚食」を手掛けた有名スタジオが贈る歴史ドラマ「双燕秘抄」。戦乱の時代を生きる二人の女性の友情と愛を描いた物語。
華やかな宴の裏で繰り広げられる陰謀、そして運命に翻弄されるヒロインたちの姿に目が離せません。
この記事ではそんな「双燕秘抄」の魅力と主要キャストを紹介します。
双燕秘抄 あらすじ
王朝の平和が乱れ戦乱が近づく時代
王朝末期。幼い皇帝が即位しました。権力を掌握しようと目論む明德侯 鍾毓麒は宰相の呉朗と手を組み、各州の刺史をそそのかして反乱を起こさせました。
その結果、国中が戦乱に巻き込まれ民衆は苦しんでいました。
華やかな宴と陰謀の影
ある日、都の宰相の屋敷で盛大な宴が開かれました。そこには白家の人々も招かれていました。
白家の娘 茉喜(まつき)は「何か面白いことがありそう」と、こっそりと宴に潜入してしまいます。
でも宴の華やかな雰囲気とは裏腹に茉喜は恐ろしい事実を知ってしまいます。それは彼女の親友で実の姉のように慕っている鳳瑶(ほうよう)がある有力な家の当主に嫁がされるという政略結婚の話でした。
茉喜は大好きな鳳瑶が自分勝手な大人の都合で自由を奪われそうになることに心を痛めます。そのことを誰かに知らせようと行動を起こしますが、不運なことに正体不明の男に遭遇してしまいます。
二人の女性の運命の歯車が回り始める
華やかな宴の裏で二人の少女の運命が大きく動き始めました。
友情と愛情、そして陰謀が複雑に絡み合い、物語はスリリングな展開へと進んでいくのでした。
「双燕秘抄」ドラマガイド
双燕秘抄の読み方と意味
「双燕秘抄」とは難しい言葉ですね。読み方は”そうえんひしょう”。
「双燕」は二話の燕(ツバメ)。ヒロインの茉喜と鳳瑶。二人の女性を意味しています。
「秘抄」は秘密のできごと。「抄」は小さなできごと。長い文章から取り出した短い文章という意味があります。「秘抄」は「貴重なできごと」とおきかえてもいいでしょう。
全体としては二人の女性が体験した貴重なできごと、という意味。
原題は「微雨燕双飛」
原題は「微雨燕双飛」は「小雨の中、二羽の燕が一緒に飛ぶ」という意味。漢詩的な表現です。でもこれでは日本の視聴者にはドラマの内容がわかりにくいです。
そこで日本の視聴者にわかりやすく、ドラマの世界観を理解しやすいように「双燕秘抄」というタイトルが付けられたようです。
ただ「双燕」はともかく、「秘抄」を理解できる視聴者はどのくらいいるでしょうか?
舞台は唐末期
『微雨燕双飛』は、尼羅の小説『風雨濃,胭脂乱』が原作。
原作小説ではドラマの舞台が中華民国初期の戦乱の時代でした。
ドラマでは唐朝末期の混乱期に舞台を変更、再構成されています。
ドラマは大きく分けて3つのパートに分かれています。
- 序盤・コミカル:物語の序盤は軽いノリで日常の出来事や人間関係をコミカルに描かれています。
- 中盤・謎解き: 中盤からは物語の雰囲気が一変。謎解きや推理といった要素が加わります。登場人物たちの間に隠された秘密や事件の真相が徐々に明らかになっていきます。
- 終盤・戦乱: 物語の後半は唐朝末期の戦乱を舞台に主人公たちの愛と運命が試されます。戦乱の中で彼女らはどのような選択をし、どのように成長していくのかが描かれます。
ドラマ情報
原題:微雨燕雙飛
簡体:微雨燕双飞
2023年、中国
全37話
双燕秘抄 登場人物
茉喜(まつき)
1997年6月27日
遼寧省大連市 出身
ドラマ:
「尚食」胡善祥
「大唐流流」傅音
品官・白文泰の姪。両親を亡くし、伯父の家に身を寄せているため、家の中では硬みの狭い思いをしています。でも従姉妹の白鳳瑶とは姉妹のように仲が良いです。
寄宿生活を送ってきた経験から、どんな状況にも対応できるたくましさを持っています。
好き嫌いがはっきりしていて、いたずら好きで好奇心旺盛な一面もありますが根は優しい心の持ち主です。
白鳳瑶(はく・ほうよう)
1997年5月28日生
湖北省武漢 出身
ドラマ:
「尚芸館の五つ星」沈依依
「三国志・秘密の皇帝」曹冀
白文泰の娘。読書が好き。名声や富には興味がなく。穏やかで争いを好まず、自立した女性を目指しています。茉喜を本当の姉妹のように大切に思っており、自分の大切な玉牌を贈るほど信頼しています。
親の決定で政略結婚の駒にされそうになるのですが。
陳文徳(ちん・ぶんとく)
1982年10月23日生
四川省成都市 出身。
ドラマ:
「愛情公寓」呂子喬
「続・宮廷女官 若曦 」康司瀚
北朔の大将軍。山賊出身。荒くれ者で言動も粗暴。忠誠心があり国を愛していますが。反逆者だと濡れ衣を着せられます。呉相府で茉喜と一度会っており、茉喜をからかうのが好き。茉喜と出会い頑な彼の心にも変化が。
万嘉桂(ばん・かけい)
1997年8月21日生
山東省煙台市 出身
龍襄軍の将軍・儲威の息子で正当な後継者。彼は並外れた武力と誰にも引けを取らないほどの優れた戦略家としての才能を持っています。しかし、呉朗の巧みな言葉に惑わされ、陳文德への攻撃を仕掛けてしまいます。
その他の登場人物
呉吟(ご・ぎん)
1996年2月13日生
重慶市出身
ドラマ
「如懿伝」恪嬪 拜爾噶斯氏
「慶餘年」戦豆豆
呉吟は権力者の呉朗丞相の隠し子として生まれました。外面は穏やかですが、内面は野心に満ち溢れています。
幼い頃から父親から厳しいしつけを受けてきました。そのため心惹かれた茉喜への感情を深く心にしまい込み、母親との絆を優先します。
よくあるバレバレの男装ではなく、一見して女性が演じているとはわからないくらいなのが凄いです。
白夫人
1959年11月12日生
北京出身
ドラマ:
「王女未央」王太后
「宮廷の諍い女」皇太后 烏雅氏
白鳳瑶の母親。茉喜の叔母。白文泰の妻。
彼女は茉喜のことを何の役にも立たない者と見下し、「二叔母」と呼ばれることを嫌っています。裕福な陳文徳との縁談を望んでいて、娘の白鳳瑶を嫁がせることをためらう一方で、茉喜をその代わりに差し出す計画を立てます。
白文泰(はく・ぶんたい)
1967年11月13日生
北京出身
ドラマ
「尚食」朱高熾
「招搖」招姥爺
白鳳瑶の父親。茉喜の叔父。白二夫人の夫。
茉喜の父・白文昌とは兄弟。
白鵬琨(はく・ほうこん)
1990年7月22日生
安徽省蕪湖市出身
ドラマ:
「清越坊の女たち」丁栄
「玉楼春」陳伯遠
白鳳瑶の兄弟。白文泰と白夫人の息子。
太后
演:楊超越
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