中国ドラマ 恋華(れんか)23・24・25・26話 感想とネタバレ・あらすじの紹介です。
舞台は魏枝と炎越よりも前の時代。司馬忘月と陳炎の世界のお話の続きです。
司馬近は陳炎を将来有望な人物と高く評価。陳炎と司馬忘月の結婚も決まりました。
婚約を済ませた陳炎と司馬忘月は砂漠の奥深くへ夕日を見に行きます。しかし軍営に戻る途中、陳炎と忘月は流砂に遭遇。陳炎は流砂の中に落ちてしまいます。
忘月は助けられたものの。陳炎は見つかりませんでした。
物語が大きく動き出す山場、23話から26話までの展開と、その中で印象に残ったシーンや登場人物について、ネタバレを含みながらじっくりと語っていきたいと思います。
今回の話に登場する主要人物一覧・キャスト
- 魏枝(ぎし)/司馬忘月(しばぼうげつ) 演:ジュー・ジンイー
鳳凰族の聖女が人間界に転生した姿。純粋で心優しいですが、鳳凰の血脈を覚醒させると強大な力を発揮します。 - 炎越(えんえつ)/陳炎(ちんえん)/赤日神君(せきじつしんくん) 演:グオ・ジュンチェン
天界の赤日神君が人間界に転生した姿。司馬忘月と深く愛し合いますが天帝の命により彼女を手にかけざるを得ない運命に翻弄されます。 - 慕南(ぼなん) 演:ジアン・ユエン
司馬忘月に深く想いを寄せる義理の弟。心優しく常に忘月を支えようとします。後に魔族大尊の位を継ぎます。 - 意児(いじ) 演:チェン・シンシュー
炎越の婚約者となりますが、彼の真意を知り魔界へ逃れます。 - 魏凌月(ぎりょうげつ) 演:ワン・イージャー
魏枝に恨みを抱き、復讐を企む孔雀の化身です。
第23話:陳炎と忘月が盛大な結婚式を挙げる
陳炎の生還
一夜の捜索の末、陳炎が無事帰還しました。偶然にも地下の秘密通路を発見してそこを通って生還したというのです。
司馬近は秘密通路のことよりも、陳炎と忘月の関係を問い詰めました。陳炎は相思相愛だと告白。結婚を求めます。その言葉を聞いた司馬近は最初は剣を突きつけるのですが、大笑いして結婚を認めるのでした。
慕南が一人駆け出していく姿は切ないですね。
盛大な結婚式、そして陳炎の決断
殷克己の死を乗り越え、予定通り陳炎と司馬忘月の結婚式が盛大に執り行われました。誰もが戦争の終わりと穏やかな日々を夢見る中、陳炎の心は重いままでした。
新婚の夜、陳炎は忘月にもし自分が裏切ったらどうするかと尋ねます。忘月は心中すると答えますが、陳炎の心はさらに複雑になります。彼は眠り薬で忘月を眠らせ、額にキスをしながら「申し訳ない」と囁くと剣を手に部屋を出て靖和軍とともに奇襲作戦の準備を始めるのでした。
第24話:忘月、陳炎による父殺しを目撃
陳炎の裏切りと忘月の覚醒
結婚式の翌朝。軍営は陳炎による靖和軍とともに奇襲。陳炎は前哨キャンプの将兵を虐殺し王武らは惨死。
目を覚ました司馬忘月は陳炎が父の司馬近を殺害する場面を目撃してしまいます。そのショックで忘月は鳳凰の血脈を完全に覚醒させました。強力な炎は触れるもの全てを灰に変えるのでした。
そして悲しみと怒りがそのまま力になるというのは、パワーも凄まじいのでしょうか。
忘月への疑念と魔族大尊の登場
数日後。司馬近の遺骸が都に運ばれて手厚く葬られました。戚将軍は忘月を元帥の後継者にしようとしますが、他の将兵たちは忘月を妖怪だと決めつけ反対します。
魔族大尊が地下牢に潜入、彼は司馬忘月を聖女と崇め魔界に戻るよう懇願します。でも忘月はすぐには信じられませんでした。
さらに司馬朝陽は父の弔問を装って現れ、父の死の責任を忘月に押し付けようとします。朝陽は忘月が司馬近の娘でないと主張し、慕南を騙して偽装工作に加担させるのでした。
忘月の覚悟と慕南の最期
慕南は騙されたことに後悔と自責の念に駆られていました。
陳炎は彼は牢から司馬忘月を救い出し自分の行いを償うと誓います。陳炎は忘月を助けるために地下牢に来ましたが、忘月は彼への憎しみから鳳凰の火を陳炎に浴びせるのでした。
その後、陳炎は記憶を取り戻し赤日神君として天界に戻り、天帝の命を受けて鳳凰を倒す事になりました。
同じ頃、慕南は司馬朝陽の差し向けた兵士たちによって射殺されてしまいます。その光景を見た司馬忘月は躊躇なく鳳凰に変身。魔族大尊を率いて赤日神君となった陳炎に復讐に向かうのでした。
第25話:炎越、再び魏枝をその手にかける
鳳凰の死と記憶の消去
赤日神君と鳳凰の激しい戦いの末、陳炎は赤霄剣を司馬忘月の心臓に突き刺し、忘月の元神は消滅してしまいます。
なんとか鳳凰を助けた魔族大尊は重傷を負ってしまいます。そして瀕死の慕南に法力を授けて彼に大尊の位を継がせ、鳳凰を保護して元神の欠片である花戎(かじょう)を見つけ出し、鳳凰が魔族を再興させるのを補佐するよう命じるのでした。
転生した鳳凰
そして現代(ドラマの最初の世界)。
転生して魏枝となった鳳凰は前世の出来事を見ました。でも花戎と融合していないので記憶がもどっておらず、自分が司馬忘月とは認めません。
さらに魏枝は牽機落の毒が心臓に達し命が危なくなりました。慕南は魏枝を天界へ送り込み鳳凰の命を守ろうとします。
一方、人間界では国師と魏凌月が大軍を集結させ、孤城へ反乱鎮圧のために出発。今度こそ明朗を討とうとしていました。
魏枝は幽行に付き添われて天界へ向かいますが、符文によって阻まれるのでした。そこに雨神炎洛が現れ魏枝を助けるのでした。
第26話:魏枝、魔族聖女の座に就く
魏枝の覚悟と炎越の隠された決断
魏枝は短期間で符文の術法を習得。炎洛を驚かせます。彼女は炎洛に別れを告げ、一人で炎越を訪れます。炎越は魏枝に冷淡に接し、過去を忘れるようにと告げます。
彼が意児と結婚すると聞くと魏枝は牽機落の発作で意識を失ってしまいます。
その後、炎越は密かに慕南と会いました。自身と意児が結婚することにして魏枝を諦めさせようとしたことが明かされます。魏枝はそれを知って未練を断ち切り、牽機落が消滅。慕南と共に天界を去りました。
魏枝の帰還と母との再会
意児は結婚が嫌で魔界に逃げました。天帝は激怒して彼女の婚姻を取り消し捕縛を命じます。
魔界に戻った魏枝は魔族の聖女になると決意。修行に励みます。
人間界では魏凌月が率いる国師の大軍が孤城への反乱鎮圧にむけて出発。顧城は危機に瀕します。白鷺書院の師生たちは、明朗を助けるため、顧城へ駆けつけます。
恋華 26話までの感想
陳炎と忘月の物語は奇跡の生還からの結婚。そして直後の裏切りと大きく話が動きました。敵とはいえ愛し合っていたはずなのに、一夜にして殺し合う運命に陥るとは気の毒です。
それにしても陳炎もあそこまでしなければいけないのでしょうか?確かに結婚式の浮かれたときを狙うのは作戦としてはいいのかもしれませんが、残酷ですね。でもあそこで結婚式する?
その後の流れでも、ドラマの最初の世界に繋がる部分が明かされましたね。
個人的には慕南の悲劇的な最期が非常に印象的でした。忘月を心から愛し、守ろうとしていた彼が、卑劣な司馬朝陽の策略にはまって命を落とすとは気の毒です…。彼の死が、魏枝の復讐心をさらに燃え上がらせるきっかけとなったのは間違いないでしょう。
慕南の魏枝へのこだわりも、そういうことなのかと納得しました。
そして、魏枝が魔族の聖女となり、様々なものを習得して成長。
人間界での戦乱も激化しています。いよいよ天界と魔界、そして人間界を巻き込んだ壮絶な戦いが本格化しそうです。
この先がどうなっていくのか、気になりますね。
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