ドラマ 武則天 The Empress 53・54・55・56話の感想とネタバレ

武則天 あらすじ d ドラマ紹介
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中国ドラマ 武則天 The Empress 第53・54・55・56話の感想とネタバレ・あらすじ紹介記事です。

長孫無忌たちは執拗に武媚娘を排除しようとします。そこで武媚娘が離れる決断をしました。大きな決断だとは思いますが、彼女の強さと賢さには改めて感心しました。

ついに徐慧の悪事がバレました!最初はいい人だと思ったのですが、あんな恐ろしいことを企む人になってしまったとは残念ですね。

李世民の容態が悪化したり、房玄齢が亡くなったりと衝撃的な展開が続きました。高陽公主と弁機の駆け落ち未遂も悲しい結末を迎えました。

そして太宗 李世民には最期のときが迫っています。

それでは武則天 第53話からお楽しみください。

武則天 The Empress 登場人物

・武如意(ぶ・にょい) 演:范冰冰(ファン・ビンビン)

・李世民(り・せいみん)/太宗 演:張豊毅(チャン・フォンイー)

・徐慧(じょ・すい) 演:張鈞甯(チャン・チュンニン)

・韋貴妃(いきひ) 張庭(チャン・ティン)

 

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第53話 太宗崩御

死を目前にした李世民は、長孫無忌から再び武媚娘の誅殺を訴えられるが聞き入れず、武媚娘を政務に関与させないと約束することで、長孫無忌を納得させる。

武媚娘は李世民の最期に立ち会うため駆けつけるが、甘露殿に入る手前で李世民の臨終を知らされ、悲しみに暮れる。

一方、監禁処分となっていた徐慧は李世民の崩御を知り、武媚娘を呼び出して許しを請う。だが武媚娘は“一度壊れた友情は元に戻らない”と言って冷たく突き放す。  

皇帝の願いと長孫無忌の苦渋の決断

長孫無忌(ちょうそんむき)は武媚娘を含めた高陽公主(こうようこうしゅ)の側近たちを処刑するよう訴えました。太宗 李世民は長孫無忌はやはり武媚娘を許さないのだと知り。皇太子 李治に遺詔を残し、武媚娘が最期に一目会えるよう密かに手配しました。

李世民は長孫無忌を呼び寄せ武媚娘を感業寺に入れるよう命じました。朝廷から離れれば朝廷に関わることはないと考えたからです。これには長孫無忌も同意するしかありませんでした。

その後、武媚娘が甘露殿に駆けつけますが、その時には李世民はすでに息を引き取っていました。

うーん、この場面は本当に胸が締め付けられますね。長孫無忌たち老臣の、武媚娘への反発はね強いですね。彼らにとっては武媚娘の存在がどうしても国の安定を脅かすものにしか見えなかったのでしょう。
皇帝の最後の願いが武媚娘を世間から遠ざけることだったというのは、何とも言えない切なさがありますね。
歴史上は武媚娘が感業寺に入ったのはしきたりで。別に重臣が彼女を排除しようとしたのではありません。子のいない側室は出家することになっていたのです。

 

決裂した友情、二度と戻れない絆

冷宮に幽閉されていた徐慧(じょけい)は皇帝の崩御を知り武媚娘と面会しました。

彼女は過去の行いを皇帝を深く愛していたからだと告白。武媚娘に許しを乞い再び親友に戻りたいと願いました。

しかし武媚娘は徐慧に玉の腕輪の所在を尋ねます。それが壊れてしまったと聞くと、二人の友情も二度と元には戻らないと告げます。そして二度と会わないと誓ってその場を去るのでした。

その後、武媚娘は徐慧が自害したと知らされ遺品として手紙と修復された腕輪を受け取りました。徐慧は武媚娘が贈った玉の腕輪を修理しており、武媚娘は腕輪と手紙を抱きしめて激しく泣いたのでした。

さんざん苦しめておいて今さら親友に戻りたいと言われても許せるはずありませんよ。武媚娘にとっては裏切られた傷は大きすぎたのでしょう。割れた玉の腕輪は二人の関係の破綻を象徴的に表現していると思います。
でも徐慧も武媚娘が許してくれるとは思ってなかったようです。このときはすでに自害するのを決めていたのではないでしょうか?だから最後に会いたかったのでしょう。
最初から見ていると二人のこの結末は切ないですが。人間関係の難しさ描いているようにも感じました。

 

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第54話 胸に秘めた想い

呉王の危機と安州での不穏な動き

呉王は安州に左遷され、釣りに熱中する日々を送っています。

青玄はそれを諫めますが、呉王は今の皇帝 李治や他の官僚を信頼し、自身は心配ないと答えます。

しかしその後、呉王は刺客に襲われ、さらに長安からの商人11名が不審な死を遂げる事件が発生。青玄は背後に長孫無忌や皇帝の影を疑うものの呉王は李治を信じていました。

呉王 李恪は地方に飛ばされてすっかりやる気を失ってるようですね。青玄の心配ももっともです。先帝が亡くなったばかりで状況は不安定ですが、警戒心が薄いのはちょっと危ないかも。呉王は皇帝になった李治を信頼しているようですが、長孫無忌は油断できませんよね。

 

武媚娘の懐妊と高陽公主の誤解

高陽公主は武媚娘に会いに感業寺へ来ました。話していると武媚娘は突然吐き気を催しました。高陽公主は武媚娘が妊娠したと気づきます。高陽公主は武媚娘が先帝 李世民の子を身ごもったと誤解しますが、武媚娘はそれが李治の子だと知っていました。でもそのことを高陽公主にはいいませんでした。

高陽公主はこの機会に武媚娘を宮中に連れ戻そうとしたが、武媚娘は高陽公主の好意を断ります。彼女は一人で感業寺を離れ子供を育てていくつもりでした。子供を混乱した後宮の争いに巻き込みたくなかったのです。

なんと武媚娘が妊娠!しかもお相手は李治だったんですね!これは大スキャンダルになりかねない大事件です。高陽公主が先帝の子だと誤解するのも無理はありません。武媚娘がそれを否定しないのも問題を大きくしないためなんですね。
高陽公主は後宮に戻ればいいと思ってるようですが。そう簡単にはいかないですよね。たとえ先帝の子だったとしても、重臣たちは武媚娘が戻ってくるのは反対するでしょう。

 

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第55話 腹心の奏上 

皇帝から長安への帰還を命じられた呉王でしたが、素直に喜べません。近頃、自身が太極殿で帝に迫る悪夢を見ることに不安を感じていました。一方、青玄は密かに前隋の遺臣と接触し、呉王を担ぎ上げようと画策していました。

皇帝は腹心の許敬宗(きょけいそう)に、呉王(ごおう)を長安に呼び戻すよう提案させたが、多くの老臣に反対されました。長孫無忌の部下はその場で許敬宗を弾劾。呉王を長安に呼び戻すことができなかったばかりか、許敬宗は名誉欲に駆られた罪で降格させられてしまいます。

呉王は長安に戻れるのは良いことのはずなのに、なんだか複雑な心境みたいですね。亡くなった楊淑妃が前隋の残党を匿っていたというのは物騒ですよね。自分は謀反を起こす気はなくても、隋の遺臣たちが彼を担ごうとする可能性もあるし。つらい立場です。
そして許敬宗が長孫無忌の一派にやり込められて降格してしまうとは。主人の命令に従っただけなのに…。まあ長孫無忌の心配もわからないではないですが。

 

王皇后と蕭淑妃の対立

後宮では蕭淑妃と王皇后が勢力を争っていました。蕭淑妃の傍若無人ぶりに手を焼いた王皇后は、皇帝の寵愛を受ける武媚娘を味方に引き入れようと画策します。文徳皇后の祭典を利用して会おうとしますが、武媚娘は混乱に乗じて感業寺から逃亡。

報告を受けた皇帝が密かに武媚娘を探しに出たため、王皇后は会うことができませんでした。

後宮のドロドロした権力争い面白いですよね。蕭淑妃の方が王皇后より気に入られているみたいですから、やりたい放題ですよね。
でも王皇后も黙って見ているわけじゃないんですね。「敵の敵は味方」というわけで、武媚娘を味方にしようとしますが。だいたいこの作戦って後で問題になりますけどね。
でもこのドラマでは、なんと武媚娘は勝手に寺から逃げてしまいました。さらに皇帝が自ら探しに行くなんてどれだけ武媚娘様への想いが強いのでしょうか。

 

第56話 新たな火種

 

武媚娘は逃亡中に兵士に遭遇。懸命に逃げます。高宗 李治が追いつきましたがその時、刺客が現れ李治が負傷。武媚娘は剣を取り戦おうとします。

そこへ呉王が駆けつけ刺客を捕らえますが、この機会に長孫無忌の間者・李恭を殺害しました。

その後、長孫無忌は李恭の遺体を検視させ不審な点があるのを発見。呉王には謀反の意志があると疑い、呉王を地方へ移すべきだと考えます。

高宗は李恪を重臣にしようとするものの、長孫無忌が反対。仕方なく別の役目を与えるのでした。

李治も李恪も都合よく、ピンチにかけつけて何かあるのかと思ってしまいます。それはともかく。李恪は侍従の李恭が長孫無忌が送り込んだ間者だと知ってるんですよね。ドサクサに紛れて殺害してしまうとは。
でも長孫無忌も鋭い。この状況で呉王を長安に置いておくのは危険だと考えるのは当然でしょう。今後の呉王の動きと長孫無忌との対決は気になりますね。
 

寵愛の証と武媚娘の憂鬱

高宗 李治は武媚娘を竹林雅軒に住まわせました。彼女は再び宮中で注目を集め。多くの人々が贈り物を持って武媚娘のもとを訪れました。

旧友の瑞安と再会を喜び合う武媚娘ですが、李義府から贈られた豪華な贈り物には政治的な意味がありました。しかし武媚娘は宮中に長くとどまるつもりはありません。子供を産んだら出ていくつもりでした。

 

もう武媚娘と李治の仲が普通じゃないというのは広まってるんですね。取り入ろうとする贈り物攻勢がすごい。でも、李義府が贈った海碗には野心が見え隠れしますね。彼は武媚娘を使って自分たちの地位を高めたいのでしょうけど。

武媚娘は宮廷の争いはもううんざりの様子。これだけトラブルに巻き込まれたらそうもなるでしょう。

 
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ドラマ 武則天 52話までの感想

太宗皇帝の最期は、やっぱり寂しいですね。このドラマの後宮ではいろいろ問題も多かったですが、あれだけの存在感のある皇帝はなかなかいません。

武媚娘との別れ際、言葉を交わせなかったのが本当に切ないですね。李世民も、彼女の将来を心配していたんでしょうね。

長孫無忌の頑なな態度は相変わらずでしたが、彼の立場からすれば、それもまた国をまもるためなのでしょう。

そして徐慧との決別。一度壊れてしまった友情は本当に元には戻らないんですね……。武媚娘の冷たい態度は、これまでの経緯を考えると当然ですが。徐慧も複雑な思いが詰まっているようで、どうしてこうなったかと。歯がゆい漢字ですね。

一方、呉王の置かれた状況も心配です。李治を信じたい気持ちはわかるけど、長孫無忌の動きは不気味ですよね。

そして武媚娘の懐妊!すでに李治とそういう関係だったとは、バレたら問題です。史実にはない展開ですが、これは後宮がまた大きく動き出す予感がします。

今後の展開が気になります!

 

https://historicalfact.net/the-empress45/

 

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