PR

中国ドラマ【灼灼風流・宮中に咲く愛の華】あらすじネタバレ・最終回

中国ドラマ「灼灼風流(しゃくしゃくふうりゅう)」は女性の科挙が実現した世界で。ヒロイン・慕灼華が恋と仕事を両立しながらキャリアを重ねるサクセスストーリー。

この記事ではドラマ全体が簡単に理解できるあらすじ、全話のわかりやすい要約を紹介。キャスト・最終回のネタバレ・時代背景まで紹介します。

 

この記事でわかること
  • 灼灼風流の全体のあらすじ。
  • 全40話の簡単な要約。
  • 最終回ネタバレ。
  • ドラマの見所:主人公の夢と現実、パートナーとの関係、宮廷の権力争い。

 

スポンサーリンク

灼灼風流・宮中に咲く愛の華 全体あらすじ

まずは灼灼風流(しゃくしゃくふうりゅう)の最初から最後まで全体の流れを、簡単に紹介。

『灼灼風流~宮中に咲く愛の華~』は、自分の道を切り開こうとする女性と、過去の裏切りに苦しむ王の出会いから始まる宮廷ロマンス史劇です。

ヒロインの慕琦(ぼき)は江南の豪商の家に庶子として生まれました。父の決めた結婚から逃れるため「慕灼華(ぼしゃくか)」と名を偽って科挙を受験。見事に合格。優れた才能と医術で注目を集め、役人として出世していきます。

彼女が出会ったのは、かつて戦で裏切られ三万の兵を失った定王・劉衍(りゅうえん)。心身に傷を抱える彼と行動を共にするうち、灼華は彼の孤独と誠実さに触れて互いに惹かれ合っていくのでした。

やがて二人は朝廷の権力争いや外敵との争い巻き込まれ、灼華は女性ゆえの偏見や数々の陰謀に立ち向かうことに。それでも宮廷の詩会や外交の場で才覚を発揮。同僚や皇族からも一目置かれる存在となります。

一方の定王は裏切りの真相を追い求めつつ、灼華に支えられて心を開いていくのでした。二人の関係は秘密の恋からやがて堂々たる愛へと変わり、お互いを守り抜こうと決意します。

しかし皇帝が崩御。第一皇子・劉琛(りゅうしん)が即位しました。定王は議政王となります。しかし野心家の長公主は皇位を狙います。その争いの中で議政王は投獄され死罪を言い渡されてしまいます。

さらに北涼軍が迫る中、長公主は己の野心のため最後の手段に出るのでした。そして慕灼華と劉衍の運命は?

 

灼灼風流の全話あらすじ一覧

次に1話から最終回までのあらすじ一覧を紹介。各話ごとの詳しいあらすじとネタバレはリンク先のページで確認してくださいね。

  • 1~4話あらすじ:結婚なんて嫌い
    慕灼華は結婚から逃れるため、侍女の郭巨力と都へ出発。定王 劉衍と出会う。
    → 灼灼風流 1〜4話 あらすじネタバレ

  • 5~8話あらすじ:科挙への挑戦
    灼華は得意の医術と知恵を使って奮闘。男子に混じって科挙の最終試験に挑む。

  • 9~12話あらすじ:殿試といきなりの試練
    役人になっていきなり皇子のケンカに巻き込まれ皇太后の罰を受ける。波乱の宮廷生活が始まった。

  • 13~16話あらすじ:恋と陰謀
    柔嘉公主との友情、北涼の使者との駆け引き、そして定王との距離が縮まる。

  • 17~20話あらすじ:江南の危機
    蝗害と汚職の中で灼華は民を救うため奔走する。

  • 第21〜24話:禁じられた愛
    戸部での仕事、公主や紜紜の嫉妬、そして劉衍との秘密の恋。

  • 第25〜28話:裏切りと決断
    母の秘密、皇太后の罪、劉衍の命をむしばむ毒…。

  • 第29〜32話:愛と政変のはざまで
    灼華と劉衍の葛藤、新皇帝・劉琛の改革、長公主の暗躍。

  • 第33〜36話:友情と愛の試練
    雲謙と驚鴻の決断、劉衍が灼華の外室だと名乗り嘲笑の的に。そして劉琛の嫉妬。

  • 第37〜40話(最終回):愛と別れの行方
    劉衍が陰謀により毒酒を飲まされる。長公主が皇位を目指し最後の手段に。そして感動の結末。

 

灼灼風流の読み方・作品情報・キャスト

灼灼風流の読み方と意味は?

灼灼風流の読み方は「しゃくしゃくふうりゅう」といいます。日本ではあまり聞き慣れない表現ですよね。

灼はキラキラしてる

(しゃく)は「明るく輝く、キラキラしている様子です」と続けることでさらに強調されています。ものすごくキラキラしてる。といった意味でしょうか。

風流は才能があり型にはまらない

「風流」は日本では「雅な・風情がある」という意味で使われます。

中国では「男女関係に奔放」という意味と「型にはまらない、才能が優れて常識にとらわれない」という意味があります。

この作品での「風流」は後者の意味です。女性で科挙を受け役人になるという、従来の常識を超えた生き方を選ぶヒロインにぴったりの表現といえますね。

 

作品情報

  • 邦題:灼灼風流・宮中に咲く愛の華
  • 原題:灼灼風流
  • 英題:The Legend of Zhuohua
  • 原作:曾風流
  • 作者:隨宇而安
  • 放送年:2023年話数:全40話(BS放送版は38話に編集)
  • ジャンル:古装ラブ・宮廷
  • 時代:架空王朝:南宸、敵国は北涼

主要キャスト

  • 慕灼華(ぼ・しゃくか)
    演:ジン・ティエン
    江南一の大富豪・慕営の庶子。父の決めた結婚に反発して都で科挙を受験。朝廷の役人になります。医術の知識もあり、劉衍を助けたことから彼に接近。
  • 劉衍(りゅうえん)/定王/議政王
    演:ウィリアム・フォン(馮紹峰)
    南宸の皇族。「戦神」と恐れられる勇猛果敢な将軍。かつて裏切りにあい味方を失い自らも傷つきました。裏切者を探していく中で慕灼華と出会い彼女を助けます。
  • 劉皎(りゅう きょう)/柔嘉公主/長公主
    演:ワン・リークン(王麗坤)
    南宸皇帝・劉俱の長女。穏やかで優しそうに見えますが、大変な野心家。幼いころに母を失い権力だけが頼りだと考えています。
  • 劉琛(りゅうしん)/第一皇子/皇帝
    演:ジョウ・イーラン
    南宸皇帝・劉俱の嫡男。自由奔放な皇子ですが、やがて落ち着きのある賢い君主となります。
  • 沈驚鴻(しんきょうこう)
    演:シュー・ハイチャオ(徐海喬)
    灼華と同期で科挙を受けて状元(首席)になった秀才。柔嘉公主に心惹かれています。

他の登場人物とキャストは中国ドラマ灼灼風流キャスト・登場人物一覧と相関図をご覧ください。

灼灼風流 人物相関図

ドラマ序盤の人物相関図は以下のようになっています。

 

灼灼風流 相関図

灼灼風流 相関図

 

 

 

スポンサーリンク

中国ドラマ 灼灼風流の3つの見どころ

女子科挙が描く平等と現実の壁

このドラマの王朝には「女科挙」があります。今まで男装で宮中で働く女性はいましたが。作り話なら女性が進出した世界があってもいいのでは?と思っていたのでこの設定は良いと思います。

でも制度上は女性にも役人になれる道が開かれたのですが。制度があるのと社会が受け入れるのは別。朝廷や社会の人々は男社会の価値観のまま。科挙を受ける女性への偏見や厳しい視線は根強く残っています。王朝世界で完全に男女平等にしたら嘘くさくなるので、このへんは絶妙な匙加減だと思います。

主人公・慕灼華はそんな状況でも知恵と才能を生かして自分の道を切り開いていきます。これって様々な制度ができて男女平等といいつつも、不平等に悩む現代の女性の姿と重なりますよね。

 

理想のパートナー劉衍の大人の存在感

慕灼華を支える劉衍(定王)は、皇族で知略と武勇に加え、温かい人柄を兼ね備えた人物として描かれています。地位も財力も力もある。それでいて相手を尊重して思いやることができる。もう完璧すぎるパートナーです。劉衍は慕灼華の才能を認めていますし。皇族という高い地位にいるのに庶民で女性の慕灼華を決して抑え込もうとはしません。そっと背中を押してくれる存在です。

こんな人、現実にはいないでしょと思いますが。このドラマの世界観ならうまくはまるかも。最近の中国ドラマは、オレ様的な人物か溺愛系のパートナーが多いですが。大人の男でここまで理想に近い人物は今までなかったのでは?と思えるほどです。

 

権力を狙う公主・劉皎の野心

柔嘉公主・劉皎は最初こそ優しく人々から慕われる公主として描かれます。でも実は野心家で皇帝の座を狙ってます。

劉皎と慕灼華は皇族と庶民(しかも庶子)という立場が全然違うように見えるかもしれませが。私はこの二人は対になる存在だと思います。慕灼華が男社会を科挙でのし上がる「民間の挑戦者」なら、劉皎は権力層の女性が皇位に就こうとする「皇族女性の野心」を表現してると思いますね。

女性の科挙があって朝廷に女性の官僚がいる世界なら、皇帝になろうとする女性がいてもおかしくない。劉皎の野心はこのドラマには必要だったと思います。

最終回ネタバレ

ここからは最終回と最終回直前のあらすじとネタバレを紹介。

結末まで書いてしまうので。ネタバレを見たくない人は注意してくださいね。

灼灼風流 第39話(最終回直前)のあらすじ

柔嘉長公主は沈驚鴻や周大人と共謀。玉璽を奪って宮廷の実権を握ろうとしていました。さらに北涼のせいにして軍を動かすなど巧妙に立ち回ります。でも実は劉衍と劉琛はすでに柔嘉長公主の動きに気づいていました。

劉衍が「死んだふり」をしていたのも柔嘉公主を油断させるための策略だったのです。慕灼華も本物の玉璽を隠し、周大人に差し出したものは偽物でした。

こうして柔嘉公主の陰謀は失敗に終わり、共謀者たちは捕らえられたのでした。

  • ポイント
    クーデターを狙った柔嘉公主の計画は劉衍と慕灼華の機転で阻止されました。

灼灼風流 第40話(最終回)のあらすじ

野望が崩れさった柔嘉公主はそれでもあきらめません。最後の手段とばかりに短剣を手に皇帝 劉琛を襲います。ところが最後の最期で沈驚鴻が身を挺して劉琛を守りました。沈驚鴻は命を落としてしまいます。絶望した柔嘉公主は玉座の前で毒を飲んで自ら命を絶ちました。

一方、劉衍は「離魂散」で仮死状態になっていたことを慕灼華に告白。危機を乗り越えたのでした。

その後、慕灼華と劉衍は盛大な結婚式を挙げました。劉琛は慕灼華を「中書令」に任命。女性官僚が結婚できる制度改革も発表されました。新しい時代がやってきたのです。

二人は雪の中で「白髪になるまで共に歩もう」と誓い合い、幸せな結末を迎えます。

  • ポイント
    慕灼華は女性の大臣”として認められ、劉衍との愛も実ったハッピーエンドです。

 

 

ドラマあらすじ
スポンサーリンク
この記事を書いた人

歴史ブロガー・フミヤ

京都在住。2017年から歴史ブログを運営し、これまでに1500本以上の記事を執筆。50本以上の中国歴史ドラマを視聴し、史実とドラマの違いを正史(『二十四史』『資治通鑑』など)に基づき初心者にもわかりやすく解説しています。

詳しい経歴や執筆方針は プロフィールをご覧ください。

運営者SNS: X(旧Twitter)

この記事が役立った方は、ぜひシェア&ブックマークをお願いします!
フミヤをフォローする

コメント

error: Content is protected !!